芦原温泉駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
この項目に含まれる文字は、オペレーティングシステムブラウザなどの環境により表示が異なります。 の文字は公式の表記Kanji for another OS version - ashi.svgと異なる可能性があります。
芦原温泉駅*
駅舎
駅舎
あわらおんせん - Awaraonsen
丸岡 (5.7km)
(3.8km) 細呂木
所在地 福井県あわら市春宮一丁目12-15
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)**
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 北陸本線***
キロ程 117.6km(米原起点)
電報略号 ワラ
カツ(金津駅時代)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
1,768人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1897年明治30年)9月20日
備考 直営駅
みどりの窓口
* 1972年に金津駅から改称。
** 1969年まで京福電気鉄道永平寺線の駅を併設。
*** 1972年まで三国線乗り入れ。

芦原温泉駅(あわらおんせんえき)は、福井県あわら市春宮一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)北陸本線である。あわら市の代表駅である。

しらさぎ」・「サンダーバード」等の特急停車駅であり、芦原温泉東尋坊など、福井県北の観光地へのアクセス拠点の役割を果たしている。また、当駅で福井・敦賀方面へ折り返す普通列車も設定されている。

歴史[編集]

  • 1897年明治30年)9月20日 - 鉄道院の福井駅 - 小松駅間延伸により、金津駅(かなづえき、一般駅)として開業。
  • 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定、北陸本線所属駅となる。
  • 1911年(明治44年)12月15日 - 鉄道院三国線三国駅まで開業。後の1913年大正2年)1月1日三国駅の構内扱いとして三国線を海岸へ延長の上で三国港荷扱所(現在の三国港駅)が開設される。
  • 1929年(昭和4年)8月14日 - 永平寺鉄道金津駅が開業(共用駅)。永平寺鉄道線の金津 - 新丸岡(後の本丸岡駅)間開業。同年12月10日永平寺口(後の東古市駅)まで延長、永平寺鉄道線全通。
  • 1934年(昭和9年)3月1日 福井 - 金津 - 三国港間に、三国線直通のガソリンカー(気動車)を運転開始、後に武生まで延長運転。蒸気機関車列車も併用運行。
  • 1940年(昭和15年)11月1日 軍備によるガソリン消費規制から三国線直通のガソリンカーが廃止され、元の蒸気機関車列車に置き換える。
  • 1944年昭和19年)
    • 10月11日 三国線が国有鉄道線としては休止。三国線の芦原駅休止。三国線の三国 - 三国港間は営業権を京福電気鉄道(同年1月11日平行区間の電車三国 - 東尋坊口間休止)に貸与。
    • 12月1日 - 永平寺鉄道が京福電気鉄道に合併、同社の永平寺線となる。
  • 1946年(昭和21年)8月15日 - 国鉄が三国線の金津 - 芦原間営業再開。三国線の列車が京福芦原 - 三国港間へ乗り入れ(一部列車による片乗り入れ)。
  • 1969年(昭和44年)9月18日 - 京福電気鉄道永平寺線 金津 - 東古市間廃止。京福の駅としては廃駅となる。
  • 1972年(昭和47年)
    • 3月1日 - 国鉄三国線廃止。三国線廃止に伴い日本国有鉄道の芦原駅廃止。京福電気鉄道の芦原駅を芦原湯町駅に改称。三国線代替路線として国鉄バス金津三国線が開業。
    • 3月15日 - 三国線芦原駅廃止に伴い金津駅を芦原温泉駅に改称。
    • 11月 - 3代目の現駅舎に改築。
  • 1986年(昭和61年)11月1日 - 荷物の取扱を廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。

駅構造[編集]

ホーム

島式ホーム2面4線を有する、待避設備を備えた地上駅で、橋上駅舎を持つ。

福井地域鉄道部管理の直営駅であり、みどりの窓口も設置されている。バリアフリー設備は無い。

線路は、内側2線が本線、外側2線が待避線の構成である。なお、運転指令上では1番のりばから順に「下り1番線」「下り本線」「上り本線」「上り1番線」とされている。特急列車は上下本線(2・3番のりば)を、福井方面からの折り返し列車は1番のりばをそれぞれ使用する。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先 備考
1・2 北陸本線 下り 金沢方面  
3・4 北陸本線 上り 福井大阪米原方面 当駅始発は1番のりば

貨物取扱[編集]

JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっており、貨物列車の発着はない[1]。貨物設備もなく、専用線も当駅には接続していない。

かつては、正式な貨物駅を兼ねる駅で北陸本線と三国線と京福電鉄永平寺線との貨車の受渡しが行われていた。また、駅北側にあった明星セメントセメントサイロへ続く三国線と並行する専用線があり、セメント輸送が行われていたが、1988年(昭和63年)に廃止された。それ以外に駅東側にある福井化学工業(旧・西野製紙)金津工場への専用線が伸びており、化学薬品の輸送を行っていたが、1982年(昭和57年)に廃止された。この専用線は1969年(昭和44年)に廃止された京福電鉄永平寺線の線路の一部を転用したもので、永平寺線時代は京福金津付近の専用線を介して行われていたが、永平寺線廃止以降は、京福金津駅構内の線路も含め専用線に転用された。

駅弁[編集]

主な駅弁は下記の通り[2]

利用状況[編集]

1日の平均乗車人員は以下の通りである(出典:福井県統計年鑑)。

  • 1998年度 : 2,158人
  • 1999年度 : 2,065人
  • 2000年度 : 2,020人
  • 2001年度 : 2,137人
  • 2002年度 : 2,205人
  • 2003年度 : 2,102人
  • 2004年度 : 2,034人
  • 2005年度 : 2,048人
  • 2006年度 : 2,030人
  • 2007年度 : 1,994人
  • 2008年度 : 1,941人
  • 2009年度 : 1,824人
  • 2010年度 : 1,770人
  • 2011年度 : 1,761人
  • 2012年度 : 1,768人

駅周辺[編集]

駅前には若干の土産物店や飲食店のほか数軒の商店等が並ぶが、駅ロータリーを除いては閑散としている。当駅の駅名にある芦原温泉は、当駅から西に約5kmの位置にあり、路線バス・タクシーや旅館による送迎車との結節点となっている。

路線バス[編集]

駅前にロータリーが設置されており、バス乗場は出入口となる信号寄りから1番、2番、タクシー乗場を挟んで3番の順に設置されている。

当駅からの路線は京福バスが運行しており、芦原温泉・東尋坊・丸岡城永平寺といった観光地などへの路線が発着している。

  • 1番乗場
  • 2番乗場
  • 3番乗場
その他の路線など

季節運行として、以下の路線が京福バスにより運行されている。

  • あわら恐竜号 : 勝山恐竜博物館 行き(2014年は7月19日 - 8月31日の毎日運行)
  • 芝政ワールド線 : 芝政ワールド 行き(2014年は7月19日 - 8月31日の毎日運行)
  • 越前すいせん号 : 越前岬水仙ランド・東尋坊 行き(2014年は1月4日 - 2月16日の運行、予約制[3]

公営競技の送迎バスは、以下の路線が運行されている。

廃止路線

あわら市コミュニティバスは廃止され、利用者事前登録制・デマンド型の乗合タクシーとなった。

なお、運行最終期は以下の路線が運行されていた。

  • 観光コース : 金津創作の森・吉崎北潟湖畔公園経由 あわら湯のまち駅 行き
  • 北ルート1号線 : 坪江北部・細呂木東部方面循環
  • 北ルート2号線 : 吉崎・細呂木方面(一部循環)
  • 南ルート1号線 : 坪江南部・劔岳方面循環
  • 南ルート2号線 : 市役所 行き / 本荘方面 あわら湯のまち駅 行き

隣の駅[編集]

※特急「サンダーバード」「しらさぎ」「ダイナスター「おはようエクスプレス」「おやすみエクスプレス」(うち、「サンダーバード」は一部通過)の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。

西日本旅客鉄道
北陸本線
丸岡駅 - 芦原温泉駅 - 細呂木駅

建設中の未成路線[編集]

西日本旅客鉄道
北陸新幹線(未着工、福井駅部のみ完成)
加賀温泉駅 - 芦原温泉駅 - 福井駅

かつて存在した路線[編集]

日本国有鉄道
三国線
金津駅(現・芦原温泉駅) - 芦原駅
京福電気鉄道
永平寺線
金津駅(現・芦原温泉駅) - 菅野駅

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 『貨物時刻表 平成27年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2015年、 112-115頁。
  2. ^ JR時刻表2010年8月号(交通新聞社刊)293ページ。
  3. ^ 越前すいせん号 - 京福バス

参考文献[編集]

  • 『坂井の鉄道博覧展』坂井市 みくに龍翔館 2006年8月
  • 『京福電気鉄道 88年回顧録 越前線写真帖』京福電気鉄道 2003年
  • 寺田裕一『私鉄の廃線跡を歩く III』JTBパブリッシング 2008年
  • 南正時『失われた鉄道100選Ⅱ』淡交社 1997年11月

関連項目[編集]

外部リンク[編集]