妙高高原駅

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妙高高原駅*
駅舎(2006年4月)
駅舎(2006年4月)
みょうこうこうげん - Myōkō-Kōgen
所在地 新潟県妙高市大字田口312
所属事業者 えちごトキめき鉄道(トキてつ)
しなの鉄道
電報略号 ミコ
タク(改称前)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
373人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1888年明治21年)5月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 妙高はねうまライン(トキてつ)
キロ程 0.0km(妙高高原起点)
(6.4km) 関山
所属路線 北しなの線(しなの鉄道)
キロ程 37.3km(長野起点)
黒姫 (8.4km)
備考 共同使用駅(えちごトキめき鉄道管轄)
直営駅
* 1969年に田口駅から改称。
駅構内
バスターミナルのロータリーには、妙高市妙高高原地区の友好都市、スイス・ツェルマット村から贈られた「マッターホルンの鐘」がある

妙高高原駅(みょうこうこうげんえき)は、新潟県妙高市大字田口にある、えちごトキめき鉄道しなの鉄道である。

概要[編集]

冬季はスキースノーボード等のウインターレジャーで賑わい、夏季は豊かな緑に囲まれるリゾート地、妙高市妙高高原地区(旧妙高高原町)の中心駅である。また新潟県内の鉄道駅としては最南端に位置している。

乗り入れ路線[編集]

えちごトキめき鉄道の妙高はねうまラインと、しなの鉄道の北しなの線の2路線が乗り入れている。

2015年(平成27年)3月14日北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間が延伸開業したのに伴い、それまで東日本旅客鉄道(JR東日本)が運営していた信越本線の長野駅 - 直江津駅間が並行在来線として経営分離され、長野県側がしなの鉄道、新潟県側がえちごトキめき鉄道へ移管し、路線名をそれぞれ改称。当駅の施設はえちごトキめき鉄道へ移管し、両社の境界駅となった。

移管前の信越本線は当駅以南が長野支社、以北が新潟支社の管轄で、新潟支社が当駅を管理していた。かつては特急あさま」「白山」などすべての優等列車が停車する主要駅であったが、特急「みのり」の廃止以降は、当駅を発着する定期運転の優等列車は設定されなかった。

歴史[編集]

  • 1888年明治21年)5月1日 - 官設鉄道・関山 - 長野間開業の際に開設。当時の駅名は田口駅(たぐちえき)。
  • 1969年昭和44年)10月1日 - 妙高高原駅に改称。
  • 1974年(昭和49年)5月 - みどりの窓口営業開始[1]
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。
  • 2015年(平成27年)3月14日 - 北陸新幹線・長野駅 - 金沢駅間延伸開業に伴い、長野駅 - 当駅間がしなの鉄道に、当駅 - 直江津駅間がえちごトキめき鉄道へ移管。路線名を「北しなの線」「妙高はねうまライン」に改称、当駅は前者のえちごトキめき鉄道へ移管。みどりの窓口営業終了。

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅。単式ホーム西側に面して駅舎が所在し、両ホームは跨線橋で連絡している。「長野・上野・名古屋方面」の案内板が残っている。

えちごトキめき鉄道としなの鉄道の共同使用駅で、えちごトキめき鉄道が直営駅(終日駅係員配置)として駅業務を行っており、しなの鉄道の駅業務は同社が受託している。

改札口付近には出札窓口(営業時間 7時00分 - 19時30分)、タッチパネル式自動券売機(定期券発売対応型1台)が設けられている。窓口ではJR東日本の「ビジネスえきねっと」のシステムを使用して、全国のJR線の乗車券類を8時30分 - 営業終了の間に取り扱っている。なお、しなの鉄道の乗車券は窓口・券売機とも北しなの線の区間内各駅までの取り扱いとなっている[注 1][2][3]

駅舎内にはこのほか待合室、コインロッカー、自動販売機、トイレなどがある。多客期用の改札口も設置されているが、近年は運用されていない。

両線ではワンマン運転が実施されているが、妙高はねうまラインが運転士が運賃等を収受する「車内精算方式」なのに対し、北しなの線ではしなの鉄道線と同様、運転士がドア操作等を行うのみの「着駅精算方式」が採用されていることなどから、当駅には駅係員が終日配置されている。

移管前の当駅はJR東日本新潟支社が管理する直営駅(駅長配置)で、自駅のみの管理駅として運営が行われていた。出札窓口(営業時間 6時30分 - 20時00分)にはみどりの窓口マルス端末が配置されていたが、移管に際して運用を終了した。

のりば[編集]

前述のワンマン運転の運用方法や運用車両の相違などもあり、妙高はねうまラインと北しなの線の相互間を直通運転する定期列車は設定されていない。北しなの線は2番線、妙高はねうまラインは3番線(一部列車は1番線)からの発着で、一部の時間帯を除き同一ホームで概ね10分以内に乗り換えられるダイヤが編成されている[4]

ホームは西側から順に、下記のように設置されている。

番線 路線 行先 備考
1 妙高はねうまライン 新井上越妙高高田直江津方面 一部の列車
2 北しなの線 豊野長野方面  
3 妙高はねうまライン 新井・上越妙高・高田・直江津方面  

移管前は1番線が高田・直江津方面、3番線が豊野・長野方面で、2番線は両方面の折り返し列車が入線していた。

駅弁[編集]

かつて駅構内では、駅前で土産品店を営んでいた合名会社石田商店(石田屋)が調製する駅弁「妙高の笹寿司」「あんもち」などが販売されていた。しかし鉄道利用者の減少などによって売れ行きが落ち込み、構内営業から撤退。その後も石田屋店内で引き続き販売されていたが、笹寿司は2011年2月を以って調製・販売を終了し、石田屋も同年5月15日の営業を以って閉店し廃業した[5]

利用状況[編集]

2013年度の1日平均乗車人員は373人である。

乗車人員推移
年度 1日平均乗車人員[6]
2000 644
2001 575
2002 537
2003 503
2004 486
2005 481
2006 445
2007 423
2008 435
2009 417
2010 390
2011 358
2012 359
2013 373

駅周辺[編集]

駅周辺は妙高高原地区の中心地となっている。駅舎向かい側には土産品店や飲食店などの商店が、南側の路地の先には温泉旅館などが所在する。

駅舎正面はタクシーのりばとなっているが、駅前広場が狭小なため、後述のバスターミナルは駅舎北側に設けられている。

バス[編集]

駅北側にあるバスターミナルからは、妙高高原地区内の各方面へ向かう路線バスが発着している。

妙高高原地区の路線バスは、1927年(昭和2年)に開業した川中島自動車(のちの川中島バス、現在のアルピコ交通)傘下の妙高自動車が路線を開設したのが端緒である[7]。以後アルピコグループによる運行が継続されてきたが、アルピコ交通は2012年(平成24年)9月30日を以って妙高営業所を閉鎖し妙高高原地区から撤退、翌10月1日からアルピコ交通の2路線は頸城自動車グループの頸南バスへ移管された。頸南バスはこの他、夏・秋季に笹ヶ峰方面への直行バスを運行している。

妙高高原駅バスターミナル
  • 頸南バス
    • 池の平経由 杉野沢温泉・苗名滝入口
    • 赤倉温泉
    • 【笹ヶ峰バス】池の平経由 杉野沢温泉・笹ヶ峰 (6月 - 11月上旬運行)
  • 信濃町新交通バス
    • 1 古海・菅川

隣の駅[編集]

えちごトキめき鉄道
妙高はねうまライン
妙高高原駅 - 関山駅
しなの鉄道
北しなの線
黒姫駅 - 妙高高原駅

前掲のように、両社間では定期列車の直通運転は行われていない。また当駅発着の定期列車は両線とも普通列車(各駅停車)のみである。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ えちごトキめき鉄道では北しなの線の連絡運輸区間を「長野駅まで」としており、同駅以南の信越本線・篠ノ井線・しなの鉄道線内各駅、豊野駅からの飯山線内各駅への連絡乗車券等は取り扱っていない。

出典[編集]

  1. ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年6月号
  2. ^ えちごトキめき鉄道 営業案内 (PDF)”. えちごトキめき鉄道 (2015年3月7日). 2015年3月16日閲覧。
  3. ^ 北しなの線 ご利用の皆様へ(北しなの線住民説明会資料) (PDF)”. 長野以北並行在来線対策協議会 (2015年2月). 2015年3月18日閲覧。
  4. ^ 平成27年3月開業ダイヤについて (PDF) - えちごトキめき鉄道(2014年12月19日付)2014年12月21日閲覧
  5. ^ 名物あんもちの石田屋がひっそりと閉店 - 上越タウンジャーナル(2011年5月19日付)2014年4月30日閲覧
  6. ^ JR東日本各駅の乗車人員
  7. ^ 妙高高原地区の路線バスは頸南バスに移管されました - アルピコグループ(2012年10月)2014年4月30日閲覧

外部リンク[編集]

しなの鉄道のサイトの「沿線情報」には、当駅のページは設けられていない。