荻窪駅

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荻窪駅
北口(2011年9月18日)
北口(2011年9月18日)
おぎくぼ - Ogikubo
所在地 東京都杉並区
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細
東京地下鉄(東京メトロ・駅詳細
南口(2008年2月24日)
西口北側(2008年2月24日、エレベーター設置前)

荻窪駅(おぎくぼえき)は、東京都杉並区にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京地下鉄(東京メトロ)のである。

JR東日本の駅は上荻一丁目に、東京メトロの駅は荻窪五丁目にそれぞれ所在する。

乗り入れ路線[編集]

JR東日本の中央本線、東京メトロの丸ノ内線が乗り入れ、接続駅となっている。

JR東日本中央本線の運転系統としては、急行線で運行される中央線快速、および緩行線で運行される中央・総武線各駅停車の2系統が停車する。また、特定都区市内制度における「東京都区内」に属する。

東京メトロ丸ノ内線は当駅を終着としており、当駅には「M 01」の駅番号が付与されている。

このほか、1963年までは東京都交通局都電杉並線が乗り入れていた。[1]

駅構造[編集]

JR東日本[編集]

JR 荻窪駅
おぎくぼ - Ogikubo
阿佐ケ谷 (1.4km)
(1.9km) 西荻窪
所在地 東京都杉並区上荻一丁目7-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 中央線(快速)
中央・総武線(各駅停車)
(いずれも正式には中央本線
キロ程 17.7km(神田起点)
東京から18.7km
千葉から54.8km
電報略号 クホ
駅構造 地上駅(一部橋上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
85,167人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1891年明治24年)12月21日
備考 みどりの窓口
区 東京都区内

島式ホーム2面4線を有する地上駅。新宿側は地下部分に駅舎があり、改札口から南北にそれぞれ出入口があり、地下駅のようになっている。また、三鷹側は橋上駅舎があり、南北双方に出入口が設けられている。一般的に新宿側駅舎の北側出入口が北口、南側出入口が南口と呼ばれるのに対して(これらを総称して東口と呼ぶ場合もある)、三鷹側駅舎では北側も南側も西口と呼ばれる。

改札口とホームの間は階段のほかエスカレーターエレベーターが設置されているが、西口改札と1・2番線の間にはエレベーターのみ設置されている。また、出入口と改札口の間には、東口にエレベーターと上りエスカレーター、西口北側にエレベーターが設置されている。なお、改札外から南側地上へは他のビルを経由すればエレベーターも使用可能。

のりば[編集]

番線 路線 行先
1 中央・総武線(各駅停車) 三鷹立川高尾方面
2 中央・総武線(各駅停車) 新宿東京千葉方面
T 地下鉄東西線方面
3 中央線(快速) 立川・八王子・高尾方面
4 中央線(快速) 中野・新宿・東京方面

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 早朝・深夜に運転される東京駅始発・終着の各駅停車は1・2番線ホームから発車する。
  • 平日ダイヤの中央線下り快速(3番線発)は、中野以西の各駅に停車するので、「各駅停車」と案内される。


東京メトロ[編集]

東京メトロ 荻窪駅
おぎくぼ - Ogikubo
(1.5km) 南阿佐ケ谷
所在地 東京都杉並区荻窪五丁目31-7
駅番号 M 01
所属事業者 東京地下鉄(東京メトロ)
所属路線 M 丸ノ内線
キロ程 24.2km(池袋起点)
電報略号 クホ
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
69,792人/日
-2011年-
開業年月日 1962年昭和37年)1月23日

島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札口はホーム東端と西端、ホーム中央西寄りのエレベーター部の3か所である。大部分の利用客はJR線との乗り換えに至便な東端改札を利用している。さらにJR駅の西口から左折して橋を渡った後にもエレベーターがあり、ここから西端改札に通じている。

東端改札に通じる駅看板には、かつてJRロゴと丸ノ内線のラインカラー表示の他に東西線のラインカラー表示(青い丸)も併記していた。これは東西線が中央・総武緩行線と相互直通運転していることによるものであり、同線を利用する場合はJR中央線経由となるので、中野駅までJR線の運賃が必要となる。東西線直通の連絡乗車券発売および電車の発車ホームはJR側となる。

かつては、東端改札の西側に定期券売り場が設置されていたが、自動券売機において定期券の新規購入が可能になったため、2011年10月14日をもって閉鎖された。

のりば[編集]

番線 路線 行先
1・2 M 丸ノ内線 新宿銀座池袋方面
ホーム(2005年6月12日)


利用状況[編集]

  • JR東日本 - 2012年度の一日平均乗車人員は85,167人で、同社全体では第48位の数字である。中央特急の停車駅である八王子駅を上回るものである。
  • 東京メトロ - 2011年度の一日平均乗降人員は69,792人であった。

近年の一日平均乗車人員推移は下表のとおり。

年度 JR東日本 東京メトロ 出典
1992年 84,197 36,093 [2]
1993年 84,274 35,485 [3]
1994年 83,110 35,011 [4]
1995年 82,601 33,440 [5]
1996年 84,052 33,603 [6]
1997年 83,451 33,778 [7]
1998年 82,359 33,707 [8]
1999年 [1] 82,426 33,637 [9]
2000年 [2] 82,768 33,723 [10]
2001年 [3] 82,844 33,901 [11]
2002年 [4] 82,849 33,452 [12]
2003年 [5] 82,953 33,470 [13]
2004年 [6] 82,951 33,386 [14]
2005年 [7] 83,095 33,452 [15]
2006年 [8] 84,436 33,795 [16]
2007年 [9] 86,644 34,508 [17]
2008年 [10] 86,838 35,186 [18]
2009年 [11] 85,323 34,814 [19]
2010年 [12] 85,093 35,219 [20]
2011年 [13] 83,299
2012年 [14] 85,167

駅周辺[編集]

荻窪の街は、大正から昭和初期にかけて東京近郊の別荘地として「西の鎌倉、東の荻窪」と称され、以来文化人が多く住む閑静な住宅地として知られているが、駅前周辺は東京で有数のラーメン荻窪ラーメン)店激戦地として知られる。また、地域としてクラシック音楽を支援しており、多くのコンサートが開催されている。2000年代後半以降はカレーショップが増え始めている。

北口[編集]

北口ロータリー(2011年9月18日)

以上は西口からもアクセスできる。また、ルミネへは東端改札外のコンコースから直接地下1階にアクセスできる。

南口[編集]

南口(2008年2月24日)
手前に南口b、道路を挟んで奥(線路側)に従来からの南口が見える。

南口に面した道路は、以前は幅員が狭く路線バスタクシー、送迎車などが錯綜する状態にあったが、拡幅されたことでおおむね解消された。この道路は元々一方通行で、拡幅後は双方向通行になる予定だった。しかし、地元の反対によって暫定的に一方通行が維持されている。

また、南口から商店街「荻窪南口仲通り商店会」側に渡る横断歩道(右写真の右端)には信号機が設置されていない。そのため、関東バスが委託する警備員が交通整理を実施しているにもかかわらず、歩行者とバスとが交錯し、危険な状態にあり、かつバスの定時運行の妨げとなっていた。この対策として、丸ノ内線改札部分を南側に拡張し、道路を渡った箇所に新たに出入口(南口b)が設けられた。この出入口にはエレベーターも設置されている。しかし、エスカレーターが設置されているのは道路手前の南口のみである。そのため、駅の階段を降りる方向である商店街側から駅方向へは新設の南口bの利用者が増えたものの、駅から商店街方向への上りはエスカレーターが使える従来の南口の利用者が多く、効果はあまり発揮されていない。このため、依然として警備員による交通整理が実施されている。

西口[編集]

西口南側(2008年2月24日)
右手に丸ノ内線荻窪駅に通じる下り階段がある。
  • 環八通り(東京都道311号環状八号線)

北側[編集]

南側[編集]

  • あんさんぶる荻窪
    • 杉並福祉事務所 荻窪事務所
    • 杉並区荻窪北児童館
    • 杉並区消費者センター
    • すぎなみ環境情報館
  • 杉並児童相談所
  • 荻窪自動車学校
  • 東京電力 荻窪支社

バス路線[編集]

北口からは関東バス西武バスの路線、南口からは関東バスの路線が発着している。

北口[編集]

2010年10月19日より乗り場が一部変更された。具体的には、ロータリー内に設置されている2・3番乗り場の停留所を歩道側に移設し、ロータリー内を歩行する危険性を排除している。なお、停留所が青梅街道沿いに設置されている西武バスの路線と一部の関東バス路線については変更がない。

ロータリー内[編集]

注記なきものは関東バスの運行。

0番のりば

1番のりば

  • 荻30:荻窪警察署前経由 青梅街道営業所行

2番のりば

  • 荻10:清水三丁目経由 下井草駅
  • 西51:清水三丁目・農芸高校・今川三丁目経由 西荻窪駅行(平日のみ)
  • 西51-1:清水三丁目・農芸高校・今川三丁目経由 青梅街道営業所行(平日のみ)

3番のりば

4番のりば

降り場 - 荻11・荻12・荻12-1・荻13・荻14・荻17・荻18系統の降車専用

西口青梅街道上[編集]

注記なきものは西武バスの運行。

5番のりば

6番のりば

7番のりば

ロータリー沿い青梅街道上[編集]

8番のりば - すべて関東バス

  • 阿02:日大二高経由 白鷺一丁目行(午前のみ)
  • 阿05:降車専用
  • 深夜中距離バス:降車専用(銀座・新宿発三鷹行)

9番のりば

  • 荻15:阿佐ヶ谷駅行 ※西武バス
  • 阿05:阿佐ヶ谷駅経由 白鷺一丁目行(日中のみ) ※関東バス

南口[編集]

すべて関東バスの運行。

1番乗り場

  • 荻51:川南経由 シャレール荻窪行
  • 荻53:柳窪経由 五日市街道営業所行(深夜バス)

2番乗り場

  • 荻60:荻窪四丁目経由 宮前三丁目行

3番乗り場

4番乗り場

歴史[編集]

JR東日本[編集]

  • 1891年明治24年)12月21日 - 甲武鉄道の駅として開業。出入口は現在の南口のみ。
  • 1906年(明治39年)10月1日 - 甲武鉄道が国有化。
  • 1909年(明治42年)
  • 1919年大正8年)3月1日 - 中野駅 - 吉祥寺駅間電化。
  • 1927年昭和2年) - 北口を新設。南口と北口は陸橋で連絡。
  • 1932年(昭和7年)7月1日 - 中央線・総武線の直通運転開始。
  • 1960年(昭和35年) - 駅西側に歩行者用南北跨線橋を設置(西口改札の開設時期は不明)。
  • 1962年(昭和37年)頃 - 駅の高架化を見送る。
  • 1963年(昭和38年) - 東口地下コンコース完成。
  • 1966年(昭和41年)
    • 4月3日 - 中野駅 - 荻窪駅間の複々線化工事完了、大踏切(旧青梅街道が中央線と交差する踏切)廃止。
    • 4月28日 - 帝都高速度交通営団(営団地下鉄)東西線が中野駅から当駅までの直通運転を開始。中央緩行線を荻窪まで延伸。快速の休日運転開始。
  • 1969年(昭和44年)4月8日 - 中央緩行線・営団地下鉄東西線直通電車、運転区間を三鷹駅まで延長。
  • 1974年(昭和49年)10月1日 - 貨物の取り扱いを廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本が継承。
  • 1990年平成2年) - 北口にエスカレーター設置。
  • 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
  • 2004年(平成16年) - 西口跨線橋南側を延長し、線路沿いの区道(都市計画道路補助131号線)を渡る連絡橋および南口を新設。
  • 2006年(平成18年)7月1日 - 中央線快速ホームの新宿側階段を閉鎖し、エレベーター・下りエスカレーター設置工事を開始。
  • 2007年(平成19年)
    • 2月11日 - 中央緩行線ホームにエレベーター設置。
    • 3月 - 中央緩行線ホームの新宿側階段を閉鎖し、下りエスカレーター設置工事を開始。
    • 3月22日 - 北口・中央線快速ホームにエレベーター設置。

東京メトロ[編集]

  • 1962年(昭和37年)1月23日 - 営団地下鉄荻窪線が開業。
  • 1972年(昭和47年)4月1日 - 営団地下鉄、荻窪線を丸ノ内線に名称統一。
  • 1999年(平成11年)3月 - 丸ノ内線荻窪駅ホーム東口改札側にエスカレーター設置(上り・下り共)。
  • 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄民営化により、丸ノ内線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)の駅となる。
  • 2006年(平成18年)4月28日 - 丸ノ内線全線ホームドア化へ向けて、当駅にホームドアを設置。
  • 2007年(平成19年)3月18日 - ICカードPASMO供用開始。
  • 2011年(平成23年)10月14日 - 定期券うりばの営業を終了。

都電(廃止)[編集]

  • 1921年(大正10年)8月26日 - 西武軌道により新宿軌道線が南口に乗り入れ(淀橋 - 荻窪間、西武軌道線とも)。
  • 1942年(昭和17年)2月1日 - 東京市電気局が新宿軌道線(新宿駅前 - 荻窪駅前間)の委託を継承。
  • 1951年(昭和26年)4月5日 - 東京都交通局、現・西武鉄道から新宿軌道線を買収し、都電杉並線に改称。
  • 1956年(昭和31年) - 都電杉並線が天沼陸橋経由となり、荻窪駅前電停が中央線荻窪駅北口側に移設。
  • 1963年(昭和38年)12月1日 - 地下鉄荻窪線(現丸ノ内線)との競合により、都電杉並線が廃止される。

その他[編集]

  • 4番線ホームの西荻窪寄りの隅には、縦1m、横2mほどのステンレス製の鏡(反射鏡)が設置されている。これは、中央線で一時期多発していた人身事故防止のために設置されたものである。この付近はホームの端で、改札に続く階段のちょうど裏にあたり、死角になっていて人目につきにくいため危険な場所となっている。この設置により、「自分や他人の目を意識させることで、自殺を思いとどまってほしい」との狙いがある。なお、ホーム側には接近告知チャイムを鳴らすスピーカーが設置されている。さらに、2009年7月31日には、自殺予防を目的としてホームの端部に青色の蛍光灯が設置され[21]、その後、青色LED照明灯も設置されている。
  • 当駅は請願駅として開業した。甲州鉄道は当初、駅を設置していなかった[22]
  • 1990年代後半に、丸ノ内線を当駅から埼玉県朝霞駅方面まで延伸する構想があったが、消滅した。
2010年頃の荻の植え込み。
  • 中央線快速上り線の線路脇に「荻窪」の地名のもととなったオギが植えられており、4番ホーム(阿佐ヶ谷寄り)からも見ることができる。この荻を展示している空間は、線路側から確認できる方向が正面となっていたが、北口ロータリー整備に伴い、ロータリー側が正面となる構造に変化した。
  • JR東日本としては比較的初期に北口にエスカレーターが設置された(1990年)。
  • 通勤五方面作戦による中央線の複々線化の進展によって、中央線快速の駅の多くが高架化した一方で、荻窪駅は依然として地上駅のままである。これは、荻窪駅の東の直近に位置し、中央線の線路を跨いでいる天沼陸橋が高架化の妨げとなっているからである[23]
  • 弾丸列車の始発駅候補であった[24]

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
中央線(快速)
通勤特快・中央特快・青梅特快
通過
通勤快速(下りのみ)・快速(土曜・休日)
中野駅 - 荻窪駅 - 吉祥寺駅
快速(平日、下り高尾方面は「各駅停車」扱い)
阿佐ケ谷駅 - 荻窪駅 - 西荻窪駅
中央・総武線(各駅停車)・T 東西線直通
阿佐ケ谷駅 - 荻窪駅 - 西荻窪駅
東京地下鉄
M 丸ノ内線
荻窪駅 (M 01) - 南阿佐ケ谷駅 (M 02)

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]