佐藤愛子 (作家)
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佐藤愛子(さとう あいこ、1923年11月5日 -現在84歳)は兵庫県西宮市出身の小説家。
小説家の佐藤紅緑、女優の三笠万里子の次女として生まれる。異母兄に詩人のサトウハチロー、脚本家で劇作家の大垣肇。甲南高等女学校(現・甲南女子高等学校)卒業。
目次 |
[編集] 経歴
1943年 - 12月、最初の夫(病院長長男)とお見合い結婚。
1944年 - 11月、長男出産。
1947年 - 夏、長女出産。
1949年 - 父、紅緑死去。享年74。 夫が太平洋戦争中モルヒネ中毒となり、戦後も治癒せず、別居。世田谷区上馬の父母の家に戻る。
1950年 - 同人雑誌『文藝首都』に参加、川上宗薫、北杜夫、田畑麦彦、なだいなだらがいた。
1951年 - 別居中の夫、死去。
1953年 - 母と住む実家を出、自立。「聖路加国際病院」で働き始める。
1956年 - 二度目の夫、田畑と結婚。披露宴が4月1日だったため、嘘だと思って来なかった客もいたともいう。 田畑と暮らしていた渋谷区初台の家売却、母、世田谷区上馬の家売却。 世田谷区太子堂にて、母と同居
1957年 - 田畑、北杜夫、川上宗薫らと同人誌『半世界』作る。
1960年 - 田畑との間の長女出産。
1962年 - 最初の著作『愛子』を刊行。 田畑、第一回文藝賞を受賞。 田畑、父が生前著名な実業家であったことがきっかけで、産業教育教材販売会社「ソノサービス」の設立、経営に参加。
1963年度 - 上半期『ソクラテスの妻』で芥川賞候補。連続して下半期『二人の女』で芥川賞候補。
1967年 - 田畑の会社、倒産。 夫の莫大な借金を背負う。
1968年 - 1月、「借金から身を守るための偽装離婚」という田畑の説得で離婚。
1969年度上半期 - その体験を描いた『戦いすんで日が暮れて』で直木三十五賞受賞。 波乱万丈の人生は、その後の自身の執筆活動にも活かされている。
1972年 - 母、死去。享年78。
借金返済のため、テレビ出演、全国の講演にと飛び回り、戦後の世相の乱れ等を厳しく批判する言動ゆえ、父同様「憤怒の作家」として知られ、一時「男性評論家」と呼ばれていた時期もある。 小説のほかにも、身の回りの人物や事件をユーモラスに描いたエッセイを多数執筆。特に「娘と私」シリーズは好評を博した。
父紅緑をルーツに、自身も含めハチローら異母兄弟や、その子孫たちに伝わる「佐藤家の荒ぶる血」を纏めた大河小説『血脈』を十数年かけて完成させ話題となった。
近年は自身の心霊体験に基づく著作も多い。
[編集] エピソード
[編集] 受賞
- 1950年『青い果実』でデビュー。
- 1963年度上半期『ソクラテスの妻』で芥川賞候補。
- 1963年度下半期『二人の女』で芥川賞候補。
- 1969年『戦いすんで日が暮れて』で直木賞受賞。
- 1979年『幸福の絵』で女流文学賞受賞。
- 2000年『血脈』で菊池寛賞受賞。
[編集] 著書
- 愛子 現代社, 1959年
- おさげとニキビ 秋元書房, 1962年
- 愉快なやつ 秋元書房, 1963年
- ソクラテスの妻 光風社, 1963年
- 美人の転校生 秋元書房, 1964年
- 加納大尉夫人 光風社, 1965年
- まんなか娘 秋元書房, 1965年
- 花はくれない-小説・佐藤紅緑 講談社, 1967年
- 微笑みのうしろに 集英社, 1968年. -- (コバルト・ブックス)
- さて男性諸君 立風書房, 1968年
- 忙しいダンディ 講談社, 1969年
- 鼓笛隊物語 潮出版社, 1969年
- 青春はいじわる 集英社, 1969年 -- (コバルト・メイツ)
- 女の庭 光風社書店, 1969年
- おしゃれ失格 みゆき書房, 1970年
- ああ戦友 文芸春秋, 1970年
- 三十点の女房 講談社, 1970年
- 赤い夕日に照らされて 講談社, 1970年
- その時がきた 中央公論社, 1971年
- 愛子の小さな冒険 文藝春秋, 1971年
- ああ戦いの最中に 講談社, 1971年
- 九回裏 文芸春秋, 1971年
- 天気晴朗なれど 読売新聞社, 1971年
- さよならのうしろに 講談社, 1971年
- マッティと大ちゃん 講談社, 1971年
- アメリカ座に雨が降る 講談社, 1972年
- 鎮魂歌 文芸春秋, 1972年
- 愛子の風俗まんだら 朝日新聞社, 1972年
- 破れかぶれの幸福 白馬出版, 1972年
- 躁鬱旅行 光文社, 1972年. -- (カッパ・ノベルス)
- 赤鼻のキリスト 光文社, 1972年. -- (カッパ・ノベルス)
- 或るつばくろの話 講談社, 1973
- 黄昏の七つボタン 講談社, 1973年
- 忙しい奥さん 読売新聞社, 1973年
- 愛子のおんな大学 講談社, 1973年
- 豚は天国へ行く 広済堂出版, 1973年. -- (Kosaido blue books)
- 私のなかの男たち 講談社, 1974年
- 女優万里子 文芸春秋, 1974年
- まんなか娘 秋元書房, 1974年. -- (秋元文庫)
- 丸裸のおはなし 大和書房, 1974年
- おさげとニキビ 秋元書房, 1974年. -- (秋元文庫)
- ぼた餅のあと 番町書房, 1974年
- 困ったなア 集英社, 1974年. -- (コバルト・ブックス)
- 坊主の花かんざし 読売新聞社, 1975年
- 父母の教え給いし歌 文芸春秋, 1975年
- 女の鼻息男の吐息 立風書房, 1975年
- あなない盛衰記 光文社, 1975年
- ただいま初恋中 秋元書房, 1975年. (秋元文庫)
- 男の結び目 佐藤愛子,田辺聖子 大和書房, 1975年
- マッティと大ちゃん 秋元書房, 1975年. -- (秋元文庫)
- 坊主の花かんざし. 続 読売新聞社, 1976年
- 黄昏夫人 実業之日本社, 1976年
- 悲しき恋の物語 毎日新聞社, 1976年
- 一番淋しい空 読売新聞社, 1976年
- 朝雨女のうでまくり 文化出版局, 1976年
- 女の学校 毎日新聞社, 1977年
- 娘と私の部屋 立風書房, 1977年
- こんな幸福もある 海竜社, 1977年
- 男の学校 毎日新聞社, 1978年
- 一天にわかにかき曇り 文化出版局, 1978年
- 娘と私の時間 集英社, 1978
- 幸福の絵 新潮社, 1979年.3
- むつかしい世の中 作品社, 1980年
- 枯れ木の枝ぶり 文化出版局, 1980年
- 奮闘旅行 光風社出版, 1980年
- 娘と私のアホ旅行 集英社, 1980年
- 愛子の小さな冒険 光風社出版, 1981年
- 女はおんな 集英社, 1981年
- 愛子の百人斬り 角川書店, 1981年
- こんないき方もある 海竜社, 1981年
- 男友だちの部屋 集英社, 1981年
- 愛子の新・女の格言 角川書店, 1982年
- 娘と私の天中殺旅行 集英社, 1982年
- 男はたいへん 集英社, 1982年
- 女の怒り方 青春出版社, 1982
- 花はいろいろ 集英社, 1983年
- 男たちの肖像 集英社, 1983年
- 古川柳ひとりよがり 読売新聞社, 1984年
- スニヨンの一生 文芸春秋, 1984年
- 人生・男・女 文化出版局, 1984年
- うらら町字ウララ 新潮社, 1984年
- ミチルとチルチル 中央公論社, 1984年
- 老兵は死なず 読売新聞社, 1985年
- マドリッドの春の雨 角川書店, 1985年
- 男と女のしあわせ関係 青春出版社, 1985年
- バラの木にバラの花咲く 集英社, 1985年
- 幸福という名の武器 海竜社, 1985
- 虹が… 角川書店, 1986年
- 娘と私のただ今のご意見 集英社, 1986年
- ひとりぽっちの鳩ポッポ 読売新聞社, 1986年
- 夕やけ小やけでまだ日は暮れぬ 実業之日本社, 1987年
- こんな暮らし方もある 海竜社, 1987年
- 今どきの娘ども 集英社, 1987年
- こんなふうに死にたい 新潮社, 1987年
- 耳の中の声 中央公論社, 1988年
- さんざんな男たち女たち 青春出版社, 1988年
- 窓は茜色 中央公論社, 1988年
- 夢かと思えば 立風書房, 1988年
- 凪の光景 朝日新聞社, 1988年
- 女の怒り方 青春出版社, 1989-- (プレイブックス)
- こんな女でなくっちゃ 青春出版社, 1989年
- 淑女失格 日本経済新聞社, 1990年
- 人生って何なんだ! 中央公論社, 1990年
- こんな老い方もある 海竜社, 1990年
- ヴァージン 実業之日本社, 1991年
- マリアの恋 中央公論社, 1991年
- 上機嫌の本 PHP研究所, 1992年
- 神さまのお恵み PHP研究所, 1992年
- 死ぬための生き方 海竜社, 1993年
- 我が老後 文芸春秋, 1993年
- 娘と私と娘のムスメ 学習研究社, 1994年
- 戦いやまず日は西に 海竜社, 1995年
- なんでこうなるの 文芸春秋, 1995年
- 虹は消えた 角川書店, 1995年
- 結構なファミリー 日本放送出版協会, 1996年
- 幸福の里 読売新聞社, 1997年
- 風の行方 毎日新聞社, 1997年
- だからこうなるの 文藝春秋, 1997年
- 不運は面白い幸福は退屈だ 海竜社, 1999年
- そして、こうなった 文藝春秋, 2000年
- 老残のたしなみ 集英社, 2000年
- 不敵雑記 集英社, 2001年
- 冬子の兵法愛子の忍法 佐藤愛子,上坂冬子 海竜社, 2001年
- 犬たちへの詫び状 PHP研究所, 2001年
- 私の遺言 新潮社, 2002年
- それからどうなる 文藝春秋, 2004年
- 冥途のお客 光文社, 2004年
- 日本人の一大事 海竜社, 2004年
- 『血脈』と私 文藝春秋, 2005年
- まだ生きている 文藝春秋, 2006年
- 『あの世の話』佐藤愛子・江原啓之著 文春文庫 2001年12月 ISBN 4167450054
- 愛子とピーコの「あの世とこの世」, 2008年 ISBN 4163698000
[編集] テレビ番組
- 徹子の部屋(テレビ朝日)
- 笑っていいとも! テレフォンショッキング(フジテレビ)
[編集] 脚注
- ^ 佐藤愛子著 『私の遺言』


