森見登美彦

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森見 登美彦
(もりみ とみひこ)
誕生 1979年1月6日(35歳)
日本の旗 日本奈良県生駒市
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 京都大学大学院農学研究科修士号
最終学歴 京都大学農学部生物機能科学学科応用生命科学コース卒
活動期間 2003年 -
ジャンル ファンタジーSF
代表作 太陽の塔』(2003年)
夜は短し歩けよ乙女』(2006年
有頂天家族』(2008年
主な受賞歴 第15回日本ファンタジーノベル大賞(2003年)
『太陽の塔』
第20回山本周五郎賞受賞(2007年
『夜は短し歩けよ乙女』
2010年日本SF大賞受賞(2010年
『ペンギン・ハイウェイ』
処女作 『太陽の塔』
公式サイト この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
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森見 登美彦(もりみ とみひこ、1979年1月6日 - )は、日本小説家

経歴[編集]

奈良県生駒市出身。ペンネームは本名の姓「森見」に、この地にゆかりの深い登美長髄彦を合わせたもの[1]奈良女子大学文学部附属中学校・高等学校(現:奈良女子大学附属中等教育学校)卒業。京都大学農学部生物機能科学学科応用生命科学コースを卒業、同大学院農学研究科修士課程修了。在学中は体育会のライフル射撃部に所属した。

2003年、在学中に執筆した『太陽の塔』で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、小説家デビューする。2006年夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞本屋大賞(2位)などを受賞し注目を集め、国立国会図書館職員との兼業作家として執筆活動を続けていた[2]。現在は退職し、専業作家である。[3]

2006年、会社の枠を超えた書店員有志による応援団「まなみ組」[4]が結成されており、独自の販売促進が行われている。オリジナルの販促グッズ等が用意され、フリーペーパー(『夜は短し歩けよ乙女』、『【新釈】走れメロス 他四篇』:まなみ組加入書店員の勤務書店店頭にて無料配布、非売)も発行されている。

なお2011年8月より、体調不良のため(本人ブログによれば、締切を増やしすぎたことが原因)作家としての活動を一時休止していた。2013年、3年ぶりとなる長編小説『聖なる怠け者の冒険』を上梓。

受賞歴[編集]

作品リスト[編集]

小説[編集]

その他[編集]

  • 美女と竹林(2008年8月 光文社 / 2010年12月 光文社文庫)※エッセイ
  • 奇想と微笑 太宰治傑作選(2011年11月 光文社文庫)※編纂
  • 森見登美彦の京都ぐるぐる案内(2011年6月 新潮社 / 2014年6月 新潮文庫)※私的京都ガイド本
  • 3時のおやつ(2014年10月 ポプラ文庫)「吉備団子」※エッセイアンソロジー

アンソロジー[編集]

「」内が森見登美彦の作品

  • Sweet Blue Age(2006年2月 角川書店)「夜は短し歩けよ乙女」 - 第一章
  • 短篇ベストコレクション 現代の小説2008(2008年6月 徳間文庫)「蝸牛の角」
  • 短篇ベストコレクション 現代の小説2011(2011年6月 徳間文庫)「グッド・バイ」
  • Fantasy Seller(2011年6月 新潮文庫)「四畳半世界放浪記」
  • 不思議の扉 午後の教室(2011年8月 角川文庫)「迷走恋の裏路地」 - 『夜は短し歩けよ乙女』外伝
  • 作家の放課後(2012年3月 新潮文庫)「この文章を読んでも富士山に登りたくなりません」
  • ひとなつの。 真夏に読みたい五つの物語(2014年7月 角川文庫)「郵便少年」

未書籍化作品・インタビュー等[編集]

※一覧は2011年4月現在(2012年時点で連載は全て休載)

連載中作品[編集]

  • 定期連載
    • 熱帯(「Amazon Matogrosso」、連載中)
    • 親友交歓(「yorimo」、連載中)
  • 不定期連載
    • たぬきシリーズ(「パピルス」幻冬舎、第二部連載中)
    • 或る失恋の記録(「yom yom」新潮社、連載中)
      • 「或る失恋の記録」(「yom yom」vol.6)
      • 「或る先輩の想い出」(「yom yom」vol.19)
    • 夜行(「STORY BOX小学館、連載終了)
    • モダンガール・パレス(「STORY BOX」小学館、連載中)
    • 天鵞絨東京(「小説トリッパー」朝日新聞出版、連載中)
    • 大草原の小さな家(「文藝河出書房新社、連載中)

読切[編集]

  • 金魚鉢をのぞく子ども(「小説新潮」新潮社、2004年9月号)
  • 曼珠沙華(朝日新聞(関西版)2005年12月木曜夕刊、全4回)
  • 四畳半の眠れぬ姫君(「STORY BOX」小学館、2010年4月11日号vol.09)
  • 高島屋の娘(「小説新潮」新潮社、2011年1月号)

コラム・エッセイ[編集]

  • 恥ずべきことは何もない(「小説新潮」新潮社、2005年2月)
  • 岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説(「小説推理」双葉社、2005年3月)
  • 分け入っても本の山(「本の旅人」角川書店、2005年5月)
  • ラブドール、その名はコーディリア(「ユリイカ青土社、2005年5月)
  • 癒しの悪食(「別冊文藝春秋」文藝春秋、2005年5月号)
  • 濡れた英雄(「小説宝石編集・英雄譚」光文社、2005年)
  • 私の青春文学 (「野性時代」25号 角川書店、2005年12月)
  • コラム(「小説すばる」2月号 集英社、2005年12月)
  • 京都市、左京区。(「L MAGAZINE」11月号 京阪神エルマガジン社、2006年11月)
  • 思い出の映画 (「小説現代」講談社、2007年3月)
  • お詫びしたい(「hon・nin」太田出版、2007年3月)
  • 登美彦氏、京都をやや文学的にさまよう(「yom yom」vol.4 新潮社、2007年9月)
  • 車中の異界(「野性時代」vol.48 角川書店、2007年10月)
  • 茄子への開眼(「パンドラ」Vol.1 SIDE-A、講談社、2008年2月)
  • 春眠暁を覚えず(「朝日新聞」2008年4月土曜日夕刊、全3回〔1,2,4週〕)
  • この文章はぶっつけ本番で書くのである(「yom yom」vol.7 新潮社、2008年7月)
  • 子どもの頃の私は、日曜日の昼は、「将棋とルパン三世によって完成する」と思いこんでいた(「熱風」2月号スタジオジブリ、2009年2月)
  • この文章を読んでも富士山に登りたくなりません(「yom yom」vol.12 新潮社、2009年9月)
  • 的を撃ち損ねた話(「yom yom」vol.13 新潮社、2009年11月)
  • ぽんぽこ仮面に追われた私(「朝日新聞」、2010年3月4日)

対談・インタビュー[編集]

  • パピルス」6号(幻冬舎、2006年5月)
    • 対談「劇団ひとり」vs「森見登美彦」
    • 「狸のはなし」に関するインタビュー
  • 対談 「空想でもいい、高らかに青春を謳え」(対大森望、「本の旅人」12月号 角川書店、2006年12月)
  • 恩田陸へのQ&A(「文藝」春号 河出書房新社、2007年1月)
  • 特集「森見登美彦の歩き方」(「野性時代」41号 角川書店、2007年3月)
    • 『夜は短し歩けよ乙女』外伝書き下ろしワンダリングストーリー/著者インタヴュー&全著作解説/モリミー通に訊く!見どころガイド/対談 森見登美彦with本上まなみ/森見登美彦用語集/森見登美彦の里程標/取材こぼれ話/最新小説「ペンギン・ハイウェイ」
  • インタビュー(「活字倶楽部」2007年春号 雑草社、2007年5月)
  • スペシャル間取り解説「青年が、はじめて物語を生んだあの部屋へ」(「野性時代」43号 角川書店、2007年6月)
  • 第20回山本周五郎賞決定発表及び特集「小説家という仕事」(「小説新潮」2007年7月号 新潮社)
    • 「受賞のことば」/選評
    • 受賞記念インタビュー「京都で、うにゃうにゃの服とカロリーメイトを」/著作ガイド 森見登美彦の仕事(大森望)/書き下ろし短篇「蝸牛の角」
  • 特集「俺たちの森見登美彦大特集」(「ダ・ヴィンチ」161号、2007年9月)
    • 俺たちの心を震わす、森見登美彦名シーン/森見氏、毛深き兄弟たちに込めた思いを語る/作家・森見登美彦の生涯/森見的京大男子になるための京都案内/臨死!?対談 森見登美彦×瀧波ユカリ
  • 特集「森見登美彦 書店員も夢中になる森見"妄想"ワールド」(「編集会議」2008年11月号 宣伝会議、2008年10月)
    • 森見作品「あらすじ&作品舞台紹介」/10人の書店員が読み解く森見ワールド/森見登美彦インタビュー /森見さんに直撃!Q&A /アイデアノート大公開 /編集者対談
    • 表紙では「夜は短し歩けよ乙女」の装画を手がけたイラストレーター・中村佑介が、森見登見彦本人を描いている。

推薦文(他著者への寄稿)[編集]

帯・推薦文
  • 赤川次郎「殺人よ、こんにちは―赤川次郎ベストセレクション7」(2007年8月 角川文庫)
  • 今日マチ子「センネン画報」(コミック、2008年5月 太田出版
  • 平山瑞穂「ラス・マンチャス通信」(2008年8月 角川文庫)
  • 矢部嵩「紗央里ちゃんの家」(2008年9月 角川ホラー文庫

メディア・ミックス[編集]

コミカライズ[編集]

舞台[編集]

アニメ[編集]

メディア出演[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 『ダ・ヴィンチ』2007年9月号
  2. ^ 学歴を除く以上の経歴は、森見「或る四畳半主義者の想い出」(『四畳半神話大系公式読本』太田出版、2010年所収)などによる。
  3. ^ 朝日新聞2013年6月4日インタビューによる。
  4. ^ 森見登美彦が本上まなみをこよなく愛することから命名。
  5. ^ 「ペンギン・ハイウェイ」の前日譚。角川文庫×パンダイのコラボ企画「ほっと文庫」として文庫と入浴剤1袋でセット販売された。

関連項目[編集]

  • クォン・ヨンジュ - 韓国の翻訳家。『四畳半神話大系』、『【新釈】走れメロス 他四篇』、『宵山万華鏡』を翻訳している。

外部リンク[編集]

公式サイト[編集]

その他[編集]