軍師官兵衛

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軍師官兵衛
ジャンル テレビドラマ時代劇
放送時間 日曜日 20:00 - 20:45(45分)
放送期間 2014年1月5日[1] -(50回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本放送協会
演出 田中健二 ほか
脚本 前川洋一
プロデューサー 中村高志
出演者 岡田准一
中谷美紀
谷原章介
内田有紀
高岡早紀
春風亭小朝
益岡徹
尾藤イサオ
生田斗真
吹越満
田中哲司
桐谷美玲
濱田岳
速水もこみち
高橋一生
永井大
金子ノブアキ
田中圭
山路和弘
近藤芳正
勝野洋
鶴見辰吾
塩見三省
陣内孝則
江口洋介
竜雷太
片岡鶴太郎
黒木瞳
竹中直人
柴田恭兵
音声 ダブルステレオ放送
字幕 デジタル放送標準仕様
データ放送 連動データ放送
時代設定 戦国時代 -
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軍師官兵衛』(ぐんしかんべえ)は、2014年1月5日より放送されているNHK大河ドラマ第53作である。

企画・制作[編集]

2012年10月10日に制作発表が行われ、主役にV6岡田准一、脚本には前川洋一が起用されることが発表された[2]

撮影は2013年8月20日の茨城ロケよりクランクインし、同27日にはNHKのスタジオでの撮影が開始され、キャスト陣が同席した取材会が行われた[3]

語りについて[編集]

放送開始直後からナレーションを担当する藤村志保の語り口が「聞き取りにくい」「活舌が悪い」等の批判があり、NHK側も改善する意向を表明していた[4]

2014年1月29日に藤村が同年1月3日に背骨を圧迫骨折したことで収録の継続が困難になり、収録済みの第六回で番組を降板することと、後任を元NHKアナウンサーの広瀬修子が担当することが発表された。ナレーターの途中交代は大河ドラマ史上初めてのことである[5]

登場人物[編集]

黒田家[編集]

黒田家一門[編集]

黒田官兵衛(くろだ かんべえ)
(万吉 → 黒田官兵衛)
演:岡田准一(幼少期:若山耀人
播磨姫路城主・黒田氏嫡男。幼名は万吉(まんきち)、元服後の孝高(よしたか)。父と同様、小寺氏も称する。
幼少期は剣の修練や勉学に身が入らず、加えて何かに夢中になると厠へ行くことも忘れてしまい小便を漏らす悪癖の持ち主であったが、龍野の一件で改心してからは剣の修練を真剣に行い、勉学にも力を入れとりわけ兵法書を読破する知恵者となった。元服後は政職の近習となり、光と祝言を挙げてからは黒田家の家督と姫路城城主の座を受け継いだ。
(てる)
演:中谷美紀
官兵衛の妻。櫛橋左京亮の次女。
官兵衛とは小寺に忠誠を立てるための政略結婚であり、もともとは姉の力が嫁ぐはずであったが激しく拒んでいたため、初対面の時から官兵衛を憎からず思っていた光自らが名乗り出て嫁ぐこととなった。才色兼備で良妻賢母な女性であり、官兵衛の言動に意見することはあまりない。ただし、官兵衛が松寿丸を信長への人質にすると言った際だけは猛烈に反対しており、後に松寿丸自身に説得されている。また、戦で官兵衛が不在の際には官兵衛の代わりに城主として領民を護ろうとする気丈な一面もある。
黒田職隆(くろだ もとたか)
演:柴田恭兵
官兵衛の父。播磨姫路城主、小寺家家老。主筋から小寺姓を拝している。通称は美濃守。
重隆に比べて頭が固いところはあるが、政職と碁を打つ時は名勝負に持ち込んでからわざと負けることで主君の顔を立てているなど、小寺家家中で上手く立ち回っている。
黒田重隆(くろだ しげたか)
演:竜雷太
官兵衛の祖父。黒田家先代当主。
近江黒田庄出身の牢人だったが、播磨に流れ着いて土着して当地の土豪となった。その際、広峯神社と通じて家伝の目薬の代理販売をしてもらい財を成した。その縁もあって広峯神社など姫路周辺の領民からは非常に慕われている。当初は龍野赤松氏に仕えたが、後に小寺氏に鞍替えして重用された。その後は隠居生活を送っており、幼い官兵衛はしばしば重隆の草庵を訪ねていた。
官兵衛が成人した後もたびたび助言を送っていたが、おたつを失い我を忘れていた時には「命の使い道がわかっていない」「もっと見聞を広げよ」と厳しく叱責し、官兵衛が立ち直るきっかけを与えた。その後間もなく死去する。
その経緯から、武士でありながら銭勘定にとても明るい人物であり、黒田家の中に「いざという時のために、普段は無駄に銭を使わず倹約せよ」という家風を生み出すに至った。反面、財を成した経緯から黒田家を快く思わない小寺家譜代の家臣からは「目薬屋」と揶揄される土壌を作り出してしまっている。
いわ
演:戸田菜穂
官兵衛の母。小寺政職の養女。
政職が外様である黒田家を懐柔するためにいわゆる政略結婚として黒田職隆に嫁いだ。職隆とは夫婦円満で、修練や勉学に身の入らなかった幼い官兵衛にも優しく接していた。体調を崩し、官兵衛が薬草を入手すべく敵方の龍野へ潜り込んでしまった時にはそれを厳しく言い咎め、官兵衛が改心するきっかけを与えた。しかし病状は回復せず、その直後に病没した。子は官兵衛の他、兵庫助と二女がいる。
ぬい
演:藤吉久美子
官兵衛の継母。職隆の後妻。
職隆はいわを亡くした直後に政職から後添えを勧められた際、亡くしたばかりである以上少し待ってほしいと訴えたが、これが石川の策略もあって政職から疑われる要因ともなったため石川の件に片が付いた直後「生き残る」ために彼女を後添えに迎えた。
松寿丸(しょうじゅまる)
演:松坂桃李(幼少期:秋元黎 / 少年期:若山耀人)
官兵衛の嫡男。
信長が播磨の城主に人質を要求した際には、光の反対を押し切り自ら人質になることを願い出ている。
黒田休夢(くろだ きゅうむ)
演:隆大介
官兵衛の叔父。職隆の弟。兄と同様、小寺氏も称する。
一門の中でも勇猛果敢な猛将で、官兵衛が初陣を迎えた赤松との合戦では敵兵との斬り合いで足が竦んだ官兵衛を庇った。
井手友氏(いで ともうじ)
演:飯田基祐
官兵衛の叔父。職隆・休夢の弟。
黒田家の重臣として、休夢や小兵衛とともに職隆を支えた。赤松政秀軍侵攻に際しても奮戦するが、二度目の青山の戦いで敢え無く討ち死ににする。
黒田兵庫助(くろだ ひょうごのすけ)
演:植木祥平
官兵衛の弟。
栄姫(えいひめ)
演:吉本実憂

黒田家家臣[編集]

母里小兵衛(もり こへえ)
演:塩見三省
官兵衛の傅役。黒田家の重臣。
官兵衛が敵方に囚われた時に切腹しようとしたり、櫛橋家からやってきたばかりの光に黒田家の倹約を説くなど律儀な性格。職隆世代の重臣として黒田休夢・井手友氏と共に黒田家の中核を成した。赤松政秀軍が姫路へ侵攻するとその防戦に努めるが、息子・武兵衛の眼前で戦死する。最期に武兵衛に「殿をお守りしろ」と言い残した。
母里武兵衛(もり ぶへえ)
演:永井大(少年期:大嶋康太
官兵衛の側近。小兵衛の息子。
官兵衛とは幼馴染で、官兵衛の最初の家臣と言える存在。幼い頃は奔放な官兵衛に振り回されがちであった。後に仕官してきた栗山善助に対してはその教育係を務め、先輩家臣として尊敬されるようになる。武芸に優れ、赤松政秀軍との合戦でも槍を振るって勇戦するが、その戦闘で父を失い、自らも重傷を負う。しかしその直後の夜襲作戦にも出陣を志願し、官兵衛と石川源吾の一騎討ちにおいて官兵衛を守る形で瀕死の傷を負い、善助に後を託して死去した。
栗山善助(くりやま ぜんすけ)
演:濱田岳
官兵衛の家臣。元は栗山村の農民。
官兵衛が初陣を終えた直後に仕官を申込み、その場に居合わせた重隆の言もあって官兵衛に仕えることとなった。当初は弁の立つ陽気な知恵者の面が強かったが、戦場で小兵衛や武兵衛の死を目の当たりにしてからは黒田家家臣としての気概を備えた知恵者として勤めに励むようになり、官兵衛から大いに信頼される。毛利との最初の合戦の際には一向宗の信者兵を装って毛利陣内に紛れ込んで情報収集をしている。この際、お道に気付かれるも見逃してもらっており、後にそのお道と恋仲になっている。
母里太兵衛(もり たへえ)
(太兵衛 → 母里太兵衛)
演:速水もこみち
官兵衛の家臣。
武兵衛で絶えた母里の名を受け継いでおり、その際武兵衛の母から武兵衛の形見の入ったお守りを託されている。当初は母里の名を受け継ぐという強い思い入れはあるものの、やや口下手で人付き合いがままならない乱暴者の面があり他の家臣との問題が絶えなかったが、先述のお守りの件が発覚してからは官兵衛の命で知恵者の善助と義兄弟の契りを交わし、彼の言に忠実な義弟となる。その後は善助と共に織田の質量ともに強大な軍勢を目の当たりにしたのを経て、勇猛果敢で仲間を鼓舞する言も飛ばす槍の名手へと成長する。
井上九郎右衛門(いのうえ くろうえもん)
演:高橋一生
官兵衛の家臣。元は職隆の家臣。
寡黙な性格だが、笛の吹き手でもある。
後藤又兵衛(ごとう またべえ)
(又兵衛 → 後藤又兵衛)
演:塚本高史(幼少期:川口和宥 / 少年期:松島海斗
官兵衛の家臣。元は小寺家家臣の家柄。
お菊(おきく)
演:高畑こと美
いわの侍女
お福(おふく)
演:阿知波悟美
光の侍女。
お国(おくに)
演:中川翔子
光の侍女。
母里武兵衛の世話を焼いているうちに相思相愛の間柄となり、青山の戦いの直前には周囲にも知れて祝言の約束を取り付けた。しかしその合戦で武兵衛は戦死し、その願いは叶う事はなかった。
お道(おみち)
演:福島リラ
光の侍女。
熱心な一向宗本願寺の信者で、黒田家が本願寺と敵対している信長方に付くと知ると、同じく信者のおゆう・お竹とともに暇乞いをして黒田家を退去し、播磨の一向宗の拠点である英賀御堂に移っていた。黒田と毛利の合戦の際には、偵察のため紛れ込んでいた善助に気付くもそのまま見逃している。その後、毛利が撤退すると居場所がなくなり行くあてもないため、おゆうの怪我が治るまでという条件で姫路城に戻る。おゆうが完治した後、おゆうとともに城を出て行こうとするが、善助の説得によりに引き戻され彼と恋仲になる。
おゆう
演:中村映里子
光の侍女。
お道・お竹とともに黒田家を退去し、英賀御堂に移った。黒田と毛利の合戦に巻き込まれて怪我を負うも毛利が撤退したため、お道らとともに姫路へ戻る。
お竹(おたけ)
演:菅原祥子
光の侍女。
お道・おゆうとともに黒田家を退去し、英賀御堂に移った。黒田と毛利の合戦に巻き込まれて傷を負い、お道らとともに姫路へ戻るも手当の甲斐なく死去した。

播磨の人々[編集]

小寺家[編集]

小寺政職(こでら まさもと)
演:片岡鶴太郎[注 1]
播磨御着城主。黒田家の主筋。通称は加賀守。
お紺(おこん)
演:高岡早紀
政職の正室。
櫛橋左京亮(くしはし さきょうのすけ)
演:益岡徹
志方城主。小寺家の家老。小寺政職の従兄弟。
穏健な性格で、小寺家中では珍しく黒田家を擁護することもあった。官兵衛の才覚に惚れ込み、娘の一人を官兵衛に嫁がせた。官兵衛を評価する一方で、息子の左京進については今一つ頼りないと思っており、その事が左京進の官兵衛への敵愾心を増す事となっている。小寺家中で肩身の狭い官兵衛にとっては非常に頼もしい後ろ盾であったが、小寺家が織田・毛利という選択を迫られる直前に病没する。
櫛橋左京進(くしはし さきょうのしん)
演:金子ノブアキ
櫛橋左京亮の嫡男。力・光の兄。
小河良利(おごう よしとし)
演:磯部勉[注 2]
小寺家家老。
江田善兵衛(えだ ぜんべえ)
演:上杉祥三
小寺家家老。
田辺庄右衛門(たなべ しょうえもん)
演:白倉裕二
政職の近習。小寺家の縁戚。
同じく政職の近習を務めていた櫛橋左京進と仲が良く、よく行動を共にしていた。
(いつき)
演:相澤侑我(幼少期:山田日向
政職の嫡男。

赤松家[編集]

円満(えんまん)
演:麿赤兒
龍野西方寺の僧侶。
かつて赤松氏に仕えていた黒田重隆と親交があった。そのため、黒田家を赤松方に取り込まんとする赤松政秀の要請を受けて、黒田職隆に接触するも、敢え無く断られる。
赤松政秀(あかまつ まさひで)
演:団時朗
龍野城主。
西播磨一帯を治める有力豪族。小寺領進出を悲願とし、円満を送ったり偶然捕えた官兵衛を用いるなど、黒田家の懐柔にも務めた。その後、小寺家との関係が悪化すると、機先を制して浦上家を滅ぼす。続いて寡兵の姫路にも攻撃を開始して黒田家に多大な被害を与えたが、黒田軍の夜襲によって大敗を喫した。
石川源吾(いしかわ げんご)
演:升毅
赤松家の重臣。元は小寺家の重臣。
小寺家家臣時代は、外様として肩身の狭い黒田職隆の理解者であったが、実は敵方の赤松家に通じており、職隆を小寺家中で孤立させて共に寝返ろうと画策するものの叶わなかった。官兵衛の機転によって事が露見した後は、赤松家に走って赤松政秀の重臣として仕える。たびたび政秀に献策し、戦陣においても大将を務めた。満を持した小寺領侵攻の際には、因縁のある官兵衛と壮絶な一騎討ちを繰り広げ、官兵衛に討ち取られた。
吉田平蔵(よしだ へいぞう)
演:山本芳郎
石川源吾の家臣。
頬に特徴的な傷のある男。小寺家臣時代の石川の命により、姫路領内で野武士集団を扇動しており、黒田職隆が小寺家中で孤立するように仕向ける。しかし野武士の頭領と密談している現場を官兵衛に偶然見られてしまい、それが原因で石川の策は失敗し、吉田はその際に黒田軍によって討ち取られた。
赤松広秀(あかまつ ひろひで)
演:野杁俊希
赤松政秀の嗣子。
林左門(はやし さもん)
演:中田敦夫
赤松広秀の重臣。
官兵衛が播磨平定のために龍野城へ乗り込んだ際に取り次ぎを担当する。

浦上家[編集]

おたつ
演:南沢奈央(幼少期:三池怜菜
広峯神社の御師・伊吹善右衛門の娘。
官兵衛とは幼馴染で、二人だけで結婚の約束を交わしていた。長じてからも親交は続いたが、黒田家の嫁に相応しい家柄ではないことに悩み、最終的には職隆の養女となって、浦上清宗に嫁ぐ事となった。しかし婚礼の夜に赤松勢の襲撃に遭い、清宗によって逃されるものの戦闘に巻き込まれて深手を負い、駆け付けた官兵衛の腕の中で息絶えた。
浦上清宗(うらがみ きよむね)
演:達淳一
室津城主・浦上政宗の嫡男。
浦上-小寺同盟の一環として、黒田職隆の養女となったおたつと婚姻を結ぶ。しかしその祝言の夜に赤松政秀軍の夜襲に遭い、おたつをその場から逃がすものの、自身はその場で斬り死にした。
浦上政宗(うらがみ まさむね)
演:新納敏正
室津城主。
西播磨の有力豪族の一人。領土的野心を膨らませる赤松政秀に対抗すべく、小寺家と同盟を結んだ。しかしそれを良しとしない赤松軍の来襲に遭い、息子と共に戦死する。

別所家[編集]

別所賀相(べっしょ よしすけ)
演:ベンガル
別所家の重臣。別所長治の叔父、重棟の兄。
別所重棟(べっしょ しげむね)
演:佐戸井けん太
別所家の重臣。別所長治の叔父、賀相の弟。
別所長治(べっしょ ながはる)
演:入江甚儀
三木城主。

上月家[編集]

(りき)
演:酒井若菜
上月景貞の妻。櫛橋左京亮の長女、光の姉、左京進の妹。
当初は官兵衛の正室候補に挙げられるも、左京進によって官兵衛の悪口を吹き込まれてこれを固辞したため、光が官兵衛に嫁ぐ事となった。その後は上月城主・景貞の元へ嫁ぎ二女を儲ける。しかし上月家が毛利方に付いたために兄妹たちとは対立する関係となる。上月城が落城すると自害しようとするが官兵衛に制されて救出される。その後は娘たちを光に託して出家した。
上月景貞(こうづき かげさだ)
演:土平ドンペイ
播磨上月城主。力の夫。
播磨と備中の国境に近い上月城の主。備中国主・宇喜多氏の影響下にあり、宇喜多氏とともに早くから毛利氏に従った。相婿の関係にある官兵衛に幾度か調略を受けたものの、毛利方の立場を貫いた。その後、官兵衛たち織田軍に城を包囲されるが、その際に家老・高島吉右衛門に裏切られ、首を打たれて織田軍へと引き渡されてしまった。
鈴(すず)
演:内田愛[8]
景貞の長女。
花(はな)
演:舞優[9]
景貞の次女。
高島吉右衛門(たかしま きちえもん)
上月家家老。
上月氏に代々従う譜代の家老。織田方の上月城攻撃が激しくなると主・景貞とともに籠城するも、敗戦を悟って景貞の首を獲り、織田軍へと投降した。

その他の播磨の人々[編集]

伊吹善右衛門(いぶき ぜんえもん)
演:尾藤イサオ
広峯神社御師。おたつの父親。
姫路にほど近い広峯明神に仕える神官で、神社のお札を各地に売り歩いている。黒田家とは黒田重隆が播磨に入った時からの縁であり、黒田家に伝わる目薬をお札とともに売り歩く事で黒田家の蓄財に大きく貢献した。官兵衛も幼い頃より伊吹邸に足を運んでおり、善右衛門の語る旅語りを楽しみにしていた。その後も、各地の情勢を逐一黒田家に伝えるなど情報面において重要な役割を果たす。
伊吹文四郎(いぶき ぶんしろう)
演:遠藤要
広峯神社の御師。善右衛門の甥。
仙吉(せんきち)
演:馬渕誉
櫛橋領内に住む少年。
神吉頼定(かんき よりさだ)
演:岡雅史
神吉城主。

織田家[編集]

織田一門[編集]

織田信長(おだ のぶなが)
演:江口洋介
尾張の戦国大名。通称は尾張守(おわりのかみ)。
お濃(おのう)
演:内田有紀
信長の正室。美濃旧国主・斎藤道三の娘。
土田御前(どたごぜん)
演:大谷直子
信長・信行の母。
織田信行(おだ のぶゆき)
演:尾関伸嗣
信長の弟。
破天荒な性格の兄が人望を得られなかった際、兄に代わって織田家当主の候補として祭り上げられる。しかし病と偽った信長の策略にかかり、信長自身の手によって殺害される。現場には生母の土田御前がいた事から、以降信長と土田御前の仲は冷え切ってしまっている。
織田信忠(おだ のぶただ)
演:中村倫也
信長の嫡男。

織田家臣[編集]

明智光秀(あけち みつひで)
演:春風亭小朝
織田家の重臣。元は足利義昭の側近。
柴田勝家(しばた かついえ)
演:近藤芳正
織田家の重臣筆頭。通称は権六(ごんろく)。
丹羽長秀(にわ ながひで)
演:勝野洋
織田家の重臣。
滝川一益(たきがわ かずます)
演:川野太郎
織田家家臣。
佐久間信盛(さくま のぶもり)
演:立川三貴
織田家家臣。
万見仙千代(まんみ せんちよ)
演:田中幸太朗
信長の小姓。

摂津衆[編集]

荒木村重(あらき むらしげ)
演:田中哲司
摂州牢人。
堺へ向かう途中山賊に襲われていた官兵衛たちを助け、山賊を追い払う。その後官兵衛たちとともに堺まで旅をし、別れ際官兵衛に「一国一城の主になる」と語り、実際に有岡城主となって官兵衛と再会している。また、官兵衛には恩義を感じており官兵衛の信長への謁見を仲介したり、小寺政職が信長への謁見を躊躇していた際には大軍を引き連れて御着を訪れ政職に謁見を促すなど、官兵衛の窮地を救っている。
だし
演:桐谷美玲
村重の正室。
高山右近(たかやま うこん)
演:生田斗真
摂津高槻城主。荒木村重の寄騎。
中川清秀(なかがわ きよひで)
演:近江谷太朗
荒木村重の寄騎。

尼子軍[編集]

山中鹿介(やまなか しかのすけ)
演:別所哲也
尼子家臣。
尼子勝久(あまご かつひさ)
演:須田邦裕
尼子家当主。

豊臣家(羽柴軍)[編集]

羽柴秀吉(はしば ひでよし)
(藤吉郎 → 木下藤吉郎 → 羽柴秀吉 → 豊臣秀吉)
演:竹中直人[注 3]
天下人。元は織田信長の家臣。最初は木下藤吉郎(きのした とうきちろう)を名乗り、のち長浜城主となった際に羽柴筑前守秀吉に改名している。
おね
演:黒木瞳
秀吉の正室。
竹中半兵衛(たけなか はんべえ)
演:谷原章介
織田家家臣、秀吉の参謀。元は斎藤家の家臣。
斎藤家の家臣をやめ隠棲していた際に、度重なる藤吉郎(秀吉)の説得をうけ信長の家臣(実質は藤吉郎の家臣)となる。
官兵衛に対しては、当初は彼の技量を見極めるために挑発的な態度をとっていたが、小寺・別所・赤松の3氏(特に難航すると思われていた赤松氏)を信長に謁見するように説得したことで彼の能力を高く評価している。そのため、小寺政職が信長への謁見を拒みかけた際には荒木村重を差し向けるなど、官兵衛の窮地を救うよう尽力している。
石田三成(いしだ みつなり)
演:田中圭
秀吉の側近。通称は佐吉(さきち)。
蜂須賀小六(はちすか ころく)
演:ピエール瀧
濃尾川並衆の頭目。
羽柴小一郎(はしば こいちろう)
(木下小一郎 → 羽柴小一郎)
演:嘉島典俊
秀吉の弟。
南殿(みなみどの)
演:辻本瑞貴
秀吉の側室。
秀吉の拠点である長浜に屋敷を与えられており、長浜城より少し離れたあたりに居住している。秀吉はおねに隠れて彼女の元に通っている。
虎之助(とらのすけ)
演:相馬眞太
秀吉の遠戚にして、子飼い。
市松(いちまつ)
演:吉岡晴登
秀吉の遠戚にして、子飼い。

足利将軍家[編集]

足利義昭(あしかが よしあき)
(足利義秋 → 足利義昭)
演:吹越満
室町幕府13代将軍・足利義輝の弟。初名は義秋(よしあき)。
細川藤孝(ほそかわ ふじたか)
演:長谷川公彦
義昭の側近。

毛利家[編集]

小早川隆景(こばやかわ たかかげ)
演:鶴見辰吾
毛利家の重臣。安芸旧国主・毛利元就の三男。
安国寺恵瓊(あんこくじ えけい)
演:山路和弘
毛利家に仕える外交僧。
吉川元春(きっかわ もとはる)
演:吉見一豊
毛利家の重臣。毛利元就の次男。
毛利輝元(もうり てるもと)
演:三浦孝太
毛利家当主。安芸吉田郡山城主。毛利元就の嫡孫で叔父の吉川元春や小早川隆景の補佐を受ける。
浦宗勝(うら むねかつ)
演:佐藤尚宏
毛利家の武将。
水軍を率いる武将で、小早川隆景の下知に従い播磨を牽制するための水軍を束ね、黒田軍を大きく上回る兵数を率いて本願寺門徒と結んで英賀に上陸する。しかし官兵衛の偽計によって黒田軍の兵力を読み違え、早々に撤兵に追い込まれた。

宇喜多家[編集]

宇喜多直家(うきた なおいえ)
演:陣内孝則
備中国の大名。
お鮮(おせん)
演:笛木優子
直家の妻。
宇喜多忠家(うきた ただいえ)
直家の弟。

その他の反織田勢力[編集]

顕如(けんにょ)
演:眞島秀和
石山本願寺の法主。
松永久秀(まつなが ひさひで)
演:ミッキー・カーチス
大和信貴山城主。
大和国の国主。かつては三好三人衆とともに将軍・足利義輝を暗殺するなど畿内を席巻した。後に織田家にの傘下に加わっていたが、足利義昭や上杉謙信に呼応して反旗を翻す。居城に籠城するものの、織田信忠率いる討伐軍相手に次第に劣勢となり落城する。信長も欲しがる「平蜘蛛」という名物茶器を所有していたが、それだけは渡すまいと「平蜘蛛」ごと爆死して果てる。
斎藤龍興(さいとう たつおき)
演:斉藤悠
美濃稲葉山城主。美濃旧国主・斎藤道三の孫。
織田家と対立する若い当主だが素行は悪く、家臣の諫言にも耳を貸さなかった。そのため家臣の竹中半兵衛によって居城を奪われ、放逐されるという大胆な行動を許す事となった。間もなく半兵衛は城を返却して隠棲したため再び稲葉山城に戻るが、後に織田軍の侵攻に耐え切れず、また重臣の寝返りも相次いだために落城し、自らも這う這うの体で美濃を落ちた。

堺の人々[編集]

今井宗久(いまい そうきゅう)
演:小西博之
の商人、会合衆
堺の有力者でありながら、南蛮由来の品物や最先端の武具・鉄砲を扱う豪商。鉄砲を求める官兵衛らと面会する。織田家とも取引があり、その際に交渉役として訪れた木下藤吉郎を「面白い」と評した。
ルイス・フロイス
演:オジエル・ノザキ
ポルトガル人キリスト教宣教師
堺に逗留し、民家を南蛮寺に改修してキリスト教を布教していた。堺を訪れた官兵衛に目撃される。

スタッフ[編集]

官兵衛紀行[編集]

放送[編集]

通常放送時間[編集]

放送日程[編集]

  • 初回は60分の拡大版
  • 第6回の地上波放送は2014年東京都知事選挙の報道特別番組のため総合テレビの開始時刻が19:15に繰り上げられた。
放送回 放送日 サブタイトル 演出 紀行 視聴率(関東) 視聴率(関西)
01回 01月05日 生き残りの掟 田中健二 広峯神社兵庫県姫路市 18.9% 23.0%
02回 01月12日 忘れえぬ初恋 御着城址(兵庫県姫路市) 16.9% 17.8%
03回 01月19日 命の使い道 妙國寺大阪府堺市 18.0% 18.3%
04回 01月26日 新しき門出 本木一博 観音寺(兵庫県加古川市 16.5% 19.8%
05回 02月02日 死闘の果て 龍野古城(兵庫県たつの市
黒田官兵衛古戦場跡(兵庫県姫路市)
16.0% 21.8%
06回 02月09日 信長の賭け 田中健二 兵主神社(兵庫県西脇市 15.0% 15.8%
07回 02月16日 決断のとき 郡山城(吉田郡山城)跡(広島県安芸高田市吉田町)
安国寺 不動院(広島県広島市
15.2% 19.3%
08回 02月23日 秀吉という男 岐阜城岐阜県岐阜市 16.1% 16.8%
09回 03月02日 官兵衛試される 本木一博 黒田家旧縁之地碑(滋賀県長浜市 15.4% 19.0%
第10回 03月09日 毛利襲来 英賀城土塁跡(英賀神社)(兵庫県姫路市) 15.7% 18.9%
第11回 03月16日 命がけの宴 大原拓 城跡公園(大阪府高槻市 15.8% 15.7%
第12回 03月23日 人質松寿丸 信貴山城跡(奈良県平群町
松永久秀の墓(奈良県王寺町
15.8% 17.9%
第13回 03月30日 小寺はまだか 田中健二 竹中氏陣屋跡(岐阜県垂井町 12.9% 15.1%
第14回 04月06日 引き裂かれる姉妹 本木一博 上月城跡(兵庫県佐用町 14.8% 15.8%
第15回 04月13日 播磨分断 大原拓 称名寺(兵庫県加古川市) 14.9% 18.3%
第16回 04月20日 上月城の守り 田中健二 円教寺(兵庫県姫路市)

※各回視聴率は関西地区、関東地区ともにビデオリサーチ調べ[11]。 

第1回の視聴率は関東地区では18.9%と過去10年で2番目に低い数字を記録したが[12]、関西地区では視聴率23.0%と2004年放送の『新選組!』に次ぐ高視聴率を記録した[13]

関連商品[編集]

書籍[編集]

公式ガイドブック
ノベライズ
青木邦子によるノベライズ。全4巻。いずれもNHK出版より刊行。
  1. 軍師官兵衛 一 ISBN 978-4140056431(2013年11月30日発行)
  2. 軍師官兵衛 二 ISBN 978-4140056448(2014年3月20日発行)

関連イベント[編集]

舞台地の一つである姫路市では幟が掲げられている

出典[編集]

  1. ^ 「八重の桜」→「軍師官兵衛」大河ドラマ主演 バトンタッチ式典
  2. ^ 2014年大河は岡田准一主演で『軍師官兵衛』 ORICON STILE 2012年10月10日閲覧
  3. ^ '14年大河ドラマ「軍師官兵衛」がスタジオクランクイン! 岡田准一らが意気込みを明かす webザテレビジョン 2013年8月27日閲覧
  4. ^ 軍師官兵衛:ナレーション改善へ NHK「聞き取りやすく工夫」MANTANWEB2014年1月22日閲覧
  5. ^ 藤村志保骨折 大河史上初ナレーター降板 デリースポーツonline 2014年1月30日閲覧
  6. ^ 岡田准一主演、妻光役に中谷美紀!2014年度大河『軍師官兵衛』新キャスト発表!”. テレビドガッチ (2013年5月11日). 2014年1月10日閲覧。
  7. ^ “名脇役”石田太郎さん、ドラマ収録中に倒れ急死”. サンケイスポーツ. (2013年9月22日). http://www.sanspo.com/geino/news/20130922/oth13092205040013-n3.html 2013年9月22日閲覧。 
  8. ^ 新着情報”. ニチエンプロダクション. 2014年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月7日閲覧。
  9. ^ 舞優プロフィール”. サンミュージックブレーン. 2014年4月7日閲覧。
  10. ^ 竹中直人、大河ドラマで豊臣秀吉役 = 18年ぶり、「軍師官兵衛」で - NHK時事ドットコム2013年8月16日閲覧
  11. ^ 2014年朝日新聞木曜日朝刊「TV視聴率ランキング」(関西版)[要ページ番号]2014年NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』 Sponichi Annex 2014年4月14日閲覧。
  12. ^ 『軍師官兵衛』初回視聴率は18.9% 関東では過去10年で2番目に低い数字
  13. ^ 大河ドラマ『軍師官兵衛』初回視聴率18.9%. 地元・関西では23.0%の高視聴率 オリコン

脚注[編集]

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  1. ^ 片岡のものまねレパートリーである金子信雄(『仁義なき戦い』)をイメージしたキャラクターとなっている[6]
  2. ^ 当初は石田太郎がキャスティングされていたが、石田が2013年9月21日に急逝したため、配役差し替えが行われた[7]
  3. ^ 1996年のNHK大河ドラマ『秀吉』でも豊臣秀吉を演じている[10]

外部リンク[編集]

NHK 大河ドラマ
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軍師官兵衛