小池真理子
| 小池 真理子 | |
|---|---|
| 誕生 | 1952年10月28日(59歳) 東京都 |
| 職業 | 小説家 |
| 国籍 | |
| 活動期間 | 1978年 - |
| ジャンル | 恋愛小説 |
| 代表作 | 恋・欲望 |
| 主な受賞歴 | 第114回直木三十五賞 |
| 処女作 | 知的悪女のすすめ |
| 配偶者 | 藤田宜永 |
小池 真理子(こいけ まりこ、1952年10月28日 - )は、日本の小説家。夫は同じく小説家の藤田宜永。
目次 |
[編集] 来歴・人物
主な作品に『無伴奏』、『水の翼』、『望みは何と訊かれたら』などがある。最も影響を受けた作家は三島由紀夫で、作中にしばしば引用される。特に『狂王の庭』は三島作品の影響が色濃い。
マスコミ嫌いで知られ、受ける取材は雑誌など選ばれたものに限られる。
[編集] 生い立ち
1952年(昭和27年)、東京に生れる。高校一年生のとき、父親の転勤に伴って仙台に転居、宮城県第三女子高等学校(当時)に編入した[1]。全共闘運動など学生運動が盛んだった時期であり、小池もヘルメットを被って街頭デモに参加したり、自身の高校で「制服廃止闘争委員会」を結成したりしていたという[1]。他方、高校時代には多感な想いのなかで仙台の季節を味わいつつ、詩や散文を書いていた[1]。
高校卒業後は一年間、予備校での浪人生活をおくった[1]。成蹊大学在学中より作家となることを志し、同大学文学部英米文学科を卒業後には、本に近い場所ということから出版社に就職した。
[編集] 作家デビュー
しかしながら一年半で出版社を退社した小池は、失業中に自分の企画を出版社数社に持ち込み、1978年(昭和53年)にはエッセイ集、『知的悪女のすすめ』が発表された。一躍マスコミの寵児となった小池であるが、自分をタレント扱いするマスコミを嫌い[2]、一切の取材から遠ざかる。一方、そのエッセイ集を見た小池の父親は、ショックの余り寝込んだと言われる。
その後、『第三水曜日の情事』で小説家に転向、1989年には『妻の女友達』で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した。翌1990年(平成2年)、一万近い蔵書と愛猫ゴブのため、藤田宜永とともに長野県軽井沢町に移住。同時期に、ミステリーから恋愛小説へと新境地を開き、1995年(平成7年)には渾身の作品、『恋』で直木賞を受賞した。この作品では軽井沢の自然描写が絶賛されたが、小池には他にも『冬の伽藍』など、軽井沢を舞台にした作品がある。
さらに1998年(平成10年)には、『欲望』[3]が島清恋愛文学賞、2006年(平成18年)には『虹の彼方』が柴田錬三郎賞を、それぞれ受賞した。
[編集] 著書
- 知的悪女のすすめ 翔びたいあなたへ 山手書房、1978 のち角川文庫
- 午後8時の女たちへ 続・知的悪女のすすめ 山手書房 1978 副題で角川文庫
- 愛と自立のはざまで 日本ジャーナリスト専門学院出版部 1979.12
- とらわれない愛 広済堂出版, 1979.6 「悪の愛情論」角川文庫
- 素肌でシェリー酒を 新・知的悪女のすすめ 山手書房 1979.3 副題で角川文庫
- その結婚をする前に 東京白川書院 1981.4
- いとしき男たちよ ダイナミックセラーズ 1982.12 のち集英社文庫
- 悪女と呼ばれた女たち 阿部定から永田洋子・伊藤素子まで 主婦と生活社、1982 のち集英社文庫
- 愛は眠らせたくない 知的悪女のすすめ 角川文庫、1983
- 結婚アウトサイダーのすすめ 男と女の新しい関係 角川文庫、1983
- 恋人と逢わない夜に 集英社文庫、1983
- 第三水曜日の情事 角川文庫、1985
- あなたから逃れられない 集英社文庫、1985
- 彼女が愛した男 角川ノベルス、1986 のち文庫
- 二人で夜どおしおしゃべり 角川文庫、1987
- 蠍のいる森 集英社文庫、1987
- 仮面のマドンナ 角川文庫、1987
- 彼方の悪魔 中央公論社ノベルス、1987 のち文庫
- 見えない情事 中央公論社、1988 のち文庫
- 墓地を見おろす家 角川文庫、1988
- プワゾンの匂う女 徳間書店、1988 のち文庫、光文社文庫
- 間違われた女 祥伝社ノン・ポシェット、1988
- あなたに捧げる犯罪 双葉社、1989 のち文庫、「妻の女友達」集英社文庫
- キスより優しい殺人 勁文社、1989 のち文庫、徳間文庫
- 死者はまどろむ 講談社ノベルス、1989 のち集英社文庫
- 双面の天使 集英社文庫、1989
- 窓辺の蛾 実業之日本社、1989 「追いつめられて」
- 殺意の爪 比呂子に何が起きたか? 光文社カッパ・ノベルス、1989 のち文庫、徳間文庫
- 闇のカルテット 双葉社、1989 のち文庫
- やさしい夜の殺意 中央公論社、1990 のち文庫
- 無伴奏 集英社、1990 のち文庫、新潮文庫
- 柩の中の猫 白水社、1990 のち新潮文庫、集英社文庫
- 恐怖配達人 双葉社、1990 のち文庫
- 猫を抱いて長電話 角川文庫、1991
- 唐沢家の四本の百合 中央公論社、1991 のち文庫、徳間文庫
- 会いたかった人 祥伝社ノン・ポシェット、1991
- 懐かしい骨 双葉社、1992 のち文庫
- 夜ごとの闇の奥底で 新潮社、1993 のち文庫
- ナルキッソスの鏡 集英社、1993 のち文庫
- 恐怖に関する四つの短編 実業之日本社、1993 「倒錯の庭」集英社文庫
- 危険な食卓 集英社、1994 のち文庫
- 死に向かうアダージョ 双葉社、1994 のち文庫
- 贅肉 中央公論社、1994 のち文庫
- 記憶の隠れ家 講談社、1995 のち文庫
- 怪しい隣人 集英社、1995 のち文庫
- 深夜のネコ 河出書房新社、1995 のち文庫
- 恋 早川書房、1995 のち文庫、新潮文庫
- 水無月の墓 新潮社、1996 のち文庫
- うわさ 光文社、1996 のち文庫
- 男と女 小説と映画にみる官能風景 中央公論社、1996 のち文庫
- 小池真理子短篇セレクション1-6 河出書房新社、1997 のち集英社文庫
- 欲望 新潮社、1997 のち文庫
- 美神(ミューズ)講談社、1997 のち文庫
- 危険な食卓・鍵老人 集英社 1997 -森繁久彌サスペンス・鍵老人でドラマになった。
- 律子慕情 集英社、1998 のち文庫
- 蜜月 新潮社、1998 のち文庫
- 水の翼 幻冬舎、1998 のち文庫、新潮文庫
- ひるの幻よるの夢 文藝春秋、1999 のち文庫
- 冬の伽藍 講談社、1999 のち文庫
- 薔薇船 早川書房、1999 のち文庫
- Innocent Lyu Hanabusa撮影 新潮社 1999 「イノセント」文庫
- 月狂ひ 新潮社、2000 「浪漫的恋愛」文庫
- ノスタルジア 双葉社、2000 のち文庫、講談社文庫
- 薔薇の木の下 徳間書店、2000 のち文庫
- いとおしい日々 徳間書店、2000 のち文庫
- 蔵の中 祥伝社文庫、2000
- 天の刻(とき)文藝春秋、2001 のち文庫
- 午後のロマネスク 祥伝社、2001 のち文庫
- 肉体のファンタジア 集英社、2001 のち文庫
- 忘我のためいき 私の好きな俳優たち 講談社、2001 「映画は恋の教科書」文庫
- 薔薇いろのメランコリヤ 角川書店、2001 のち文庫
- 狂王の庭 角川書店、2002 のち文庫
- 夜の寝覚め 集英社、2002 のち文庫
- 小池真理子のミスティ 結城信孝編、ハヤカワ文庫、2002
- 虚無のオペラ 文藝春秋、2003 のち文庫
- 小池真理子のラウンド・ミッドナイト ハヤカワ文庫、2003
- 小池真理子のマスカレード ハヤカワ文庫、2003
- 小池真理子のエンジェル・アイズ ハヤカワ文庫、2003
- 一角獣 角川書店、2003 のち文庫
- レモン・インセスト 光文社、2003 のち文庫
- 瑠璃の海 集英社、2003 のち文庫
- 雪ひらく 文藝春秋、2004 のち文庫
- 恋愛映画館 講談社、2004 のち文庫
- 夜は満ちる 新潮社、2004 のち文庫
- エリカ 中央公論新社、2005 のち文庫
- 夏の吐息 講談社、2005 のち文庫
- 愛するということ 幻冬舎、2005 のち文庫
- 闇夜の国から二人で舟を出す(エッセイ)新潮社、2005 のち文庫
- 青山娼館 角川書店、2006 のち文庫
- 虹の彼方 毎日新聞社、2006 のち集英社文庫
- 秘密 対談集 講談社、2006 のち文庫
- 玉虫と十一の掌篇小説 新潮社、2006 のち文庫
- 美しい時間 時の銀河 幻冬舎、2006 のち文春文庫
- 水底の光 文藝春秋、2007 のち文庫
- 望みは何と訊かれたら 新潮社、2007 のち文庫
- くちづけ 出版芸術社、2008
- 午後の音楽 集英社、2008
- ふたりの季節 幻冬舎、2008
- ストロベリー・フィールズ 中央公論新社、2009
- 熱い風 集英社 2009
- 東京アクアリウム 中央公論新社、2010
- 存在の美しい哀しみ 文藝春秋、2010
[編集] 共著
- 夢色ふたり暮らし 熱い恋の醒めたディアローグ 藤田宜永共著 新時代社 1985
- 夫婦公論 藤田宜永共著、毎日新聞社、1995 のち幻冬舎文庫、集英社文庫
- ネコ族の夜咄 村松友視,南伸坊共著 清流出版 1999
[編集] オーディオブック
[編集] 主なテレビ出演
[編集] テレビドラマ
[編集] トーク番組
[編集] 脚注
- ^ a b c d 「言霊の祈り」 小池真理子 『日本経済新聞』 平成23年3月24日夕刊
- ^ マスコミからは当時、ヌード写真集の出版を提案されたこともあったという
- ^ 『欲望』は、2005年(平成17年)に映画化されている
[編集] 外部リンク
- 小池真理子インタビュー - 作家の読書道