あやめ (列車)
| あやめ | |
|---|---|
「あやめ」に使用されるE257系500番台電車
|
|
| 運行鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
| 列車種別 | 特急列車(東京 - 佐原) 普通列車(佐原 - 鹿島神宮・銚子) |
| 運転区間 | 東京駅 - 鹿島神宮駅・銚子駅 |
| 経由線区 | 総武本線・成田線・鹿島線 |
| 使用車両 (所属区所) |
E257系500番台電車(幕張車両センター) |
| 運転開始日 | 1975年3月10日 |
| 備考 | 2009年12月現在のデータ |
|
この表について
|
|
あやめは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が東京駅 - 鹿島神宮駅・銚子駅間を総武本線・成田線・鹿島線経由で運行する特急列車である。
本項では、成田線・鹿島線で運行されていた優等列車の沿革についても記述する。
目次 |
[編集] 概要
特急「あやめ」は、東京と千葉県北東部・茨城県鹿行地域を結ぶ列車として、成田線成田駅 - 松岸駅間の電化完成後の1975年3月10日から東京駅 - 鹿島神宮駅間で運行を開始し、エル特急に指定された。当初は4往復であったが、1982年11月に急行「鹿島」の1往復を統合し5往復体制となった。
1985年3月には、佐原駅 - 鹿島神宮駅間を普通列車として運行されるようになり、さらに1993年7月には2往復が、1994年12月には2往復が廃止されて1往復のみの運行となり、エル特急の指定が解除された。
2004年10月に成田線方面への定期特急列車の名称を統一するため、東京駅 - 成田駅間で運行されていた「ホームタウン成田」と東京駅 - 佐原駅 - 銚子駅間で運行されていた「すいごう」が「あやめ」に変更されている。
[編集] 運行概況
東京駅 - 鹿島神宮駅間と、東京駅 - 銚子駅間でそれぞれ1往復が運行されている。上り列車は朝に、下り列車は夜間に設定されており、ホームライナー的な要素が強い。なお、佐原駅 - 鹿島神宮駅・銚子駅間は全列車が普通列車として運行されている。
なお、「あやめ」3号は平日のみ、東京駅 - 佐倉駅間で「しおさい」17号と併結して運行されている。
[編集] 停車駅
東京駅 - 錦糸町駅 - 千葉駅 - (四街道駅) - 佐倉駅 - 成田駅 - 滑河駅 - 佐原駅 … この間は普通列車として各駅に停車 … 鹿島神宮駅/銚子駅
- ( )は3号のみ停車
[編集] 使用車両・編成
| あやめ | |||||||||||||
|
← 東京
鹿島神宮駅・銚子 →
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
全列車が幕張車両センターに所属するE257系500番台5両編成で運行されている。普通車自由席で、グリーン車や座席指定席は連結されていない。なお、臨時列車では座席指定席が設定されることがある。
なお、臨時列車や車両故障や計画的な車両変更により、255系が使用される場合がある。
運行開始当初は、183系電車9両編成でグリーン車も連結されていたが、1985年3月にグリーン車の連結を中止し、普通車のみの6両編成とされた。
[編集] 担当車掌の所属区所
- 成田車掌区(全線)
[編集] 臨時列車
臨時列車は末端区間で普通列車とならない(潮来駅には停車)。また、定期列車の通過する船橋駅・津田沼駅にも停車する。「犬吠初日の出号」は新小岩駅・市川駅・稲毛駅にも停車。「すいごう」はそれに加え笹川駅にも停車。2011年時点ではこれらの臨時列車はすべて「あやめ」の名称で運行されている(初詣・初日の出臨時列車と「すいごう」をのぞく)。
[編集] あやめ祭り号
千葉県香取市(水郷佐原水生植物園)および茨城県潮来市(前川あやめ園)のあやめ祭り開催に合わせ、毎年6月の土曜・休日に、最大2往復が運行される。東京駅・大船駅発着の列車にはE257系500番台で、新宿駅(秋葉原駅経由)始発・終着の列車には、主に「ニューなのはな」(485系改造車)などのジョイフルトレインで運行されていたが、2006年からは183系で運行された。
[編集] 初詣・初日の出臨時列車
毎年12月31日 - 1月1日にかけて、成田山新勝寺への初詣客輸送列車「成田山初詣号」および犬吠埼への初日の出客輸送列車「おいでよ犬吠初日の出号」「犬吠初日の出号」が高尾駅・新宿駅・成田駅 - 成田駅・銚子駅間で運行される。このほか、成田駅→銚子駅間の快速「銚子初日の出号」も運行される。いずれも片道のみ。
[編集] 佐原夏祭り号・佐原秋祭り号
毎年7月と10月に開催される佐原の大祭に合わせて運行される。7月に運行される列車は、年によっては成田祇園祭と同日になることもあるため、「佐原の大祭」および「成田祇園祭」で当列車を利用したパッケージツアーが企画されることがある。
[編集] その他の列車
- あやめ101・102号
- 2007年4月14日に成田太鼓祭の開催に合わせ東京 - 成田間で全車指定席で運行された。
- さわら号
- 香取市佐原で開催された「駅からハイキング」に合わせて運行された。
- コスモスさわら号
- 1998年9月、コスモスの見頃に合わせて運行された。
- ピクニックあやめ号
- 1994年9月 - 11月および1995年4月 - 11月の土曜・休日に運行された。
- すいごう
- 2008年1月末 - 3月末および2009年2月 - 3月末の土休日に新宿駅 - 銚子駅間で運行。
- 485系「ニューなのはな」で運行。かつて運行されていた特急列車の愛称が復活した形になるが、快速列車で全車指定席。2009年には一部をお座敷グリーン車として運行した。
[編集] 成田線・鹿島線優等列車沿革
「成田エクスプレス」も参照
- 1933年(昭和8年) - 1935年(昭和10年):5月・6月の日曜日に新緑列車として「水郷めぐり号」が両国駅 - 佐原駅を往復1人3円で運行。
- 1954年(昭和29年) - 終了日不明:水郷の釣り客を対象にした「銀麟号」が3 - 4月の日曜・休日に上野駅 - 水郷駅(常磐線我孫子駅経由)、両国駅 - 水郷駅間で運行。
- 1955年(昭和30年) 1月1日:キハ10系を使用した臨時快速「成田号」を新宿駅 - 成田駅で7往復運行。
- 1955年(昭和30年)4月17日:休日に臨時快速「房総の休日号」を新宿駅 - 成田駅 - 佐原駅 - 銚子電気鉄道外川駅間で運行[1]。
- 1961年(昭和36年)10月1日:準急「房総(犬吠)」の千葉駅以西増解結を解消。総武本線方面へ向かう列車を分離し、新宿駅・両国駅 - 銚子駅(総武本線成東駅経由)間を結ぶ準急「総武」を運行。成田線初の優等列車として佐倉駅で「総武」に分割併合する佐原駅始発・終着の臨時準急2往復の運行を開始。
- 1962年(昭和37年)
- 1964年(昭和39年)10月1日:「水郷」の1往復を佐原駅 - 小見川駅間延長。
- 1965年(昭和40年)10月1日:「水郷」の1往復を銚子駅まで延長。
- 1966年(昭和41年)3月5日:「水郷」を急行列車に昇格。
- 1970年(昭和45年)10月1日:鹿島線香取駅 - 鹿島神宮駅開業により、「水郷」5往復に鹿島神宮駅始発・終着列車を併結開始(佐原駅で増解結し、佐原駅 - 鹿島神宮駅間は普通列車として運行)。
- 1972年](昭和47年)7月15日:「水郷」の鹿島神宮駅始発・終着の4往復を急行とし、「犬吠」と併結していた2往復をそれぞれ単独運行とする。
- 1975年(昭和50年)3月10日:成田線成田駅以東の電化によるダイヤ改正により、以下のように変更。
- 1982年(昭和57年)11月15日:ダイヤ改正により、次のように変更。
- 急行「鹿島」1往復を特急「あやめ」に格上げ。「あやめ」は5往復となり、新宿駅・両国駅始発・終着列車が設定される。
- 両国駅 - 佐原駅 - 銚子駅間の急行「水郷」を特急「すいごう」に格上げ。183系電車6両編成(グリーン車なし)で運行。
- 1985年(昭和60年)3月14日:ダイヤ改正により以下のように変更。
- 「すいごう」の上り列車1本を東京駅終着に変更。また、佐原駅 - 銚子駅間を普通列車に変更。
- 「あやめ」の佐原駅 - 鹿島神宮駅間を普通列車に変更し、グリーン車の連結を中止、普通車のみの6両編成に短縮。
- 1986年(昭和61年):「すいごう」の下り列車1本の始発駅を東京駅に変更。
- 1988年(昭和63年)3月13日:「すいごう」「あやめ」の両国駅始発・終着列車を廃止。「すいごう」は全列車東京駅始発・終着に変更。これにより、両国駅始発・終着の総武本線系統列車は消滅。
- 1991年(平成3年)3月19日:特急「成田エクスプレス」の運行開始に伴いスピードアップ。東京駅 - 佐原駅間の最速所要時間は、88分から80分に短縮される。
- 1993年(平成5年)7月2日:利用客の減少により、以下のように変更。
- 日中の「あやめ」2往復および「すいごう」1往復を廃止。これにより「あやめ」の新宿駅始発・終着列車の運行は終了し、「あやめ」は3往復、「すいごう」は1往復となる。
- 代替として、「エアポート成田」併結の快速列車を2往復設定。
- 1994年(平成6年)12月3日:利用客の減少により、以下のように変更。
- 「あやめ」2往復を廃止、1往復のみの運行となり、エル特急の指定が解除される。なお、このエル特急指定解除は、東北本線の「新特急なすの」に続き2例目で、2002年にJR東日本が呼称廃止による解除を行った事例を例外とすれば、2000年の「はつかり」の例と合わせ、3度しかない。
- 代替として「エアポート成田」併結の快速列車が1往復増発される。
- 「すいごう」の下り列車を佐原駅終着に変更。
- 特急「ホームタウン佐倉」を東京駅→佐倉駅間で運行開始。
- この結果、「あやめ」「すいごう」は、朝上り各1本、夜間下り各1本の運行となり、「ホームライナー」に近い列車となる。なお1995年3月末までは、東京駅 - 佐原駅間に毎日運行の「あやめ」93・94号が設定されており、東京駅 - 佐原駅間は実質3往復体制。
- 1995年(平成7年)12月1日:「ホームタウン佐倉」の運行区間を成田駅まで延長し、名称を「ホームタウン成田」に変更。
- 2002年(平成14年)11月24日:165系の営業運行終了に伴うリバイバルトレインとして急行「鹿島」が復活運行。
- 2004年(平成16年)10月16日:「ホームタウン成田」「すいごう」の名称を「あやめ」に変更。
- 2005年(平成17年)12月10日:ダイヤ改正により、以下のように変更。
- 「あやめ」1号を成田行きに変更し、土曜・休日運休とする。
- 成田線経由東京駅→銚子駅間に、下り列車を1本増発(東京駅 - 佐倉駅間は「しおさい」15号と併結)。
- 「あやめ」全列車をE257系500番台の運行とし、全車禁煙化。
- 2007年(平成19年)3月18日 ダイヤ改正により、以下のように変更。
- 「あやめ」1号の停車駅に四街道駅を追加。
- 「あやめ」3号を鹿島神宮行きに変更。
- 2009年(平成21年)3月14日:ダイヤ改正により、以下のように変更。
- 「あやめ」1号の運行区間を東京駅 - 佐倉駅間に短縮して「しおさい」に統合。
- 「あやめ」5号(旧7号)を5両編成に減車。
- 2010年(平成22年)3月13日:ダイヤ改正により「あやめ」3号の東京駅発車を繰り下げ、「しおさい」17号との連結順序を逆転(「あやめ」は1 - 5号車となる)。
- 2010年(平成22年)12月4日:ダイヤ改正により「あやめ」5号を廃止し、通勤快速を増発。また、「しおさい」17号が平日のみの運行となり、土曜・休日の「あやめ」3号が単独運行となる。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
|
|||||||||||||||||