中津市

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中津市
なかつし
日章旗 日本
地方 九州地方
都道府県 大分県
団体コード 44203-8
面積 491.15km²
※境界未定部分あり
総人口 83,902
推計人口、2009年5月1日)
人口密度 171人/km²
隣接自治体 宇佐市日田市玖珠町
福岡県添田町みやこ町
豊前市上毛町吉富町
築上町
市の木 ナノミ(クロガネモチ)
市の花 キク
他のシンボル -
中津市役所
所在地 〒871-8501 大分県
中津市豊田町14番地の3
電話番号 0979-22-1111
外部リンク 中津市公式サイト

中津市位置図(大分県)

:市 / :町・村
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中津市(なかつし)は、大分県の北西端に位置する。旧豊前国に属し、大分県北部の中心的な都市である。

目次

[編集] 概要

大分県内では大分市別府市に次いで人口が3番目に多い都市である。県内有数の城下町で、福澤諭吉旧居中津城などの歴史的な文化財なども多い他、市域南部の耶馬溪は景勝地として有名で、青の洞門羅漢寺などの歴史的建造物が多数存在し、紅葉シーズンには特に多くの観光客が訪れる県内有数の観光都市である。

中津市は旧豊前国に当たるため、福岡県東部(北九州市豊前市築上郡東部など)との結び付きが強く、福岡県への及び福岡県からの通勤・通学人口が非常に多い。特に旧上毛郡地域であった豊前市、上毛町、吉富町は、古くは旧下毛郡と合わせて三毛郡というひとつのであったため、中津市との関係が深く、経済・文化・生活面で中津市と一体である。そのため、山国川を挟んで隣接する福岡県吉富町上毛町は、築上郡の中心都市である豊前市との合併を拒否して中津市との越境合併を視野に入れている。経済的に北九州都市圏の中にあり、同都市圏の5パーセント通勤圏であるが、小都市圏である中津都市圏(約217,000人)の中心都市としての役目も担っており、小都市圏としては全国屈指の規模を誇っている。また南部の山国町は中津市街地よりも、日田市の方が距離的に近いため、日田市との結びつきが強い。

2004年平成16年)末に、ダイハツ車体株式会社が中津市昭和新田に本社、工場を移転したため自動車関連工場の集積が進んでいる。福岡県北九州市苅田町沖の北九州空港の開港や自動車関連企業の誘致、更には東九州自動車道も建設予定で、2016年には椎田南IC(福岡県築上町)~宇佐IC宇佐市)が開通予定である。中津市内にも中津三光IC(仮称)が開設される予定であり、大分県内でも今後の発展が期待されている。また日田市方面に中津日田道路の建設も予定されている。

  • 世帯数:35,745世帯 (2008年2月15日現在)
  • 総人口:86,366人(2008年2月15日現在)
男女比:男)40,852人 女)45,514人
  • 総面積:491.09km²(2007年3月31日現在)
  • 人口密度:175.6人/km²(2007年3月31日現在)
  • 市外局番:市内全域 0979
(1990年頃までは旧市内0979、旧三光村097943、旧本耶馬渓町・旧耶馬溪町09795、旧山国町09796)

[編集] 地理

[編集] 地形

  • 北部は周防灘瀬戸内海)に面し、南部の本耶馬渓、耶馬渓、山国町はほとんどが山間部でこの地域は「耶馬渓」と呼ばれ景勝地として有名である。
  • 東部から宇佐市にかけては、広範囲に水田が広がり、県内最大規模の農業地帯である。
  • 耶馬溪・八面山麓から山国川流域には県内最大規模の平野である中津平野が広がる。

[編集] 気候

瀬戸内海式気候のため温暖で年間降水量九州地方では少ない地域である。市内北東部の野依新池では環境省レッドデータブックで絶滅危惧I種に指定され、現在生息が壊滅状態となっているベッコウトンボの個体群が繁殖している。山国川上流の耶馬溪町に位置する耶馬溪ダム北九州・大分県北部の水がめの役割を担う。

[編集] 近隣市町村

[編集] 歴史

[編集] 古代

国道10号南側には条里制による条里地割の跡が現存しており、古代から中津平野の開発が行われていたことがわかる。

日本神話に出てくる豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)はこの地であり、豊の国や中津という地名はその名残であるとする説がある。ただし、一般に受け入れられている説ではない。

[編集] 中世

中津城」も参照

城下町としての歴史は、1587年に黒田孝高豊臣秀吉から豊前6郡(京都・築城・仲津・上毛・下毛・宇佐)の12.5万石と馬ヶ岳城(福岡県行橋市)が与えられた後に、拠点を山国川河口部に移し中津城を築城したところから始まる。市街地がほぼ完成したのは1600年代中頃とされる。城主は後に細川氏小笠原氏を経て、1717年(享保2年)に奥平氏が入封し明治維新を迎えることになる。

[編集] 近現代

1876年に中津支庁が設置されたことで大分県北の中心地として重要性を帯びるようになった。

近代工業の始まりは1879年から1880年にかけて工場が設置されたのが最初とされ、1890年代には繊維工業が集積するようになった。1944年の神戸製鋼所進出は第二次世界大戦後の重工業化のきっかけとなり、1970年頃までは鉄鋼業と衛生陶器製造(TOTOおよび関連企業)が特に盛んであった。1970年代後半からは自動車関連工場の進出が中心となり、1984年には『豊の国テクノポリス』の中心都市として指定された。

中津市の位置(1955年 - 2005年)

[編集] 経済

[編集] 主な企業

[編集] 特産品 (一村一品)

[編集] 中津市の銘菓

  • 巻蒸(けんちん)
  • 外郎饅頭(ういろうまんじゅう)
  • 蛤しるこ
  • ビスマン
  • 壱万円の里せんべい
  • びったれ餅
  • 丸芳露(丸ボーロ)

[編集] 主要大規模小売店舗

その他、トキハインダストリーの進出計画がある。

[編集] かつて存在した大規模小売店舗

「イオンモール三光」進出などの影響を受け、中心市街地にある大規模小売店の多くが撤退した。

  • 中津市街地
    • 中津サティ・大分交通中津ビル(旧「丸吉デパート」。約11,000m²、2000年撤退) - 中津駅前。2008年現在更地。
    • 中津寿屋百貨店(約14,000m²、2002年倒産) - 福沢通り・寿通り商店街入口。2008年現在売りビル。
      • AXiS中津寿屋百貨店本館・ファッション館
      • 中津寿屋百貨店くらし館 → アパンダシアーズ1中津店(2006年倒産)
      • 中津寿屋百貨店レジャー館
    • 井筒屋中津店(2000年撤退、ゆめタウン中津1階に移転) - 中津駅前・日の出町商店街入口。2008年現在更地・駐車場など。

[編集] 中心商店街

  • 日の出町商店街(全蓋型アーケード設置)
  • 新博多町商店街・寿通り商店街(全蓋型アーケード設置)
  • 博多町商店街
  • 仲町商店街

[編集] 人口

中津市と全国の年齢別人口分布図(比較) 中津市の年齢・男女別人口分布図
紫色は中津市
緑色は日本全国
青色は男性
赤色は女性
1980年 85,963人
1985年 87,736人
1990年 86,965人
1995年 86,679人
2000年 85,617人
2005年 84,368人
総務省統計局 / 国勢調査2005年

[編集] 教育

[編集] 小学校

  • 南部小学校
  • 北部小学校
  • 豊田小学校 公式サイト
  • 小楠小学校
  • 鶴居小学校
  • 大幡小学校
  • 如水小学校
  • 三保小学校
  • 上津小学校
  • 柿坂小学校
  • 下郷小学校
  • 城井小学校
  • 津民小学校
  • 永岩小学校
  • 山移小学校
  • 三郷小学校


[編集] 中学校

  • 本耶馬溪中学校
  • 耶馬溪中学校
  • 山国中学校


[編集] 高等学校

[編集] 大学・短期大学

[編集] 専修学校

[編集] 学校教育以外の施設

[編集] 交通

交通面では、小倉方面(中津街道=国道10号)、大分方面(日向街道=国道10号)、耶馬渓日田方面(日田往還=国道212号)の分岐点である。また市内中心部から大分市まで車で1時間30分、北九州市まで車で1時間弱の距離にある。2016年には東九州自動車道、中津三光ICが開通する予定である。また大分県道23号中津高田線はダイハツ車体の移転に伴い、片側2車線に拡幅されている。

[編集] 鉄道

[編集] バス

2004年(平成16年)3月まで西鉄バス京築の中津支社が中津駅北側に所在し、行橋(かつては小倉砂津や福岡天神まで)や上毛町(旧大平村)友枝方面に路線バスを走らせていたが、沿線自治体が補助金を打切ったために不採算路線として廃止された。

[編集] 道路

[編集] 港湾

[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

[編集] 中津祇園祭り

毎年7月20日以降最初の金・土・日の3日間、中津神社を中心として行われる「上祇園」と闇無浜神社(くらなしはまじんじゃ)を中心とする「下祇園」からなる中津祇園祭りが開催され、旧市内を中心に12台の祇園車が練り歩く。

[編集] 名所

江戸時代初期から続く村上医家を始め、中津に残る医学・蘭学の史料を展示している。裏庭には、蛮社の獄で刑死した高野長英が潜伏していたと伝えられる土蔵が残る。
代々中津藩御殿医を勤めた大江家を始め、中津に残る医学・蘭学の史料を展示している。5代雲澤は、麻酔薬「通仙散」の発明で知られる華岡青洲の医塾で学び、中津医学校の初代校長を勤めた。
  • 金谷武家屋敷
  • 自性寺大雅堂
  • 寺町
  • 生田家武家屋敷門
  • 蛎瀬豊後街道
  • 三光コスモス園

[編集] 自然

[編集] 出身有名人

[編集] 芸術・文化

[編集] 教育者

[編集] 政治・経済

[編集] 芸能・スポーツ・報道

[編集] その他

[編集] その他

[編集] 電波銀座

中津市(2005年の合併以前の地域)は、大分県と福岡県の県境、周防灘をはさみ山口県とも近いことから、テレビ放送3県・FM放送は4県、AMラジオ放送局は日中でも近畿地方の放送(朝日放送毎日放送ラジオ大阪)や隣国の大韓民国の放送まで入感することから、「電波銀座」と呼ばれている。

このため、中津市(2005年の合併以前の地域)や旧三光村地域では、福岡市内に本社を置く5局(RKB毎日放送九州朝日放送テレビ西日本福岡放送TVQ九州放送)を見るため、UHFアンテナを行橋局(福岡県みやこ町大坂山)に向けている住宅が大半である。また本耶馬渓町、耶馬渓町では行橋局の受信は難しいが、少し標高の高い場所では北九州局(北九州市八幡東区皿倉山)の電波が受信できるため、共同アンテナで福岡民放5局を受信している世帯もある。また、2005(平成17)年9月17日に大分県初のコミュニティ放送局エフエムなかつ」が開局した。

中津市街地では、2008(平成20)年3月25日にデジタル放送を開始した中津局のほか、山口県(山口局)、福岡県(北九州局・行橋局)のデジタル放送の電波も届いており、視聴可能である。

[編集] 唐揚げ

中津市を中心とした大分県北部・福岡県北九州地方は鳥の唐揚げが好きな人が多く、「唐揚げ地帯」とも呼ばれる。そのため、中津市でも公式サイト内に唐揚げを扱う店舗を掲載した「からあげマップ」を公開しているほか、観光案内所にて同様の地図を配布している。

唐揚げしか売らない専門店を始め、惣菜店、肉屋など至る所に唐揚げを売っている店がある。市内の唐揚げはニンニクを利かせた濃い目の調味液に肉を漬け込み下味をじっくり付けて揚げるのが一般的な特徴と言われ、代表的な店として「大吉」「チキンハウス」などがある。あまりにも競争が激しいために、ケンタッキーフライドチキン(KFC)が出店後ほどなく撤退してしまったという逸話がある。しかしKFCは2007年に再度、市内のゆめタウン中津に出店した(ちなみに大分県内のKFCの店舗数は8店舗(2008年2月現在)。これは全国の店舗数1,152店(2007年11月現在)に対し、人口の割に非常に少なく、中津市への再出店以前は別府市または福岡県行橋市の店舗が最寄であった)。

[編集] 郵便番号

  • 中津支店:871-00xx、871-08xx、871-8xxx
  • 宇佐四日市支店大貞集配センター:871-01xx
  • 宇佐四日市支店耶馬渓集配センター:871-02xx
  • 宇佐四日市支店上津集配センター:871-03xx
  • 宇佐四日市支店柿坂集配センター:871-04xx
  • 宇佐四日市支店山国集配センター:871-07xx
  • 宇佐四日市支店今津集配センター:879-01xx
  • 宇佐四日市支店長峰集配センター(宇佐市):879-02xx

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

  • 出田和久 「現代に生きる城下町 - 中津市」『九州 地図で読む百年』 古今書院、平岡昭利編、1997年3月、101-106頁 ISBN 4-7722-1665-0

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ