リノール酸

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リノール酸
IUPAC名 cis, cis-9,12-オクタデカジエン酸[1]
識別情報
CAS 60-33-3
SMILES CCCCCC=CCC=CCCCCCCCC(=O)O
特性
化学式 C18H32O2
モル質量 280.44548(1724) g/mol
密度 0.9 g/cm3
融点

-5 °C

沸点

229°C

特記なき場合、データは常温(25 ℃)・常圧(100 kPa)におけるものである。

リノール酸(linoleic acid)は、不飽和脂肪酸のひとつで、必須脂肪酸である。 炭素数18で9位と12位に炭素ー炭素間のシス型二重結合を2つ持っており、18:2(n-6)とも表記されるn-6系の多価不飽和脂肪酸である。化学式はC17H31COOH。 リノール(linoleic)はギリシャ語で亜麻のlinonと油のoleicに由来する。油のoleicはオレイン酸(oleic acid)の由来でもある。栄養学では、摂取することが必須の栄養素である必須脂肪酸である。

目次

[編集] 生理学

植物油に多く含まれ、特にベニバナ油(サフラワー油)やコーン油に多い。体内ではアラキドン酸を経て、プロスタグランジンなどの生理活性物質の原料となるほか、細胞膜の膜脂質として多く見られる。 リノール酸はn-6系の必須脂肪酸である。これはヒトを含む哺乳動物において、食餌からの摂取が不可欠であるためである。n-6系の必須脂肪酸の欠乏は、髪のパサつきや抜け毛などのほか、創傷の治癒の遅れが見られる。また、血中コレステロール値や中性脂肪値を一時的に低下させる働きがあるが、過度の摂取はアレルギーを悪化させたり、大腸癌などのリスクを高める。 不飽和脂肪酸共通の性質は不飽和脂肪酸の項に詳しい。

[編集] 工業的用途

リノール酸は、石鹸や乳化剤などの製造に用いられる。また、肌の保湿や、ニキビなどに対する局所的な抗炎症作用など肌に良い性質を持ち、化粧品にも使われている。

[編集] 脚注

  1. ^ Beare-Rogers (2001). "IUPAC Lexicon of Lipid Nutrition" (pdf). 2006-02-22 閲覧。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク