新高岡駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
新高岡駅
開業前の駅舎。南側より。(2014年3月31日)
開業前の駅舎。南側より。(2014年3月31日
しんたかおか - Shin-Takaoka
所在地 富山県高岡市下黒田1872番地
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
駅構造 高架駅(新幹線)
地上駅(在来線)
ホーム 2面2線(新幹線)
1面1線(在来線)
開業年月日 2014年(平成26年)度(予定)
乗入路線 2 路線
所属路線 北陸新幹線
キロ程 305.8km(高崎起点)
東京から410.8km
富山 (18.9km)
(39.6km) 金沢
所属路線 城端線
キロ程 1.5km(高岡起点)
高岡 (1.5km)
(1.8km) 二塚

新高岡駅(しんたかおかえき)は、富山県高岡市下黒田に設置される予定の西日本旅客鉄道(JR西日本)のである。

乗り入れ路線[編集]

2015年(平成27年)3月14日に予定されている北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間開通と同時に開業する予定で、同新幹線と城端線が乗り入れる。

北陸新幹線の長野 - 金沢間に新たに設けられる7駅のうち、開業と同時に新設されるのは上越妙高駅[1]黒部宇奈月温泉駅、当駅の3駅で、他の4駅は既存の在来線駅に併設して新幹線ホームが設けられる。

駅構造[編集]

新幹線ホームは駅舎2階に設置され、相対式ホーム2面2線の高架構造で、上りホーム(富山・長野・東京方面)が1番線、下りホーム(金沢方面)が2番線となる。

城端線ホームは新幹線ホーム南側の地平部に設置され、単式ホーム1面1線の地上駅となる。

駅周辺[編集]

周辺は高岡市中心部から南へ約1.5kmの地点に位置し、新幹線北側は住宅地が、南側は水田が広がる。

所在地の高岡市では、駅前広場など駅周辺の環境整備と、市中心部をはじめとする周辺地域とのアクセス環境向上について各種施策を進めている[2][3][4]

北口側[編集]

南口側[編集]

歴史[編集]

建設位置決定の経緯[編集]

1992年(平成4年)の北陸新幹線の工事認可申請の段階では、高岡市内の駅は仮称を「新高岡駅」とし、高岡駅南口から約1.5km南側(現在のイオンモール高岡付近)に設置され城端線とは接続しない予定だったが、2005年(平成17年)に県や高岡市、県西部自治体などからの要望を受けて設置場所を当初より250m西側(金沢方)へ移動し、城端線の高岡駅 - 二塚駅間と交差する位置へ変更した[5]

また地元行政側は併せて、城端線の新駅設置についてもJR西日本などと協議を進めた。JR側は並行在来線北陸本線が新幹線開業後に第三セクターへ経営移管し、城端線と氷見線大糸線が在来線上は孤立路線となることや、近年採算が悪化していることなども鑑みたうえで運行本数削減やバス転換について一時検討した[6]ものの、のちに新幹線開業後も引き続きJR西日本が運営を継続する旨が決定し、城端線ホームに関しても2012年(平成24年)12月26日付で設置が正式に決定した[7]

駅名決定の経緯[編集]

新設の駅名は事業者が決定権を有する。北陸新幹線の富山県内2駅の場合はJR西日本がそれに該当するが、所在地の高岡市では新幹線開業に向けたカウントダウン事業の一環として、地元行政側から提案する駅名をとりまとめるため、2011年(平成23年)11月18日に市内および県内の識者6名から成る「新幹線新駅駅名候補検討委員会」を設置し、同日開催の第1回委員会で市民アンケートの実施等に関する要綱を決定した[8]

そして同年11月25日から12月25日まで1か月間にわたり、市民を対象に駅名候補のアンケートを実施し、県内外から計1234通の候補が寄せられた。集計の結果、読み仮名ごとに最も多かったのは「まんようたかおか(万葉高岡・万葉たかおか等)駅」の173通であった。次いで建設時の仮称でもある「しんたかおか(新高岡・新たかおか等)駅」が163通、以下「えっちゅうたかおか(越中高岡・越中たかおか等)駅」107通、「たかおかまんよう(高岡万葉・たかおか万葉等)駅」59通、「たかおか(高岡等)駅」43通などの候補が寄せられた。また6人の委員からは「新高岡駅」「高岡飛越能駅(もしくは)飛越能高岡駅」「万葉高岡駅」「越中高岡駅」の4案5名称が提案された。

これを受けて2012年2月27日開催の第2回委員会で最終選考が行われ、複数の地元案が決定された。委員の間では1位案を「新高岡」としたのが3人、「万葉高岡」が2人、2~3位案を「飛越能高岡」としたのが3人であった。新高岡には「機能的で現駅との違いなどが分かりやすい」との意見があった半面「立地が悪い印象が出る」「もうひと工夫ほしくなる」などの意見が出された。また万葉高岡については「万葉故地を発信できる」との評価があったものの「県外客には通じにくい」などの意見があった。議論の結果、越中高岡を「在来線駅の印象がある」、高岡を「現駅の駅名変更などで混乱する恐れがある」として候補から除外したうえで、万葉集の歌枕として詠まれた景勝地が多数所在することに因む「万葉高岡」「高岡万葉」、新幹線駅として認識しやすい「新高岡」、飛越能地域の玄関口であることを示す「高岡飛越能」「飛越能高岡」の計5案を市に答申し、これを基に市はJR西日本金沢支社に要望書を提出した。

JR西日本と東日本旅客鉄道(JR東日本)は2013年(平成25年)6月7日、新幹線開通と同時に開業する3つの新駅の駅名を発表し、新高岡駅については仮称の通り「新高岡駅」とする旨を発表した[9]。他の2駅は上越駅が「上越妙高駅」、新黒部駅が「黒部宇奈月温泉駅」となり仮称から変更されたが、仮称がそのまま駅名となったのは新高岡駅のみであった。

沿革[編集]

  • 2009年平成21年)11月 - 駅高架部着工。
  • 2012年(平成24年)
    • 6月 - 駅高架部完成。
    • 9月 - 駅舎着工。
  • 2014年(平成26年)
    • 8月 - 駅舎完成予定。
  • 2015年(平成27年)3月14日 - 北陸新幹線の開業に伴い開業予定。

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
北陸新幹線(建設中)
富山駅 - 新高岡駅 - 金沢駅
城端線
高岡駅 - 新高岡駅 - 二塚駅

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 上越妙高駅は、現在の脇野田駅を移設する形で新設される。
  2. ^ 「新高岡駅(仮称)利用促進プラン」2010年8月 - 高岡市 2014年3月31日閲覧
  3. ^ 新高岡駅周辺整備事業について - 高岡市 2014年3月31日閲覧
  4. ^ 新高岡駅周辺施設のデザイン案の決定と今後の工事スケジュールについて - 高岡市(2013年7月1日付 市長会見資料)2014年4月7日閲覧
  5. ^ 新高岡駅西へ250メートル移動 北陸新幹線 - 北日本新聞(ほっとホットメール高岡 第77号、2005年5月27日発行)2014年4月4日閲覧
  6. ^ 北陸の赤字路線で対策協議 JR西の佐々木社長 - 47NEWS(2010年12月1日付)
  7. ^ 城端線に新駅(仮称・新高岡駅)が設置されます - 国土交通省 北陸信越運輸局(2012年12月26日付プレスリリース)2014年4月4日閲覧
  8. ^ 新幹線カウントダウン事業 - 高岡市
  9. ^ “北陸新幹線 新駅の駅名などについて” (プレスリリース), 西日本旅客鉄道、キャッシュデータ, (2013年6月7日), http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:39vYOvIZgzcJ:www.westjr.co.jp/press/article/2013/06/page_3922.html+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp 2014年4月8日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]