情熱のバルセロナ

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情熱のバルセロナ』(じょうねつのバルセロナ)は宝塚歌劇団ミュージカル作品。

概要[編集]

原作はスタンダールの小説『パルムの僧院[1]』。19世紀スペインバルセロナの物語として脚色舞台化。持ち前の情熱を若年故に暴発させた青年貴族と清純で敬虔な少女との悲恋を描く。

上演データ[編集]

1982年月組公演
1982年10月1日から11月9日[1](新人公演:10月29日[2])に宝塚大劇場、1983年8月4日から8月29日[3](新人公演:8月17日[2])に東京宝塚劇場で上演された。
併演は『愛限りなく[4]』。
大地真央黒木瞳のトップコンビ就任披露公演となった。なお、東京公演版では物語の結末がほぼ正反対の形に改変された。
2009年雪組公演
11月14日から12月13日に全国ツアーで再度脚本の1部を改変しフィナーレをカットして上演。
併演はラテン・ロマンチカ『RIO DE BRAVO!!』。

全国ツアーの公演場所[編集]

1982年・宝塚大劇場公演のデータ[編集]

形式名は「ミュージカル・ロマン[1]」。18場[1]。副題は「スタンダール作「パルムの僧院」より[1]

スタッフ(1982年・宝塚大劇場公演のデータ)[編集]

登場人物[編集]

  • フランシスコ・ラフォーレ侯爵(ファブリス) … 主人公。
  • ロザリア・ジサント(クレリア) … 将軍の娘。
  • リンダ・メレンデス公爵夫人(ジーナ) … フランシスコのおば、社交界の花形。
  • ラファエル(フェラント) … ジプシー、フランシスコの友人。
  • ルイス伯爵(モスカ) … 宰相、リンダの愛人。
    ※カッコ内は原作における役名。

主な配役[編集]

1982、1983年月組(宝塚・東京)[編集]

  • リンダ:条はるき
  • ラファエル:剣幸
  • ルイス:水代玉藻
    ※カッコ内は新人公演・配役。フランシスコとロザリアのみとする。

2009年雪組(全国ツアー)[編集]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク[編集]