富士市

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ふじし
富士市
Mt.Iwamoto.jpg
手前から富士川岩本山富士山
Flag of Fuji, Shizuoka.svg
富士市旗
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 静岡県
団体コード 22210-1
面積 245.02km²
総人口 251,875
推計人口、2013年5月1日)
人口密度 1,030人/km²
隣接自治体 静岡市富士宮市
沼津市裾野市御殿場市長泉町
市の木 クスノキ
市の花 バラ
富士市役所
市長 鈴木尚
所在地 417-8601
静岡県富士市永田町一丁目100番地
Fujicity office02.JPG
外部リンク 富士市

富士市位置図(静岡県)

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町
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富士市(ふじし)は、静岡県東部の特例市

目次

概要[編集]

富士市岩本山からみた富士山
  • 市町別人口は、浜松市静岡市に続いて静岡県第3位。静岡県東部で富士都市圏に属する。また、富士山の南にあることから、岳南地域という言葉もよく使われる。
  • 富士山を望む地域の1つで、東海道新幹線富士川橋付近から新幹線と共に写された写真などが有名である。
  • 古くからの製紙の街として栄え、日本製紙(旧・大昭和製紙)や王子マテリア(旧・王子製紙)などの多数の製紙工場がある。
  • 竹取物語由来を自称する地の1つである。
  • 富士川町の編入合併に伴い、市西部を流れる富士川を境に電力の周波数が異なり、市東側(旧富士市)は東京電力の50Hz。市西側(旧富士川町)は中部電力の60Hzである。このように同一自治体で電力の周波数が異なる事例は北隣の富士宮市(旧芝川町)でも見られる。

都市情報[編集]

地理[編集]

富士市と沼津市に跨る浮島沼
  • 富士山の南の方向に位置し、富士山の見えた日数は1年の内、192日(全体116日、一部76日)であった(2006年)。
  • 駿河湾に面し、西に湾に流れ込む日本三大急流の一つである富士川が流れている。海岸線は10kmであり、周囲は95.9kmである。東西に17.9km、南北に27.5kmの広さである。
  • 駿河トラフ南海トラフの北端の海溝)とその延長上の富士川河口断層帯に面しているため、プレート境界型の大地震(東海地震)の危険性が指摘されており、国・静岡県・周辺自治体とともに地震対策、特に津波対策に力が入れられている。
  • 江戸時代には東海道の宿場町の一つである吉原宿が存在したが、津波で2度壊滅的な被害を受け、その度に宿場の位置が内陸部に移動している。
  • 第二次世界大戦前までは沼津市との間には浮島沼[1]が広がっていた。沼川を中心とする現在の東海道本線と岳南鉄道線に囲まれた地域は、浮島沼に付属する湿地帯であったが、戦後の干拓により一部を残して消滅している。浮島ヶ原自然公園で、かつての名残を見ることができる。

全景[編集]

岩本山の展望台から望む富士市

隣接する自治体・行政区[編集]

歴史[編集]

人口[編集]

Demography22210.svg
富士市と全国の年齢別人口分布(2005年) 富士市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 富士市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
富士市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 195,598人
1975年 215,457人
1980年 222,488人
1985年 231,176人
1990年 239,796人
1995年 246,985人
2000年 251,559人
2005年 253,297人
2010年 254,049人
総務省統計局 / 国勢調査

産業[編集]

第一次産業[編集]

  • 農家数が3,072戸(2005年)で、周辺自治体と比べても多い。[7]
  • 農業特産物はイチゴ。中でも茶は「富士のやぶ北茶」のブランドイメージの普及を目指している。
  • 林業では、ヒノキの生産が盛んで、富士ヒノキの銘柄化を目指している。
  • 漁業特産物はシラス

第二次産業[編集]

  • 富士市は工業の盛んな街で、工業の指数の一つである製造品出荷額等は1兆4,487億7,976万円(2007年)であり、現在県内6位である。
  • なかでも豊富な地下水を利用した製紙業が盛んである。製紙工場は市内に62社73工場(2010年4月現在)あり、その数は日本一である。市内での紙・板紙類の総生産量は日本全体の11.6%あまり(2009年4月現在)を占め、特にトイレットペーパーは321,925t、全国比率31.5%で生産量日本一を誇る。
  • 戦後の高度成長期、製紙工場の排水で田子の浦港ヘドロが溜まり水質が極度に悪化し、また大気汚染気管支喘息患者が多数あらわれたため大きな社会問題になった。
  • 明治時代に入り、洋紙の製造技術が導入され、(旧)王子製紙が近代的な製紙工場を開設した。その後、水源が豊富な吉原地区を中心に中小製紙会社が次々と設立され栄えたが、1990年代半ばより、海外からの安価な紙の輸入増加やバブル崩壊による需要減などによる紙価低迷で経営難に陥る中小製紙会社が急増し倒産・廃業し、かつては優良企業だった天間製紙や井出製紙など多くの会社が倒産した。生き残った企業でも、2000年代前半の製紙業界全体の再編により、大手であった本州製紙、大昭和製紙も淘汰された。また2007年(平成19年)に始まった金融危機および物価高による世界同時不景気に伴い、企業向けの上質紙(パンフレット用)などの生産が大幅に落ち込み、市への納税額と地域の雇用問題にも大きな影響を及ぼしている。
  • 県内にはスズキヤマハホンダなど自動車関連企業が工場を置いている。なかでも自動車のギアミッション(AT/CVT)製作において世界最大級の企業であるジヤトコが本社を置いている。

本社や工場(支社)をおく主な企業[編集]

富士駅から見た製紙工場群

本社[編集]

工場・支社(一部上場企業)[編集]

商業[編集]

小売業の商業ランキングでは富士市は静岡市、浜松市に次ぐ県内3位である。[8]

中心市街地[編集]

中心市街地活性化基本計画による市の規定により中心市街地を「富士駅周辺地区」と「吉原地区」に定められた。[8]

中心市街地来街者が減少傾向にあり、富士市による「中心市街地来街者実態調査」で富士地区の平均来街者が2008年度比で日曜日2.4%減、平日が7.2%減という結果で、吉原地区が2008年度比で日曜日4.7%減、平日は12.7%減となった。2005年度比では両地区共に2割以上の減少率となっている。[9]

  • 富士駅周辺地区
富士駅周辺地区は旧富士市の中心市街地でもあり、駅北には商店街がある。当地域の核店舗として「富士ショッピングセンター・パピー」と「イトーヨーカ堂・富士店」があったが、パピーは老朽化による耐震性の問題が浮上し、補強による投資効果が期待できないことなどから撤退となった[10]。パピーの5階にあったシネコンは唯一営業を続けていたが、2010年4月の撤退が決定した。[11]。残ったヨーカ堂も2009年10月1日にセブン&アイ・ホールディングスの業績悪化の波から不採算店舗の閉店が検討され、選定された4店舗の内の1つである富士店の閉鎖が決定し、2010年1月11日に閉鎖した。[12]。このようなことから、当地域は空洞化は避けられない状態である。
  • 吉原地区
旧吉原市の中心市街地であり、吉原中央駅と吉原本町駅の間に商店街がある。当地域の核店舗であったヤオハン撤退(1994年)などの影響からか、シャッターをおろしてしまった店が少なくない。

商業集積地(商店街など)[編集]

  • 市役所・ロゼシアター地区
富士市の中心的な商業地区であり、地理的にも富士地区と吉原地区のおおよその中心地にあたる。1980年代後半より市役所方面からと、東名富士ICから潤井川を越えて延びる片側2から4車線の道路(橋)を整備し、クルマ社会を中心に考えた区画整備をすることで、建物の建設が進められた。
  • 新富士駅周辺地区(国道1号線沿い)
新富士駅周辺地区は、東海道新幹線新富士駅開設後に栄えた地区である。当地区を東西に走る富士由比バイパスの国道1号への格上と富士川橋の無料化を期に、富士市による展示場ふじさんめっせ(富士市産業交流展示場)の建設や、イオンSC、ヤマダ電機、ニトリといった大規模小売店舗や中規模小売店舗が進出している。
  • 鷹岡地区(国道139号線沿い)
富士市と富士宮市を結ぶ国道139号線(通称大月線)が通っており、国道沿いに商業地域が続いている。また新東名高速道路新富士ICが2012年に建設され。
  • 県道396号沿い
富士市を東西にまたがる県道396号は旧国道1号であり、古くより国道沿に発展した地域である。今でも富士警察署付近から富士川橋付近までの6km程に区切れなく商業地域が続いている。

その他の商業地区[編集]

  • 富士川地区
旧富士川町の旧国道1号線沿いと隣接する富士川駅周辺に、東海道の古くから残る商店街がある。富士由比バイパス(国道1号)で簡単に新富士駅周辺地区や静岡市清水区の商業地区へ行くことができることから、富士市への合併以前から町外への流出が多く商店街としては衰退が続いている。また富士宮市へのアクセスが便利な松野地区に中規模店舗が何店が出店しており、富士川地区の商業地域としては松野地区へ移行しているといえる。
  • 中里地区
富士市と沼津市を結ぶ吉原沼津線(通称沼津線)を中心とした富士市東部の商業地区。食料品や生活用品を扱う店舗が集積している。地域の住民アンケートによると車社会の富士市では珍しく自転車または徒歩で買い物する人が非常に多いのも特徴。岳南鉄道や東名中里バス停など公共交通機関も発達しており人気のあるエリア。現在県道三島富士線(通称根方街道)のバイパス路線としての整備が沼津市側にて行なわれており、東西を結ぶ主要幹線として今後の発展が期待される。

市政[編集]

市議会[編集]

  • 市長 鈴木尚(2期目)
  • 市議会議員数 36名(定数36名)
  • 市議会構成
    • 市民クラブ 9名
    • 市民連合 6名
    • 真政会 4名
    • 耀 3名
    • 日本共産党議員団 3名
    • 創政会 3名
    • 公明党議員団 3名
    • 未来ネット 2名
    • 民主クラブ 1名
    • チャレンジ21 1名
    • 無所属 1名

現在、市議会議員数の削減が検討されていたが「人口25万人の市に現在の36人という数でさえ少ない」として据え置きが決まり市民から批判が起きている。[要出典]

予算[編集]

2009年(平成21年)度

  • 一般会計 789億円
  • 特別会計 484億1,882万円
  • 企業会計 184億8,675万円

職員数[編集]

2,283名(2007年4月1日現在)

地元の報道機関[編集]

新聞[編集]

  • 富士ニュース 富士市、富士宮市を中心とした地方新聞社。

FM放送[編集]

交通[編集]

富士川橋梁を通過する東海道新幹線
吉原地区を走る岳南鉄道

交通政策[編集]

富士市は低密度な市街地が連続している上に、街の中心が富士駅前商店街や吉原商店街などの駅前から、駅から遠い市役所・ロゼシアター周辺に移動しているために、モータリーゼーション(クルマ社会)となっており、自動車の割合が66.5%を占める。しかし、鉄道・バスなど公共交通機関の分担率は10%未満である。このことから公共交通機関の利用者数は年々減少しており、1993年(平成5年)から2001年(平成13年)の9年間で、岳南鉄道利用者数は約半減、バス利用者数も半減している。その対策として現在富士市では、公共交通機関を動く公共施設と位置づけ、その活性化のために、富士急静岡バスが運営するコミュニティーバス「ひまわり」を支援している。また、DMVの利用も検討され、2006年(平成18年)11月には北海道旅客鉄道(JR北海道)の協力で試験走行が行われている。

鉄道[編集]

新富士駅
富士駅
吉原駅

市内で最も利用者の多い富士駅や、新幹線の駅である新富士駅を中心とする。

新富士駅は東海道本線の富士駅とは離れているため、利用するためには富士駅からのバス(所要時間約7分、日中1時間に2 - 3本)やタクシー、自家用車による送迎が必要となる。新富士駅開設当時は富士駅から新富士駅のすぐ近く(100mほど)まで伸びている日本製紙(当時の大昭和製紙)への引込み線を利用して、身延線を新富士駅まで伸ばす計画もあったようだが実現はしなかった。平成20年4月には、新富士駅に富士市の中心駅としての機能を持たせるため、富士市産業交流展示場 ふじさんめっせが駅北口に設立された。

なお、富士市内を通るJR線(新幹線含む)はすべて東海旅客鉄道(JR東海)管轄である。

JR線(新幹線)
JR線(在来線)
私鉄

道路[編集]

高速道路[編集]

市内を通る新東名高速道路 富士高架橋

自動車専用道路[編集]

一般国道[編集]

都道府県道[編集]

旧街道[編集]

バス[編集]

高速バス『かぐや姫EXPRESS』

富士市内のバス網は吉原中央駅を中心として放射状に形成されている。そのため、地域の拠点駅である富士駅(在来線)や新富士駅(新幹線)から目的地に向かうために、吉原中央駅で乗り換えざるを得ないことが多い。なお、吉原中央駅、富士駅、新富士駅の各拠点間の円滑な移動を目的とした循環バス「ふじ丸」が2006年(平成18年)10月28日から2007年(平成19年)9月30日まで試験運行されていた。現在は導入前の路線・ダイヤに戻っている。

港湾[編集]

教育[編集]

教育政策[編集]

  • 2003年(平成15年)度より、一部の小中学校に於いて二学期制を導入。その研究結果を基に、「子どもたちに『確かな学力』の定着を図り、『豊かな人間性』をはぐくむ学校教育の一層の充実をねらう取り組み」として、2006年(平成18年)度より富士市内全小中学校で二学期制を実施している。
  • 読書の大切さを感じ、本と親しむ子どもを増やすため、全小中学校に学校図書館司書を配置している。

大学/大学院[編集]

専門学校[編集]

  • 市立 看護専門学校
  • 私立 富士リハビリテーション専門学校
  • 私立 共立駿河看護専門学校
  • 私立 富士調理製菓専門学校

高等学校[編集]

中学校[編集]

  • 富士中学校
  • 富士川第一中学校
  • 富士川第二中学校
  • 富士南中学校
  • 元吉原中学校
  • 吉原北中学校
  • 吉原第一中学校
  • 吉原第三中学校
  • 吉原第二中学校
  • 吉原東中学校

小学校[編集]

  • 青葉台小学校
  • 今泉小学校
  • 岩松小学校
  • 岩松北小学校
  • 大淵第一小学校
  • 大淵第二小学校
  • 丘小学校
  • 神戸小学校
  • 須津小学校
  • 富士第一小学校
  • 富士第二小学校
  • 富士中央小学校
  • 富士見台小学校
  • 富士南小学校
  • 元吉原小学校
  • 吉原小学校
  • 吉永第一小学校
  • 吉永第二小学校

特別支援教育学校[編集]

幼稚園・保育園[編集]

幼稚園
  • 市立 9園、私立 16園
保育園
  • 市立 18園、私立 13園

公民館[編集]

  • 24館

文化[編集]

文化施設[編集]

富士市文化会館ロゼシアター

スポーツ施設[編集]

図書館・博物館[編集]

  • 富士市立博物館
  • 富士市立中央図書館(本館 分館)
    • 今泉分室
    • 田子浦分室
  • 富士市立東図書館
  • 富士市立西図書館
  • 富士文庫
  • でごいち文庫

文化財[編集]

観光[編集]

岩本山公園の梅園から望む富士山
吉原祇園祭
かりがね祭りの「投げたい松」

名所・旧跡[編集]

公園・レジャー施設[編集]

[編集]

著名人[編集]

出身人物[編集]

学者
文化・芸術・美術・音楽界
スポーツ
アナウンサー
芸能界

富士市に縁のある者[編集]

著名団体[編集]

  • 鬼太鼓座(和太鼓集団)<結成は佐渡2000年(平成12年)より富士市の合宿所を活動拠点とする>

関係する団体[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 浮島沼は、周辺の湿地帯と合わせて浮島ヶ原とも呼ばれる。浮島沼は東海道五十三次 (浮世絵)に描かれている。富士市側は吉原宿、沼津市側は原宿でその姿を見ることができる。
  2. ^ 広報ふじ 840号 2004年1月20日発行 2-3ページ 3月いっぱいで富士市民センターが閉館します
  3. ^ 広報ふじ 第63号 1970年4月1日発行 1ページ お待たせしました 4月1日に開庁します
  4. ^ 広報ふじ 1973年5月25日発行 5ページ 市民プール6月17日オープン
  5. ^ 広報ふじ 第647号 1995年8月20日発行 2-5ページ 特集 市民プール
  6. ^ 広報ふじ 第649号 1995年9月20日発行 2-9ページ 特集・中央図書館
  7. ^ 統計センターしずおか 市町村のすがた
  8. ^ a b 行政資料 富士市の商業(平成20年度)
  9. ^ 富士市 中心部来訪者が最少、05年度比2割減(静岡新聞)2009年10月22日
  10. ^ 2007年8月31日付け静岡新聞
  11. ^ 静岡新聞 2010/02/24
  12. ^ 2009年10月1日付け時事通信

外部リンク[編集]

行政
観光