湊かなえ

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湊 かなえ
(みなと かなえ)
誕生 1973年????
日本の旗 広島県因島市(現・尾道市
職業 小説家
国籍 日本の旗 日本
活動期間 2007年 -
ジャンル 小説
代表作 告白』(2008年)
主な受賞歴 小説推理新人賞(2007年)
本屋大賞(2009年)
日本推理作家協会賞短編部門 (2012年)
処女作 『聖職者』(2007年)
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湊 かなえ(みなと かなえ、1973年 - )は、日本小説家広島県因島市中庄町(現・尾道市因島中庄町)生まれ[1]。尾道市立因北小学校、因北中学校、広島県立因島高等学校[1]武庫川女子大学家政学部卒業。

現在、兵庫県淡路島在住[1]

経歴・人物

子供の時から空想好きで、小中学校の図書室で江戸川乱歩赤川次郎の作品に親しんだ。

武庫川女子大学卒業後アパレルメーカーに就職し、青年海外協力隊隊員としてトンガに2年間赴いた後、淡路島高校家庭科非常勤講師となる。結婚後「形に残せるものに挑戦したい」と創作を始めた。主婦業をこなし、朝晩は執筆に励む。

2007年、「聖職者」が第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。そして「聖職者」から続く連作集『告白』が2009年、第6回本屋大賞を受賞[2]。デビュー作でのノミネート・受賞は共に史上初[3]。本人はこの時のインタビューで、5年後に目指す姿として「まず、作家であり続ける。そして『告白』が代表作でないようにしたい」と話している[2][4]2010年松たか子主演で映画化され[5]、これが2010年度の日本映画興行収入成績で第7位(38.5億円)を記録[6]。書籍の売上も累計300万部を超える空前の大ベストセラーとなり、作者の名とともに"イヤミス(読んだ後に嫌な気分になるミステリー)"というジャンルを世に広めた[7]

緻密な構成の支えとして、徹底した登場人物の性格付けを心がけており、「履歴が決まれば人物が動いてくれる」として執筆前にはどんな脇役でも履歴書を作っている。

受賞・候補歴

ミステリ・ランキング

週刊文春ミステリーベスト10

このミステリーがすごい!

本格ミステリ・ベスト10

作品リスト

単行本

アンソロジー収録短編

「」内が湊かなえの作品

  • Story Seller Vol.3(2010年4月 新潮社/ 2011年1月 新潮文庫)「楽園」
  • オール・スイリ(2010年11月 文藝春秋)「望郷、白綱島」
  • 不思議の扉 午後の教室(2011年8月 角川文庫)「インコ先生」
  • オール・スイリ2012(2011年11月 文藝春秋)「望郷、海の星」
  • ザ・ベストミステリーズ 2012 推理小説年鑑(2012年7月 講談社)「望郷、海の星」
  • 宝石ザミステリー2(2012年12月 光文社)「蚤取り」
  • 宝石ザミステリー3(2013年12月 光文社)「ベストフレンド」
  • 奇想博物館 最新ベスト・ミステリー(2013年12月 光文社)「長井優介へ」
  • Story Seller annex(2014年1月 新潮文庫)「約束」
  • 時の罠(2014年7月 文春文庫)「長井優介へ」
  • 宝石ザミステリー2014夏(2014年8月 光文社)「罪深き女」

メディア・ミックス

映画

テレビドラマ

漫画

  • 少女(画:岩下慶子、2010年1月 講談社)
  • 告白(画:木村まるみ、2010年5月 双葉社)
  • 夜行観覧車(画:木村まるみ、2013年3月 双葉社)

メディア出演

テレビ番組

脚注・出典

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  1. ^ a b c せとうちタイムズ (2008年9月6日). “湊かなえさん(因島中庄出身)小説推理新人賞を受賞「告白」で作家デビュー”. 2008年10月21日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2008年12月29日閲覧。
  2. ^ a b 新人作家・湊かなえさんの『告白』が本屋大賞受賞”. ORICON STYLE (2009年4月6日). 2013年7月6日閲覧。
  3. ^ デビュー作で本屋大賞の快挙 『告白』がブレイクした舞台裏”. 日経トレンディネット (2009年5月31日). 2013年7月6日閲覧。
  4. ^ 中国新聞 2009年4月10日 5面
  5. ^ “松たか子、まな娘を殺されて復讐を果たす女教師に挑戦!『告白』映画化”. シネマトゥデイ. (2009年11月2日). http://www.cinematoday.jp/page/N0020565 2013年7月6日閲覧。 
  6. ^ 日本映画製作者連盟. “2010年(平成22年)興収10億円以上番組 (PDF)”. 2013年7月6日閲覧。
  7. ^ a b オデッサの階段. “#3 湊かなえのコーヒー 告白 有川浩 イヤミス”. フジテレビ. 2013年7月6日閲覧。
  8. ^ a b ベストセラー作家・湊かなえが初の連ドラ脚本を書き下ろし”. ダ・ヴィンチ電子ナビ (2012年9月6日). 2013年8月11日閲覧。
  9. ^ “日本推理作家協会賞短編部門受賞・湊かなえさん 評価された「島」への愛着”. MSN産経ニュース. (2012年6月7日). オリジナル2012年6月7日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20120607050505/http://sankei.jp.msn.com/life/news/120607/art12060707590002-n1.htm 2013年8月11日閲覧。 
  10. ^ 第149回「芥川賞・直木賞」候補11作決定 湊かなえ氏が初ノミネート”. ORICON STYLE (2013年7月4日). 2013年8月11日閲覧。
  11. ^ “湊かなえさん「高校入試」 脚本を小説に書き下ろし…入れ物変われば切り方も違う”. zakzak. (2013年8月11日). http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20130811/enn1308110730001-n1.htm 2013年8月11日閲覧。 
  12. ^ “『第61回 NHK紅白歌合戦』ゲスト審査員決定 昨年司会の仲間由紀恵ら10名”. ORICON STYLE. (2010年12月22日). http://www.oricon.co.jp/news/movie/83153/full/ 2013年6月20日閲覧。 
  13. ^ 湊かなえ先生がフジテレビ系「ボクらの時代」に出演されます”. 東京創元社 (2011年4月27日). 2013年6月20日閲覧。

参考文献

  • 中国新聞 2009年4月10日 5面。
  • 中国新聞備後版 2009年10月14日 『ひろしまぶっくすでいず』29面。

外部リンク