紅ゆずる

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くれない ゆずる
紅 ゆずる
生年月日 8月17日
出身地 日本の旗 日本 大阪府大阪市
身長 173cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル 舞台ドラマ
活動期間 2002年 -
活動内容 2002年:宝塚歌劇団入団、星組配属
2016年:星組トップスター就任
2019年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開
事務所 松竹エンタテインメント
公式サイト 紅ゆずるオフィシャルサイト
主な作品
宝塚歌劇
オーム・シャンティ・オーム
THE SCARLET PIMPERNEL
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀
霧深きエルベのほとり
舞台
エニシング・ゴーズ
ホロー荘の殺人
ドラマ
『俳句先輩』
備考
宝塚歌劇団卒業生
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紅 ゆずる(くれない ゆずる、8月17日[1] - )は、日本女優。元宝塚歌劇団星組トップスター[2]

大阪府大阪市[3]東大谷高等学校出身[3]。身長173cm[1]。血液型A型[1]。愛称は「さゆみ」、「さゆちゃん」、「ゆずるん」、「べに子」[3]

所属事務所は松竹エンタテインメント[1]

来歴[編集]

2000年、宝塚音楽学校入学[1]

2002年、宝塚歌劇団に88期生として入団[4][1]。入団時の成績は47番[4]。星組公演「プラハの春LUCKY STAR!」で初舞台[4]。その後、星組に配属[4][1]

入団後は役のつかない時期が続いたが、2008年の「THE SCARLET PIMPERNEL」で新人公演初主演[5][6]。新人公演最終学年となる入団7年目のラストチャンスでの抜擢となった[2]

2011年の「メイちゃんの執事」(バウホール日本青年館公演)で、バウホール・東上公演初主演[7][6]

2012年の「ジャン・ルイ・ファージョン」(バウホール・日本青年館公演)で、2度目の東上公演主演[7]

2014年の「風と共に去りぬ」で、星組2番手として全国ツアー公演初主演[6][8]

2015年の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(赤坂ACTシアター・ドラマシティ公演)で、3度目の東上公演主演[6]

2016年11月21日付で星組トップスターに就任[9]。相手役に綺咲愛里を迎え、翌年の「THE SCARLET PIMPERNEL」でトップコンビ大劇場お披露目[9]。同公演は自身の新人公演主演作の再演ともなった。

2018年、第3回台湾公演「Thunderbolt Fantasy/Killer Rouge」に主演[10]。5年ぶり2度目となる台湾公演で、主演として凱旋を果たした[10]

2019年10月13日、「GOD OF STARS/エクレール ブリアン」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を綺咲と同時退団[2][11]

退団後は松竹エンタテインメント所属となり、芸能活動を再開[1][2]。トップスター出身のタレントとしては同社の第一号となった[2]

人物[編集]

出生時、身長51cm・体重3520gで、病院内で一番大きな赤ちゃんだった[12]。目の両端に赤い痣があったため、看護婦から「絶対花魁の生まれ変わり」と言われたという[12]

子供の頃はやんちゃな悪ガキで、毎日なにかしらイタズラをしていた[12]

小学3〜4年の頃、ミュージカル「ピーターパン」を観劇してはまり、緑色の服を買ってもらい、1年ほど自分はピーターパンだと思い生活していた[12]

背が高かったため、近所の人から「宝塚に入れば?」とよく言われていたが、当時は興味がなかった[12]

小学5年の時、たまたまTVで放映されていた雪組公演「雪之丞変化サジタリウス」を観て宝塚にはまり、タカラジェンヌになると決意した[12]。宝塚初観劇は、雪組公演「仮面のロマネスクゴールデン・デイズ[12]

録画した宝塚歌劇のビデオを観て、自己練習とイメージトレーニングを繰り返し、その姿に両親が折れ、受験前の半年弱だけバレエと声楽を習うことを許された[12]

2次試験の面接では特技の俳句を披露した[12]

宝塚歌劇団時代の主な舞台[編集]

初舞台[編集]

星組時代[編集]

星組トップスター時代[編集]

出演イベント[編集]

  • 2008年12月、タカラヅカスペシャル2008『La Festa!』
  • 2009年12月、タカラヅカスペシャル2009『WAY TO GLORY』
  • 2011年4月、『ノバ・ボサ・ノバ』前夜祭
  • 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
  • 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
  • 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
  • 2015年3月、柚希礼音ディナーショー『The REON!!』[13]
  • 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
  • 2016年1 - 2月、紅ゆずるディナーショー『STELLA ROSSA〜フリーダムに ランダムに〜』 主演[14]
  • 2016年7月、『宝塚巴里祭2016』 主演[15]
  • 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
  • 2017年10月、第54回『宝塚舞踊会』[16]
  • 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』
  • 2019年8月、紅ゆずるディナーショー『Berry Berry BENNY!!』 主演[17]

宝塚歌劇団退団後の主な活動[編集]

舞台[編集]

ドラマ[編集]

写真集[編集]

受賞歴[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 夢乃聖夏・真風涼帆と役替わり。
  2. ^ 夢乃聖夏と役替わり。
  3. ^ 真風涼帆と役替わり。
  4. ^ 礼真琴と役替わり。
  5. ^ 当初予定されていた御園座・新歌舞伎座・博多座公演は、新型コロナウイルスの影響により休止となる。
  6. ^ 在団中に本人役で出演。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “紅ゆずる プロフィール”. 松竹エンタテインメント. (2019年11月1日). https://www.shochiku-enta.co.jp/actress/kurenai 2019年11月1日閲覧。 
  2. ^ a b c d e “紅ゆずる、女優に転身!11月から松竹エンタテインメント入り、バラエティーにも意欲”. サンスポ. (2019年10月30日). https://www.sanspo.com/article/20191030-WY2F64QETVNGDOY6N4EQQ6V33M/ 2019年10月30日閲覧。 
  3. ^ a b c 『宝塚おとめ 2019年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2019年、100頁。ISBN 978-4-86649-089-2
  4. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 114.
  5. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 317.
  6. ^ a b c d e f g h i 変幻自在の天才詐欺師 早変わりに臨む/紅ゆずる”. 日刊スポーツ. プレシャス!宝塚. 日刊スポーツ新聞社 (2015年6月18日). 2021年9月10日閲覧。
  7. ^ a b c d 100年史(舞台) 2014, p. 243.
  8. ^ a b “紅ゆずる 再び休演…病名は発表されず”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2014年12月20日). https://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2014/12/20/0007599325.shtml 2021年9月10日閲覧。 
  9. ^ a b c “フランス調部屋でくつろぐコテコテ大阪人/紅ゆずる”. プレシャス!宝塚 (日刊スポーツ新聞社). (2017年1月5日). https://www.nikkansports.com/entertainment/column/takarazuka/news/1761121.html 2021年9月10日閲覧。 
  10. ^ a b c 台湾を紅色に 5年ぶり挑戦はセンターで/紅ゆずる”. 日刊スポーツ. 宝塚 ~ 朗らかに. 日刊スポーツ新聞社 (2018年9月27日). 2021年9月10日閲覧。
  11. ^ a b “【星組】紅ゆずる、17年間の宝塚人生に別れ”. サンスポ (産経デジタル). (2019年10月13日). https://www.sanspo.com/article/20191013-4JPIQBJNU5P2HJHDNBJJ6AWLUY/ 2021年9月10日閲覧。 
  12. ^ a b c d e f g h i ますっく 著、北野靖・浜田聖子 編『波瀾爆笑!?我が人生II』宝塚歌劇団理事長 小川友次(監修・著作権者)(初版)、株式会社宝塚クリエイティブアーツ〈タカラヅカMOOK〉、2016年3月8日、100-102頁。ISBN 978-4-908135-65-1 
  13. ^ 柚希礼音ディナーショー「The REON!!」 ('15年・パレスホテル東京) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  14. ^ 紅ゆずるディナーショー「STELLA ROSSA〜フリーダムに ランダムに〜」('16年・第一ホテル東京) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  15. ^ 宝塚巴里祭2016('16年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  16. ^ 第54回「宝塚舞踊会」('17年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  17. ^ 紅ゆずるディナーショー「Berry Berry BENNY!!」('19年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  18. ^ “紅ゆずると横山由依が喜劇の笑いをジャズにのせて~熱海五郎一座の新橋演舞場公演『Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー』取材会&フォトコールレポート”. SPICE (株式会社イープラス). (2021年5月31日). https://spice.eplus.jp/articles/287861 2021年9月10日閲覧。 
  19. ^ “紅ゆずる主演でトニー賞3部門獲得のミュージカル・コメディ『エニシング・ゴーズ』が上演決定”. SPICE (株式会社イープラス). (2020年10月2日). https://spice.eplus.jp/articles/276448 2021年9月10日閲覧。 
  20. ^ “東京公演中に23人が陽性 舞台「エニシング・ゴーズ」大阪公演も全日程中止 名古屋公演に続き”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2021年9月10日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/09/10/kiji/20210910s00041000448000c.html 2021年9月10日閲覧。 
  21. ^ 元宝塚歌劇団トップスター紅ゆずる主演『アンタッチャブル・ビューティー〜浪花探偵狂騒曲〜』上演決定 メディアスパイス。
  22. ^ 凰稀かなめ&紅ゆずるが共演、ノサカラボ「ホロー荘の殺人」 ステージナタリー。
  23. ^ 藤井流星(ジャニーズWEST)が初単独主演を務める、舞台『NOISES OFF』 伊礼彼方、紅ゆずる、山路和弘ら全キャスト発表 メディア スパイス。
  24. ^ “紅ゆずるが光源氏、井上小百合が紫の上に「詩楽劇『沙羅の光』」年始に上演”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年9月15日). https://natalie.mu/stage/news/541052 2023年9月17日閲覧。 
  25. ^ 博多華丸主演「新生!熱血ブラバン少女。」紅ゆずる・鈴木梨央らキャスト明らかに ステージナタリー。
  26. ^ 元宝塚・紅ゆずる、退団後初ドラマ 『女子グルメバーガー部』共演者15人解禁”. ORICON NEWS (2020年6月22日). 2020年6月27日閲覧。
  27. ^ 元・星組トップスター紅ゆずるが「俳句先輩」を演じた感想を語る「多分、本当の私とは全然違う感じですね」 ホミニス。
  28. ^ 紅ゆずるの“挑戦状”、芸能生活20年の節目に写真集「悪い女 A BAD WOMAN」発売 ステージナタリー。
  29. ^ 100年史(人物) 2014, p. 57.
  30. ^ a b 100年史(人物) 2014, p. 53.
  31. ^ 『2016年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2017年、77頁。ISBN 978-4-86649-005-2
  32. ^ 『2019年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2020年、89頁。ISBN 978-4-86649-126-4

参考文献[編集]

外部リンク[編集]