黒木瞳

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くろき ひとみ
黒木 瞳
本名 伊知地 昭子(いちじ しょうこ)
生年月日 1960年10月5日(54歳)
出生地 日本の旗 日本 福岡県八女市(旧・黒木町
国籍 日本
民族 日本人
身長 163 cm
血液型 A型
職業 女優タレント歌手
ジャンル 舞台テレビドラマ映画
活動期間 1981年 -
活動内容 1981年宝塚歌劇団入団、月組配属
1982年:月組トップ娘役就任
1985年:宝塚歌劇団退団。その後、女優として、テレビなどで活躍中
1991年:結婚
1998年:長女出産
配偶者 あり
著名な家族 夫、娘
公式サイト 黒木瞳 kurokihitomi.net
主な作品
舞台
ガイズ&ドールズ
『mama loves MAMBO』

ドラマ
ゴールデンボウル
プリマダム
映画
失楽園
備考
宝塚歌劇団卒業生

黒木 瞳(くろき ひとみ、1960年10月5日 - )は、日本女優タレント歌手。本名、伊知地 昭子(いちじ しょうこ)旧姓、江上福岡県八女市(旧・黒木町)出身。所属事務所は2011年10月11日よりポエムカンパニーリミテッド[1]。以前はグランパパプロダクションオフィス稲垣に所属していた。

宝塚歌劇団の元月組トップ娘役。芸名は出身の黒木町(くろぎまち)に因んで、同郷にあたる五木寛之(八女市出身)が命名した。歌劇団在団時の愛称はショーコ

来歴・人物[編集]

剣道7段の腕前を持つ父親の影響もあり、小学4年生(黒木小学校)から中学2年生まで剣道を習っていた。福岡県立八女高等学校在学時には演劇部に所属、部長として九州大会に進出。

高校卒業後、熊本県の音楽大学への進学が決まっていた[2]。しかし記念受験として宝塚音楽学校を両親に内緒で受験しようとし、バレエに一週間通う。受験費用を捻出できず、当時交際していた男性から1万円を借りて受験した。また、受験日を1日前に間違えて行ってしまうというハプニングもあった。面接では筑後弁訛り一辺倒になった挙句、受験理由を尋ねられた際には「松竹歌劇団(宝塚歌劇団とはライバル関係にあった)でもよかったんですけどね」と発言したにもかかわらず、倍率22.4倍の難関をくぐり合格、1979年4月に宝塚音楽学校に入学。

宝塚歌劇団での活躍[編集]

1981年、宝塚歌劇団入団。『宝塚春の踊り』で初舞台を踏んだ。同期にはOG女優北原遥子(元雪組娘役スター、日本航空123便墜落事故で死亡)、涼風真世(1991年 - 1993年まで月組トップスター。黒木と共に月組に配属された)、真矢みき1995年 - 1998年まで花組トップスター)、毬藻えり1989年 - 1992年まで星組トップ娘役)、演劇プロデューサー活弁士日本舞踊講師の幸風イレネがいる。現役では雪組組長梨花ますみがいる。

1982年1月より『おはよう朝日です・土曜日です』にレギュラー出演し、司会、レポーターなどもこなした。在団中に東宝映画『南十字星』(1982年)に出演。これが映画初出演作品である。

娘役としては史上最速となる入団2年目で、大地真央の相手役として『情熱のバルセロナ』で月組トップ娘役に就任。研2での就任については、小顔で男役としては細身だった大地が同じような体格で度胸ある番組進行をこなしていた黒木に着目し、相手役にしたいと申し出たという。また、当時の月組トップであり副組長も兼任していた榛名由梨も黒木を高く買い、67期生の初舞台公演中に「黒木さんを月組にもらいたい」と言ったというエピソードがある。

あしびきの山の雫に』『シブーレット』『ムーンライト・ロマンス』『翔んでアラビアンナイト』『ザ・レビューII』『ガイズ&ドールズ』などに出演し、在団中は娘役でありながら大地に迫るほどの人気を獲得した。1985年、『二都物語/ヒートウェーブ』東京公演千秋楽付で大地と同時退団し、芸能界へと転進した(なお、今では珍しくない男役・女役のトップ同時退団は、宝塚の組ごとのトップスターが固定制になってから初のこと)。

芸能界への転身[編集]

映画主演デビュー作、東陽一監督『化身』(1986年公開)では全裸となり、宝塚の歴史を貶めたなどの非難もあったが、演技には一定の評価を得た。その後、サスペンスドラマなどを中心に活動を続けていたが、1997年公開の森田芳光監督の映画『失楽園』で不倫の恋を大胆に演じて大きな話題に。原作とともに社会現象となったこの作品で知名度が一気に広がり、活躍の場が広がっていった。

1991年に結婚。夫との間には1998年出産した女児がひとりいることを公表している(出産時の年齢が38歳と、当時としては高齢であったため話題となった)。

1999年の8月、NHK思い出のメロディー』の司会を務めた。黒木自身が大ファンだと言う水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」の場面では、水前寺に誘われる形で途中から黒木もデュエット参加した。

1999年・2000年は、TBS系列『輝く!日本レコード大賞』の司会を務めた。

NHKの大相撲九州場所中継にゲスト出演し「毎年初場所を観戦し、座布団を投げているんです」と逸話を紹介。さらに「夫と相撲を取るんです」とも発言した(1999年千代大海が初優勝をした時にお花を贈って以来、大ファンである。また、千代大海は「はじめ本人からのお花だと思わなかった」とのこと)。

2005年 - 2009年までフジテレビ系列『FNS歌謡祭』の司会を務めた。また、2005年と2007年は歌手としても出演。

2007年2011年日本テレビ系列『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』ではパーソナリティーを務めた。

エピソード[編集]

タレントの藤吉久美子と仲がよい[3]

自宅では犬と猫と亀を飼っている(2008年に『笑っていいとも!』の「テレフォンショッキング」出演時に「100分の1アンケート。で同じ組み合わせで飼っているかをアンケートしたところ、結果が1人となり、タモリストラップを獲得している)。

好きな俳優は水谷豊[4](なお、水谷とは「浅見光彦ミステリー越後路殺人事件」と「2008年FNS歌謡祭」で共演している)。

宝塚歌劇団時代の出演[編集]

舞台[編集]

1981年

  • 宝塚春の踊り/ファーストラブ(初舞台)(3月 - 5月、宝塚大劇場
  • 白鳥の道を越えて(6月 - 8月、宝塚大劇場) - 新人公演・ミランダ 役(本役:優ひかり

1982年

あしびきの山の雫に - 石川郎女 役
ジョリー・シャポー - 歌う士官の女 役
情熱のバルセロナ - ロザリア 役

1983年

  • まい・みらくる (1月、宝塚バウホール)- イヴ 役
  • 春の踊り/ムーンライト・ロマンス(3月 - 5月、宝塚大劇場)
春の踊り - 姫 役
ムーンライト・ロマンス - イヴ・モルナー 役
  • 翔んでアラビアン・ナイト/ハート・ジャック(11月 - 12月、宝塚大劇場)
翔んでアラビアン・ナイト - ジャウワーラ 役
ハート・ジャック - 少女 役

1984年

  • I am What I am(1月、宝塚バウホール)- 歌う娘 役
  • 沈丁花の細道/ザ・レビューII (5月 - 6月、宝塚大劇場)
沈丁花の細道 - 埴谷笙子 役
ザ・レビューII - カトリーヌ、レディー・バーバラ、チャイニーズ・レディー 役

1985年

  • 二都物語/ヒート・ウェーブ(退団公演)(5月 - 6月、宝塚大劇場 8月東京宝塚劇場)
二都物語 - ルーシー・マネット 役
ヒート・ウェーブ - クラブの女S、恋人 役

映画[編集]

情報番組[編集]

宝塚歌劇団退団後の出演作品[編集]

テレビドラマ[編集]

2006年

映画[編集]

音楽番組[編集]

ドキュメンタリー番組[編集]

  • 驚きももの木20世紀(1993年4月 - 6月、テレビ朝日) - 司会
  • 情熱大陸(2005年5月22日放送、TBSテレビ)
  • NHKスペシャル「源氏物語千年・黄金絵巻の謎に挑む」(2008年、NHK) - 司会・語り
  • 国宝阿修羅展特別番組(2009年、テレビ朝日) - メインナビゲーター
  • 課外授業 ようこそ先輩(2011年10月8日、NHK総合テレビ
  • 黒木瞳が行く 食の世界遺産
    • 黒木瞳が行く 食の世界遺産〜メキシコ料理の源流を訪ねて(2012年2月11日、BSジャパン)
    • 黒木瞳が行く 食の世界遺産Ⅱ〜フランス美食術の神髄を訪ねて(2013年1月3日、BSジャパン)
  • ドキュメンタリー同期生「亡き友を胸に〜宝塚歌劇団67期生〜」(2012年12月28日、NHK)
  • 豪華列車で旅する九州・美しの国(30分版)(2013年10月14日、NHK総合テレビ)
  • 豪華列車で旅する九州・美しの国(2013年11月16日、NHK BSプレミアム)[5][6]

バラエティー番組[編集]

その他のテレビ番組[編集]

CM[編集]

舞台[編集]

  • ハムレット(1990年)
  • 陽気な幽霊(1993年)
  • オセロー(1994年)
  • mama loves MAMBO(2000年) - 主演・柏木容子 役
  • クリスマス・ボックス(2001年)
  • mama loves MAMBO II(2002年) - 主演・柏木容子 役
  • mama loves MAMBO III(2004年) - 主演・川原麗子 役
  • MAMA LOVES mambo IV(2006年) - 主演・花岡洋子 役
  • 取り立てや お春(2010年) - 主演・お春 役

ディナーショー[編集]

  • Muse more 〜女神よさらに〜 talking & dancing(2007年)
  • 30th Dreaming dinner show(2010年)

ラジオ[編集]

音楽[編集]

全てシングルCD

その他

朗読オーディオブック[編集]

著書[編集]

エッセイ集[編集]

  • わたくしが泣く時
  • 夫の浮わ気
  • モン・モエ(絵本)
  • ひとみごちて(フォトエッセイ)
  • もう夫には恋はできない(フォトエッセイ)
  • 母の言い訳
  • 私の場合 ブレない大人への段階 (2010年6月1日発売、ISBN:978-4-06-216309-5)

詩集[編集]

  • 長袖の秋
  • 夜の青空
  • 恋のちから 愛のススメ(ニッポン放送の番組で披露した五行詩を書籍にしたもの ISBN 978-4594050405

写真集[編集]

  • 17か月のDesigned Woman(廃盤)
  • mama loves MAMBOII

翻訳絵本[編集]

  • すきなの だあれ?
  • たからものさがし

雑誌[編集]

  • メイプル(連載、終了)
  • Grazia(2009年1月号 - 連載)
  • 歌劇 1月号(歌劇創刊1000号記念お祝いメッセージ掲載)

関連図書[編集]

  • 吉田公子・著 『由美子へ』 扶桑社 2006年8月 ISBN 4-594-05207-X
    北原遥子の実母による、北原の美しくも儚かった24年の一生を綴った本。
    宝塚時代北原と最も仲がよかったことから、黒木が本書のあとがきを依頼され担当した。

受賞歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 黒木瞳 kurokihitomi.net(お知らせ) 2012年6月15日閲覧
  2. ^ 水城学園という予備校に通っていた。
  3. ^ 著書:「夫の浮わ気」より
  4. ^ Graziaより
  5. ^ 原沙知絵の旅・小山薫堂の旅とともに90分に構成
  6. ^ にっぽん再発見 九州・沖縄物語「豪華列車で旅する九州・美しの国」 (PDF)”. 日本放送協会 (2013年10月23日). 2013年10月26日閲覧。

外部リンク[編集]