安蘭けい

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
あらん けい
安蘭 けい
本名 安田(安) 瞳子 / 안동자
生年月日 1970年10月9日(41歳)
出生地 日本の旗 日本滋賀県甲賀郡甲西町(現・湖南市
血液型 AB型
職業 女優歌手
ジャンル 宝塚歌劇、ミュージカル
活動期間 1991年 - 現在
活動内容 1991年宝塚歌劇団首席入団雪組に配属
2000年星組に異動
2006年:星組トップスター就任
2009年:宝塚歌劇団退団、女優としての活動を開始。
主な作品
宝塚歌劇

2002年「雨に唄えば
2003年「王家に捧ぐ歌
2008年「スカーレット・ピンパーネル
ミュージカル
2009年「AIDA」
2010年「ワンダフルタウン」
2011年「MITSUKO」

備考
宝塚歌劇団卒業生

安蘭 けい(あらん けい、1970年10月9日 - )は、日本女優。元宝塚歌劇団星組トップスター(主演男役)。滋賀県甲賀郡甲西町(現・湖南市)出身、滋賀県立甲西高等学校卒。血液型AB型、公称身長167cm。愛称とうこ。所属事務所はホリプロ、所属レコード会社はポニーキャニオン

目次

[編集] 略歴

在日韓国人3世。本籍地および祖父の出身地は韓国慶尚南道[1][2]。芸名は「アリラン伝説」の主人公アラン、本名の安、花の蘭、慶尚南道の慶に由来する。

[編集] 宝塚時代

涼風真世に憧れて宝塚歌劇を志し、4度目[3]の受験で宝塚音楽学校合格を果たした。

1989年宝塚音楽学校入学。

1991年第77期生として宝塚歌劇団に首席入団。月組『ベルサイユのばら』で初舞台を踏む。同期生には春野寿美礼朝海ひかる花總まり成瀬こうきなど。1992年、雪組に配属される。

1995年、新人公演「JFK」で初主演。ジョン・F・ケネディ役を演じる。

雪組時代は優秀な成績であり、順調に抜擢を受けていた。「エリザベート」のルドルフの子供時代や「ICARUS」のイカロスなど、少年役をやることが多かった。1999年頃からは組替えで雪組配属となった、同期の朝海、成瀬とともにトリオで使われることが多かった。後に「雪組三兄弟」(当時流行していただんご三兄弟に由来)とも呼ばれる。

2000年、星組に組替え。

2003年には日生劇場雨に唄えば」でドン役を演じる。さらに「王家に捧ぐ歌」(宝塚版アイーダ)では事実上のヒロイン・アイーダ役を演じる。「ミュージカル」誌では作品がベスト・ミュージカルに選ばれ、安蘭自身も女優部門2位、さらに松尾芸能新人賞も受賞(現役ジェンヌでは、初めての受賞)した。2004年には「ファントム」日本初演でシャンドン伯爵を演じる。翌2005年、主演公演「龍星」では、複雑な生い立ちをもつ孤独な主人公を務めた。

2006年には「ベルサイユのばら」が再演され、大劇場と東京でそれぞれオスカルとアンドレを演じた。なお、この再演により本公演でオスカル・アンドレ・フェルゼンと男役が演じる三役全てを演じたことになり、これは宝塚史上初である[4]

2006年、入団16年目にして待望のトップ男役に就任。日本国籍でないことを公表したタカラジェンヌでトップスターに就任した例は鳳蘭(中国籍、後年鳳は日本国籍に帰化)に次ぐ二人目[5][1]。以来、相手役の遠野あすかとのコンビを組む。

2007年エル・アルコン-鷹-」(原作・青池保子)では、ダーティー・ヒーローを演じた。

2008年には熱望していた[6]赤と黒」を上演。同年6月、日本初演ブロードウェイミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」(原作:紅はこべ)を上演。同作の作曲家フランク・ワイルドホーンより、「ビューティフルでソウルフル。ブロードウェーの一流の歌手と苦労して作った曲を情熱的に見事に歌ってくれた」と絶賛される。同作品は第34回菊田一夫演劇賞演劇大賞を受賞。「月刊ミュージカル」誌でもベスト・ミュージカルに選ばれ、安蘭自身も女優部門1位を獲得した。

これらの受賞を機に引退を決意[2]2009年4月26日、「My Dear My New Orleans~愛する我が街/ア ビヤント」の東京公演千秋楽を最後に退団。相手役の遠野と同時退団だった。

星組男役スター芹香斗亜の愛称「キキ」の名付け親である(安蘭が「キキララに似ている」と言ったため)。

[編集] 退団後

2009年、8月から公演されるミュージカル「The Musical AIDA -宝塚歌劇団「王家に捧ぐ歌」より-」アイーダ役で女優としてデビュー。

2010年6月には、ポニーキャニオンよりアルバム「arche」を発売。

2010年10月2日に東京・六本木ヒルズアリーナで開かれた「日韓交流おまつり2010」でオープニングに登場し、ルーツが朝鮮半島であることを明かす[2]。後のインタビューで『焼肉ドラゴン』のような韓日合作ミュージカルや演劇への出演希望を語った。

[編集] 宝塚歌劇団時代の主な舞台

[編集] 雪組時代 1992~2000年

[編集] 星組時代 2000~2006年

  • 2000年10〜11月、バウホール・日本青年館公演「花吹雪 恋吹雪石川五右衛門 *主演
  • 2001年1〜2月、宝塚大劇場公演「花の業平/夢は世界を翔けめぐる」藤原常行
  • 2001年3〜10月、「ベルサイユのばら2001」フェルゼン
  • 2001年6〜7月、全国ツアー「風と共に去りぬ」アシュレ・ウィルクス
  • 2001年11〜12月、東京宝塚劇場公演「花の業平/サザンクロス・レビューII」藤原常行
  • 2002年2月、中日劇場公演「花の業平/サザンクロス・レビューII」同
  • 2002年4〜8月、「プラハの春/LUCKY STAR!」ヤン・パラフ
  • 2002年9〜10月、中国公演「蝶・恋/サザンクロス・レビュー・イン・チャイナ」村人S
  • 2002年11月〜2003年3月、「ガラスの風景/バビロン」フランコ・ミラー
  • 2003年5月、「雨に唄えば」ドン・ロックウッド *主演[1]
  • 2003年7〜11月、「王家に捧ぐ歌」アイーダ *ヒロイン *本公演エトワール
  • 2003年12月、バウホール・日本青年館公演「厳流」佐々木小次郎 *主演[2]
  • 2004年1〜2月、東京宝塚劇場公演「白昼の稲妻/テンプテーション!」ランブルーズ
宝塚歌劇90周年記念の一環として、東京公演のみ宙組に特別出演。
  • 2004年5〜8月、「ファントム」フィリップ・ドゥ・シャンドン伯爵
同上
  • 2004年10〜12月、「花舞う長安/ロマンチカ宝塚'04」安禄山
  • 2005年2月、中日劇場公演「王家に捧ぐ歌」アイーダ
  • 2005年5〜8月、「長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ!」らしゃ
  • 2005年10月、ドラマシティ他公演「龍星」龍星 *主演[3]
  • 2006年1〜2月、宝塚大劇場公演「ベルサイユのばら」アンドレ
  • 2006年2〜4月、東京宝塚劇場公演「ベルサイユのばら」オスカル
  • 2006年6月、梅田芸術劇場公演「コパカバーナ」リコ・カステッリ
  • 2006年8〜11月、「愛するには短過ぎる/ネオ・ダンディズム!」アンソニー・ランドルフ

[編集] 星組トップ男役時代 2006〜2009年

  • 2006年12月〜2007年1月、ドラマシティ・日本青年館公演「ヘイズコード」レイモンド・ウッドロウ *トップコンビ披露公演[4]
  • 2007年3〜7月、「さくら/シークレットハンター」ダゴベール *大劇場お披露目公演[5]
  • 2007年8月、博多座公演「シークレットハンター/ネオ・ダンディズム!Ⅱ」ダゴベール
  • 2007年11月〜2008年2月、「エル・アルコン-鷹-/レビュー・オルキス」ティリアン・パーシモン [6]
  • 2008年3〜4月、ドラマシティ他公演「赤と黒」ジュリアン・ソレル [7]
  • 2008年6〜10月、「スカーレット・ピンパーネル」パーシー・ブレイクニー [8]
  • 2008年11〜12月、「外伝 ベルサイユのばら -ベルナール編-/ネオ・ダンディズム!III」ベルナール[9]
  • 2009年2月〜4月、「My Dear My New Orleans-愛する我が街-/ア ビヤント」ジョイ・ビー *退団公演[10]

[編集] ディナーショー

[編集] 宝塚歌劇団退団後の主な活動

[編集] 舞台

[編集] コンサート

  • 2009年12月 「安蘭けいファーストコンサート UNO」(東京国際フォーラム梅田芸術劇場
  • 2010年3月 「Frank & Friends/MITSUKO」(オーチャードホール、梅田芸術劇場
  • 2010年6月 「安蘭けい 箱舟 2010」(天王洲銀河劇場、兵庫県立芸術文化センター)
  • 2010年8月 安蘭けいmeets薬師寺三尊像「弦宴(いとのうたげ)」~薬師寺コンサート~(奈良 薬師寺大講堂特設舞台)
  • 2012年1月〜2月 「CHESS in Concert」(青山劇場、梅田芸術劇場) *予定

[編集] その他

  • 2010年3月  「それぞれのコンサート 鹿賀丈史 市村正親」ゲスト出演
  • 2010年4月1日 「読売日響グランドコンサート featuring スペシャルゲスト スーザン・ボイル」ゲスト出演
  • 2010年5月15日 「安蘭けい「箱舟」ライヴイベント with 武田真治
  • 2010年9月1日 阪神甲子園球場、阪神タイガース VS 横浜ベイスターズ戦の始球式 登場
  • 2010年11月7日 「平城遷都1300年祭 平城京カーニバル 」フィナーレ出演
  • 2010年11月15日 「沒後30th 越路吹雪トリビュートコンサート」出演
  • 2011年4月1日 「東北地方太平洋沖地震 現地へ届け、希望と勇気!!YELL! from TOKYO」出演
  • 2011年5月30日 「小林公平没後1周年・チャリティスペシャル『愛の旋律~夢の記憶』」出演
  • 2011年7月3日 「シャソンの祭典 第49回 パリ祭」ゲスト出演
  • 2011年7月18日 「ニッポン放送 歌姫コンサート~歌で笑顔を、歌で勇気を~」出演
  • 2012年1月11日 「ミュージカル ミーツ シンフォニー」ゲスト出演(予定)

[編集] テレビ

[編集] ディスコグラフィー

[編集] CD(シングル)

  • 2007年6月発売 - 「すみれの花咲く頃/さよなら皆様」(宝塚クリエイティブアーツ)
  • 2008年12月発売 - 「蝶~Butterfly~」(宝塚クリエイティブアーツ)

[編集] CD(アルバム)

  • 2010年6月発売 - 「arche」(ポニーキャニオン) 

[編集] DVD

  • 2009年12月発売 - The Musical 「AIDA アイーダ」~宝塚歌劇「王家に捧ぐ歌」より(宝塚クリエイティブアーツ)
  • 2010年10月発売 - 「安蘭けい 箱舟2010」(ポニーキャニオン)

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ a b "韓国人の誇り胸に 宝塚・星組トップ安蘭けいさん", 民団新聞, 2007-05-16.
  2. ^ a b c "<Korea Watch>2011年・飛躍を誓う在日コリアン", 東洋経済日報, 2010/12/28.
  3. ^ 宝塚音楽学校には中学卒業から高校卒業までの4回の受験の機会があり、4年間連続で挑戦した事を意味する
  4. ^ 薮下哲司 「宝塚支局-安蘭、初のオスカルで3役制覇 フェルゼン、アンドレ…大劇場では初」 スポニチアネックス、2006年2月25日
  5. ^ 教育文化ジャーナル コリアンワールド出自隠さない安蘭けいさんに人気
  6. ^ 劇団公式プロフィール「宝塚おとめ」に長年記載していた

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語