森見登美彦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 文学 |
|---|
![]() |
| ポータル |
| 各国の文学 記事総覧 |
| 出版社・文芸雑誌 文学賞 |
| 作家 |
| 詩人・小説家 その他作家 |
| お知らせ |
| このテンプレートの解説ページができました。使用されるべき記事が決まりましたので一度ご確認ください。 |
森見 登美彦(もりみ とみひこ、1979年1月6日- )は、日本の小説家。愛称は「モリミー」(ただし、本人はこの愛称を気に入っていない旨、発言している[1])。
目次 |
[編集] 経歴
奈良県生駒市出身。ペンネームは本名の姓「森見」に、この地にゆかりの深い登美長髄彦にちなんだ名前を合わせたものである[2]。奈良女子大学文学部附属中学校・高等学校(現:奈良女子大学附属中等教育学校)卒業。京都大学農学部生物機能科学学科応用生命科学コースを卒業、同大学院農学研究科修士課程修了。京大OBの父の勧めで京大に入学し、在学中は体育会のライフル射撃部に所属。2003年『太陽の塔』で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、小説家デビュー。2006年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞、本屋大賞(2位)などを受賞し注目を集め、人気作家となる。三十歳の誕生日である2009年の1月6日、自身のブログ内で結婚を発表。現在は図書館に勤めるかたわら、執筆活動に励んでいる。同世代で同大学出身の万城目学と親交がある。
[編集] 作品の特徴
マジックリアリズムの手法で巧みにアレンジした独特の世界観と文体をもつ。作品は『ペンギン・ハイウェイ』以外、すべて京都が舞台である。個性的で強烈なキャラクターを多く登場させ、その魅力を前面に押し出すことが多い。『詭弁論部』『金曜倶楽部』『図書館警察』『自転車にこやか整理軍』など作品同士のリンク点も多く、複数の作品に登場するキャラクターもいる。初期の作品では京都大学の学生を主人公にしているのがほとんどだが、近年は狸や小学生を主人公にした作品も書いている。
[編集] 作品・執筆関連情報(インタビュー等)
[編集] 書籍化作品
- 太陽の塔(2003年、単行本、新潮社)
- 四畳半神話大系(2004年、単行本、太田出版)
- Sweet Blue Age(2006年、単行本、角川書店)
- 7人の作家による短編集。「夜は短し歩けよ乙女」の第1章が収録
- きつねのはなし(2006年、単行本、新潮社)
- 夜は短し歩けよ乙女(2006年、単行本、角川書店)
- 【新釈】走れメロス 他四篇(2007年、単行本、祥伝社)
- 有頂天家族(2007年、単行本、幻冬舎)
- 美女と竹林(2008年8月22日発売、単行本、光文社)
- 恋文の技術(2009年3月10日発売、単行本、ポプラ社)
- 宵山万華鏡(2009年7月2日発売、単行本、集英社)
[編集] 書籍未収録の執筆・特集等
※一覧は2009年7月現在
小説(連載)
小説(読切)
- 「金魚鉢をのぞく子ども」(「小説新潮」新潮社、2004年9月号)
- 「曼珠沙華」(朝日新聞(関西版)2005年12月木曜夕刊、全4回)
- 「四畳半国開国史」(「ユリイカ」青土社、2006年2月)
- 「迷走恋の裏路地」(「野性時代」角川書店、2007年3月)※『夜は短し歩けよ乙女』外伝
- 「蝸牛の角」(「小説新潮」新潮社、2007年7月号)
- 「真夏の人々」(「小説新潮」新潮社、2008年9月号)
- 「或る失恋の記録」(「yomyom」新潮社、vol.6)
- 「大日本凡人会」(「yomyom」新潮社、vol.9)
コラム・エッセイ(読切)
- 「恥ずべきことは何もない」(「小説新潮」新潮社、2005年2月)
- 「岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説」(「小説推理」双葉社、2005年3月)
- 「分け入っても本の山」(「本の旅人」角川書店、2005年5月)
- 「ラブドール、その名はコーディリア」(「ユリイカ」青土社、2005年5月)
- 「癒しの悪食」(「別冊文藝春秋」文藝春秋、2005年5月号)
- 「濡れた英雄」(「小説宝石編集・英雄譚」光文社、2005年)
- 「私の青春文学」(「野性時代」25号 角川書店、2005年12月)
- コラム(「小説すばる」2月号 集英社、2005年12月)
- 「京都市、左京区。」(「L MAGAZINE」11月号 京阪神エルマガジン社、2006年11月)
- 「思い出の映画 」(「小説現代」講談社、2007年3月)
- 「お詫びしたい」(「hon・nin」太田出版、2007年3月)
- 「登美彦氏、京都をやや文学的にさまよう」(「yomyom」vol.4新潮社、2007年9月)
- 「車中の異界」(「野性時代」vol.48角川書店、2007年10月)
- 「茄子への開眼」(「パンドラ」Vol.1 SIDE-A、講談社、2008年2月)
- 「春眠暁を覚えず」(朝日新聞2008年4月土曜日夕刊、全3回(1,2,4週))
- 「この文章はぶっつけ本番で書くのである」(「yomyom」vol.7新潮社、2008年7月)
対談・インタビュー
- 「パピルス」6号 幻冬舎、2006年4月
- 対談「劇団ひとり」vs「森見登美彦」
- 「狸のはなし」に関するインタビュー
- 対談 「空想でもいい、高らかに青春を謳え」(対大森望氏、「本の旅人」12月号 角川書店、2006年12月)
- 恩田陸へのQ&A(「文藝」春号 河出書房新社、2007年1月)
- 特集「森見登美彦の歩き方」(「野性時代」41号 角川書店、2007年3月)
- 『夜は短し歩けよ乙女』外伝書き下ろしワンダリングストーリー/著者インタヴュー&全著作解説/モリミー通に訊く! 見どころガイド/対談 森見登美彦with本上まなみ/森見登美彦用語集/森見登美彦の里程標/取材こぼれ話/最新小説「ペンギン・ハイウェイ」 )
- インタビュー(「活字倶楽部」2007年春号 雑草社、2007年5月)
- スペシャル間取り解説「青年が、はじめて物語を生んだあの部屋へ」(「野性時代」42号 角川書店、2007年5月)
- 第20回山本周五郎賞決定発表及び特集「小説家という仕事」(「小説新潮」2007年7月号 新潮社)
- 「受賞のことば」/選評
- 受賞記念インタビュー「京都で、うにゃうにゃの服とカロリーメイトを」/著作ガイド 森見登美彦の仕事(大森望)/書き下ろし短篇「蝸牛の角」
- 特集「俺たちの森見登美彦大特集」(「ダ・ヴィンチ」161号、2007年9月)
- 俺たちの心を震わす、森見登美彦名シーン/森見氏、毛深き兄弟たちに込めた思いを語る/作家・森見登美彦の生涯/森見的京大男子になるための京都案内/臨死!?対談 森見登美彦×瀧波ユカリ
- 特集「森見登美彦 書店員も夢中になる森見"妄想"ワールド」(「編集会議」2008年11月号 宣伝会議、2008年10月)
- 森見作品「あらすじ&作品舞台紹介」/10人の書店員が読み解く森見ワールド/森見登美彦インタビュー /森見さんに直撃!Q&A /アイデアノート大公開 /編集者対談
- 表紙では「夜は短し歩けよ乙女」の装画を手がけたイラストレーター・中村佑介が、森見登見彦本人を描いている。
[編集] 作品の関連情報(メディアミックス等)
09年2月、5巻で完結。 各巻の巻末には森見登美彦のコメントが寄せられている。
08年11月現在、09年4月3日〜15日、東京で公演予定。専用サイトには森見登美彦のコメントが寄せられている。
[編集] 推薦文等(他著者への寄稿)
- 帯・推薦文 赤川次郎「殺人よ、こんにちは」(2007年、文庫、角川書店)
- 帯・推薦文 今日マチ子「センネン画報」(2008年、単行本、太田出版)
- 帯・推薦文 平山瑞穂「ラス・マンチャス通信」(2008年、文庫、角川書店)
- 帯・推薦文 矢部嵩「紗央里ちゃんの家」(2008年、文庫、角川書店)
[編集] 紙媒体以外のメディア出演
- NHK「トップランナー」2007/10/6放送分
[編集] 受賞歴
- 2003年8月『太陽の塔』第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞
- 2007年4月『夜は短し歩けよ乙女』2007年本屋大賞 2位(455点)獲得
- 2007年5月『夜は短し歩けよ乙女』第20回山本周五郎賞受賞
- 2007年7月『夜は短し歩けよ乙女』第137回直木賞候補
- 2008年4月『有頂天家族』2008年本屋大賞3位
[編集] その他(項目全体の関連情報)
- 2006年、会社の枠を超えた書店員有志による応援団「まなみ組」[3]が結成されており、独自の販売促進が行われている。オリジナルの販促グッズ等が用意され、フリーペーパー(『夜は短し歩けよ乙女』、『【新釈】走れメロス 他四篇』:まなみ組加入書店員の勤務書店店頭にて無料配布、非売)も発行されている。
[編集] 脚注
- ^ asahi.com:【新釈】走れメロス 他四篇 (著) 森見登美彦 - 書評 - BOOK
- ^ ダ・ヴィンチ2007年9月号
- ^ 森見登美彦が本上まなみをこよなく愛することから命名。
[編集] 外部リンク
[編集] 公式サイト(ブログ)
[編集] その他
- 「新潮社」サイト (『太陽の塔』『きつねのはなし』の冒頭の立ち読みが可能)
- 『夜は短し歩けよ乙女』角川書店公式サイト(冒頭の立ち読み可能,大森望との対談含む)
- 「ほぼ日刊イトイ新聞」“担当編集者は知っている。” (『夜は短し歩けよ乙女』角川書店担当者によるコメント)
- 「WEB本の雑誌」“作家の読書道(第65回)”
- 「WEBきらら」"from BOOK SHOPS(作家インタビュー第23回)”
- 「歌舞伎美人」"歌舞伎美人の本棚(インタビュー第1回:京都という舞台装置)”
- 森見登美彦の本棚


