大峯麻友

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おおみね まゆ
大峯 麻友
生年月日 6月2日
出身地 日本の旗 日本 兵庫県西宮市
身長 164cm
職業 女優歌手
ジャンル 舞台
活動期間 1982年 -
活動内容 1982年:宝塚歌劇団入団、月組配属
1998年:宙組へ異動、宙組組長就任
2002年:宝塚歌劇団退団
著名な家族 月野てるこ(母)
事務所 フリー
公式サイト 大峯麻友オフィシャルウェブサイト
備考
宝塚歌劇団卒業生
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大峯 麻友(おおみね まゆ、6月2日[1] - )は、日本女優歌手[2]。元宝塚歌劇団宙組の男役。元宙組組長[1][2][3]

兵庫県西宮市[2]仁川学院出身[1]。身長164cm[1]。愛称は「まゆ」[1]

来歴[編集]

1980年、宝塚音楽学校入学。

1982年、宝塚歌劇団に68期生として入団[2][4]花組公演「春の踊りアルカディアよ永遠に」で初舞台[1]。その後、月組に配属[4]

1998年1月1日付で、宙組創設に伴う発足メンバーとして宙組へ組替えし、宙組の初代組長に就任[3][5][2][4]

2002年3月24日、「カステル・ミラージュダンシング・スピリット!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[2]

退団後は女優・歌手としての活動の他に、コミュニケーション・アドバイザーとして講演やセミナー活動も行っている[2][4]

人物[編集]

母は宝塚OGの月野てるこである[6]

宝塚歌劇団時代の主な舞台[編集]

初舞台[編集]

月組時代[編集]

  • 1982年10月、『愛限りなく』/『情熱のバルセロナ』新人公演:ファノ(本役:郷真由加
  • 1987年1月、『スウォード・フラッシュ!』(バウ・東京特別・名古屋特別)
  • 1987年5月、『ME AND MY GIRL』新人公演:バターズビー卿(本役:愛川麻貴)
  • 1988年11月、『恋と霧笛と銀時計』新人公演:コンシュル/『レインボー・シャワー』
  • 1989年1月、『心中・恋の大和路』(バウ)嶋屋
  • 1989年10月、『宝塚をどり賛歌』/『タカラヅカ・フォーエバー』(ニューヨーク公演)
  • 1989年11月、『シャンテ・シャンテ・シャンテ』(バウ)
  • 1990年1月、『赤と黒』(東京特別)ヴァルノ氏
  • 1990年2月、『大いなる遺産』パンブルチュック/『ザ・モダーン』
  • 1990年4月、『ロミオとジュリエット』(バウ)エルカラス
  • 1990年8月、『川霧の橋』菊三/『ル・ポアゾン 愛の媚薬』
  • 1990年10月、『BLUFF』(バウ)コステロ、ゴッドファーザー
  • 1991年1月、『カウントダウン・1991』(バウ・東京特別・名古屋特別)ギルモア博士
  • 1991年5月、『紫陽の花しずく』(バウ)勝兵衛
  • 1992年1月、『珈琲カルナバル』グスターボ/『夢・フラグランス』
  • 1992年7月、『PUCK』クィンス/『メモリーズ・オブ・ユー -懐かしき時代・美しき人々-』
  • 1992年9月、『珈琲カルナバル/夢・フラグランス』(全国ツアー)ヴァスコ・アンドラーデ
  • 1992年12月、『ジャンプ・フォー・ジョイ』(シアタードラマシティ)
  • 1993年1月、『マンハッタン物語』(バウ・東京特別)アンブローズ・ハマー
  • 1993年4月、『グランドホテル』サンダー/『BROADWAY BOYS』
  • 1994年2月、『たけくらべ』(バウ)鉄五郎
  • 1994年6月、『エールの残照』ファンテー・シン国王/『TAKARAZUKA・オーレ!』
  • 1994年9月、『風と共に去りぬ』(全国ツアー)ミード博士
  • 1994年12月、『ローン・ウルフ』(バウ・東京特別・名古屋特別)スティーブ・ワトソン
  • 1995年4月、『結末のかなた』(バウ・東京特別・名古屋特別)波越警部
  • 1995年8月、『ME AND MY GIRL』ジャスパー卿
  • 1996年2月、『ME AND MY GIRL』(中日)ジャスパー卿
  • 1996年3月、『CAN-CAN』アルベール/『マンハッタン不夜城 -王様の休日-』
  • 1996年9月、『チェーザレ・ボルジア』ヴィテロッツォ/『プレスティージュ』
  • 1996年12月、『バロンの末裔』ジェラルド/『グランド・ベル・フォリー』
  • 1997年6月、『EL DORADO』ロルカ
  • 1997年7月、『FAKE LOVE -愛しすぎず 与えすぎず-』(バウ・東京特別・名古屋特別)ビショップ

宙組時代[編集]

  • 1998年3月、『エクスカリバー -美しき騎士たち-』マーリン/『シトラスの風』
  • 1998年10月、『エリザベート -愛と死の輪舞-』グリュンネ伯爵
  • 1999年4月、『エクスカリバー -美しき騎士たち-』マーリン/『シトラスの風』(全国ツアー)
  • 1999年6月、『激情 -ホセとカルメン-』ダンカレイ/『ザ・レビュー 99』
  • 1999年9月、『TEMPEST -吹き抜ける九龍-』(バウ)アロンゾー・スレイド
  • 2000年1月、『砂漠の黒薔薇』バハルル/『GLORIOUS!!』
  • 2000年6月、『うたかたの恋』ヨゼフ皇帝/『GLORIOUS!!』(全国ツアー)
  • 2000年8月、『望郷は海を越えて』オトキチ/『ミレニアム・チャレンジャー!』
  • 2001年2月、『望郷は海を越えて』オトキチ/『ミレニアム・チャレンジャー!』(中日)
  • 2001年4月、『ベルサイユのばら2001 -フェルゼンとマリー・アントワネット編-』ルイ16世
  • 2001年11月、『カステル・ミラージュ -消えない蜃気楼-』クラウディオ・ディ・ステファーノ公/『ダンシング・スピリット!』 退団公演

宝塚歌劇団退団後の主な活動[編集]

書籍[編集]

  • 2010年、『100人中99人に「好かれる」ルール』(泰文堂[4]
  • 2016年、『一流のビジネスマンは知っている ダマっていても人に評価される「魅せる男」のつくり方』(秀和システム[4]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 『宝塚おとめ 2001年度版』 阪急コーポレーション、2001年、120頁。ISBN 4-89485-053-2
  2. ^ a b c d e f g 大峯麻友 プロフィール 大峯麻友オフィシャルウェブサイト。
  3. ^ a b 宙組初代組長 大峯麻友さん エフエム宝塚。
  4. ^ a b c d e f 宝塚「宙組」初代組長・大峯麻友が語る〝優れたリーダーに必要な二つの心掛け〟 致知出版社。
  5. ^ 『1997年宝塚 Stage Album』 宝塚歌劇団、1998年、61頁。
  6. ^ 80年史 1994, p. 196.

参考文献[編集]

  • 企画・構成・執筆:橋本雅夫 著、編集統括:北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 

外部リンク[編集]