みすず (列車)

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みすず
313系の「みすず」(2008年2月11日 稲荷山駅)
313系の「みすず」
(2008年2月11日 稲荷山駅
運行鉄道事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
東海旅客鉄道(JR東海)
列車種別 快速列車
運転区間 天竜峡駅飯田駅上諏訪駅 - 長野駅
経由線区 飯田線中央本線篠ノ井線信越本線
使用車両
(所属区所)
115系電車長野総合車両センター
313系1700番台電車神領車両区
運転開始日 1986年
備考 2009年10月現在のデータ

みすずとは、東日本旅客鉄道および東海旅客鉄道天竜峡駅飯田駅上諏訪駅 - 長野駅飯田線中央本線篠ノ井線信越本線経由で運転する快速列車普通列車の愛称である。愛称は、「信濃」にかかる枕詞「みすずかる(水篶刈る)」に由来する。

目次

[編集] 運行概況

[編集] 運転本数

2009年3月現在、1日に下り(長野行き)が2本、上り(飯田または天竜峡行き)が3本運転されているが、ダイヤ改正の度に停車駅が増加している。

  • 2008年(平成20年)3月15日のダイヤ改正では、下りの1本が全区間各駅停車となり、種別も普通列車となった。もう1本の下り「みすず」も冠着駅に停車するようになり岡谷 - 長野間は各駅停車になったが、列車番号が変わる岡谷からも種別は快速のままだった。
  • 2009年(平成21年)3月14日のダイヤ改正で下りのすべての「みすず」が普通列車になった。
  • 辰野 - 塩尻間は、距離の短い通称「辰野支線」を経由せず、塩嶺トンネルルートで岡谷駅経由で運転され、岡谷駅でスイッチバックを行う。
  • 長野6:32発の上り列車では、松本まで上諏訪行きと飯田行きの併結運転がされており、かつての「天竜」や「かもしか」の伝統を残していた。松本から岡谷までは、上諏訪行き・飯田行きの順で続行運転となっていたが、2009年3月の改正で上諏訪行きが廃止された。
  • 飯田5:50発の下り列車は伊那福岡駅まで快速運転をした後は、各駅停車となる。
  • みずずとは別に下りの始発で「駒ヶ根発、岡谷行き」の快速列車(ワンマン)が1本あるが、そちらは辰野まで快速運転をしている。
  • 2012年3月17日のダイヤ改正において新たに小町屋駅に停車するようになった。

[編集] 使用車両

JR東海の115系は、2007年3月18日から313系1700番台に置き換えられ、JR東日本管内では珍しく転換クロスシートを装備した普通列車となった。

快速「みすず」運転開始時はJR東日本長野総合車両センター所属の169系の4両編成が使用されていた。

[編集] 停車駅

上下線の各みすず号の停車駅をそれぞれ示しておく。

2209M・3523M(5時50分飯田発→9時58分長野着) 飯田駅-元善光寺駅-市田駅-伊那大島駅-上片桐駅-七久保駅-飯島駅-伊那福岡駅-小町屋駅-駒ヶ根駅-大田切駅-宮田駅-赤木駅-沢渡駅-下島駅-伊那市駅-伊那北駅-田畑駅-北殿駅-木ノ下駅-伊那松島駅-沢駅-羽場駅-伊那新町駅-宮木駅-辰野駅-川岸駅-岡谷駅-みどり湖駅-塩尻駅-広丘駅-村井駅-平田駅-南松本駅-松本駅-田沢駅-明科駅-西条駅-坂北駅-聖高原駅-冠着駅-姨捨駅-稲荷山駅-篠ノ井駅-今井駅-川中島駅-安茂里駅-長野駅

213M・3525M(6時23分天竜峡発→10時46分長野着) 天竜峡駅-川路駅-時又駅-毛賀駅-伊那八幡駅-下山村駅-鼎駅-切石駅-飯田駅-桜町駅-伊那上郷駅-元善光寺駅-下市田駅-市田駅-下平駅-山吹駅-伊那大島駅-上片桐駅-伊那田島駅-高遠原駅-七久保駅-伊那本郷駅-飯島駅-田切駅-伊那福岡駅-小町屋駅-駒ヶ根駅-大田切駅-宮田駅-赤木駅-沢渡駅-下島駅-伊那市駅-伊那北駅-田畑駅-北殿駅-木ノ下駅-伊那松島駅-沢駅-羽場駅-伊那新町-宮木駅-辰野駅-川岸駅-岡谷駅-みどり湖駅-塩尻駅-広丘駅-村井駅-平田駅-南松本駅-松本駅-田沢駅-明科駅-西条駅-坂北駅-聖高原駅-冠着駅-姨捨駅-稲荷山駅-篠ノ井駅-今井駅-川中島駅-安茂里駅-長野駅

3520M・216M(6時32分長野発→11時09分飯田着)  長野駅-安茂里駅-川中島駅-今井駅-篠ノ井駅-稲荷山駅-姨捨駅-冠着駅-聖高原駅-坂北駅-西条駅-明科駅-田沢駅-松本駅-南松本駅-平田駅-村井駅-広丘駅-塩尻駅-岡谷駅-川岸駅-辰野駅-宮木駅-伊那新町駅-羽場駅-沢駅-伊那松島駅-木ノ下駅-北殿駅-田畑駅-伊那北駅-伊那市駅-下島駅-沢渡駅-赤木駅-宮田駅-大田切駅-駒ヶ根駅-小町屋駅-伊那福岡駅-田切駅-飯島駅-伊那本郷駅-七久保駅-高遠原駅-伊那田島駅-上片桐駅-伊那大島駅-山吹駅-下平駅-市田駅-下市田駅-元善光寺駅-伊那上郷駅-桜町駅-飯田駅

3524M・222M・1508M(11時23分長野発→16時45分天竜峡着) 長野駅-川中島駅-篠ノ井駅-稲荷山駅-姨捨駅-冠着駅-聖高原駅-坂北駅-西条駅-明科駅-田沢駅-松本駅-南松本駅-平田駅-村井駅-広丘駅-塩尻駅-岡谷駅-川岸駅-辰野駅-宮木駅-伊那新町駅-羽場駅-沢駅-伊那松島駅-木ノ下駅-北殿駅-田畑駅-伊那北駅-伊那市駅-下島駅-沢渡駅-赤木駅-宮田駅-大田切駅-駒ヶ根駅-小町屋駅-伊那福岡駅-田切駅-飯島駅-伊那本郷駅-七久保駅-高遠原駅-伊那田島駅-上片桐駅-伊那大島駅-山吹駅-下平駅-市田駅-下市田駅-元善光寺駅-伊那上郷駅-桜町駅-飯田駅-切石駅-鼎駅-下山村駅-伊那八幡駅-毛賀駅-時又駅-川路駅-天竜峡駅

3526M・2230M(15時05分長野発→19時12分飯田着) 長野駅-安茂里駅-川中島駅-今井駅-篠ノ井駅-稲荷山駅-姨捨駅-冠着駅-聖高原駅-坂北駅-西条駅-明科駅-田沢駅-松本駅-村井駅-広丘駅-塩尻駅-みどり湖駅-岡谷駅-川岸駅-辰野駅-宮木駅-羽場駅-沢駅-伊那松島駅-木ノ下駅-北殿駅-伊那北駅-伊那市駅-沢渡駅-宮田駅-駒ヶ根駅-小町屋駅-伊那福岡駅-飯島駅-伊那本郷駅-七久保駅-上片桐駅-伊那大島駅-市田駅-元善光寺駅-飯田駅

[編集] 競合交通機関

長野・松本・飯田の各都市を相互に結ぶ「みすずハイウェイバス」がある。長野 - 飯田間では「みすず」と比べて、片道運賃の点では大差ないものの[1]、所要時間の点では1時間も速い高速バスに完敗している状態である[2]

[編集] 沿革

急行「かもしか」(1987年8月 上諏訪駅)

長野県内の南信地区と県都長野を結ぶローカル準急として設定された「天竜」(てんりゅう。「こまがね」「赤石」等と並び、飯田線には珍しい気動車が使われたことのある列車)を起源としており、「かもしか」への改称と快速列車格下げを経て、現在に至っている。

国鉄時代末期、一時特急格上げも検討されたが、スピード面(特にカーブの多い飯田線)で断念し、急行形電車の座席を転換クロスシート(一部簡易リクライニングシート)へ交換したアコモデーション改造車が投入され、「新特急」に準えた「新急行」と冠してテコ入れが図られたが、結局全列車が快速「みすず」に格下げされた。老朽化により急行形電車の使用はなくなり、現在は近郊形電車により運行されている。

[編集] 年表

  • 1961年 - 新宿駅・長野駅 - 天竜峡駅気動車準急列車「天竜」を新設。一部は併結運転。車両はキハ58系2 - 4両編成
  • 1966年 - 「天竜」は急行列車に昇格。
  • 1968年 - 「天竜」の新宿駅発着列車を「こまがね」に分離。
  • 1973年 - 「天竜」の下り1本のみを電車化。車両は80系
  • 1973年 - 「天竜」の全列車が電車化。車両は下り1本が80系、その他は165系
  • 1975年 - 長野県内循環の気動車急行「すわ」、「のべやま」を分割。小淵沢 - 長野間は電車急行「天竜」に立て替える。
  • 1978年 - 「天竜」の全列車が165系に。これにより80系を使用した定期急行列車は消滅する。
  • 1983年 - 「天竜」の松本以南が快速列車となり、急行区間は松本 - 長野間に短縮。また、中央東線発着編成が塩嶺トンネル経由になる。飯田線発着編成は、旧線の小野経由のまま塩尻駅で分割併合を行う。
  • 1986年 - 「天竜」を急行列車「かもしか」と快速列車「みすず」に分離。「かもしか」の飯田線発着編成は塩嶺トンネル経由になり、岡谷駅で分割併合となった。
  • 1988年 - 急行列車「かもしか」廃止。快速列車「みすず」に一本化。
  • 1998年12月 - 169系から115系へ変更。
  • 2004年(平成16年)10月16日のダイヤ改正では、1往復をのぞき飯田線内は各駅停車となる。
  • 2007年(平成19年)3月18日のダイヤ改正では、朝の飯田行きが全区間各駅停車となる。同時に、313系も「みすず」に使用開始。
  • 2008年 - 1本が普通列車となる。
  • 2009年 - 朝の上諏訪行き「みすず」廃止、これにより長野・松本間の併結運転がなくなる。

[編集] 脚注

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  1. ^ みすずハイウェイバスは長野駅 - 飯田駅間片道2800円、「みすず」は長野駅 - 飯田駅間片道2940円
  2. ^ みすずハイウェイバスは長野駅 - 飯田駅間が3時間強、「みすず」は長野駅 - 飯田駅間が4時間強

[編集] 関連項目


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