竜馬がゆく (NHK大河ドラマ)
| 竜馬がゆく | |
|---|---|
| ジャンル | ドラマ |
| 放送時間 | 日曜20:15-21:00[1月-3月] 20:00-20:45[4月-12月](45分) |
| 放送期間 | 1968年1月7日 - 12月29日(全52回) |
| 放送国 | |
| 制作局 | 日本放送協会 |
| 製作総指揮 | 森理一郎 |
| 演出 | 和田勉 |
| 原作 | 司馬遼太郎 |
| 脚本 | 水木洋子 |
| 出演者 | 北大路欣也 浅丘ルリ子 水谷良重 高橋英樹 三田佳子 下川辰平 坪内ミキ子 左幸子 市川男女蔵 若柳菊 前田吟 新克利 東野孝彦 石田太郎 森雅之 高橋昌也 小林桂樹 加東大介 森光子 三木のり平 |
| オープニング | 間宮芳生 |
『竜馬がゆく』(りょうまがゆく)は、1968年1月7日 - 12月29日に放送されたNHK大河ドラマ第6作。全52回。平均視聴率14.5%。最高視聴率22.9%。初回視聴率22.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。
明治百周年を記念して制作された、大河ドラマ初の司馬遼太郎原作ドラマ。近代日本の扉を大きく開いた青年・坂本龍馬の生涯を描いた快作(本作では原作と同様「竜馬」の表記が用いられる)。
目次 |
[編集] 概要
前年の『三姉妹』に続く幕末ものであり、『独眼竜政宗』『武田信玄』以前では、同じ時代の作品が2年続いた唯一の例であった。また、前年の大河ドラマの登場人物が主人公になった例としては、現在も唯一である。大河ドラマとしては、最後のモノクロ作品である。大河ドラマで初めて、短期ながら当地(高知)ロケが行われた作品でもある(1968年3月)。
このときの模様は『NHKグラフ』に掲載された北大路欣也の日記によると、次のとおりである。
「○月○日 先発のロケ隊とは別行動をとって大阪回りで松山へ。午後二時からデパートの屋上でサイン会。(中略) 夜十二時まで、演出の和田勉さんとロケのことや竜馬のことなどじっくり話し合う。和田さんの言うように、これからの竜馬は、もっと輝きを持った太陽のような存在にしたいと思った」
映画出身の水木洋子が書く脚本はテンポが速いため、一話45分の大河の尺に収まらず、当初の演出担当である辻本一朗を悩ませた。また、大阪出身である辻本と東京のスタッフが合わず、辻本が期待していた材木が小さかったなど制作上において齟齬をきたし、和田勉との交替劇が起きた。和田は、とにかく出演者にセリフを早口でしゃべらせるなど、水木の脚本を45分の尺に収める様にして一連の危機を乗りきった。主役の北大路欣也は、カーキチの趣味も辞めて役作りに打ち込み、杉野義男道場に通い北辰一刀流、三味線、一弦琴を習得した。
原作の司馬遼太郎は、役作りに没頭する北大路欣也を気に入り、ある対談の席で北大路本人に次のように言っている。
「ぼくが竜馬を書いたのは、生き生きとした青春を竜馬に感じたからなんです。とにかく竜馬は男も女もほれる男ですよ。その点あなたはどことなく竜馬に似ているし成功まちがいなしだ」
武市半平太役の高橋英樹は、この作品で初めて本格的な時代劇を経験、日活出身の高橋は当時、石原裕次郎などの同社所属スターが長脚揃いであったのにくらべて、「高橋君、きみは違うねえ」といわれたため時代劇に転向したという(本人談)。
オープニング映像は上空の雲海を撮影したもので、主題曲は間宮芳生のマーチ調のものである。ただ、現在CDなどで聴くことができるテーマ曲と実際に放送されたものとでは、編曲が異なる。また、オープニングの人物クレジットはゴシック体のみで表記されている(他の作品では手書きの文字か教科書体・明朝体などそれに近い字体が使われている)。
視聴率は低迷し、『花の乱』が最低記録を更新するまでの大河ドラマでは歴代最低であった。また、本作では前作に引き続き放送回に副題がない。
[編集] 映像の保存状況
現存する映像は第16話のみで、その他の映像は通常放送回、総集編ともNHKには現存していないとされるが、NHKより発売されているビデオ「想い出の大河ドラマ」には竜馬の江戸での剣術修行のシーンなどの16話以外とみられる映像が入っており、当該以外の映像が現存する可能性がある。当時は放送局用ビデオテープ(2インチVTR)が非常に高価で大型だったために、テープは放送終了後に消去されて他の番組に利用されていた。第16話は『NHK想い出倶楽部2 - 黎明期の大河ドラマ編 - (4)竜馬がゆく』としてDVDで販売されており、また近年『NHKアーカイブス』でも放送された事がある。なお、DVD化に際して『脱藩』というタイトルがつけられている。
[編集] スタッフ
- 原作:司馬遼太郎『竜馬がゆく』
- 脚本:水木洋子
- 音楽:間宮芳生
- 演奏:新室内楽協会(現・新音楽協会)
- テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
- 指揮:外山雄三
- 語り手:滝沢修
- 時代考証:稲垣史生
- 古武道指南:杉野嘉男
- 殺陣:林邦史朗(本編にも佐々木只三郎役で出演)
- 制作:森理一郎
- 美術:川上潔
- 技術:山口克明
- フィルム撮影:赤城久雄
- 演出:辻本一朗、和田勉
[編集] キャスト
太字は現存する第16話に登場。
- 坂本竜馬:北大路欣也
- おりょう:浅丘ルリ子
- 乙女:水谷良重
- 八郎兵衛:下元勉
- お田鶴:三田佳子
- 坂本八平:北龍二
- 権平:下川辰平
- 千野:佐原妙子
- 千鶴:幸田弘子
- 栄:八木昌子
- 柴田義秀:片山明彦
- 春猪:黒須薫→二木てるみ
- 美以:岩井友見
- お竜の母:毛利菊枝
- おやべ婆やん:菅井きん
- 坂本直次郎:橋爪功
- 武市半平太:高橋英樹
- 富:坪内ミキ子
- お慶:左幸子
- 千葉重太郎:市川男女蔵
- さな:若柳菊
- 千葉定吉:青野平義
- 八寸:北原真紀
- きく:鷲尾真知子
- りき:梓英子
- 森要蔵:植村謙二郎
- 中岡慎太郎:新克利
- 岡田以蔵:前田吟
- 田中新兵衛:野村昇史
- 中村半次郎:橋本功
- 吉田東洋:森雅之
- 陸奥陽之助:東野孝彦
- 後藤象二郎:石田太郎
- 乾退助:有川博
- 長岡謙吉/清岡道之助:夏八木勲
- 望月亀弥太:串田和美
- 中島作太郎:渚健二
- 三吉慎蔵:大木正司
- 沢村惣之丞→関雄之助:北村総一郎
- 吉村寅太郎:轟謙二
- 福岡宮内:森山周一郎
- 池内蔵太:小澤公平
- 北添佶摩:松山照夫
- 新宮馬之助:市原清彦
- 田中顕助:中山克己
- 上田楠次:高橋弘信
- 勝海舟:加東大介
- 勝孝子:保倉幸恵
- 西郷吉之助:小林桂樹
- 大久保一蔵:土屋嘉男
- 大山弥助:刀原章光
- 伊東祐亨:仙田竜太郎
- 堀次郎:増田順司
- 桂小五郎:高橋昌也
- 高杉晋作:和田浩治
- 久坂玄瑞:津川雅彦
- 伊藤俊輔:中村敦夫
- 志道聞多:長谷川明男
- 益田越中→益田右衛門介:細川俊之→長谷川哲夫
- 周布政之助:渥美国泰
- 来島又兵衛:安部徹
- 品川弥二郎:岡本富士太
- 福原越後:高橋正夫
- 国司信濃:丹羽又三郎
- 寺島忠三郎:金親保雄
- 毛利敬親:勝見延章
- 毛利定広:花ノ本寿
- 島津久光:戸田晧久
- 山内容堂:徳大寺伸
- 松平春嶽:渡辺文雄
- 松平容保:岩井大三郎
- 松平定敬:片岡秀昇
- 板倉勝静:浅野進治郎
- 小松帯刀/千葉栄次郎:服部哲治
- 土方楠左衛門:広川太一郎
- 三岡八郎:久富惟晴
- 那須信吾:藤岡重慶
- 安岡嘉助:高津住男
- 大石団蔵:伊福部昇
- 島村衛吉:平野稔
- 谷作七:小林勝也
- 秋月悌次郎:仲野宏
- 真木和泉:大久保正信
- 岩倉具視:二谷英明
- 三条実美:青山哲也
- 姉小路公知:坂東三津二郎
- 小栗上野介:安井昌二
- 永井玄蕃頭→永井主水正:尾上菊蔵
- 大久保一翁:佐々木孝丸
- 大久保一翁の妻:北原文枝
- 徳川慶喜:尾上辰之助
- 近藤勇:森幹太
- 土方歳三:佐々木三四郎:金内吉男
- 沖田総司:五代才助:蜷川幸雄
- 藤堂平助:勝部演之
- 山崎烝/樋口真吾:江角英明
- 清河八郎:草薙幸二郎
- 佐々木只三郎:林邦史朗[1]
- 原市之進:小山源喜
- 西郷家老僕(川口雪篷):篠田節夫
- お登勢:森光子
- 岩崎弥太郎:中尾彬
- 喜勢:大原麗子
- 白石正一郎:宇佐美淳也
- 横井小楠:菅井一郎
- 古高俊太郎:森沢孝
- ジョン万次郎:井川比佐志
- 岡上新輔:観世栄夫
- グラバー:フランツ・グルーベル
- パークス:ジョン・フォース
- 水原播磨介:東千代之介
- 寝待ちの藤兵衛:三木のり平
- 上田円増:小鹿敦
- 鹿田伝兵衛:田崎潤
- 藤岡勇助:寺田誠
- 千屋寅之助→菅野覚兵衛:辻萬長
- 白峰俊馬:江守徹
- 菊屋峰吉:頭師佳孝
- 茂田一次郎:島宇志夫
- 戸梶源蔵:大宮悌二
- 山地忠七:樋浦勉
- 安芸守衛:宮内幸平
- 池知退蔵:戸沢佑介
- 源じいやん:巌金四郎
- 猿の文吉:芦屋雁之助
- 利三:野島昭生
- 忠吉:池田秀一
- 喜太次:金内喜久夫
- 与助:肝付兼太
- 三平:及川ヒロオ
- 蘭医ねずみ先生:今福正雄
- 中番頭:宮崎和命
- 小番頭、長州藩士:円谷文彦(二役)
- 土佐藩重役:高松政雄
- 彦根藩士:高木均
- 薩摩藩士:津嘉山正種
- 精庵:北村弘一
- 才谷屋番頭:大塚周夫
- 市:原泉
- 伯母:田代信子
- 老爺:石田守衛
- 老婆:荒木玉枝
- 岡本猪之助:信実和徳
- 岡本佐之助:柴田宗樹
- 手代・猪七:加藤恒喜
- 女中:木川能子
- 大亀の居酒屋の小女:高坂真琴
- 岡上家女中:山本与志恵
- 郷士:増岡弘
[編集] 関連項目
- 花神
- 翔ぶが如く
- 本作と同じく司馬作品が原作となっており、龍馬(いずれも竜馬名義)が重要人物として登場。
- 龍馬伝
- 坂本龍馬を主人公としている点で本作と共通するが、岩崎弥太郎の動きにも重点を置いている。
[編集] 脚注
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竜馬がゆく
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