直江津駅

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直江津駅
北口(2010年3月7日)
北口(2010年3月7日)
なおえつ - Naoetsu
所在地 新潟県上越市東町1-1
所属事業者 JR logo (east).svg東日本旅客鉄道(JR東日本)*
JR logo (west).svg西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 ナホ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 3面6線
乗車人員
-統計年度-
2,741人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1886年明治19年)8月15日
乗入路線 3 路線
所属路線 信越本線(JR東日本)
北越急行ほくほく線**直通含む)
キロ程 84.3km(篠ノ井起点)
春日山 (2.8km)
(2.7km) 黒井
所属路線 北陸本線(JR西日本)
キロ程 353.8km(米原起点)
谷浜 (6.6km)
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口
駅レンタカー
* 会社境界駅(JR東日本の管轄駅)
** 正式な終点駅は犀潟駅であるが特急「はくたか」と大半の普通・快速列車が乗り入れ。

直江津駅(なおえつえき)は、新潟県上越市東町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・西日本旅客鉄道(JR西日本)のである。

概要[編集]

上越市の海側、直江津地区(旧直江津市)の中心駅である。JR東日本とJR西日本の境界駅である。当駅はJR東日本新潟支社の管轄であり、構内施設の管理および駅業務を行っている。鉄道資産の所有区分は、北陸本線の下り場内信号機がJR東日本とJR西日本との会社境界となっている。南小谷駅とともにJR東日本管轄駅の中でJR西日本のみ所属の普通列車(当駅では413系、475系)が見られる。

全ての特急列車が停車し、特急「はくたか」および「北越」については、当駅で運転士及び車掌が交代する。また普通列車についても大半の列車が当駅を始終着としている。JR東日本新潟支社の直江津運輸区が併設されているほか、関連施設も駅周辺に多く点在する。構内には多くの側線が広がり、列車が留置されている光景を見ることができる。

乗り入れ路線[編集]

JR東日本の信越本線と、JR西日本の北陸本線が乗り入れている。JRにおける当駅の所属線[1]は信越本線である。北陸本線は当駅が終点である。

また路線としては直接乗り入れていないものの、北越急行ほくほく線のほとんどの列車が、起点の犀潟駅から信越本線経由で当駅まで乗り入れている。ほくほく線の列車の多くは特急「はくたか」を含め当駅 - 六日町駅間を直通し、さらに同駅から上越線を経由して越後湯沢駅間を直通する。ほくほく線経由の運賃は、前後のJR線の営業キロを通算した運賃・料金に、ほくほく線の運賃・料金を合計して計算される。

直江津駅は現在に至るまで上越市の交通の要衝のひとつとして機能し続けているが、2015年(平成27年)3月14日の開業を予定している北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間のうち上越市内の駅は、市南部に所在する信越本線の脇野田駅(新幹線開業時に上越妙高駅に改称予定)を移設して設置されるため、当駅は経由しない。また新幹線開業に際し、信越本線の長野駅 - 当駅間、北陸本線の金沢駅 - 当駅間は並行在来線としてJRグループから経営分離されるが、このうち両線の新潟県内区間は県や沿線自治体が出資する第三セクターえちごトキめき鉄道」へ移管され、当駅の施設も同社へ譲渡される予定である。

歴史[編集]

今後の予定

駅構造[編集]

島式ホーム3面6線を持つ地上駅。自由通路を兼ねた橋上駅舎を有している。駅舎・自由通路は、客船「飛鳥」をモチーフにデザインされている。

みどりの窓口(営業時間 5:30 - 22:30)設置の直営駅である。管理駅として関山駅 - 柿崎駅間の直営駅を除く各駅[3]を管理している。自動改札機が3通路設置されており、Suica等のICカードが利用できる。但しSuica新潟エリアは当駅より信越本線下り側(柏崎・長岡方面)の主要駅のみとなっており、同線上り側(新井・長野方面)は利用できない。またJR西日本の北陸本線(糸魚川方面)、北越急行ほくほく線(十日町方面)についてはICカードのサービスは行われていない。

駅舎には自動券売機(タッチパネル式2台)、指定席券売機(2台)の他、売店(NEWDAYSminiSuica電子マネー利用可)、待合室、コインロッカー、トイレなどがある。かつては1番線ホームにキオスクがあったが、廃止された。なお、当駅では、インターネットで予約したきっぷを受け取れるものはえきねっとのみで、エクスプレス予約5489サービスなどは受け取ることができない。

JR西日本の列車も乗り入れるが、駅管理はJR東日本が行っており、駅舎には北口側にJR東日本のロゴのみが取り付けられている。近距離きっぷ自動券売機は、JR東日本線とJR西日本線を区別する機能は付いていない。そのためか、北陸本線の列車が発車する際、車掌は「JR西日本」の名称を強調せずにアナウンスすることが多い(例:「今日も、JR線をご利用くださいまして、有難うございます」)。

自動放送は詳細形式となっているが、東海道型放送となっている(全ホームでよしいけいこが放送を担当)。

橋上駅に改築される前の先代駅舎は、山小屋風のモダンな作りの印象的な駅舎だった。

のりば[編集]

1 北陸本線   糸魚川富山金沢方面
2 信越本線 (下り) 柿崎柏崎長岡新潟方面
ほくほく線   十日町六日町越後湯沢方面
北陸本線   糸魚川・富山・金沢方面
3・4 北陸本線   糸魚川・富山・金沢方面
信越本線 (下り) 柿崎・柏崎・長岡・新潟方面
(上り) 高田新井妙高高原長野方面
5 信越本線 (下り) 柿崎・柏崎・長岡・新潟方面
(上り) 高田・新井・妙高高原・長野方面
ほくほく線   十日町六日町越後湯沢方面
6 信越本線 (下り) 柿崎・柏崎・長岡・新潟方面
(上り) 高田・新井・妙高高原・長野方面
北陸本線   糸魚川・富山・金沢方面
ほくほく線   十日町・六日町・越後湯沢方面
  • このほか、構内には側線がある。当駅の構内はJR東日本の新潟地区で使用する車両の基地という機能もあり、電車機関車などが留置されている(直江津運輸区)。
  • ホームの方面別の振り分けは特に決まっておらず、長岡側が行き止まりとなった1番線が北陸本線普通列車用である以外は行先を区別せず使われている。そのため、時間帯や列車によっては発着番線が異なる。なお、新潟・越後湯沢方面の特急は主に2番線、金沢方面の特急は3番線に発着する。

自由通路「あすか通り」[編集]

自由通路は上越市道直江津駅線となっており、歩行者・自転車が通行可能。駅舎・通路と「飛鳥」のデザインを対比できるパネルが設置されている。バリアフリー対策として南北双方にエレベーターと誘導チャイム、エスカレーター(北口=上下、南口=上りのみ)がそれぞれ設置されている。この自由通路にはデザインにちなんで「あすか通り」という愛称が付けられている。

元々のエントランスは北口。北口側には旅行センター(びゅうプラザ)、観光案内所、立ち食いそば店の他、ロータリー内にはバスターミナルタクシープール、駐車場などがある。北口側のエスカレーターは途中で水平になっている箇所がある。

南口側には、市道を挟んで階段が南北2ヶ所に設けられており、双方にロータリーがある。

立食いそば店[編集]

立ち食いそば店は北口駅前広場に、トッキーが運営する「直江津庵」がある。メニューにはそばうどんの他、そば・うどんのつゆで中華めんを食べる「和風中華」がある。

橋上駅舎へ改築される前は駅舎内の待合室のほか、各ホームにも立ち食いそば店が設置されていたが、現在は前述の直江津庵のみである。

この他、南口から徒歩約5分の関川沿い、東雲町一丁目地内に所在する「塚田そば店」でも同様に、メニューの麺にはそば、うどん、中か(前述の和風中華と同様。「中か」はメニュー上の表記によるもの)の3種類がある。通称「つかそば」と呼ばれる同店はかつて、北口のホテルハイマート近くに店舗を構えていた。

駅弁[編集]

当駅の駅弁は、北口駅前にあるホテルハイマートが調製・販売を行っている。改札口正面の改札内コンコースでワゴン販売を実施しているほか、駅前の同ホテルでも販売している。

かつてはハイマートに加え、隣接するホテルセンチュリーイカヤの2社が構内営業を行っていた。両社は旧屋号の山崎屋旅館、いかや旅館時代からそれぞれアイディアを凝らした商品を企画販売して競い合っていた。しかし2008年、イカヤは事業見直しのため構内営業から撤退して駅弁の調製・販売を終了した。

主な駅弁は下記の通り[4]。なおハイマートは北陸新幹線が延伸開業する2015年3月14日から、上越妙高駅で駅弁の販売を開始する予定である。

  • かにずし
  • ほたてごはん
  • 甘海老天丼
  • 鱈めし
  • さけめし
  • するてん
  • 磯の漁火
  • 親子にしん
  • 愛のご膳
  • 謙信弁当
  • 春日山幕の内弁当
  • あとひくいなり寿し
  • おらとこのご馳走め鱚(秋季限定)
  • 春よ恋(春季限定)

利用状況[編集]

1日の平均乗車人員は以下の通りである(出典:上越市統計要覧・JR東日本)。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 2,956
2001 2,891
2002 2,841
2003 2,861
2004 2,759
2005 2,753
2006 2,750
2007 2,786
2008 2,817
2009 2,788
2010 2,734
2011 2,720
2012 2,744
2013 2,741

駅周辺[編集]

北口[編集]

駅周辺は直江津地区の中心街で、駅前にはホテルや商店、住宅が立ち並ぶ。駅前通り、安国寺通り(旧国道8号)は、今も雁木造り(雪国仕様のアーケード)の風景をとどめる。

南口[編集]

南口周辺は新興住宅地。

バス路線[編集]

北口駅前広場の東側にはバスターミナルが設けられている。また北口周辺と南口駅前広場横にはバス停留所が設けられており、いずれも頸城自動車路線バス等が発着している。

北口[編集]

北口バスターミナルには頸城自動車の直江津駅前案内所が設置されている。駅舎横のびゅうプラザ前には高速バスのりばが設置されており、県内線・県外線各1路線の計2路線が発着する。

北口側を経由する一部の路線バスはバスターミナルには入らず、北口から徒歩約3分に位置する県道468号(直江津駅前通り)沿いに設置された直江津駅前通りバス停からの発着となる。

直江津駅前(バスターミナル)
  • 1 直江津港犀潟駅入口・鵜の浜
  • 2 テクノセンター・福橋東
  • 3 犀潟駅前・鵜の浜・柿崎
  • 4 佐渡汽船
  • 5 春日野・教育大学・中央病院・バロー上越店悠久の里
  • 6 上越病院・リージョンプラザ・藤野・高田駅
  • 7 春日山荘・春日山駅前・高田本町・中央病院・バロー上越店悠久の里 / 労災病院・佐内入口
  • 8 【循環】中央五丁目・イトーヨーカドー前・マルケーバスセンター・直江津駅南口・労災病院・佐内入口
  • 10 テクノセンター・福橋東・青野十文字・うらがわら駅・浦川原バスターミナル
  • 12 市役所入口・上越総合病院
  • 20 市村・百間町・海洋センター
  • 21 島田・百間町・海洋センター
  • 22 谷浜駅前・有間川橋・くわどり湯ったり村
  • 36 春日野・御殿山・医療センター病院
  • 労災病院・イトーヨーカドー前・マルケーバスセンター
直江津駅前(高速バスのりば)
直江津駅前通り
  • 1・2 労災病院・直江津港・犀潟駅・鵜の浜
  • 3 柿崎
  • 1 市役所入口・市民プラザ・本町六丁目・今泉(南本町一丁目)
  • 2 市役所(正面)・市民プラザ・西城町・大手町十字路・中央病院・今泉(南本町一丁目)
  • イトーヨーカドー前・マルケーバスセンター

南口[編集]

南口の停留所は駅前広場横の市道上に設置されている。

直江津駅南口
  • 労災病院
  • 8 【循環】マルケーバスセンター・イトーヨーカドー前・中央五丁目・直江津駅前 / 佐内入口
  • 31 谷浜駅前・うみてらす名立前・東飛山
  • 32 谷浜駅前・うみてらす名立前・能生案内所

ギャラリー[編集]

隣の駅[編集]

※当駅に停車する特急「はくたか」・「北越」、臨時寝台特急トワイライトエクスプレス」の隣の停車駅は各列車記事を参照されたい。

東日本旅客鉄道
信越本線
快速「くびき野
春日山駅 - 直江津駅 - 柿崎駅
快速「妙高」(上り2号のみ快速運転)
春日山駅 ← 直江津駅
快速「らくらくトレイン信越・おはよう信越
直江津駅 - 柿崎駅
普通
春日山駅 - 直江津駅 - 黒井駅
西日本旅客鉄道
北陸本線(普通列車のみ運転)
谷浜駅 - 直江津駅
※北陸本線開業時の1911年から1969年まで谷浜駅との間に郷津駅があった。
北越急行
ほくほく線
快速・普通
犀潟駅 - 直江津駅

その他[編集]

  • 1900年大和田建樹が作詞した『鉄道唱歌』第4集北陸編では、33番で「港にぎわう直江津に 着きて見そむる海のかお 山のみなれし目には又 沖の白帆ぞ珍しき」と直江津を歌っており、東京から高崎線信越本線とずっと平野や山中を走って来たことから、日本海側に到達して海を眺めた時の感嘆がいかに大きいかを述べている。
  • 駅スタンプ親鸞聖人上陸の地』

脚注[編集]

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  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ Suica の一部サービスをご利用いただける駅が増えます - 2013年11月29日東日本旅客鉄道株式会社
  3. ^ この間の直営駅は新井駅高田駅の2駅である。
  4. ^ JR時刻表2010年8月号(交通新聞社刊)300ページより。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]