日本海 (列車)
| 日本海 | |
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大阪駅に停車中の「日本海」
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| 運行鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
| 列車種別 | 寝台特急列車 |
| 運転区間 | 大阪駅 - 青森駅 |
| 経由線区 | 東海道本線・湖西線・北陸本線・信越本線・羽越本線・奥羽本線 |
| 使用車両 (所属区所) |
24系客車(青森車両センター) EF81形電気機関車(敦賀地域鉄道部) |
| 運転開始日 | 1968年10月1日 |
| 運転終了日 | 2012年3月17日(予定) |
| 備考 | 2010年12月現在のデータ |
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この表について
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日本海(にほんかい)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)と東日本旅客鉄道(JR東日本)が大阪駅 - 青森駅間を東海道本線・湖西線・北陸本線・信越本線・羽越本線・奥羽本線(日本海縦貫線)経由で運行する寝台特別急行列車である。
目次 |
[編集] 概要
特急「日本海」は、大阪と青森を結ぶ急行列車として1947年7月に運転を開始し、1950年11月に「日本海」と名付けられた。その後1968年に特急列車化されている。
京阪神と東北地方を結ぶ列車としては、1924年7月31日の羽越本線全通時に、神戸駅 - 青森駅間で運転を開始した急行列車が最初である。
公共交通機関において、京阪神と東北地方を結ぶ夜行バス路線の北限が仙台市と山形市であるため、公共交通機関を利用した夜間移動では当列車が山形県庄内地方・秋田県・青森県を結ぶ唯一の手段となっている。修学旅行生の団体などの利用も多い。
2011年11月18日、利用客の減少や車両老朽化のため、2012年春のダイヤ改正で当列車を廃止する方針であることが報道された[1]。その後、同年12月16日にJR東日本と西日本旅客鉄道(JR西日本)から正式発表が行われ、2012年3月17日のダイヤ改正で急行「きたぐに」とともに定期運転を終了し、4月以降は繁忙期のみ臨時列車として運転されることになった[2][3]。車両はB寝台車のみの6両編成になる予定[4]。
定期列車時代後期の利用状況は、ほかの夜行列車・寝台列車と同様に利用客が航空機や高速バスへの移行が進んだことや、宿泊料金を低減したホテルが増えたことも影響し、JR西日本によると乗客数はJR発足時の1987年と比較して2010年代では約4分の1に減少しており、2010年度の平均乗車人数(1本当たり)は約130人であった[5]。
[編集] 運行概況
運転開始当初は1往復で米原駅を経由していたが、1975年3月に湖西線が開業したことによって同線を経由するようになり、同時に2往復体制となった。1988年3月には青函トンネルが開業したことにより、うち1往復が函館駅まで運転されるようになった。
現在でも湖西線が比良おろしによる強風規制で運転を見合わせている場合、琵琶湖線・米原駅経由で迂回運転が行われている。また、冬季を中心に日本海沿岸を走る信越本線、羽越本線などの一部区間で強風や雪害の被害に遭いやすく、「トワイライトエクスプレス」同様しばし運休や大幅な遅延が発生している。また、遅延の状況次第では途中駅で運転が打ち切られ、新幹線及び当列車の運転線区を走る他の特急に振替輸送が行われることがある。
2006年3月には函館駅乗り入れが廃止され、2往復とも大阪駅 - 青森駅間の運転になったが、2008年3月に利用者の減少により1往復が廃止された。
なお、以下の区間ではB寝台を普通車座席として利用できる(寝台券も参照のこと)。
- 下り:東能代駅→青森駅間 …立席特急券で2 - 4号車が利用できる(東能代駅 - 鷹ノ巣駅間は2号車のみ)。
- 上り:青森駅→秋田駅間 …指定席特急券で6号車が利用できる。ただし、寝台の設備(枕・スリッパなど)は利用できない。
[編集] 停車駅
大阪駅 - 新大阪駅 - 京都駅 - 敦賀駅 - 福井駅 - 加賀温泉駅 - 金沢駅 - 高岡駅 - 富山駅 - 魚津駅 - 糸魚川駅 - 直江津駅 - 新津駅 - 鶴岡駅 - 酒田駅 - 羽後本荘駅 - 秋田駅 - 東能代駅 - 鷹ノ巣駅 - 大館駅 - 大鰐温泉駅 - 弘前駅 - 新青森駅 - 青森駅
下り列車は近江塩津駅(運転停車)で特急「サンダーバード」37号、加賀温泉駅で同39号に、上り列車は敦賀駅で特急「しらさぎ」54号と「サンダーバード」6号に、近江舞子駅(運転停車)で「サンダーバード」8号に追い抜かれる。
2008年3月14日までの停車駅も上記に準じていたが、加賀温泉駅・魚津駅・糸魚川駅・大鰐温泉駅は1号・4号のみ停車、新津駅は1号 - 3号が停車していた。また、上記の停車駅のほか、2号・3号は村上駅・あつみ温泉駅・象潟駅・八郎潟駅にも停車していた。B寝台は、1号の東能代駅→鷹ノ巣駅間は2号車、鷹ノ巣駅→青森駅間は2 - 4号車、3号の鶴岡駅→秋田駅間は3・4号車、秋田駅→青森駅間は3 - 6号車が立席特急券で、2号・4号の青森駅→秋田駅間は指定席特急券で6号車を座席として利用できた。
[編集] 使用車両・編成
| 日本海 | |||||||||||||||||||||
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← 大阪
青森 →
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| 日本海 | |||||||||||||||||||||
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← 大阪
青森 →
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客車はJR東日本の青森車両センターに所属する24系客車が使用されている。2008年3月14日までは、1号・4号がJR西日本の宮原総合運転所に所属する24系客車で、2号・3号が青森車両センター所属車両で現行と同じ組成編成で運転されていた。なお、オハネ24形・オハネフ24形はオハネ25形・オハネフ25形を使用する場合もある。
機関車は、全区間でJR西日本の敦賀地域鉄道部敦賀運転センター車両管理室に所属するEF81形電気機関車が牽引する。「トワイライトエクスプレス」色の機関車が運用される場合もある。かつては、秋田駅 - 青森駅間でED75形が使用されたことがあるほか、羽越本線・奥羽本線の電化完成前、湖西線開業前にはDD51形・EF70形・EF65形・EF58形などが使用されたことがある。
特急化された1968年10月に20系客車を導入したが、湖西線経由になった1975年3月には14系寝台客車に置き換えられた一方で食堂車の連結は廃止された。当時の「日本海」に使用された車両は、長崎県佐世保市の早岐客貨車区所属車が「あかつき」として大阪駅に発着する編成の間合い運用として充当されており、長崎県の客貨車区に所属する車両の定期営業列車が青森駅まで運用される稀有な運転体制となった。しかし「あかつき」の遅延・運休が「日本海」にも影響することがあった。1978年10月から24系客車、24系25形客車に変更され、早岐客貨車区所属の14系客車による広域運用は終了した。
1988年の青函トンネル開業により1往復が函館駅までの運転になった際に食堂車復活の構想があり、食堂車が入る予定の5号車は欠車扱いとなった。しかし用意された食堂車スシ24形は「トワイライトエクスプレス」に使用され、復活は実現しなかった。
なお、2010年12月4日の東北新幹線全線開業に伴い、新青森駅に停車するようになり、繁忙期の編成は12両から10両になった。そのため、オロネ24形が10号車となる。
[編集] 担当車掌の所属
- JR西日本大阪車掌区
[編集] 臨時列車
[編集] あおもり
1988年より「日本海」81・82号(20系客車使用の臨時列車)として設定され、定期列車と同じく大阪駅 - 青森駅間を運転していた。のちに急行列車化されて「あおもり」に改称された。1994年からは583系電車に変更して運転されていたが、2000年以降は夏期のみの運転となり、2008年夏を最後に運転されていない。
[編集] 東北夏祭り号
青森ねぶた祭りの開催に合わせて運転されていた急行列車。583系電車を使用し、神戸(のちに大阪)発青森行きのみ運転されていた。2007年以降は運転されていない。
[編集] 沿革
[編集] 日本海縦貫線全通とその後の展開
- 1924年(大正13年)7月31日:羽越本線が全通し、日本海縦貫線が完成。この、日本海縦貫線を直通する列車として、神戸駅 - 青森駅間に急行列車(富山駅 - 青森駅間は普通列車)を設定。
- 1926年(大正15年)8月15日:全区間を急行列車化。
- 1929年(昭和4年)9月15日:運転区間を大阪駅 - 青森駅間に改める。
- 1943年(昭和18年)2月1日:大阪駅 - 青森駅間運転の急行列車廃止。
[編集] 戦後急行「日本海」としての運転再開
- 1947年(昭和22年)7月5日:大阪駅 - 青森駅間に、現在の「日本海」の起源となる急行列車が運転を開始。
- 1950年(昭和25年)11月8日:前記の急行列車に「日本海」と命名。
- 1961年(昭和36年)2月9日:羽越本線を走行中の急行「日本海」が崩れた土砂に乗り上げた脱線事故が発生。C57形蒸気機関車が大破。
- 1968年(昭和43年)8月:名古屋駅 - 青森駅間を東海道本線・東北本線経由で臨時急行「あおもり」の運行を開始。
[編集] 「日本海」ブルートレイン化以降
- 1968年(昭和43年)10月1日:いわゆる「ヨンサントオ」と称されるダイヤ改正に伴い、「日本海」に20系客車を導入し、寝台特急化。
- ダイヤ上は特急「日本海」を新設し、急行「日本海」を「きたぐに」に改称した。
- 当初は青森運転所(現在の青森車両センター)所属の車両が用いられた。
- 1969年(昭和44年)12月6日:「日本海」が北陸トンネル内で列車火災事故(寝台特急日本海北陸トンネル列車火災事故)発生。
- 1971年(昭和46年):名古屋駅 - 秋田駅間に臨時急行「あきた」を運転開始。
- 1973年(昭和48年):東北新幹線・上越新幹線建設に伴い、臨時急行「あおもり」を日本海縦貫線経由に変更。
- 1975年(昭和50年)3月10日:ダイヤ改正により、以下のように変更。
- 1976年(昭和51年):季節運転の「日本海」1号・2号の使用車種を宮原客車区(現在の宮原総合運転所)24系25形客車へ変更。
- 1978年(昭和53年)10月2日:季節運転の「日本海」が定期列車に昇格。24系客車、24系25形客車各1往復に変更し、早岐客貨車区所属の14系客車による運用を終了。同時に下り2号を3号、上り1号を2号、上り2号を4号に変更。
- 1980年(昭和55年)10月1日:24系客車で運用している「日本海」2・3号のA寝台車の連結を廃止。
- 1982年(昭和57年)
- 1984年(昭和59年)2月1日:「日本海」2・3号の受持ちを宮原客車区から青森運転所に変更する。同時に「つるぎ」の受持ちを向日町運転所から宮原客車区へ再度変更する。
- 1985年(昭和60年)3月14日:「日本海」牽引機関車へのヘッドマーク掲出を再開。
- 1986年(昭和61年)
- 1987年(昭和62年)
[編集] 青函トンネル開業以降
- 1988年(昭和63年)3月13日:青函トンネル開業によりJR西日本保有車両で運行される1号・4号が函館駅まで運転区間を延長。
- 1989年(平成元年)7月21日:大阪駅 - 札幌駅間で「トワイライトエクスプレス」の運転を開始。北海道内は「日本海」1・4号を考慮して、「トワイライトエクスプレス」は渡島支庁内無停車で、胆振支庁・石狩支庁のみに停車。当初は団体専用列車としての運転だったが、同年12月21日から臨時列車扱いに変更される。
- 1990年(平成2年)12月:大阪駅 - 青森駅間に臨時急行「あおもり」運転開始。20系客車を使用。
- 1994年(平成6年)春:20系客車の老朽化に伴い、臨時急行「あおもり」の使用車両を583系電車に変更。東北方面で20系客車を使用していた最後の営業列車であった。
- 1998年(平成10年)
- 8月:「日本海」1・4号における「日本海モトとレール」扱いを終了する。
- 12月:寝台特急「瀬戸」に285系を投入して電車化されたため、余剰となったA個室「シングルデラックス」を1・4号に連結。
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)12月25日 - 2006年(平成18年)1月18日:羽越本線脱線事故の影響により、全列車・全区間運休[9]。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)3月15日:「日本海」2・3号が廃止され、1往復になる[12]。客車は青森車両センター所属車両を継続して使用。
- 2009年(平成21年):2000年代に入ってからは夏季のみの運転となっていた臨時急行「あおもり」の設定が消滅。
- 2010年(平成22年)12月4日:東北新幹線八戸駅 - 新青森駅間開業に伴うダイヤ改正で、新たに新青森駅にも停車。
- 2011年(平成23年)3月11日 - 3月17日:東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響により全区間運休[13]。
- 2012年(平成24年)3月17日:ダイヤ改正で4月以降は臨時列車としてB寝台のみの24系6両編成で運転予定。
[編集] 脚注
- ^ 乗車率5割程度 寝台特急「日本海」廃止で調整 - スポーツニッポン 2011年11月18日
- ^ 2012年3月ダイヤ改正について (PDF) - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2011年12月16日
- ^ 平成24年春ダイヤ改正について (PDF) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2011年12月16日
- ^ 2012年3月ダイヤ改正について (PDF) - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2011年12月16日
- ^ 「きたぐに」「日本海」引退へ ダイヤ改正で3月 - 富山新聞 2011年12月17日
- ^ 1号車のオロネ25形が検査のときは、京都総合運転所所属のオロネ14形が代走していた。
- ^ 『プロジェクトX』第147回「列車炎上 救出せよ北陸トンネル火災」(NHK総合)2004年6月15日放送分より
- ^ 郵政省が発行した「青函トンネル記念切手」には、当列車のヘッドマークを掲出したED79形電気機関車がデザインされている。
- ^ 羽越本線 25日ぶり運転再開 区間運休の鶴岡―酒田間 原因解明、対策が焦点に - 荘内日報 2006年1月20日
- ^ 平成18年春のダイヤ改正(別紙詳細) (PDF)(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2006年12月22日
- ^ JR信越線が全線運転再開 中越沖地震の不通全面解消 - 47News 2007年9月13日
- ^ 2008年3月ダイヤ改正について (PDF) - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2007年12月20日
- ^ 寝台特急「日本海」再開へ 被災地と北陸・関西の足にも - 朝日新聞 2011年3月18日
[編集] 外部リンク
- JRおでかけネット : 車両案内 : 日本海 24系 - 西日本旅客鉄道
- 特急「日本海」 - 鉄道コム
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