唯川恵

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唯川 恵(ゆいかわ けい、1955年2月1日 - )は、日本小説家である。本名は宮武泰子。

目次

[編集] 来歴・人物

石川県金沢市出身。石川県立金沢錦丘高等学校、金沢女子短期大学(現金沢学院短期大学)卒業。北國銀行に就職し、コンピュータルームに配属され、同銀行で7年、義兄の会社で3年、計10年のOL生活を経験する。茶道、華道、洋裁、エアロビクス、三味線、レザークラフト、着付け、医療事務などの習い事などをするが長続きせず、唯一続けていた日記から小説を書いてみようという気になる。

1984年『海色の午後』で集英社第3回コバルト・ノベル大賞を受賞し、作家デビューする。ペンネームの唯川恵は、母が若い時映画雑誌に投稿した折のペンネーム「行川奎」(ゆいかわ けい)からとったもの。

恋愛小説といえば唯川恵と、言われるほどになり、2001年『肩ごしの恋人』で第126回直木賞を受賞した。毎年のことながら、この受賞には賛否両論が有り、選考委員の中に「軽すぎる」と評した作家もいた。この作品以前、深刻なテーマを扱ったものが続いたため、軽いものが書きたくなったと自身が語っている。

恋愛小説は、それほど深刻なテーマというものがない。読みやすいが読者離れを起こしやすい、似通った傾向を持つ。それを見事に打破したのが、ホラー的色調の濃い『めまい』(1997年)、サスペンス小説『刹那に似てせつなく』である。

45歳で、結婚と同時にセント・バーナード犬を飼い始める。壮大な浅間山と愛犬のために、2004年48歳の時、東京から軽井沢に移住する。2008年『愛に似たもの』で柴田錬三郎賞を受賞した。

[編集] 著作

[編集] ティーンズ小説

ツインハート抱きしめてシリーズ
  • ツインハート抱きしめて(1990年1月 集英社コバルト文庫
  • あなたとミラクル・シンドローム―ツインハート抱きしめて2(1990年4月 集英社コバルト文庫)
  • ラブ・ジャンクションお手やわらかに―ツインハート抱きしめて3(1990年7月 集英社コバルト文庫)
  • ハートフルが止まらない―ツインハート抱きしめて4(1990年10月 集英社コバルト文庫)
  • よろしくマイ・スイートハート―ツインハート抱きしめて5(1991年2月 集英社コバルト文庫)
夢美と愛美シリーズ
  • 夢美と愛美の消えたバースデー★プレゼント?(1990年10月 ポプラ社 / 2009年11月 角川つばさ文庫)- とんでる学園シリーズ
  • 夢美と愛美の謎がいっぱい?怪人Xを追え!(1991年4月 ポプラ社 / 2010年7月 角川つばさ文庫)- とんでる学園シリーズ
その他
  • 青春クロスピア(1985年1月 集英社コバルト文庫)
  • Cボーイ・すくらんぶる(1985年7月 集英社コバルト文庫)
  • ハート・燃えて…(1986年1月 集英社コバルト文庫)
  • 少しだけラブストーリー(1986年4月 集英社コバルト文庫)
  • 少しだけラブストーリー〈part 2〉(1986年7月 集英社コバルト文庫)
  • そんなあなたにリフレイン(1986年10月 集英社コバルト文庫)
  • 1/2(ハーフ)タイムの恋人(1987年1月 集英社コバルト文庫)
  • 夢色ラビリンス(1987年4月 集英社コバルト文庫)
  • さよならコンプレックス(1987年6月 集英社コバルト文庫)
  • 素敵な迷い子たち(1987年10月 集英社コバルト文庫)
  • ラブ・トラブルにご用心(1987年12月 集英社コバルト文庫)
  • ためらいがちのシーズン(1988年3月 集英社コバルト文庫)
  • きらめきイリュージョン(1988年7月 集英社コバルト文庫)
  • リアルタイム駆け抜けて(1988年9月 集英社コバルト文庫)
  • あぶないプリンス(1988年12月 集英社コバルト文庫)
  • 恋は誰のせいでもなくて(1989年3月 集英社コバルト文庫)
  • 恋はいつも切なくて(1989年7月 集英社コバルト文庫)
  • 恋は秋色に染めて―去りゆく季節のために(1989年10月 集英社コバルト文庫)
  • さよならをするために(1989年10月 集英社)
  • フォーリンラブまであと少し(1991年5月 集英社コバルト文庫)
  • ステキな五つの片思い(1991年8月 集英社コバルト文庫)
  • 恋の相談引き受けます(1992年2月 集英社コバルト文庫)
  • ゆらめく恋の行き先は(1992年4月 小学館パレット文庫

[編集] 一般小説

  • 22歳 季節がひとつ過ぎていく(1988年3月 角川スニーカー文庫 / 1994年3月 大和書房 / 1998年4月 幻冬舎文庫 / 2009年3月 新潮文庫
  • シフォンの風(1991年2月 集英社 / 1996年4月 集英社文庫
  • キスよりもせつなく(1991年11月 集英社 / 1997年9月 集英社文庫)
  • あなたが欲しい―恋は妖しく、時に罪深く(1992年4月 天山出版
    • 【改題】あなたが欲しい(1995年5月 大和書房 / 1999年11月 新潮文庫)
  • 彼の隣りの席(1992年7月 集英社 / 1998年9月 集英社文庫)
  • フィフティ・フィフティ―彼女の嫌いな彼女(1992年10月 光文社カッパノベルス)
    • 【改題】彼女の嫌いな彼女(2000年4月 幻冬舎文庫 / 2008年10月 集英社文庫)
  • 夜明け前に会いたい(1993年1月 マガジンハウス / 1996年4月 マガジンハウス文庫 / 2000年6月 新潮文庫)
  • 孤独で優しい夜(1993年6月 集英社 / 1999年10月 集英社文庫)
  • だんだんあなたが遠くなる(1993年10月 大和書房 / 1997年4月 幻冬舎文庫 / 2008年3月 新潮文庫)
  • サロメの眠るベッド(1994年4月 マガジンハウス)
    • 【加筆修正・改題】愛には少し足りない(2001年8月 幻冬舎文庫)
  • 恋人はいつも不在(1994年6月 集英社 / 2000年2月 集英社文庫)
  • 彼方(あなた)への日々(1994年11月 集英社)
    • 【改題】あなたへの日々(2000年11月 集英社文庫)
  • 泣かないで パーティーはこれから(1995年2月 大和書房 / 1999年4月 幻冬舎文庫)
    • 【改題】泣かないで、パーティーはこれから(2010年1月 文春文庫
  • サマー・バレンタイン(1995年6月 幻冬舎 / 1998年8月 幻冬舎文庫)
  • さよならをするために(1995年6月 集英社文庫)
  • 愛しても届かない(1995年11月 集英社 / 2001年11月 集英社文庫)
  • ベートーヴェンを愛した女たち(1995年12月 ぶんか社
  • 天使たちの誤算(1996年5月 マガジンハウス)
    • 【改題】恋人たちの誤算(2001年1月 新潮文庫)
  • 29's―イブの憂鬱(1996年12月 集英社)
    • 【改題】イブの憂鬱(2002年2月 集英社文庫)
  • めまい(1997年3月 集英社 / 2002年6月 集英社文庫)
  • 刹那に似てせつなく(1997年7月 光文社 / 2004年1月 光文社文庫
  • 病む月(1998年10月 集英社 / 2003年6月 集英社文庫)
  • 愛なんか(1999年12月 幻冬舎 / 2002年4月 幻冬舎文庫)
  • ベター・ハーフ(2000年1月 集英社 / 2005年9月 集英社文庫)
  • ゆうべ、もう恋なんかしないと誓った(2000年12月 角川春樹事務所 / 2003年5月 ハルキ文庫
  • ため息の時間(2001年6月 新潮社 / 2004年7月 新潮文庫)
  • 肩ごしの恋人(2001年9月 マガジンハウス / 2004年10月 集英社文庫)
  • 燃えつきるまで(2002年6月 幻冬舎 / 2005年4月 幻冬舎文庫)
  • 今夜誰のとなりで眠る(2002年12月 集英社 / 2006年9月 集英社文庫)
  • 永遠の途中(2003年5月 光文社)
  • 100万回の言い訳(2003年9月 新潮社 / 2006年6月 新潮文庫)
  • 不運な女神(2004年3月 文藝春秋 / 2007年3月 文春文庫)
  • 海色の午後(2004年6月 集英社文庫)
  • 恋せども、愛せども(2005年10月 新潮社 / 2008年7月 新潮文庫)
  • 息がとまるほど(2006年9月 文藝春秋 / 2009年9月 文春文庫)
  • 一瞬でいい(2007年7月 毎日新聞社
  • 愛に似たもの(2007年9月 集英社 / 2009年10月 集英社文庫)
  • とける、とろける(2008年3月 新潮社 / 2010年11月 新潮文庫)
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく(2008年10月 集英社 / 2011年5月 集英社文庫)
  • そろそろ最後の恋がしたい―ももさくら日記(2009年3月 角川春樹事務所)- 画・桜沢エリカ
  • TROIS(トロワ)(2009年8月 角川書店)- 石田衣良佐藤江梨子との共著
    • 【改題】TROIS(トロワ)―恋は三では割りきれない(2012年1月 角川文庫)
  • 天に堕ちる(2009年10月 小学館
  • セシルのもくろみ(2010年2月 光文社)
  • 雨心中(2010年6月 講談社
  • テティスの逆鱗(2010年11月 文藝春秋)
  • ヴァニティ(2011年11月 光文社)

[編集] エッセイ・その他

  • 彼女は恋を我慢できない―せつない恋の咲かせ方(1990年7月 大和書房 / 1995年10月 集英社文庫)
  • OL10年やりました(1990年12月 大和書房 / 1996年3月 集英社文庫)
  • シングル・ブルー―これ以上の愛し方(1991年7月 大和書房)
    • 【改題】シングル・ブルー(2001年7月 集英社文庫)
  • ただそれだけの片思い―始まらない恋・終わらない恋(1992年6月 大和書房 / 1999年2月 集英社文庫)
  • ロンリー・コンプレックス(1993年3月 大和書房 / 1998年1月 集英社文庫)
  • 別れの言葉を私から(1993年9月 光文社 / 2000年6月 知恵の森文庫 / 2002年1月 光文社文庫)
  • しあわせの瞬間(とき)―とっておきの幸福あげます(1993年12月 日本文芸社)- 絵・かとうゆかこ
    • 【改題】しあわせの瞬間(とき)(2005年3月 ハルキ文庫)
  • きっとあなたにできること―元気を出して、負けないで(1994年8月 PHP研究所 / 2003年3月 PHP文庫 / 2009年6月 光文社文庫)
  • 唯川恵の幸せを見つけたくて―一歩踏み出す生き方(1994年12月 海竜社)
    • 【改題】明日に一歩踏み出すために(1999年7月 PHP文庫)
      • 【再改題】幸せを見つけたくて―明日に一歩踏み出すために(2008年6月 光文社文庫)
  • いつかあなたを忘れる日まで―愛すべき「男」の話(1995年9月 実業之日本社
    • 【改題】いつかあなたを忘れる日まで(2002年5月 新潮文庫)
  • 「さよなら」が知ってるたくさんのこと(1996年8月 大和書房 / 2001年10月 新潮文庫)
  • ほめてあげる―とびっきりの元気をあげます(1997年1月 日本文芸社)- 絵・尾崎恵美
  • 5年後、幸せになる(1997年11月 大和書房 / 2003年11月 新潮文庫)
  • 明日はじめる恋のために―シネマ愛ものがたり(1998年4月 集英社)
    • 【改題】明日はじめる恋のために(2004年2月 集英社文庫)
  • わたしのためにできること―負けないで、輝いて(1999年4月 PHP研究所 / 2004年3月 PHP文庫)
  • 人生は一度だけ。(2000年6月 大和書房 / 2005年7月 新潮文庫)
  • 元気をあげる―ヒミツの力をあげます(2000年9月 日本文芸社)- 編集。絵・岡田直子
  • 愛がなくてははじまらない。(2002年3月 大和書房 / 2006年2月 だいわ文庫
  • 恋の魔法をかけられたら(2003年8月 角川春樹事務所 / 2005年5月 ハルキ文庫)- 江國香織山本文緒ら8人の作家との恋愛対談集
  • 恋なんて、少し不幸ぐらいがちょうどいい(2004年4月 大和書房)
    • 【改題】恋するチカラ―恋なんて、少し不幸ぐらいがちょうどいい(2007年4月 だいわ文庫)
  • 一日の終わりに思うあなたのこと(2004年6月 PHP研究所)
  • 愛に勝つ1(アン)・2(ドウ)・3(トワ)―輝く女性たちに聞いた恋のひみつ・愛のかたち(2005年2月 集英社)- リレー式恋愛トークセッション
  • 小説50―あなたへの「著者からのメッセージ」(2005年5月 生活情報センター)- インタビュー
  • 作家の読書道(2005年10月 本の雑誌社
  • 畏敬の食(2006年1月 講談社)- 小泉武夫との食の対談
  • 恋愛日和(2006年8月 小学館)
  • 秘密―小池真理子対談集(2006年9月 講談社 / 2009年12月 講談社文庫)- 小池真理子と対談
  • 風姿恋伝(2007年3月 小学館)
  • 恋のオキテ(2007年5月 PHP研究所)- 絵・朝倉めぐみ
  • いっそ悪女(2007年11月 大和書房)
    • 【改題】いっそ悪女で生きてみる(2011年3月 新潮文庫)
  • 約束―最愛の犬たちへ(2008年1月 文藝春秋)- 犬に関するエッセイ
  • ずっとひとりのわけじゃない(2010年5月 小学館文庫)

[編集] アンソロジー

「」内が唯川恵の作品

  • Love songs(1998年1月 幻冬舎 / 1999年4月 幻冬舎文庫)「消息―performed by松任谷由実
  • 恋する男たち(1999年2月 朝日新聞出版 / 2005年3月 新潮文庫)「終の季節」
  • ゆきどまり(2000年7月 祥伝社文庫)「分身」
  • 悪魔のような女(2001年7月 ハルキ文庫)「青い使者」
  • 紅迷宮(2002年6月 祥伝社文庫)「いやな女」
  • ナナイロノコイ(2003年9月 角川春樹事務所)「手のひらの雪のように」
  • こんなにも恋はせつない(2004年1月 光文社文庫)「月光の果て」
  • female(2004年12月 新潮文庫)「夜の舌先」
  • 恋は罪つくり(2005年7月 光文社文庫)「闇に挿す花」
  • パリよ、こんにちは(2005年10月 角川書店)「婚前」
  • Vintage'06(ヴィンテージ・シックス)(2006年6月 講談社)「浅間情話」
  • 恋のかたち、愛のいろ(2008年2月 徳間書店 / 2010年10月 徳間文庫)「ごめん。」
  • 恋のかけら(2008年8月 幻冬舎 / 2012年2月 幻冬舎文庫)「ラテを飲みながら」

[編集] ノベライズ

[編集] コミック原作

[編集] メディア化作品

[編集] テレビドラマ

単発ドラマ
連続ドラマ

[編集] 舞台

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