糸魚川駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
糸魚川駅
日本海口駅舎
日本海口駅舎
いといがわ - Itoigawa
所在地 新潟県糸魚川市大町一丁目7番10号
所属事業者 JR logo (west).svg西日本旅客鉄道(JR西日本)
JR logo (freight).svg日本貨物鉄道(JR貨物)
電報略号 イト
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
939人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1912年大正元年)12月16日
乗入路線 2 路線
所属路線 北陸本線
キロ程 315.0km(米原起点)
青海 (6.6km)
(4.3km) 梶屋敷
所属路線 大糸線
キロ程 105.4km(松本起点)
南小谷から35.3km
姫川 (3.2km)
備考 直営駅
みどりの窓口
構内

糸魚川駅(いといがわえき)は、新潟県糸魚川市大町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)のである。

概要[編集]

糸魚川市の中心駅で、JR西日本金沢支社管内の新潟県および長野県の区間を管理する糸魚川地域鉄道部が配置されている。

乗り入れ路線[編集]

北陸本線所属線としており[1]、当駅が終点となる大糸線を加えた2路線が乗り入れている。JR貨物は北陸本線のみ第二種鉄道事業として貨物列車を運行している。

2015年平成27年)3月14日北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間が延伸開業する際には、当駅も停車駅の一つとなる予定である[2][3]

また新幹線開通に際しては当駅に乗り入れる在来線のうち、北陸本線の金沢駅 - 直江津駅間が並行在来線としてJR西日本から経営分離され、当駅を含む新潟県内の市振駅 - 直江津駅間は県と沿線自治体などが出資する第三セクターえちごトキめき鉄道へ移管し、路線名を「日本海ひすいライン」に改称する。一方の大糸線は新幹線開通後も、JR西日本が引き続き管轄する。

なお、北陸新幹線の延伸開業時に運行を開始する予定の定期列車のうち、速達タイプの「かがやき」東京 - 金沢間全10往復は当駅を通過するが、停車タイプの「はくたか」計15往復(東京 - 金沢間14往復、長野 - 金沢間1往復)は全列車停車する[2][3]

歴史[編集]

旧駅舎(2005年12月撮影)

駅構造[編集]

糸魚川市とJR西日本では新幹線開通に際し駅舎の改築と南北自由通路の新設を進め、北側の在来線橋上駅舎は2013年12月1日の始発列車から、自由通路は2014年9月14日の正午からそれぞれ供用を開始した。また糸魚川市では改築に合わせ駅舎出入口の愛称として、従前から設けられている北側を「日本海口(北口)」、新設された南側を「アルプス口(南口)」と命名した。

南北の駅舎は糸魚川市周辺の風景をモチーフに設計されたもので、在来線の日本海口駅舎は中心市街地の雁木と町屋をイメージした和風のデザインが、新幹線のアルプス口駅舎は日本海北アルプスに抱かれた雄大な自然をイメージしたデザインが用いられている。

新幹線ホーム[編集]

アルプス口駅舎は新幹線開業時からJR西日本金沢支社が直営駅として管理する。

駅舎3階に設けられたホームはフロア全体がスノーシェルターで覆われた高架構造で、相対式ホーム2面2線を有する。通過線は無く、両ホームにはホームドア(可動式安全柵)が設置されているほか、待合室が各1箇所設けられている。

駅機能は自由通路に面する2階のコンコースに設けられている。改札口には自動改札機が3通路設置されており、全通路でモバイルSuica特急券が利用できる予定である[注 1]。このほか改札内にはトイレ、待合室などが設けられる。

改札外にはみどりの窓口[注 2](営業時間 未発表)、自動券売機などが設けられる。またコンコースの自由通路沿いにはコンビニエンスストアセブンイレブンキヨスクICOCA電子マネー利用可・セブン銀行ATM設置、営業時間 6時30分 - 20時00分を予定[注 3])の出店が予定されている。

バリアフリー対策として、改札内コンコースとホームの間にはエレベーター1基とエスカレーター上下各1基が設置されているほか、改札内コンコースのトイレにはオストメイト対応の多機能トイレが併設されている。

のりば[編集]

北側から順に、下記のように配置されている。

のりば 路線 方向 行先
11 ■ 北陸新幹線 上り 長野高崎東京方面
12 下り 富山金沢方面

在来線ホーム[編集]

在来線ホームは単式ホーム1面1線、島式ホーム1面3線の計2面4線を持つ地上駅橋上駅舎を有する。単式ホームが1番のりば、島式ホームが2・3番のりばであり、4番のりばは2番のりば富山方の切欠きホームである。

終日社員配置の直営駅である。現在、日本海口駅舎はJR西日本金沢支社糸魚川地域鉄道部が管理を行っているが、新幹線開業と北陸本線の経営移管に際して駅業務はえちごトキめき鉄道へ移管し、大糸線の駅業務は同支社北陸広域鉄道部から受託する共同使用駅となる。

駅舎の改札口周辺にはみどりの窓口(営業時間 5:00 - 23:50)、券売機(タッチパネル式2台)の他、自動販売機トイレなどがある。

バリアフリー対策として、改札内コンコースと両ホームの間にはエレベーターが計2基設置されているほか、改札内のトイレにはオストメイト対応の多機能トイレが併設されている。

日本海口駅舎西側に所在する事務棟は旧駅舎を使用したもので、1階には糸魚川地域鉄道部の事務所が置かれている。同鉄道部は北陸本線の市振駅 - 谷浜駅間、大糸線の中土駅 - 姫川駅間の各駅を統括管理している。なお糸魚川地域鉄道部と富山地域鉄道部は新幹線開業に伴うJR金沢支社の組織再編に伴い、新幹線開業日を以って「北陸広域鉄道部」に改組される予定である。

えちごトキめき鉄道移管後も、引き続き出札窓口(営業時間:7時00分 - 20時00分を予定)が設置されるが、みどりの窓口は移管に伴いアルプス口駅舎へ移設されるため、全国のJR線の乗車券類を取り扱う機能は配置されない。ただし東日本旅客鉄道(JR東日本)の「ビジネスえきねっと」のシステムが配置され、JR東日本新潟支社管内の特別企画乗車券のうち、えちごトキめき鉄道の区間が含まれる「えちごツーデーパス」「しらゆきWきっぷ」の2券種に限り、8時30分 - 19時30分の間に取り扱う予定である。

のりば[編集]

北側から順に、下記のように配置されている。

のりば 路線 方向 行先 備考
1 北陸本線 下り 直江津越後湯沢新潟方面  
2 北陸本線 下り 直江津・越後湯沢・新潟方面 待避列車のみ
上り 富山金沢方面 待避・始発列車のみ
大糸線 - 南小谷方面 一部列車のみ
3 北陸本線 上り 富山・金沢方面  
4 大糸線 - 南小谷方面  

列車運転指令上では、1番のりばが「下り本線」、2番のりばが「中2番線」、3番のりばが「上り本線」、4番のりばが「中3番線」となっており、特急列車は本線にあたる1番・3番のりばを通る。この他、1番のりばと2番のりばの間と、3番のりばの山側にはホームのない待避線(前者は「中1番線」、後者は「上り1番線」)がある。

大糸線の列車は基本的に4番のりばで折り返すが、一部2番のりば発着のものもある。また、到着後回送となる列車に限り3番のりばに入るものもある。

上記の他、構内には側線が設けられており、車両の留置等に使用される。

案内放送[編集]

自動放送は詳細形式となっているが、北陸本線標準タイプではない独自の文面となっている。

在来線ホームでは発車メロディを使用している。それまでの電子ベルに代わって2000年(平成12年)1月20日から運用を開始。同年が糸魚川市出身の文人 相馬御風の没後50周年にあたることから、糸魚川地域鉄道部が地域密着策の一環として御風作詞の曲を採用したもので、基本的に全列車の発車時に流れる。なお使用するメロディは季節ごとに4種類ある。

また新幹線ホームについても、JR西日本が糸魚川市に発車メロディの使用を提案し[12]、糸魚川市側は「御風は市を代表する文人であり、(新幹線開業年の)2015年が御風の没後65周年にあたること」や「聴く者の心を明るくし、安らぎを与えてくれる曲であること」などを挙げ、使用楽曲の第一候補として在来線ホームで春季に使用している「春よ来い」を、第二候補として同じく御風作詞の「糸魚川小唄」の2曲を推薦した。JR西日本ではその後選考等を経て2014年(平成26年)12月9日、市側が第一候補として推薦した「春よ来い」を新幹線ホームの発車メロディとして採用する旨を発表した[13][14]

駅出入口・自由通路[編集]

新幹線・在来線の各コンコースは、自由通路に面する2階に設けられている。相互間の乗り換え専用通路は設けられておらず、乗り換え動線は自由通路を経由する経路のみとなる。

自由通路(糸魚川駅自由通路)は糸魚川市が管理しており、2階平面部の延長70m、階段部を含む総延長115m、幅員6mを有する。終日通行可能で、歩行者のほか自転車も通行できるが、自転車は押して徒歩で通行する必要がある。

日本海口・アルプス口両駅舎のコンコース正面と、日本海口側階段下の待合室に設置されたデジタルサイネージでは、列車・路線バスの発車時刻案内をはじめ周辺の観光案内、市の広報映像などが放映されている。

なおバリアフリー対策として日本海口側、アルプス口側にはそれぞれエスカレーター(上り専用)とエレベーターが各1基設置されているほか、オストメイト対応の多機能トイレは日本海口側、アルプス口側の各1階階段下のトイレ(いずれも終日利用可)と、後述のジオパル内のトイレ(開館時間内のみ利用可)の計3箇所に併設されている。

日本海口(北口)[編集]

元々出入口が設けられていたのは中心市街地側に面する日本海口側で、駅舎北側の隣接地には飲食店・土産品店、多目的ホールなどを備える「ヒスイ王国館」があり、2階フロアと自由通路の間は階段と前掲のエレベーターで連絡している。

また自由通路の日本海口側階段下には待合室(5時00分から23時00分まで利用可)、コンビニエンスストア「ちゃお糸魚川」(営業時間 7時20分 - 19時00分、新幹線コンコースのセブンイレブンキヨスク開店に伴い移転統合予定)、トイレなどがある。

アルプス口(南口)[編集]

アルプス口は新幹線の建設に合わせて整備された出入口で、2014年9月14日の暫定供用開始以降、各施設及び設備の供用が順次開始された。

駅舎1階は糸魚川市が管理しており、新幹線開業1か月前の2015年2月14日には同市が運営する鉄道保存展示施設と観光案内所を備えた高架下施設「糸魚川ジオステーション ジオパル」が開館した[11]。施設名は一般公募により決定したもので、「ジオ」は糸魚川市域が認定されている「世界ジオパーク」と鉄道模型の「ジオラマ」を表し、また英語で「友達」などを意味する「pal」を組み合わせ、ジオパークやジオラマの輪が友達や仲間に大きく広がっていく中心施設というイメージを表したもので、上越市在住の男性と東京都世田谷区在住の男性が応募した両案を折衷して命名された[15]

ジオパル内には3つのスペースが設けられ、糸魚川市観光協会などが運営する観光案内所「ジオパーク観光インフォメーションセンター」では周辺地域の観光情報を提供しているほか、ジオパークに関する参加体験型コーナーなど、子供が遊べるスペースも設けられている。

かつて大糸線内を走行していたキハ52形気動車(キハ52 156)が静態保存された「キハ52待合室」では実車両を間近で見学できるほか、車内の座席を「待合室」として使用できる。また駅前広場側には後述の「赤レンガ車庫」のモニュメントが駅舎に面して設置されており、通常時は車両は駅舎側に格納させ、赤レンガ車庫の左側アーチ内に入庫した状態を再現した外観となっているが、土曜・休日の晴天時やイベント開催時等には車両移動機を使用して、車両全体を駅前広場の歩行者道へ移動させて屋外展示も実施される[16]

「ジオラマ鉄道模型ステーション」にはタカラトミーの協力による「プラレール」の大型ジオラマコーナーと、糸魚川市周辺の沿線風景をテーマにした、NゲージHOゲージのジオラマ各1セットから成る鉄道模型の展示コーナーがあり、来場者が持参した模型を実際に運転して楽しむこともできる。

ジオパルの各施設はいずれも無料で利用できる。ただし鉄道模型の持ち込みと運転操作卓の使用については利用料金が別途必要となる。なお開館時間は下記のとおりである(2015年3月14日以降)[17]

  • インフォメーションセンター・キハ52待合室:8時30分 - 19時00分
  • ジオラマステーション:平日 10時00分 - 18時00分、土曜・休日 9時00分 - 18時30分
定休日:1月1日1月2日
7月から9月の夏季は、インフォメーションセンターと待合室は19時30分まで、ジオラマステーションは土曜・休日のみ19時00分まで開館時間を延長する。

赤レンガ車庫[編集]

構内に所在した赤レンガ車庫はかつて、糸魚川駅のシンボルであった

現在アルプス口駅舎が所在する駅南側には以前、総煉瓦造りの車庫が設けられていた。この通称「赤レンガ車庫」は1912年大正元年)12月に竣工。面積約750m²を有し、両妻壁と桁下全てが純煉瓦造で、機関車・客車の2両編成が3列格納でき、出入口は三連アーチを描いていた。建設から90余年を経過してもなお筐体の損傷が少なく、且つ現役の施設として供用され続け、加えてかつて全国各地に所在した同様の車庫はほとんどが廃止・撤去されていることから、全国的にも極めて貴重な存在となっていた。しかし北陸新幹線の工事進捗に伴い、構内の一部を新幹線ホーム用地とする必要が生じ、JR西日本と鉄道建設・運輸施設整備支援機構では車庫の撤去について検討を開始した。

しかし赤レンガ車庫は前述のように歴史的価値が高いことから、駅舎改築後に新設される南口駅前広場へ曳家方式で移築し、ランドマークの一つとして活用することを目指して地元の有志などが保存運動を展開し、地元の建設会社などが中心となって「レンガ車庫基金実行委員会」を設立し募金活動なども行われた。糸魚川市ではこうした動きを受けて赤レンガ車庫の移築について検討を進めたが、曳家による移築には3億円以上の費用が必要なことから、米田徹糸魚川市長は2009年(平成21年)11月10日「曳家移築は不可能」との最終的な判断を下し計画の正式断念を発表した上で、部材の切り取り保存について引き続きJR西日本側と協議する意向を示した。

そして協議の結果「事業主体を市とすること」「切り取り保存の費用は市が負担すること」「切り取り保存工事が新幹線建設に支障を及ぼさないこと」の3点を条件に、JR西日本が市から工事を受託して計116 m2分の壁面を切り取り、市に無償譲渡することで合意に至り、米田市長は2010年(平成22年)2月25日の定例記者会見で、車庫西側の列車出入口全面と南側の壁面の一部を切り取り保存する方針を正式に表明し、新年度予算案に解体工事費1億円を盛り込んだ。こうして赤レンガ車庫は同年3月のダイヤ改正を以って用途廃止となり、3月21日にJR西日本金沢支社主催の記念イベント「さよならコンサート」が開催された後に閉鎖され、4月中旬に切り取り保存の工程を実施した後、残存部は解体撤去された。なお撤去費用そのものは鉄道・運輸機構が全額を負担した。

この出入口面の外壁はアルプス口駅前広場のデザインに組み込まれる形で駅舎正面での復元再築が決まり、併せてアルプス口駅舎1階には前掲の「糸魚川ジオステーション ジオパル」の開設が決定、かつて大糸線を走行していたキハ52形気動車が静態保存されることになり、市に無償譲渡された同車両は廃車後に補修を受けた上で金沢総合車両所で屋内にて保管された後、アルプス口駅舎の建設進捗に伴い2014年(平成26年)11月26日に搬入された。

またレンガ車庫基金は部分保存という形で当初の目的を果たし、2014年春までに全国から約150万円を集めて募金活動を終了した。集まった基金は赤レンガ車庫の歴史や魅力を発信する映像ソフトの制作等に活用する目的で同年4月7日に市へ寄贈され、米田市長は「駅の魅力が高められるよう総合的な観点で検討し、行政としてできる範囲で生かしたい」との意向を明らかにした[18]

貨物取扱[編集]

JR貨物の駅は現在、車扱貨物の臨時取扱駅となっている。しかし、駅に接続する専用線や貨物取扱設備は全く無く、貨物列車の発着も無くなっている。かつては専用線発着車扱貨物の取扱駅であり、当駅に接続する専用線が存在していた。

最後まで使用されていた専用線は、明星セメントが保有するものであった。同線は当駅から北陸本線の南に沿って西進、国道148号の高架橋下を通った後、南に方向を変え、明星セメント糸魚川工場へ至っていた。全長1.9kmでセメントの発送に使用されていたが、2003年(平成15年)3月15日限りで廃止された。2010年現在状況でも踏切は撤去されたものの遺構は少々ある。

駅弁・物販[編集]

日本海口1階待合室横のコンビニエンスストア「ちゃお糸魚川」では各種食品・雑貨のほか、市内根知地区の業者が調製する「根知谷笹すし」や、パン・おにぎりなどの軽食が販売されている。

かつてはホームに売店があったが、駅舎内のキヨスク売店が「ちゃお」に業態転換されたことに伴ってホーム売店は閉店した。また、かつて2・3番のりばには立食いそば店が設置されていたが、1989年前後に撤去された。それと前後して駅舎内にお好み焼き店「マイタウン」が進出したものの数年で撤退した。

駅構内に設置されているコカ・コーラの自動販売機では、JR西日本の駅でありながらJR東日本系列のジェイアール高崎商事が販売していた清涼飲料「大清水」シリーズの商品が2007年(平成19年)春まで販売されていた。これは新潟県を管轄とする三国コカ・コーラボトリングのグループ会社である三国フーズが同社の販売網で「大清水」を取扱っていたことによるが、JR東日本のグループ再編で「大清水」商品が終売となったことに伴い自販機による販売も終了した。なお、後継商品としてJR東日本ウォータービジネスが販売し三国フーズが扱うプライベートブランドの清涼飲料は、当駅はじめJR西日本の駅構内では取り扱われていない。

かつては当駅の駅弁も販売されており、日本海口駅前で軽食喫茶を営んでいた「株式会社たかせ」によって調製されていた。同社はこれまでに「えび釜めし」「松茸釜めし」「田舎ずし」「白馬弁当」「夫婦釜めし」「ほたて釜めし」「ブラックたれカツ弁当」などを販売してきたが、2013年11月28日を以って駅弁の調製・販売を終了し、喫茶「あかね」も11月30日を以って閉店し廃業した。

利用状況[編集]

1日の平均乗車人員は以下の通りである[19]

乗車人員推移
年度 一日平均人員
2004 1,268
2005 1,263
2006 1,183
2007 1,120
2008 1,093
2009 1,078
2010 1,021
2011 972
2012 949
2013 939

駅周辺[編集]

奴奈川姫と建御名方命の像(海望公園)

駅周辺は糸魚川市の中心部であり、市街地が広がっている。

日本海口(北口)側[編集]

日本海口側には駅前広場が整備されており、路線バスの発着点となっているほか、タクシーもほぼ終日にわたって待機している。駅前商店街入口には左手に宝玉を掲げる奴奈川姫の像が、海沿いの海望公園には奴奈川姫とその子・建御名方命の像がある。

また駅から日本海へは直線で約400mと近接しており、北陸・上越両新幹線沿線各駅を通じて最も近い。この立地条件から糸魚川市では「日本海に一番近い新幹線駅」と銘打って、新幹線開業に向けて観光誘客や交流人口の拡大を図る施策を進めている[20]

アルプス口(南口)側[編集]

2014年9月14日に供用が開始されたアルプス口側の周辺は住宅地となっている。糸魚川市役所へはこちら側が至近である。

同校敷地の市道沿いに所在する「C12 SLパーク」には、かつて大糸線内を走行していたC12形蒸気機関車(C12 88)が静態保存されている。市では新幹線建設に伴う駅周辺整備の一環として車両の再塗装やポケットパーク化を実施し、前掲の赤レンガ車庫の構造物がオブジェとして活用されている。

路線バス[編集]

糸魚川市中心部を発着する路線バス頸城自動車グループの糸魚川バスが、日本海口側駅前広場近くの「糸魚川駅日本海口」バス停留所を起点として全線を運行している。また頸城自動車は高速バス糸魚川線を1日2往復運行している。

日本海口側の一般路線バスは駅前広場ロータリー内の停留所から発着、高速バスはヒスイ王国館北側の市道沿いの高速バスのりば発(到着はロータリー内)となっている。2014年12月15日のダイヤ改正から一部路線バスのアルプス口への乗り入れが開始され、同時に日本海口側の停留所も「糸魚川駅前」から現名称に改称された。

糸魚川駅日本海口(北口)
  • 駅前広場ロータリー内
    一部は糸魚川総合病院経由
    • 02 【おうみ巡回バス】 青海駅・大沢
    • 03 青海通り経由 名引・大沢
    休日運休
    • 04 美山公園下経由 今井・中谷内
    休日運休
    • 05 頸城大野駅前・根知新道経由(東廻り・西廻り) 別所
    • 06 道平経由 来海沢
    一部は糸魚川総合病院経由
    • 07 糸魚川総合病院・梶屋敷駅前経由 焼山温泉笹倉温泉
    • 08 駅アルプス口・蓮台寺入口経由 糸魚川総合病院
    • 09 【糸魚川市街地巡回バス】(循環) 糸魚川総合病院・蓮台寺入口・駅アルプス口・横町・駅日本海口
    東廻り(総合病院先回り)4本、西廻り(駅アルプス口先回り)3本を運行
    • 10 【糸魚川街めぐりバス】(循環)フォッサマグナミュージアム→翡翠園→谷村美術館→相馬御風宅→駅日本海口
    土曜・休日運行、循環は一方向のみ
    7月中旬から8月中旬の間の毎日、早朝1本を運行
  • ヒスイ王国館北側
糸魚川駅アルプス口(南口)
  • 07 糸魚川総合病院・梶屋敷駅前経由 焼山温泉・笹倉温泉
  • 08 蓮台寺入口経由 糸魚川総合病院
  • 08 中央二丁目・駅日本海口経由 大沢・青海駅前
  • 09 【糸魚川市街地循環バス】(循環)蓮台寺入口・糸魚川総合病院・蓮台寺入口・寺町・駅日本海口

隣の駅[編集]

※当駅に停車する特急「はくたか」(一部のみ通過)・「北越」の隣の停車駅は各列車記事参照。

西日本旅客鉄道(JR西日本)
北陸本線
青海駅 - 糸魚川駅 - 梶屋敷駅
大糸線
姫川駅 - 糸魚川駅
北陸新幹線(2015年3月14日開業予定)
上越妙高駅 - 糸魚川駅 - 黒部宇奈月温泉駅


その他[編集]

当駅の直江津方約3kmの地点(当駅 - 梶屋敷駅間)にはデッドセクションが設けられており、富山方が交流電化、直江津方が直流電化となっている。そのため当駅 - 直江津駅間を走行する電車列車は全て、交直流電車による運用となっている。

また新幹線の延伸開業時に北陸本線の新潟県内区間の運営を継承する、えちごトキめき鉄道では、継承後の日本海ひすいライン線内の普通列車は全て気動車ET122形気動車)による運用を予定している。これは同区間の輸送密度が非常に低いことなどから、交直流電車のコスト等を考慮した措置である。また糸魚川駅 - 直江津駅 - 新潟駅間での運行を予定している快速列車1往復については、JR東日本所属の485系電車による運用を予定している。

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 北陸新幹線では、2015年春の延伸開業区間を含む全区間で「モバイルSuica特急券」のサービス開始を予定している。
  2. ^ 新潟県内でJR西日本のみどりの窓口が設置されているのは当駅が唯一である。
  3. ^ ジェイアールサービスネット金沢が運営する駅店舗としては、新潟県内唯一の店舗である。

出典[編集]

  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ a b “北陸新幹線 長野〜金沢間開業に伴う運行計画の概要について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2014年8月27日), http://www.jreast.co.jp/press/2014/20140814.pdf 2014年8月27日閲覧。 
  3. ^ a b “北陸新幹線 長野〜金沢間開業に伴う運行計画の概要について” (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2014年8月27日), http://www.westjr.co.jp/press/article/2014/08/page_6073.html 2014年8月27日閲覧。 
  4. ^ 『JR気動車客車編成表』'00年版 ジェー・アール・アール (1998年) ISBN 4-88283-121-X
  5. ^ 地域活性化につながる糸魚川駅 - 建築支店糸魚川駅作業所 - 大鉄工業・事業情報(2014年5月21日閲覧)
  6. ^ “JR西日本の糸魚川駅、12月1日から橋上化…翌日は北陸新幹線試験列車の歓迎イベント”. Response.. (2013年11月12日). http://response.jp/article/2013/11/12/210550.html 2013年12月6日閲覧。 
  7. ^ 糸魚川駅自由通路 もうすぐ開通”. 糸魚川市 (2014年8月25日). 2014年8月31日閲覧。
  8. ^ “自由通路開通、南北往来でにぎわい”. 上越タイムス (上越タイムス社). (2014年9月14日). http://www.j-times.jp/news.php?seq=9397 2014年9月15日閲覧。 
  9. ^ “糸魚川駅に南北2つの出口つなぐ自由通路”. 読売新聞 (読売新聞社). (2014年9月15日). http://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/news/20140914-OYTNT50215.html?from=ycont_top_txt 2014年9月15日閲覧。 
  10. ^ 浅見茂晴(2014年9月17日). “JR糸魚川駅:南・北口、自由通路渡り初め”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  11. ^ a b 浅見茂晴(2015年2月16日). “北陸新幹線:周辺整備、糸魚川駅で完工式典 ジオパル、オープンも祝う”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  12. ^ “新潟)上越妙高駅と糸魚川駅に発車メロディー”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2014年9月26日). http://www.asahi.com/articles/ASG9T5RZHG9TUOHB00T.html 2014年9月26日閲覧。 
  13. ^ “北陸新幹線 発車メロディの決定について” (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2014年12月9日), http://www.westjr.co.jp/press/article/2014/12/page_6523.html 2014年12月27日閲覧。 
  14. ^ “北陸新幹線糸魚川駅の発車メロディーが「春よ来い」に” (プレスリリース), 糸魚川市, (2014年12月9日), http://www.city.itoigawa.lg.jp/dd.aspx?itemid=16455 2014年12月27日閲覧。 
  15. ^ 北陸新幹線糸魚川駅高架下施設の愛称決定!”. 糸魚川市 (2014年10月22日). 2015年3月4日閲覧。
  16. ^ “「糸魚川ジオステーション ジオパル(キハ52 待合室)」オープン”. 鉄道ホビダス RMニュース (ネコ・パブリッシング). (2015年2月16日). http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2015/02/jr_52_1.html 2015年3月4日閲覧。 
  17. ^ 糸魚川ジオステーション ジオパル ご利用案内 (PDF)”. 糸魚川市(北陸新幹線糸魚川駅開業記念事業実行委員会). 2015年3月4日閲覧。
  18. ^ トップページ - トピックス - 後藤組 2014年4月22日閲覧
  19. ^ 統計いといがわ 第10章 運輸・通信 (PDF)”. 糸魚川市. 2015年2月16日閲覧。
  20. ^ すぐそこに!夢の新幹線(第2回) 広報いといがわ No.99(平成25年6月号)13頁 (PDF)”. 糸魚川市 (2013年6月10日). 2014年4月22日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]