広韻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

広韻(こういん)は、北宋大中祥符元年(1008年陳彭年(ちんほうねん)らが先行する『切韻』『唐韻』を増訂して作った韻書。正式名称は大宋重修廣韻(だいそうじゅうしゅうくゎうゐん)。『切韻』系韻書の一つであり、それ以前の韻書が失われているため実質的に切韻音すなわち中古音の復元はこの書にもとづく。 『広韻』巻首の記載によれば26194字を収め,注解の文字191692個に至るという。韻目は総計206韻、平声57韻(上平声28韻、下平声29韻:上下に分けるのは平声収録の字が多いためであり、聲調が陰陽に分れることではない)、上声55韻、去声60韻、入声34韻である。故に「二百六韻」とも呼ぶ。その二百六とは人間の成人の骨の数でと一致する。

広韻206韻
平声 上声 去声 入声
上平声
一東 一董 一送 一屋
二冬 二宋 二沃
三鍾 二腫 三用 三燭
四江 三講 四絳 四覚
五支 四紙 五寘
六脂 五旨 六至
七之 六止 七志
八微 七尾 八未
九魚 八語 九御
十虞 九麌 十遇
十一模 十姥 十一暮
十二斉 十一薺 十二霽
十三祭
十四泰
十三佳 十二蟹 十五卦
十四皆 十三駭 十六怪
十七夬
十五灰 十四賄 十八隊
十六咍 十五海 十九代
二十廃
十七真 十六軫 二十一震 五質
十八諄 十七準 二十二稕 六術
十九臻 七櫛
二十文 十八吻 二十三問 八物
二十一欣 十九隠 二十四焮 九迄
二十二元 二十阮 二十五願 十月
二十三魂 二十一混 二十六慁 十一沒
二十四痕 二十二很 二十七恨
二十五寒 二十三旱 二十八翰 十二曷
二十六桓 二十四緩 二十九換 十三末
二十七刪 二十五潸 三十諫 十四黠
二十八山 二十六産 三十一襉 十五鎋
下平声      
一先 二十七銑 三十二霰 十六屑
二仙 二十八獮 三十三線 十七薛
三蕭 二十九篠 三十四嘯
四宵 三十小 三十五笑
五肴 三十一巧 三十六效
六豪 三十二晧 三十七号
七歌 三十三哿 三十八箇
八戈 三十四果 三十九過
九麻 三十五馬 四十禡
十陽 三十六養 四十一漾 十八薬
十一唐 三十七蕩 四十二宕 十九鐸
十二庚 三十八梗 四十三映 二十陌
十三耕 三十九耿 四十四諍 二十一麦
十四清 四十静 四十五勁 二十二昔
十五青 四十一迥 四十六徑 二十三錫
十六蒸 四十二拯 四十七証 二十四職
十七登 四十三等 四十八嶝 二十五徳
十八尤 四十四有 四十九宥
十九侯 四十五厚 五十候
二十幽 四十六黝 五十一幼
二十一侵 四十七寝 五十二沁 二十六緝
二十二談 四十八感 五十三勘 二十七合
二十三覃 四十九敢 五十四鬫 二十八盍
二十四鹽 五十琰 五十五豔 二十九葉
二十五添 五十一忝 五十六㮇 三十帖
二十六咸 五十三豏 五十八陷 三十一洽
二十七銜 五十四檻 五十九鑑 三十二狎
二十八厳 五十二儼 五十七釅 三十三業
二十九凡 五十五梵 六十范 三十四乏


外部リンク[編集]