JR東日本255系電車

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JR東日本255系電車
(2008年3月8日 内房線 浜金谷駅 - 保田駅間)
(2008年3月8日 内房線 浜金谷駅 - 保田駅間)
編成 9両編成 (4M5T)
営業最高速度 130 km/h
設計最高速度 130 km/h
編成定員 522人(普通車)+42人(グリーン車)=564人
全長 20,500 (21,000) mm
全幅 2,950 mm
全高 3,790 mm
車体材質 普通鋼
編成質量 278.6 t
軌間 1,067 mm
電気方式 直流1,500V
架空電車線方式
編成出力 95kW×16=1,520kW
制御装置 VVVFインバータ制御東芝GTO素子
制動方式 回生ブレーキ
電気指令式ブレーキ
抑速ブレーキ
保安装置 ATS-SNATS-P
製造メーカー 東急車輛製造近畿車輛

255系電車(255けいでんしゃ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流特急形車両。「Boso View Express」の愛称がある。1993年平成5年)7月2日に営業運転を開始した。

概要[編集]

千葉県房総半島を走行することから「房総特急」と総称される内房線外房線特急列車さざなみ」・「わかしお」には、旧・日本国有鉄道時代に製造された183系が使用されていたが、老朽化が進んでいたことからその置き換えを目的に東急車輛製造近畿車輛で製造された。

都市間輸送と観光客輸送の両面に対応した車両であり、JR東日本が従来設計・製造した特急形車両である651系スーパーひたち)・251系スーパービュー踊り子)・253系成田エクスプレス)の要素を融合した構造となった。

253系と同一の車体断面を有し、グリーン車のほか普通車についてもリクライニングシートを採用している。乗降扉の数は館山安房鴨川銚子寄り先頭車のクハ255形を除いて各車両1か所とし、側面の窓はわずかながら上下に広げられている。

1993年度には通商産業省(現・経済産業省)のグッドデザイン商品(現・財団法人日本産業デザイン振興会主催グッドデザイン賞)に選定された。車両のデザイン開発はインダストリアルデザイナー榮久庵憲司が設立した「GKインダストリアルデザイン」が担当している。

JR東日本の特急形電車としては初のVVVFインバータ制御車である。走行システムについては通勤形電車209系910番台(旧901系試作車B編成)の設計を改良して採用している。速度種別はA22(122km/h)を指定する。

導入当初の運用線区が京葉線・内房線・外房線に限定されることから、当初はATCを搭載せず、将来総武本線系統の列車への運用を考慮し設置スペースを確保した準備工事にとどまった。このため、横須賀線総武快速線品川駅 - 錦糸町駅間を走ることはできなかったが、同区間は2004年(平成16年)2月29日よりATS-P形に切り替わったため、結果としてATCを搭載せずに255系も入線できるようになった。

側面の行先表示器は登場当時は字幕式だったが、2005年(平成17年)12月10日ダイヤ改正を前にLED式に取り替えられた。

接客設備[編集]

普通車座席のシートピッチは970mmで、グリーン車座席のシートピッチは1,160mmである。普通席には向い合わせのときも使用可能なインアームテーブルが肘掛に収納されており、グリーン席も同様の構造である。また、座席配置はグリーン席も普通席も同じ横方向4列配置である。

形式・編成表[編集]

形式[編集]

モハ255形
3号車・8号車に連結される中間電動車。PS26A形パンタグラフを搭載、取付け部を低屋根構造とすることで折りたたみ高さを3,980mmに抑え、中央本線の狭小建築限界トンネルの通過が可能である。主制御器であるVVVFインバータ装置、空気圧縮機(CP)を搭載。清涼飲料水自動販売機を設置する(営業中止中)。
モハ254形
2号車・7号車に連結される中間電動車。VVVFインバータ装置と冷房装置などのサービス機器に電力を供給する補助電源装置の静止形インバータ (SIV) を搭載。トイレ洗面所を設置する。
クハ255形
銚子・安房鴨川・館山寄りの制御車(9号車)。トイレ・洗面所を設置し、当系列では唯一の2デッキ構造である。
クハ254形
東京寄りの制御車(1号車)。デッキ付近に大形荷物置場を設置。車両の東京寄りにデッキがある。
サロ255形
4号車に連結される付随車でグリーン車。座席配列は車椅子対応座席を除いて普通車と同様2+2であり、客室の中間をパーティションで区分されているのは、かつて半室で喫煙席・禁煙席を区別していた名残りである。車掌室、トイレ・洗面所、カード式公衆電話を設置する。
サハ255形
6号車に連結される付随車。車内販売準備室を設置する。
サハ254形
5号車に連結される付随車。車椅子対応の座席、トイレ・洗面所、多目的室を設置する。
モハ255-2
モハ255-2。パンタグラフの周囲だけ屋根が低くなっている
モハ254-1のクーラーユニット
モハ254-1のクーラーユニット


編成表[編集]

形式
← 銚子・館山・安房鴨川
東京・新宿 →
備考
クハ
255
モハ
255
モハ
254
サハ
255
サハ
254
サロ
255
モハ
255
モハ
254
クハ
254
編成番号 Be-01 1 1 1 1 1 1 2 2 1 1993年製
1次車
Be-02 2 3 3 2 2 2 4 4 2
Be-03 3 5 5 3 3 3 6 6 3 1994年製
2次車
Be-04 4 7 7 4 4 4 8 8 4
Be-05 5 9 9 5 5 5 10 10 5

運用[編集]

定期列車では主に総武本線の「しおさい」に使用されている。ごく一部の内房線の「さざなみ」・外房線の「わかしお」にも使用されているが、両特急では主に土休日運行の「新宿さざなみ」「新宿わかしお」で使用されている。使用列車はグリーン車の有無(当系列にはグリーン車あり)と、編成両数(同一路線を走行するE257系500番台は5両または10両編成であるのに対して、255系は常に9両編成で運転される)で区別することができる。臨時列車では中央本線直通の特急「ビューかいじ」でも使用されていた。この他、「ホームライナー千葉」1・5号にも使用されている。通常E257系で運行される成田線鹿島線の「あやめ」にも週末を中心に使用されることがあった。

なお、登場時から2005年12月10日のダイヤ改正までは255系での運行列車は「ビューさざなみ」「ビューわかしお」の列車愛称であった。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]