阿修羅のごとく

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

阿修羅のごとく』(あしゅらのごとく)は、1979年1980年NHK総合テレビで放送された、向田邦子脚本テレビドラマ。後に脚本が文庫化され、2003年に映画化(森田芳光監督)、2004年に舞台化された。

概要[編集]

長女 綱子は夫に先立たれ生花の師匠として生計を立てている。次女 巻子は中学生の一男一女をもつ平凡なサラリーマン家庭の主婦。三女 滝子は図書館の司書勤めで男っ気がまったくなし。四女 咲子は親兄弟にも内緒で無名ボクサーと同棲している。そんなある日、滝子が興信所に調べさせ、四姉妹の父親に愛人とその子供がいることが判明。四人は集まって母親を気遣いながら対処について話し合う。しかし、自分たちも「秘め事」や「隠し事」を持っていて、周囲のさまざまな人を巻き込みながら疑心暗鬼が頭をもたげる。ねたみ、そねみ、嫉妬、そして「男と女」。家族でちゃぶ台を囲みながら、庭先で白菜を漬けながら、日常のひとコマの中にちらっと覗く内なる「阿修羅」。それでいてホームコメディのように人間模様を描いた作品。

テレビドラマ[編集]

1979年1月13日 - 27日にNHK総合テレビ土曜ドラマ」枠の向田邦子シリーズとして3話放送。続編をパート2として1980年1月19日 - 2月9日に同枠で4話放送。

パート1、2ともにNHKアーカイブスに所蔵されており、各地のNHK放送局にある「番組公開ライブラリー」で無料で閲覧できる。また、NHKオンデマンドでも配信された。

サブタイトル[編集]

  • パート1
    1. 「女正月」(1979年1月13日)
    2. 「三度豆」(1979年1月20日)
    3. 「虞美人草」(1979年1月27日)
  • パート2
    1. 「花いくさ」(1980年1月19日)
    2. 「裏鬼門」(1980年1月26日)
    3. 「じゃらん」(1980年2月2日)
    4. 「お多福」(1980年2月9日)

キャスト[編集]

その他(パート1)[編集]

  • 第一話
    宮沢元、白木礼二、久保田清司、大矢兼臣、武田洋和、絹田由紀子、大月優子、森康子
  • 第二話
    森康子、島田零子、田中昭子、山口純平、徳永真人、萩前弘信、松岡みどり、久保田清司、岡橋勲、楯親義、田中栄民、浪間章、上江州隆、、劇団いろは、劇団ひまわり、八星プロ
  • 第三話
    田中昭子、森康子、川島裕介、水品昌子、武田洋和、絹田由紀子、劇団ひまわり、劇団いろは、早川プロ

スタッフ[編集]

パート1[編集]

  • 制作:沼野芳脩
  • 演出:和田勉(第一、三話)、高橋康夫(第二話)
  • 美術:中嶋隆美
  • 効果:高橋美紀(第一、三話)、浜口淳二(第二話)
  • 記録:山崎清子(第一、二話)松田和子(第三話)
  • 技術:稲垣恵三(第一、三話)、森野文治(第二話)
  • 照明:内藤功(第一、三話)、栗原民博(第二話)
  • カメラ:八城徳治(第一、三話)、上原康雄(第二話)
  • 音声:渡辺秀男(第一話)、山本和夫(第二話)、藤原政雄(第三話)
  • タイトル文字:望月美佐
  • 文楽日高川(清姫):吉田簑助(第一話)

パート2[編集]

  • 演出:富沢正幸

音楽[編集]

ほか

映画[編集]

阿修羅のごとく
監督 森田芳光
脚本 筒井ともみ
原作 向田邦子
製作 本間英行
出演者 大竹しのぶ
黒木瞳
深津絵里
深田恭子
音楽 大島ミチル
撮影 北信康
製作会社 東宝博報堂毎日新聞社日本出版販売
配給 東宝
公開 日本の旗 2003年11月8日
上映時間 135分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

2003年11月公開。監督は森田芳光。NHKドラマのパートIIまでを一つにまとめたストーリーになっている。テレビドラマで次女を演じていた八千草薫が母親役で、また同じくテレビドラマで長女を演じていた加藤治子がナレーションで出演している。エンディングと本編中に流れるブリジット・フォンテーヌの「ラジオのように」が印象的。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

舞台[編集]

2004年版[編集]

初めて舞台化され、芸術座博多座で上演された。

キャスト[編集]

2013年版[編集]

スタッフ[編集]

脚本:瀬戸山美咲
演出:松本祐子

キャスト[編集]

ほかに大高洋夫中山祐一朗広瀬友祐彩夏涼山本亨伊佐山ひろ子ら。

日程・劇場[編集]

2013年1月11〜29日 東京・ル テアトル銀座
1月31日〜2月3日 大阪・森ノ宮ピロティホール
2月9〜10日 愛知・名鉄ホール

関連項目[編集]

外部リンク[編集]