豊前市
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豊前市(ぶぜんし)は、福岡県東部にある市である。
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[編集] 地理
福岡県の東部、京築地域の南部に位置し、行橋市と中津市のほぼ中間に位置する。市域南部には求菩提山や犬ヶ岳などの山々が属する筑紫山地が連なる。また、北部は周防灘(瀬戸内海)に面しているため、漁業が盛んである。なお、天気の良い日には対岸の山口県が見えることがある。
先で述べたとおり、市域南部は求菩提山などの山地が多く自然が豊かで、この周辺では湧き水が湧いている所も多い。特に市域南西部の畑地区にある「畑冷泉(はたのれいせん)」は、福岡県内でも有名な名水の一つで、市外からも多くの人が訪れる。この他にも市内には名水が多い。
[編集] 気候
[編集] 市街地
- 主にJR宇島駅前を中心に市街地を形成しており、周防灘に面する宇島港周辺には、火力発電所や工場などが多く集まり工業地域を形成している。また近年、郊外にある豊前東部工業団地には、㈱ダイハツ九州(本社:大分県中津市)などの北部九州にある自動車メーカーに伴う部品メーカーの工場などが進出しており、アパートや住宅の建設も進んでいる。
[編集] 生活
- 豊前市は大分県北部との県際交流が非常に盛んである。豊前市は北九州都市圏(関門都市圏)の一部に組み込まれるが、北九州市中心部とは40kmと離れており、遠い位置関係にある。一方、大分県中津市中心部までは、わずか7kmと非常に近いことから、中津市の経済圏・生活圏(中津都市圏)に属する。2005年の国勢調査では豊前市の通勤通学者が中津市に通勤・通学する割合は10%を越えている。なお、北九州都市圏へ向かう割合は5%程度である。
- 市外局番は(0979) で中津局と同一で、方言も中津市近郊(中津弁)や大分県内で使われる方言との共通性もある事から、市民生活や文化面での関係は深い。そのため中津市への通勤通学人口が北九州市よりも多くなっており、中津市の高校を受験する中学生も多い。
[編集] 住所表記
- 「福岡県豊前市大字○○」
[編集] その他
- 平成の大合併により、それまで福岡県内で人口最少であった山田市が合併して嘉麻市が発足したため、現在では福岡県内で人口最少の市となっている。さらに現在でも人口は減少傾向にあり、将来的には2万人を割り込む可能性もあるため、中心部の空洞化や過疎化が懸念されている。
- 豊前市は大分県に近く、周防灘を挟んで山口県にも近いため、隣接する2県(山口・大分)のテレビ・FM放送局が受信可能である。AM放送に関しては、2県はもちろんのこと、愛媛、広島等瀬戸内地区、大韓民国の放送まで日中受信可能である。(中津市と受信状況はほぼ変わらない。)豊前市の黒土地区の一部、横武地区の一部、合河地区、岩屋地区など、行橋局(大坂山)の電波の受信が難しい地域では、豊前市大河内(おおかわち)にある大河内(おおこうち)中継局(NHK総合・NHK教育、福岡の民放(TVQ九州放送を除く)視聴可能。2008年12月、TVQ九州放送も含めたテレビデジタル放送が開始された。)の電波を受信している。さらに、一部(行橋局、大河内局の受信が難しい地域等)ではあるが、大分県の中津中継局(八面山)の電波を受信する世帯もある。角田(すだ)地区の一部等、谷間になっている地域で、行橋局、大河内局、中津局も受信が難しい箇所があり、そのような場所は、VHFアンテナで北九州局(皿倉山)を受信したり、UHFアンテナで山口局(大平山)を受信したりしている。
[編集] 隣接している市町村
[編集] 歴史
- 市域周辺は、古代には三毛郡(みけのこおり)と呼ばれ、旧下毛郡と一体であった。その後、上毛郡と下毛郡に分割され、1896年に築城郡と合併して築上郡となった。豊前市の大半は旧上毛郡に含まれ、旧下毛郡地域である中津市との関係は密接である。
[編集] 近現代
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、現在の市域にあたる以下の町村が発足。
- 1896年(明治29年)2月26日 - 郡制施行により、築城・上毛両郡が合併し、築上郡となる。
- 1935年(昭和10年)4月1日 - 宇島町・八屋町が対等合併し、新町制による八屋町となる。
- 1955年(昭和30年)4月10日 - 八屋町、角田村、山田村、三毛門村、黒土村、千束村、横武村、合河村、岩屋村が合併し、宇島市が誕生。※
- 1955年(昭和30年)4月14日 - 宇島市を豊前市と改称。※
※当初、合併市名を宇島市と決めていたが、これに旧八屋町の住民が激しく反発。旧八屋町部分の分町を主張し、この影響で千束・横武両村が合併離脱を表明するという事態にまで発展した。その後、事態を収束させるため、一旦宇島市として発足した後に旧八屋町から出されていた“宇島”・“八屋”・“築上”のいずれでもない市名に改称することで合意がなされ、合併翌日の4月11日に豊前市と改称することを決定。宇島市の名称は合併の僅か4日後に消滅した。
[編集] 行政
[編集] 市長
[編集] 市町村合併
現在、豊前市は単独市制だが、2005年末に隣接する吉富町に再度合併協議の申し入れを行い、両市町は勉強会単位での協議を行っていた。2007年2月26日、福岡県知事から、合併特例法に基づき吉富町との法定合併協議会設置を全国で初めて勧告され、4月1日に法定合併協議会が設置された。これにより吉富町との合併協議が一層進むことが予想されていたが、町単独を望む意見のある吉富町においては「設置勧告は町民の意見を無視している」との批判が強く、2007年4月22日の吉富町長選で、豊前市との合併に慎重な今冨寿一郎が町長に当選。同日の吉富町議会議員選挙でも豊前市との合併に慎重な候補が躍進する結果となり、2007年8月11日、吉富町は豊前市との合併協議を打ち切ることを決定した。これによって合併協議は事実上の白紙となった。一方の豊前市は築上郡3町との合併を目指す意向は変えず、吉富町に関しても合併に向けて働きかけを行うとしている。
豊前市内には、吉富町、上毛町(旧新吉富村、旧大平村)と同様中津都市圏に属しており、中津市との結びつきも強いため、市内でも中津市との合併を望む声がある。その他、築上郡や京築地域全体での合併を望む声もある。
[編集] 過去の合併協議
築上郡椎田町、築城町と合併し「豊築市(ほうちくし)」となるべく合併協議を重ねていたが、2005年(平成17年)2月27日に椎田町で行われた住民投票で合併反対が多数との結果が出たため、椎田町が離脱を表明し合併協議会は解散した。
[編集] 近隣市町の情勢
旧椎田町、旧築城町の2町は合併し2006年1月10日に「築上町」が発足した。しかし、旧椎田町では豊前市との合併に反対意見が多く、将来的には行橋市との合併を望む声が根強い。その上、誕生して間もないため、しばらくは築上町との合併は難しいと見られている。
県と豊前市は、隣接する吉富町、旧新吉富村、旧大平村に対して、豊前市との合併協議を行うよう再三にわたって申し入れていたが、豊前市よりも中津市に近いこの3町村は、中津市との越境合併を目指し、申し入れを断り続けていた。新吉富村と大平村は2村での合併が決定し2005年10月11日に上毛町が発足。しかし豊前市より中津市との合併を求める声が強いため、上毛町との合併も難しいと見られている。
[編集] 公共施設
- 文化・教育施設
- 豊前市民会館(豊前市大字八屋2009-3)
- 豊前市立図書館(豊前市大字八屋1852-1)
- 求菩提資料館(豊前市大字鳥井畑247)
- 福祉施設
- 豊前市総合福祉センター(豊前市大字吉木955)
- スポーツ関連施設
- 能徳運動公園
- 豊前市民体育館(豊前市大字八屋322-27)
- 市営球場(豊前市大字八屋322-23)
- 公園
- 天地山公園(豊前市大字大村1140-1)
[編集] 選挙区
- 衆議院議員総選挙の小選挙区は周辺の行橋市・田川市・大任町・糸田町・福智町・香春町・みやこ町・築上町・赤村・苅田町・吉富町・添田町・川崎町・上毛町で構成される福岡県第11区。
- 福岡県議会の選挙区は豊前市と築上郡3町で形成される築上郡・豊前市選挙区。
[編集] 産業
[編集] 工業
宇島港周辺に工業地帯が形成されている。近年は大分県中津市にダイハツ車体が進出した事により、自動車関連企業の進出が進んでいる。
[編集] 漁業
- 宇島漁港
- 八屋漁港
- 松江漁港
[編集] 特産品
[編集] 商業
宇島駅前には商店街が形成されている。この商店街は商業地として繁栄していたが、自動車等の普及によって生活圏が拡大したことで人口が流出、1990年代には国道10号沿いにロードサイド型店舗の進出が進み、さらに中津市などに大型ショッピングセンターが進出したことで商店街は衰退し、全国的に社会問題となっている中心部の空洞化が進んでいる。
[編集] 地域
[編集] 人口
| 豊前市と全国の年齢別人口分布図(比較) | 豊前市の年齢・男女別人口分布図 | ||||||||||||||||||
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■紫色は豊前市
■緑色は日本全国 |
■青色は男性
■赤色は女性 |
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| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |||||||||||||||||||
[編集] 教育
[編集] 専門学校
[編集] 高等学校
[編集] 中学校
- 市立
- 八屋中学校
- 角田中学校
- 千束中学校
- 合岩中学校
[編集] 小学校
- 市立
- 八屋小学校
- 大村小学校
- 宇島小学校
- 角田小学校
- 山田小学校
- 千束小学校
- 黒土小学校
- 三毛門小学校
- 横武小学校
- 合岩小学校
[編集] 交通
[編集] 空港
[編集] 鉄道
[編集] バス
- 豊前市バス
道路運送法第79条の登録制で、白ナンバーバスにより運行している。
- 岩屋線:宇島駅前・三毛門駅前・汐湯の里~八屋~市役所前~千束小学校前~合河~岩屋~求菩提資料館前
- 轟線:宇島駅前・三毛門駅前・八屋~市役所前~黒土~合河~松尾川内入口~轟(とどろ)
- 畑線:豊前市役所~八屋~松江駅前~馬場~畑冷泉~山谷(さんごく)
- 櫛狩屋線:豊前市役所~八屋~大村小学校~大川病院前~櫛狩屋(くしがりや)
※畑線・櫛狩屋線は日祝運休
運賃を100円刻みとして単純化している。これは車内に自動両替機がないためでもあり、乗車前に小銭の用意が必要である。岩屋線・轟線はマイクロバス、櫛狩屋線・畑線は旅客定員15人程度のワゴン車を使用している。
[編集] 道路
[編集] 高速道路
- 市内に高速道路は無く、最寄りのインターチェンジは以下の通りである。また東九州自動車道豊前インターチェンジが建設される予定である。
[編集] 一般国道
[編集] 県道
- 一般県道
- 福岡県道103号新吉富豊前線
- 大分県道・福岡県道113号中津豊前線
- 福岡県道207号宇島停車場線
- 福岡県道208号松江停車場線
- 福岡県道222号宇島港線
- 福岡県道226号山内吉富線
- 福岡県道227号鬼木三毛門線
- 福岡県道230号中畑八屋線
- 福岡県道232号国見松江線
[編集] 主要都市までの距離
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 豊前温泉天狗の湯
- 求菩提温泉卜仙の郷
- 福岡県求菩提資料館(国宝・銅板法華経の複製を展示)
- 求菩提山
- 畑冷泉
- 天地山公園(日本都市公園100選に選ばれる)
- 道の駅豊前おこしかけ
- 千手観音像(泉水寺。乳の観音とも呼ばれる。国の重要文化財)
[編集] 豊前市出身の有名人
- 矢頭良一(発明家)
- 大河内傳次郎(大正・昭和期の俳優、丹下左善で有名な時代劇スター)※旧岩屋村出身
- 島田芳文(作詞家、「丘を越えて」など」)
- 豊ノ海真二(元大相撲力士)
- 大江麻理子(テレビ東京アナウンサー)
- 中野泰宏(囲碁棋士、関西棋院所属、九段)
- 加藤大輔(プロ野球オリックス所属の投手)
- 矢野仁之(書家、アーティスト、れん/オーストラリア在住)
- 大江俊明
- 相部和男(臨床心理学者)
- 行平次雄(山一證券末期の社長・会長)
- 藤本めぐみ(演歌歌手)
- 丸山敏雄(倫理研究所創設者)
- 木部シゲノ(昭和初期の女性パイロット)
[編集] 外部リンク
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