日本海 (列車)

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日本海
大阪駅に停車中の「日本海」
大阪駅に停車中の「日本海」
運行鉄道事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
列車種別 寝台特急列車
運転区間 大阪駅 - 青森駅
経由線区 東海道本線湖西線北陸本線信越本線羽越本線奥羽本線
使用車両
(所属区所)
24系客車青森車両センター
EF81形電気機関車福井地域鉄道部敦賀運転派出
運転開始日 1968年10月1日
備考 2009年10月現在のデータ
「日本海」に使用されている24系客車
トワイライトエクスプレス塗色の機関車が使用されることもある

日本海(にほんかい)とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)およびが大阪駅 - 青森駅間を東海道本線湖西線北陸本線信越本線羽越本線奥羽本線日本海縦貫線)経由で運転する寝台特別急行列車

近畿地方東北地方を結ぶ夜行バス路線の北限が仙台市山形市までのため、近畿地方と山形県庄内地方秋田県青森県を結ぶ公共交通機関の中で、唯一の夜間移動手段である。修学旅行生の団体などの利用も多い。

目次

[編集] 現在の運転概要

[編集] 停車駅

  • 2008年(平成20年)3月15日現在の定期列車である「日本海」の停車駅を示す。

大阪駅 - 新大阪駅 - 京都駅 - 敦賀駅 - 福井駅 - 加賀温泉駅 - 金沢駅 - 高岡駅 - 富山駅 - 魚津駅 - 糸魚川駅 - 直江津駅 - 新津駅 - 鶴岡駅 - 酒田駅 - 羽後本荘駅 - 秋田駅 - 東能代駅 - 鷹ノ巣駅 - 大館駅 - 大鰐温泉駅 - 弘前駅 - 青森駅

なお、以下の区間ではB寝台普通車座席として利用できる。寝台券も参照のこと。

  • 下り:東能代駅→青森駅間 立席特急券で2 - 4号車が利用できる。
  • 上り:青森駅→秋田駅間 指定席特急券で6号車が利用できる。しかしこの場合寝台の設備(枕、スリッパなど)は利用できない。

[編集] 担当車掌区

[編集] 使用車両

[編集] 牽引機関車

全区間、JR西日本・福井地域鉄道部敦賀運転派出に所属するEF81形電気機関車が牽引する。一部、トワイライトエクスプレス色の機関車が牽引する場合がある。

かつては、青森駅 - 秋田駅間でED75形が使用されたことがあるほか、羽越本線奥羽本線電化完成前、EF81形登場前(湖西線開業前)にはDD51形EF70形EF58形などが使用された。

[編集] 客車

日本海
←大阪 青森→
号車番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 EG
座席種別 B ○ B × B × B ○ B × B × B × B × B × B × B ○ A × C
車両形式 オハネフ24形 オハネ24形 オハネ24形 オハネフ24形 オハネ24形 オハネ24形 オハネフ24形 オハネ24形 オハネ24形 オハネ24形 オハネフ24形 オロネ24形 カニ24形
  • 枠=連結しない日がある。
  • なお、オハネ24形・オハネフ24形はオハネ25形・オハネフ25形を使用する場合もある。車両項目も参照されたい。
記号凡例
EG=電源車、A=開放式A寝台、B=開放式B寝台、C=荷物車×=禁煙、○=喫煙
現行編成


[編集] 2008年3月14日以前の運転概要

[編集] 停車駅

2008年3月14日までの定期「日本海」停車駅
駅名\号 1号 2号 3号 4号
大阪駅
新大阪駅
京都駅
敦賀駅 [1] [1]
福井駅
加賀温泉駅
金沢駅
高岡駅
富山駅
魚津駅
糸魚川駅
直江津駅
新津駅
村上駅
あつみ温泉駅
鶴岡駅
酒田駅
象潟駅
羽後本荘駅
秋田駅
八郎潟駅
東能代駅
鷹ノ巣駅
大館駅
大鰐温泉駅
弘前駅
青森駅
  • ●:停車。↓・↑:通過。
  • 背景色が及びの区間ではB寝台普通車座席として利用できる。寝台券も参照のこと。
    • では立席特急券
      • 1号は2 - 4号車、3号は酒田駅 - 秋田駅間3・4号車、秋田駅 - 青森駅間3 - 6号車が利用できた。
    • では指定席特急券
      • 2・4号とも6号車が利用できた。

[編集] 使用車両

「日本海」1・4号
「日本海」2・3号

なお、最終列車の車両回送列車は、以下のような手順で行われた。

  • 1号(宮原車)は2008年3月15日に青森駅に到着した後、すぐに青森車両センターへ回送し、同所で停泊した。15日の夜から16日にかけて客車を宮原総合運転所へ返却回送された。
  • 3号(青森車)は2008年3月15日に青森駅に到着した後、すぐに青森車両センターへ回送し、同日の大阪行き「日本海」として折り返した。
  • 2号(青森車)は2008年3月15日に大阪駅に到着した後、すぐに客車を宮原総合運転所へ回送し、同日の青森行き「日本海」として折り返した。
  • 4号(宮原車)は2008年3月15日に大阪駅に到着した後、すぐに客車を宮原総合運転所へ回送された。
日本海1・4号
←大阪 青森→
号車番号 EG 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
座席種別 C A1 ○ B × B × B ○ B × B × B × B ○ B × B × B × B ○
車両形式 カニ24形 オロネ25形300番台[2] オハネ25形 オハネ25形 オハネフ25形 オハネフ25形 オハネ25形 オハネ25形 オハネフ25形 オハネ25形 オハネ25形 オハネ25形 オハネフ25形
  • 枠=連結しない日がある。
  • なお、オハネ24形・オハネフ24形はオハネ25形・オハネフ25形を使用する場合もある。車両項目も参照されたい。
記号凡例
EG=電源車、A1=A寝台1人用個室「シングルデラックス」、B=開放式B寝台、C=荷物車×=禁煙、○=喫煙


[編集] 沿革

[編集] 日本海縦貫線全通とその後の展開

[編集] 戦後急行「日本海」としての運転再開

[編集] 「日本海」ブルートレイン化以降

  • 1968年10月1日:いわゆる「ヨンサントオ」と称されるダイヤ改正に伴い、「日本海」に20系客車を導入し、寝台特急化。
    • ダイヤ上は特急「日本海」を新設し、急行「日本海」を「きたぐに」に改称した形とした。
  • 1969年北陸トンネル内で、「日本海」の列車火災発生。3年後に「きたぐに」で同様の火災が発生し30名の死者を出す惨事となるも、この時は乗務員の判断で列車をトンネルから脱出させたため大事とならなかった。北陸トンネル火災事故も参照。
  • 1971年:名古屋駅 - 秋田駅間に臨時急行「あきた」が運転開始。
  • 1973年 : 東北新幹線上越新幹線建設に伴い、臨時急行「あおもり」を日本海縦貫線経由に変更。
  • 1975年3月10日ダイヤ改正により、以下のように変更。
    1. 「日本海」は湖西線経由となり、14系寝台客車に変える一方で食堂車の連結は廃止。
      • 定期列車である寝台車両列車は長崎県早岐客貨車区所属車が「あかつき」として大阪駅に発着する編成の間合い運用として使用された。長崎県の客貨車区に所属する車両の定期営業列車が青森まで運用される稀有な運転体制となった。だが、「あかつき」の遅延・運休が「日本海」にも影響し、食堂車廃止とともに利用者の間から不評であった。
    2. 14系座席車を使用した季節列車「日本海51号」を設定。「日本海」2往復体制となる。
    3. 国鉄業務合理化の一環として「日本海」にヘッドマークの掲出を取りやめる。
  • 1976年:季節運転の「日本海51号」の使用車種を宮原客車区(現在の宮原総合運転所24系25系客車へ変更。
  • 1978年10月2日:季節運転の「日本海」定期昇格。24系客車、24系25形客車各1往復ずつの設定に。早岐客貨車区所属の14系客車による超広域運用は終了する。
  • 1982年11月15日上越新幹線開業に伴うダイヤ改正により、以下のように変更。
    1. 「日本海」の使用車種を24系客車、24系25形客車各1往復から、24系25形客車2往復(所属は宮原客車区・向日町運転所<現・京都総合運転所>各1往復)に変更。
    2. 同じ区間を走る急行列車「きたぐに」が、新潟駅発着となったため、大阪駅 - 青森駅を運転する唯一の夜行列車となる。
  • 1982年12月:名古屋駅 - 秋田駅間の臨時急行「あきた」が運転終了。
  • 1984年2月1日:「日本海」にヘッドマークの掲出を再開。「日本海2・3号」の受持ちを向日町運転所から青森運転所(現・青森車両センター)に変更する。
  • 1986年:名古屋駅 - 青森駅間の臨時急行「あおもり」が運転終了。
  • 1986年:夏季期間中のみ「日本海1・4号」にマニ50形荷物車を連結し「日本海モトとレール」として、オートバイ搬送も行う。
  • 1987年4月1日:国鉄分割民営化に伴い、「日本海1・4号」を西日本旅客鉄道(JR西日本)が、「日本海3・2号」を東日本旅客鉄道(JR東日本)が管轄する共同運転列車となる。
  • 1987年:「日本海3・2号」に開放式A寝台車両を連結開始。

[編集] 青函トンネル開業以降

「日本海モトとレール」(1992年、京都駅)
  • 1988年青函トンネル開業によりJR西日本保有車両で運行される「1・4号」が函館駅まで運転区間を延長。
    • この際、函館行きの初列車はトンネル開業の前日(3月12日)に大阪駅を出発という設定となったため、翌日から運転開始だった「北斗星」に先駆け、営業運転で青函トンネルを通過した最初の寝台特急[3]となった。
    • このとき同列車には食堂車復活の構想があり、食堂車が入る予定の5号車は欠車扱いとなった。しかし用意された食堂車スシ24形は「トワイライトエクスプレス」に使用され、復活は実現せず。
  • 1989年:大阪駅 - 札幌駅間に「トワイライトエクスプレス」が運転開始。北海道内は「日本海1・4号」を考慮して、「トワイライトエクスプレス」は渡島支庁内無停車で、胆振支庁石狩支庁のみに停車。
  • 1990年12月:大阪駅 - 青森駅間に臨時急行「あおもり」運転開始。20系客車を使用。
  • 1994年春:20系客車の老朽化に伴い、臨時急行「あおもり」の使用車両を583系電車に変更。東北方面で20系客車を使用していた最後の営業列車であった。
  • 1998年8月:「日本海1・4号」における「日本海モトとレール」扱いを終了する。
  • 1998年12月:寝台特急「瀬戸」のサンライズエクスプレス化により余剰となったA個室「シングルデラックス」を1・4号に連結。
  • 2004年10月23日 - 11月28日新潟県中越地震の影響により全列車・全区間運休。
  • 2004年11月29日:日本海1・4号のみ運転再開。長岡駅 - 柏崎駅間は徐行運転を行い、 日本海3・2号は引き続き運休。
  • 2004年12月13日:日本海3・2号も運転再開。ただし、長岡駅 - 柏崎駅間は徐行運転を行う。
  • 2005年12月25日 - 2006年1月18日羽越本線脱線事故の影響により、全列車が全区間運休。
  • 2006年3月18日:日本海1・4号の函館乗り入れを廃止。全列車が大阪駅 - 青森駅間に運転に復する。
  • 2006年7月13日 - 2006年8月8日羽越本線小岩川駅 - あつみ温泉駅間の土砂崩れにより運休。
  • 2007年7月16日 - 9月12日新潟県中越沖地震の影響により全列車・全区間運休。臨時急行「あおもり」も運転取り止め。
  • 2008年3月15日:日本海3・2号を廃止し、1往復に減便。客車は3・2号で使用されている青森車両センター所属のものを継続して使用。
    • なお、2008年3月14日発の各列車は改正日を跨ぐため、列車番号をそれぞれ9021列車(1号) - 9024列車(4号)に変更して運転された。
  • 2009年:近年は夏季のみの運転となっていた臨時急行「あおもり」の設定が消滅。

[編集] 脚注

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  1. ^ a b 日本海3・2号は敦賀駅で機関車を交換するため長時間停車を実施。
  2. ^ 1号車のオロネ25形が検査のときは、京都総合運転所所属のオロネ14形が代走していた。
  3. ^ 郵政省が発行した「青函トンネル記念切手」には、当列車のヘッドマークを付けたED79形電気機関車がデザインされている。

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