それから

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それから』は、夏目漱石小説1909年朝日新聞に連載。翌年1月に春陽堂より刊行。『三四郎』(1908年)・『それから』(1909年)・『』(1910年)によって前期三部作をなす。

定職に就かず、親からの仕送りで裕福な生活を送る代助が、友人の妻である三千代とともに生きる決意をするまでを描く。

1985年森田芳光監督、松田優作主演で映画化されている。

目次

[編集] あらすじ


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


代助の父は実業家で、時代の波にのり、成功していた。代助は学生時代から裕福な生活を送り、次男であるために卒業後も自由気ままな生活を続ける。対照的に、親友である平岡は卒業後すぐに就職する。

やがて疎遠になっていた二人であったが、平岡の生活が苦しくなると、三年ぶりに再会することになる。平岡の妻は、かつて愛しながらも、平岡に譲った三千代であった。三千代のために借金を工面する代助は、自分が「金に不自由しないようでいて、大いに不自由している男」であることに気づく。

次第に三千代を愛するようになってしまった代助は、縁談を拒否。家族から見放されるが、代助は、平岡に三千代を譲るように言う。

[編集] 主な登場人物

長井代助
主人公。裕福な家の次男で職に就かず実家に頼って気ままな生活を送る。東京帝国大学卒。高等遊民 [1]と称される有閑知識人。30歳。
平岡常次郎
代助の学生時分の友人。関西の銀行に就職したが、失敗して東京に戻ってくる。
三千代
平岡の妻。代助がかつて好きだった女性。三千代の兄(死去)と平岡と代助とは親友であった。
門野
代助の書生
誠吾
代助の兄。父の後を継ぐ。
梅子
代助の兄嫁。大助の縁談を心配して色々と世話を焼く。

[編集] 文学散歩ポイント

[編集] 映画

1985年11月9日東映配給で全国公開された。1986年度の第31回キネマ旬報賞日本映画監督賞・ 第28回ブルーリボン賞監督賞・第10回報知映画賞監督賞・第9回日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞、最優秀助演男優賞(小林薫)を受賞。

[編集] スタッフ

[編集] キャスト

[編集]

  1. ^ 漱石が「彼岸過迄」で作った用語。当時は「高等学校」「高等警察」「高等下宿」「高等娼婦」など「高等……」という使用が流行していた。

[編集] 外部リンク