青梅線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
JR logo (east).svg 青梅線
二俣尾駅 - 軍畑駅間を走行するE233系(2011年7月18日)
二俣尾駅 - 軍畑駅間を走行するE233系
(2011年7月18日)
青梅線の路線図
路線総延長 37.2 km
軌間 1067 mm
電圧 1500 V 架空電車線方式直流

青梅線(おうめせん)は、東京都立川市立川駅から東京都西多摩郡奥多摩町奥多摩駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線幹線)である。

概要[編集]

東京地区の電車特定区間内(E電)の路線の一つであり、東京都西部(多摩地域)の各都市・地域を結ぶ。青梅駅以東では中央線電車の乗り入れが多く、東京都心への通勤輸送の一角を担っている。一方、奥多摩地区への観光路線としての性格も併せ持ち、観光用の臨時列車も多く運転されている。全線で多摩川左岸に沿って走り、多摩川本流を横断することはない。

全区間が旅客営業規則の定める「東京近郊区間」、「電車特定区間」、およびIC乗車カードSuica」の首都圏エリアに含まれている。ラインカラーは中央線と共通のオレンジバーミリオン)が使用されている。

路線データ[編集]

全線がJR東日本八王子支社の管轄である。

沿線概況[編集]

立川市から、昭島市 - 福生市に向かい住宅地の中を走る。駅間が非常に短く、西立川 - 東中神間は800mという短さで、隣の駅のホームが肉眼で確認できるほどである。このような事情もあり、列車はあまり加速をしない。

中央本線からの下りおよび南武線からの直通列車は、立川から西立川まで中央線を立体交差で越える「青梅短絡線」と呼ばれる単線の線路を通る。

青梅短絡線を経由する列車は立川駅を出ると、まもなく中央線の線路から分かれ、南武線方面から延びてくる線路と合流し、土手を登り始める。登ると、まもなく右へカーブ、中央線の上を跨ぐ。その先数百メートル進み、踏切を越えるところに左手に草がはえた空き地のような場所がある。ここは、元々武蔵上ノ原駅があった場所である。現在は駅はなく、ホームも撤去されている。その先は完全に住宅地の中に入り、家々のすぐ横を走っていく。さらに行くと、残堀川をわたり、右手に見えてきた青梅線の本線と合流し、西立川駅となる。

西立川駅国営昭和記念公園の最寄り駅。東中神駅中神駅の周辺はおもに住宅地である。駅前は商店も混在する。昭島駅は昭島市の中心駅であり、郊外型の大型店舗や映画館などが隣接し、買い物客が多い。拝島駅では五日市線八高線西武拝島線への乗り換えで多くの乗り降りがある。福生市から羽村市青梅市にかけて、住宅地の中を走る。そのため、青梅線内において、利用者数の多い駅が集まっている。

福生駅は福生市の商業の中心地であり、大型店舗も隣接する。同様に、羽村市の中心駅である羽村駅や、青梅市の中心駅である河辺駅などにも、大型店舗が隣接している。小作駅工業団地も近いため、利用者数が多い。沿線を通して基本的に住宅地だが、羽村駅から小作駅にかけては、畑なども散見される。東青梅駅からは単線となり、青梅駅まで住宅密集地の中をゆっくりと通り抜けて行く。このあたりから、遠くに聳える奥多摩の山並みが進行方向に確認できる。

次の宮ノ平駅を出ると、青梅線でもっとも東側にあるトンネルの日向和田トンネルに入る。御嶽駅を過ぎると、山並みの中に入り、200m級のカーブも非常に多くなる。ローカル色が強くなり、山並みが一望できる。多摩川の渓谷風景も望める。駅周辺の宅地の規模は小さく、各駅の乗車人員は数百人程度である。

E233系の導入を機に青梅駅 - 奥多摩駅間ではドア扱いは通年で押しボタンによる半自動扱いとなっており、立川駅 - 青梅駅間でも東北地方太平洋沖地震東日本大震災)に伴う福島第一原子力発電所などの停止による電力不足を受け、節電対策として2011年7月下旬より通年半自動扱いとなっている。

運行形態[編集]

立川駅 - 青梅駅間はデータイム平均12分間隔で運行されており、五日市線と、一部、八高線、高麗川駅からの電車が乗り入れてくる拝島駅 - 立川駅間での平日朝方上りラッシュ時の最短運転間隔は3分である。立川駅 - 青梅駅間では中央線用のE233系10両固定編成または6+4両分割編成か、同じ6+4両の青梅・五日市線用「青」編成による10両編成が基本となっている。このうち一部下り電車に、河辺駅・拝島駅で、折り返し上りとなるもの、ないしは入出庫するものがある。

青梅駅 - 奥多摩駅間はおおむね30分間隔で運行されており、こちらも「青」編成の4両編成を基本に、H編成の4両編成(ホリデー快速はH編成の6両編成)も使用され、一部は御嶽発着の列車も設定されている(4両編成の号車番号は、7 - 10号車のみ)。

103系が運転されていた2002年ごろまでは全線を直通する4両編成も多かったが、現在は早朝・深夜の各駅停車と土休日のホリデー快速をのぞいては青梅駅で運転系統が分離されており、青梅以東では10両編成が基本となった。この編成増にともない同区間の運転本数がデータイムで1時間当たり1本削減されている。立川駅 - 奥多摩駅間の直通列車については10両のうち6両を青梅駅で連結または切り離すのが基本であるが、朝と深夜の一部列車は現在でも4両のまま立川駅 - 奥多摩駅間を直通するものがある。また、立川駅 - 青梅駅間でも、早朝・深夜を中心に6両または4両編成で運転されている列車が存在する。

青梅線はかつてより青梅駅を境に輸送量に大きな差があり、運行形態も青梅駅でほぼ分離されるようになったが、奥多摩町と青梅市の強い要望により、朝方は平日、土休日ともに、上りは奥多摩駅ないし御嶽駅から、立川駅、東京駅までの直通運転になっている。輸送量の多い東側の区間のうち、立川駅 - 東青梅駅間は複線だが、東青梅駅 - 青梅駅間は単線のままである。また、青梅駅も留置線をのぞくと1面2線と、運転系統を分離している駅としては小規模であり、運転本数やダイヤの設定における制約となっていて、一部下り列車には一駅先の宮ノ平駅で折り返すものもある(青梅駅 - 宮ノ平駅間は上下とも回送)。東青梅駅 - 青梅駅間の複線化は青梅市がJRに要望している[2]が、実現の目処は立っていない。

中央線直通[編集]

立川駅 - 青梅駅間では中央線直通列車が多く運行されており、ほぼ終日にわたって設定されている。データイムでは1時間あたり5本のうち、青梅特快1本・快速2本の3本が中央線へ直通する。昼間の青梅特快・朝ラッシュ時の上り通勤特快・夕ラッシュ時の下り通勤快速を含めて、全時間帯で中央線直通が運転されている。2013年3月16日より、土休日ダイヤのデータイムでは1時間あたり5本のうち、青梅特快2本・快速1本の3本が中央線へ直通する予定である[3]。なお、青梅以西と中央線を結ぶ直通列車は定期列車では朝に奥多摩駅発で東京駅まで運行される快速列車が平日、土休日ともに1本設定されている以外は運行されていない。

また、平日に2往復、土休日に1往復、当路線を介して中央線と五日市線・八高線を直通する列車が設定されており、拝島駅で分割・併合を行う。このうち、東京寄りの6両(1 - 6号車)は五日市線へ、青梅寄りの4両(7 - 10号車)は八高線に直通する。また、土休日下りには青梅行きと武蔵五日市行きの併結直通列車が設定されており、この列車については東京方6両が青梅行き、青梅方4両が五日市線直通となる。

早朝・深夜には中央線内各駅停車になる列車も運行されており、終着駅表示の種別スペースに黄色に黒抜きで「各駅停車」と表示されるが、線内各駅停車の普通列車に種別は表示されない。ただし、青梅線内は各駅停車でも中央線では快速運転をおこなう上りの直通列車には、「快速」「通勤特快」「青梅特快」が表示され、逆に中央線内では「快速」「通勤快速」「青梅特快」「各駅停車」となる列車でも、下り青梅線内では種別表示が消去される(201系同様、E233系の種別スペースで「各駅停車」と表記されるのは、原則として中央緩行線に直通する列車のみである)。土曜・休日には、午前中の下り新宿発と夕方の上り東京着のホリデー快速「おくたま」・「あきがわ」が運転されているが、線内でも快速運転を行うため例外的に上下とも種別・愛称が表示される(ホリデー快速の詳細は後節および「ホリデー快速おくたま」を参照)。

乗客は中央線直通列車、とりわけ青梅特快に集中する傾向がみられる。また、当路線や中央線で何らかの運行トラブルが生じた場合は直通運転を打ち切る場合が多い。ただし、両線の運行ダイヤは最初から分離運転を念頭において作成されており、相手方ダイヤへの影響は比較的少ない。立川駅では上りは中央線と青梅線からの直通列車の同時到着が可能だが、下りは中央線と青梅短絡線を経由する青梅線直通列車の同時発車ができないなどの制約がある。

女性専用車[編集]

平日朝7時30分 - 9時30分に新宿駅を発着する上り中央線直通の通勤特快・快速の進行方向先頭車両(1号車)で女性専用車が実施される。実施区間は立川駅 - 青梅駅間。かつては全線で行われていたが、2007年3月18日改正より、6両編成と4両編成の位置が入れ替わったことにより、7 - 10号車のみが運転される青梅駅 - 奥多摩駅間では廃止された。なお青梅・五日市線専用の「青」編成は、中央線に転用しないかぎりは同線を営業運転することはないが、仕様は中央線のH編成とほぼ同一なため、立川方1両(1号車)は女性専用車仕様になっていて、「この車両は、平日/上り新宿駅に7:30 - 9:30に発着する東京行きの電車で、女性専用となります」のステッカーがあり、網棚の位置も低いなどの特徴がある。ただし青梅線・五日市線内でのみ運転を完結する列車は、編成種別にかかわらず、女性専用車としては運転しない。

臨時列車[編集]

青梅線は、青梅鉄道・青梅電気鉄道開業当初はナローゲージを採用した関係で中央本線との列車・車両の直通ができなかったが、改軌電化された昭和10年代には観光用の臨時列車として直通列車が運行されたとされ、この列車は現在のホリデー快速「おくたま」・「あきがわ」に通ずるものとされている。なお、「おくたま」・「あきがわ」とともに運転されていた御嶽駅発着のホリデー快速「みたけ」は2001年を最後に運転されていないが、冬季減便はなくなり、ホリデー快速は年間を通じ土休日に3往復が走っている。

国鉄分割民営化後は東京都内・首都圏で、JR東日本は管内にある観光地の一つとして積極的なPRや列車運行を行っており、特に観光客の減少する毎年秋から春にかけて、八王子支社では「東京のふるさと 青梅・五日市線の旅」と称するキャンペーンを重点的に繰り広げている。とりわけ観光色の濃い青梅以西では、2001年から201系展望型電車「四季彩」がこの区間を基本に運行されていたが、201系の全廃とともに2009年7月20日をもって運行を終了した。

毎年1月1日未明には武蔵御嶽神社初詣のために、立川駅 - 御嶽駅間で約50分間隔の終夜運転が行われる。この列車は青梅以西で無停車の快速運転を行う。

貨物輸送[編集]

日本貨物鉄道(JR貨物)が第二種鉄道事業者となっている立川駅 - 拝島駅間で、臨時貨物列車が運行されている。

拝島駅もよりの在日米軍横田基地向けの石油ジェット燃料)輸送が行われており、安善駅と拝島駅を、南武線と青梅短絡線経由で結ぶ専用貨物列車が基本的には1週間に2日程度、EF65形EF210形などの電気機関車牽引で運行されている(火曜日と木曜日の運行が多い)。なお、在日米軍所有の横田基地線非電化単線のため、同線牽引のためのDE10形ディーゼル機関車も、単機で立川駅 - 拝島駅間を貨物列車の入線日に合わせて走行する。

奥多摩地区で採掘される石灰石輸送も全線でながらく行われていたが、1998年(平成10年)8月までにすべて廃止され、トラック輸送に切り替えられた。

青梅短絡線[編集]

立川市富士見町、水道前踏切付近。下が中央線。(2009年6月)

立川駅以西の中央線平面交差せずに同線下り線および南武線が青梅線と連絡するために立川駅から西立川駅まで連絡線が設置されている。営業キロは設定されておらず、時刻表にも載っていない。青梅線の渡り線の扱いで、JRでは「青梅第三線」と呼称されていたが、現在では「青梅短絡線」が正式名称である。「短絡線」と呼ばれているが、本線より約200m遠回りである。

走行列車[編集]

青梅短絡線を運行する列車はおもに、中央線と青梅線を直通運転する下り列車、および南武線と青梅線の直通列車(臨時列車や貨物列車)である。青梅線の線内列車は基本的にこの線路を運行しないが、早朝の一部列車に豊田車両センターからの送り込みの関係で立川駅の4・5番線から発車するものがあり、その列車についてはこの線路を運行する。

貨物列車としては、在日米軍横田基地への航空機燃料輸送のための専用貨物列車(輸送区間は拝島駅 - 安善駅間で鶴見線南武支線・南武線・青梅線経由)が週に数回、運行されている。また、かつて浜川崎駅 - 奥多摩駅間で運行されていた石灰石輸送の専用貨物列車もこの短絡線を利用していた。

使用車両[編集]

現在の使用車両[編集]

過去の使用車両[編集]

  • 201系:1982年11月15日 - 2010年10月14日
  • 103系:1976年11月25日 - 2002年4月13日
  • クモハ4072系: - 1978年3月29日
  • 209系
  • 183系:1991年3月16日 - 2002年6月29日
  • ED16: - 1984年6月19日
  • EF64: - 1998年8月22日

歴史[編集]

立川駅 - 御嶽駅間は青梅電気鉄道が敷設した私鉄だったが、戦時買収により国有化された。また、御嶽駅 - 氷川駅(現在の奥多摩駅)間は奥多摩電気鉄道が建設中の未成線だったが、同時に買収され、国有鉄道として開業した区間である。

青梅電気鉄道は国有化後にいったん解散を決議したが、実際は解散しなかった。そして買収路線復帰運動の際に受け皿会社として活動を再開した。しかし、路線は再び同社の手には戻らず、それでも清算会社として暫く存続したが1995年に解散した。戦前兼営していた路線バス事業は、子会社である奥多摩振興に移管された。同社は現在の西東京バスであり、川井駅 - 奥多摩駅間にあたる奥多摩町内では同社の路線が残っている。また、青梅市内の青梅駅 - 御嶽駅間では、ほぼ並行する形で都営バスが運行されている。

奥多摩電気鉄道は奥多摩工業と社名を変更し、石灰石の採掘、運送会社として現存している。

JR化以降、イギリスから輸入したクリップ式枕木(レールをボルトではなくクリップで留めてある)や、利用客が遠隔センターと通信回線を通じて会話する方式の無人式指定券自動券売機「もしもし券売機Kaeruくん」など、新システムの先行導入テストが行われることが多い。

青梅鉄道・青梅電気鉄道[編集]

  • 1894年明治27年)11月19日青梅鉄道 立川 - 青梅間(11M40C≒18.51km)が開業[4]。全線軌間762mm。拝島駅・福生駅・羽村駅・小作駅・青梅駅が開業。
  • 1895年(明治28年)12月28日:青梅駅 - 日向和田駅間(1M40C≒2.41km)が貨物線として延伸開業。貨物駅として日向和田駅が開業[5]
  • 1898年(明治31年)3月10日:青梅駅 - 日向和田駅間の旅客営業開始。
  • 1902年(明治35年)11月12日:営業距離をマイル・チェーン表記からマイル表記のみに簡略化(13M0C→13.0M)。
  • 1908年(明治41年)
  • 1914年大正3年)
    • 4月1日:日向和田駅が移転、改マイル(+0.2M≒0.32km)。貨物駅として宮ノ平駅が開業[7]
    • 11月6日:鉄道免許状下付(西多摩郡青梅町-同郡三田村間)[8]
  • 1917年(大正6年)10月5日:小作駅 - 青梅駅間に師岡聯絡所が開業。
  • 1920年(大正9年)
    • 1月1日:日向和田駅 - 二俣尾駅間(1.4M≒2.25km)が延伸開業。二俣尾駅が開業[9]
    • 9月23日:貨物支線 立川駅 - 上古新田駅間が開業。上古新田荷扱所が開業。
  • 1922年(大正11年)6月23日:師岡聯絡所が廃止。
  • 1923年(大正12年)
    • 4月1日:宮ノ平駅の旅客営業開始[10]
    • 4月25日:立川駅 - 二俣尾駅間が電化(直流1200V)。
  • 1926年(大正15年)5月1日:鉄道免許状下付(西多摩郡福生村-同郡西多摩村間)[11]
  • 1927年昭和2年)
    • 2月9日:貨物支線 福生駅 - 河岸積込所間(1.2M≒1.93km)が開業。貨物取り扱いの河岸積込所が開業[12]
    • 2月20日:河辺駅が開業。
    • 6月15日:鉄道免許状下付(西多摩郡三田村二俣尾-同郡同村横尾間)[13]
  • 1928年(昭和3年)10月13日:楽々園停留場が開業。
  • 1929年(昭和4年)
    • 5月3日青梅電気鉄道に社名変更[14][15]
    • 5月20日:鉄道免許状下付(貨物線 北多摩郡立川町大字上古新田-同郡同町大字中古新田間)[16]
    • 9月1日:二俣尾駅 - 御嶽駅間(2.2M≒3.54km)が延伸開業(当初から電化)。軍畑停留場・沢井駅・御嶽駅が開業[17]
  • 1930年(昭和5年)
    • 月日不明:全線の電圧を1200Vから1500Vに昇圧。
    • 4月1日:営業距離をマイル表記からメートル表記に変更(立川駅 - 御嶽駅間 16.8M→27.2km、福生駅 - 河岸積込所間 1.2M→1.8km)。
    • 7月16日:西立川停留場が開業。
  • 1931年(昭和6年)11月15日:貨物駅として西立川駅が開業。南武鉄道立川駅 - 西立川駅間の貨物連絡線 (2.1km) が開業。
  • 1932年(昭和7年)10月1日:東青梅停留場が開業。
  • 1933年(昭和8年)11月21日:全線蒸気動力廃止認可[14]
  • 1935年(昭和10年)
    • 6月14日:立川駅 - 上古新田駅間 (1.7km) が廃止。上古新田荷扱所が廃止。
    • 6月19日:西立川駅が西立川停留場と統合され、旅客営業を開始。
  • 1938年(昭和13年)
    • 1月25日:昭和前仮停留場が開業。
    • 12月25日:昭和前仮停留場が駅に変更。
  • 1940年(昭和15年)
    • 8月17日:南武鉄道の連絡線休止。
    • 9月1日:休止中の南武鉄道連絡線の起点が立川駅から武蔵上ノ原駅に変更 (-0.9km)。
  • 1942年(昭和17年)7月1日:東中神停留場が開業。
  • 1943年(昭和18年)3月1日:牛浜仮停留場が開業。

国有化後[編集]

  • 1944年(昭和19年)
    • 4月1日:青梅電気鉄道・奥多摩電気鉄道(未成)の鉄道線が国有化され青梅線になる[18]。停留場・仮停留場が駅に変更。楽々園停留場が三田村駅に、河岸積込所が福生河原駅に改称。立川駅 - 中神駅間が複線化。旧・南武鉄道の連絡線 武蔵上ノ原駅 - 西立川駅間 (1.2km) が青梅線に編入され営業廃止(同年10月11日営業廃止の五日市線立川駅 - 武蔵上ノ原駅間とともに廃止後も渡り線として存置され青梅短絡線を形成)。
    • 7月1日:御嶽駅 - 氷川駅間 (10.0km) が延伸開業し全通。川井駅・古里駅・鳩ノ巣駅・白丸駅・氷川駅が新設[19]
  • 1946年(昭和21年)5月15日:中神駅 - 拝島駅間が複線化。
  • 1947年(昭和22年)3月1日:三田村駅が石神前駅に改称。
  • 1949年(昭和24年)6月27日:朝に青梅駅→東京駅間(上りのみ)で直通列車運転開始。
  • 1950年(昭和25年)10月1日:夕方に東京駅→青梅駅間(下り)で直通列車運転開始。
  • 1952年(昭和27年)2月19日:早朝、小作駅構内から流出した貨車4両が下り勾配を福生駅まで暴走し、引き込み線に停車中の貨車に激突、大破する事故が発生(青梅事件)。
  • 1959年(昭和34年)
    • 10月1日:昭和前駅が昭島駅に改称。
    • 12月10日:貨物支線 福生駅 - 福生河原駅間 (1.8km) が廃止。福生河原駅が廃止。
  • 1961年(昭和36年)
    • 3月28日:拝島駅 - 福生駅間が複線化。
    • 12月12日:福生駅 - 小作駅間が複線化。
  • 1962年(昭和37年)5月7日:小作駅 - 東青梅駅間が複線化。
  • 1967年(昭和42年)10月1日:東川井信号場が開業。
  • 1971年(昭和46年)2月1日:氷川駅が奥多摩駅に改称。全線に列車集中制御装置 (CTC) が導入。
  • 1976年(昭和51年)11月25日:103系運行開始。
  • 1978年(昭和53年)3月29日:クモハ40・72系のさよなら運転が実施される。
  • 1982年(昭和57年)11月15日:中央線直通列車で201系が運行開始。

民営化以降[編集]

青梅短絡線[編集]

五日市鉄道の拝島駅 - 立川駅間の旅客線の一部と、ともに浅野財閥系列であった青梅電気鉄道南武鉄道を立川駅において国鉄を介さずに貨物列車を直通させるために敷設したものである。連絡線自体は、当初五日市鉄道が建設しようとしたが、申請した敷設免許がなかなか交付されず、結局は南武鉄道が完成させた。

  • 1930年昭和5年)7月13日:五日市鉄道が、立川駅 - 武蔵上ノ原駅間 (0.8km) を立川駅 - 拝島駅間の旅客線の一部として開業。
  • 1931年(昭和6年)11月15日:南武鉄道貨物支線 立川駅 - 武蔵上ノ原駅 - 西立川駅間 (2.1km) が開業(立川駅 - 武蔵上ノ原駅間 (0.9km) は五日市鉄道との二重線籍)。
  • 1940年(昭和15年)8月17日:南武鉄道貨物支線休止。
    • 9月1日:休止中の南武鉄道貨物支線の起点を立川駅から武蔵上ノ原駅に変更 (-0.9km) 。
    • 10月3日:五日市鉄道は南武鉄道に合併し同社五日市線となる。
  • 1944年(昭和19年)4月1日:国により買収・国有化され立川駅 - 武蔵上ノ原駅間 (0.8km) は五日市線となる。休止中の貨物支線、武蔵上ノ原 - 西立川間 (1.2km) は青梅線に編入されたうえで、(営業)廃止。
    • 10月11日:五日市線の立川駅 - 武蔵上ノ原駅 - 拝島駅間を不要不急路線として休止(実質廃止)。ただし、立川駅 - 武蔵上ノ原駅間は青梅線の渡り線として存続され、立川駅 - 武蔵上ノ原駅(廃止) - 西立川駅間という現在の「青梅短絡線」の形ができ上がる。
  • 1950年(昭和25年)10月1日:夕方に東京駅→青梅駅間(下り)で直通電車運転開始。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道が継承。日本貨物鉄道が第2種鉄道事業者となる。
  • 1998年平成10年)8月13日:石灰石輸送貨物列車がこの日限りで運転終了。

駅一覧[編集]

  • ◆:貨物取扱駅(臨時貨物列車発着あり)
  • 停車駅
  • 線路…∥:複線区間、◇・|:単線区間(◇は列車交換可能)、∨:これより下は単線、∧:終点(交換可能)
  • 全駅東京都内に所在
駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 青梅ライナ丨 接続路線 線路 所在地
立川駅 - 0.0 東日本旅客鉄道中央線南武線
多摩都市モノレール多摩都市モノレール線立川北駅立川南駅
立川市
西立川駅 1.9 1.9  
東中神駅 0.8 2.7   昭島市
中神駅 0.9 3.6  
昭島駅 1.4 5.0  
拝島駅 1.9 6.9 東日本旅客鉄道:五日市線八高線
西武鉄道拝島線
牛浜駅 1.7 8.6   福生市
福生駅 1.0 9.6  
羽村駅 2.1 11.7   羽村市
小作駅 2.4 14.1  
河辺駅 1.8 15.9   青梅市
東青梅駅 1.3 17.2  
青梅駅 1.3 18.5  
宮ノ平駅 2.1 20.6    
日向和田駅 0.8 21.4    
石神前駅 1.0 22.4    
二俣尾駅 1.2 23.6    
軍畑駅 0.9 24.5    
沢井駅 1.4 25.9    
御嶽駅 1.3 27.2   御岳登山鉄道:ケーブルカー(滝本駅・バス連絡)
川井駅 2.8 30.0     西多摩郡
奥多摩町
古里駅 1.6 31.6    
鳩ノ巣駅 2.2 33.8    
白丸駅 1.4 35.2    
奥多摩駅 2.0 37.2    

廃止区間[編集]

( ) 内は起点からの営業キロ

貨物支線(1935年廃止)
立川駅 (0.0) - 上古新田荷扱所 (1.7)
貨物支線(1944年廃止)
立川駅 - 武蔵上ノ原駅 (0.0) - 西立川駅 (1.2)
  • 1940年以降の起点は武蔵上ノ原駅。線路自体は五日市線立川 - 武蔵上ノ原間とともに渡り線(青梅短絡線)として現存
貨物支線(1959年廃止)
福生駅 (0.0) - 福生河原駅 (1.8)

廃止信号場[編集]

( ) 内は立川駅起点の営業キロ

  • 師岡聯絡所:河辺駅 - 東青梅駅間(約16.7)
  • 東川井信号場:御嶽駅 - 川井駅間 (29.6)

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年 ISBN 978-4533029806
  2. ^ 第5次青梅市総合長期計画(基本構想・前期基本計画)(インターネット版) (PDF) p.124 - 青梅市 2008年10月29日
  3. ^ 2013年3月ダイヤ改正について (PDF) - 東日本旅客鉄道八王子支社、2012年12月21日。
  4. ^ 「運輸開業免許状下付」『官報』1894年11月22日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ 「運輸開業免許状下付」『官報』1896年1月22日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ 「停車場設置」『官報』1908年7月27日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  7. ^ 「軽便鉄道停車場位置変更並停車場設置」『官報』1914年4月11日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  8. ^ 「軽便鉄道免許状下付」『官報』1914年11月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  9. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1920年1月12日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  10. ^ 「地方鉄道停車場旅客取扱開始」『官報』1923年4月11日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  11. ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1926年5月5日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  12. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1927年2月19日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  13. ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1927年6月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  14. ^ a b 『地方鉄道及軌道一覧 : 附・専用鉄道. 昭和10年4月1日現在』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  15. ^ 『鉄道統計資料. 昭和4年』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  16. ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1929年5月22日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  17. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1929年9月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  18. ^ 「運輸通信省告示第117号」『官報』1944年3月29日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  19. ^ 「運輸通信省告示第321号」『官報』1944年6月29日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  20. ^ 青梅・五日市線の歴史 - JR東日本八王子支社
  21. ^ 中央線 高尾〜小淵沢間および青梅線 立川〜青梅間におけるドアの半自動扱いの拡大について (PDF) - 東日本旅客鉄道八王子支社プレスリリース 2011年7月23日

参考文献[編集]

  • 青梅鉄道資料調査会編集、『青梅市史史料集第53号 青梅鉄道資料目録』、青梅市教育委員会、2006年発行
  • 福生市郷土資料室「青梅鉄道株式会社福生支線」、『文化財総合調査報告書第34集 福生の砂利線・渡船』、福生市教育委員会、2013年3月発行
  • 青梅鉄道資料調査会『青梅線玉手箱 眠りからさめた鉄道資料』、青梅市郷土博物館、2005年10月発行
  • 青木栄一・青梅市郷土資料館ほか「特集 青梅鉄道百年」、『多摩のあゆみ』第76号、財団法人たましん地域文化財団、1994年8月発行
  • 「特集 南武・青梅・五日市線」、『鉄道ピクトリアル』第42巻第12号通巻568号、鉄道図書刊行会、1992年12月1日発行

関連項目[編集]

外部リンク[編集]