チャジャンミョン
| チャジャンミョン | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 자장면 / 짜장면 |
| 漢字: | 炸醬麵 |
| 発音: | チャジャンミョン |
| ローマ字転写: | Jajangmyeon / Jjajangmyeon |
チャジャンミョンとは、韓国で食されている麺料理である。中華料理の炸醤麺(ジャージャー麺、ジャージアンミエン)に起源を持つ。
目次 |
概要[編集]
作り方[編集]
「チュンジャン」(春醤)という独特の黒い味噌と豚肉、タマネギなどを炒め、片栗粉でとろみをつけたヤンニョム(タレ)を、ゆでた麺にかける。一般的に甘い味付けで、好みで唐辛子の粉をかけて食べることもある。少量の生のキュウリがのることが多く、付け合せには韓国の中国料理店の定番であるたくあんと生のタマネギが添えられる。食べる際は麺にヤンニョムをよくからめて食べるが、その際は両手に箸を1本ずつ持って麺の両端から差し込み、持ち上げてかき混ぜるような動作がしばしば見られる。
人気[編集]
韓国では最もポピュラーな麺料理で、国民食と言ってもよい。子どもから大人までが好む甘めの味で、価格が安く、電話1本で中国料理店から家庭や職場に出前される。また最近は手打ち麺を出す店も増えている。その人気と定着度は日本のラーメンに相当する。どのような過程を経て春醤を使う韓国的調理法に変容したのかははっきりしていないが、中国料理をルーツとしながらオリジナルとは相当異なったものになっている点でも日本のラーメンと共通している。また、その色からかブラックデーのアイテムとなっている。
歴史[編集]
19世紀後半に開港して華人でにぎわった仁川(インチョン)の中国料理店「共和春」が1905年にチャジャンミョンを供していたことが知られていて、ここが発祥の地とされることが多い。当時の趣を伝える同店の建物は「近代文化財第246号」に指定されている[1]。 また2009年、仁川市は中華街に「チャジャンミョン博物館」を2011年オープン予定で建築すると発表した[2]。
表記[編集]
1986年に外来語表記法が制定されたことに伴い、韓国国立国語院が「ジャージャーミョン」(ジャージャー麺)という表記を標準語にした。しかし中国由来の炸醤麺を、もともとの音に近いチャジャンミョン(チャジャン麺)と表記する動きは、韓国の作家や学者の間であった[3]。
2011年8月31日国立国語院は、チャジャンミョンを含む日常でよく使われているがこれまで標準語と認められていなかった単語39語を、標準語に入れる決定をしたことを発表した[4]。
バリエーション[編集]
- イェンナルチャジャンミョン (옛날자장면) - 「昔のチャジャンミョン」の意。具を多めに、特に大きめに切ったジャガイモを入れる。ヤンニョムの色が薄めで、味も控えめ。
- サムソンチャジャンミョン (삼선자장면) - 具を肉ではなくイカや貝などの海産物にしたもの。ただし魚は使わない。
- カンチャジャンミョン (간자장면) - 片栗粉のとろみをつけずにヤンニョムを作り、麺にかけずに別々に供する。釜山(プサン)を中心とする南部では、このカンチャジャンの麺に目玉焼きを乗せたものが見られる。
- チャジャンパブ (자장밥) - 黒いヤンニョムを白いご飯にかける。チャーハン(ポックムパブ/볶음밥)にかけたものも人気が高い。
- ユスルチャジャン(もしくはユニチャジャン) (유슬짜장(유니짜장)) - 普通のチャジャンミョンに豚肉を特に多めに入れたチャジャンミョン。
- チェンバンチャジャン (쟁반짜장) - チェンバン(쟁반)は '皿'を意味する。しかし、ただのチャジャンミョンを皿に乗せただけではなくその調理法も普通のチャジャンミョンとは異なる。チェンバンチャジャンの場合は焼きそばのように炒める調理法で作るのが特徴である。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ “원조 자장면집 ‘공화춘’ 문화재 지정”. 데일리안. 2006年4月13日閲覧。
- ^ “인천 차이나 타운에 자장면박물관 조성”. 문화일보. 2009年2月3日閲覧。
- ^ チャジャン麺がジャージャー麺だったワケ 朝鮮日報 2011年9月1日
- ^ 「チャジャン麺」が標準語に 39語を標準語と認定 朝鮮日報 2011年9月1日