麺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 本来の表記は「麵」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。 |
麺(めん)とは、小麦粉(あるいは、そば粉、米粉、各種のデンプンなど)に水と塩などの添加物を加えて形成した食品の総称である。日本におけるいわゆる「麺」については後述。
目次 |
[編集] 概要
日本では、主に細長い形にしたものを麺と呼ぶ。 「麺」という文字は「麵」の俗字であり、また「麵」の正字は「麪」である。「麺」「麵」「麪」は当用漢字・常用漢字に含まれていない字であるため、法令では平仮名で「めん」と書かれる(「カップめん」など)。簡体字では「面」と書く。
イタリア料理のパスタも、中国の「麺」同様にスパゲッティ等のロングパスタ以外にもマカロニ、コンキリエ、そしてラザニアやピザなど細長い形以外のものも含めた粉食全般を指す。
日本語の「麺」の用法は、英語のnoodleに当てたものと推測できる[要出典]。
現在、世界各地に様々なものを原料とした、様々な麺が存在している。さらに麺を調理した麺料理になると、そのバリエーションは数え切れないほどである。
[編集] 中国での麺や、起源説など
中国原産の小麦による餅が食べやすく改良されて生まれたとされる麺がアジア各地に広がり、マルコ・ポーロによりイタリアに伝わったとの説が流布しているが、信憑性はあまり無い(パスタの項参照)。中国に小麦が伝わったのは前漢(紀元前1世紀前後)時代に西方との交易路が開けてからであると言われているが、他の穀物を使った麺が地中海地域で小麦粉のものに変えられた可能性も考えられる。
漢語や現代中国語で言う「麺」は、小麦粉による粉食一般を指す。たとえば餃子(ぎょうざ)や肉まんなども麺(麺食)として扱われる。一方で中国語では、蕎麦、ビーフンなど小麦粉以外を使った物は本来「麺」として扱わない。
現在までに発見された最も古い麺類の遺物は、中国青海省民和県の喇家遺跡で見つかったおよそ4000年前のものである。これは小麦粉ではなく粟で作られていた。
[編集] 麺の成形法
原料となる粉をこねて生地とし、麺にする方法にはいくつか種類がある。通常は、加熱する前に目的の形に成形するが、中国浙江省の烙麺や北京の炒餅の餅のように、薄くのばして焼いてから細く切るという特殊なものもある。 また、麺にした後、そのまま加熱して食べられるようにする場合以外に、乾麺、冷凍麺などにして保存する場合もある。
[編集] 細長くするもの
- 薄く延ばし重ねあわせて包丁で細く切る((日本の)ラーメン、うどん、蕎麦切り、沖縄そば、烙麺、切り麺)
- 両側から引っ張って細長い紐状にする(ラーメン[要出典]、そうめん、稲庭うどん、中国の「拉条子」)
- 小さな穴をあけた容器、器具に入れて押し出す(六兵衛、冷麺、スパゲッティ、マカロニ、中国の「蕎麺」、「酸湯子」、スリランカのイディアッパなど)
- 切り分けた生地を指先や掌でよって細く伸ばす(一本うどん、中国の「搓麺」、「搓魚」)
- 生地の塊を削る(刀削麺、撥魚子)
[編集] 細長くしないもの
- 薄く延ばして型で抜く(ファルファッレ)
- 薄く延ばして包丁で切り込みを入れる(中国の炉歯麺)
- 両側から引っ張って薄く延ばす(中国の「鋪盖麺(扯麦粑)」)
- 小さく切り分けて成型する(すいとん、耳うどん、コンキリエ、中国の「猫耳朶」、「麺片」)
[編集] 麺の種類
[編集] 小麦粉を使った麺類
[編集] いわゆる麺類
[編集] 粟を使うもの
[編集] ヒエ(稗)を使うもの
- 稗麺(ヒエとでんぷん)
[編集] キビ(黍)を使うもの
- 黍麺(キビとでんぷん)
[編集] 裸麦を使うもの
[編集] ソバを使うもの
[編集] ダッタンソバを使うもの
[編集] 米を使うもの
[編集] クズを使うもの
[編集] サトイモを使うもの
[編集] サツマイモを使うもの
[編集] 緑豆を使うもの
[編集] 大豆を使うもの
- 黄豆麺加水すべて白大豆豆乳を使用した麺。
※使用する豆乳は濃いめを使った方が香りが残る。
[編集] トウモロコシを使うもの
[編集] コウリャンを使うもの
[編集] 加熱方法による種類
[編集] 麺の状態
[編集] 添加物による変化
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 坂本一敏、『中国麺食い紀行 ― 全省で食べ歩いた男の記録』、2001年、一星企画

