ひょっこりひょうたん島

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ひょっこりひょうたん島』(ひょっこりひょうたんじま)は、NHK総合テレビで放送された人形劇である。

個性豊かなキャラクターたちがミュージカル形式で笑いと風刺、冒険の物語を繰り広げ、本放送当時子供たちの多大な人気を得た。この番組で歌われた印象的な歌も含めて、NHK人形劇の代表的作品の一つとして数えられている。オリジナル版はカラー放送であるが残されている映像はモノクロである。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] ストーリー

ひょうたん島に子供たちとサンデー先生が遠足に行ったところ、ひょうたん火山の噴火活動の結果、島が流れ出してしまう。子供たちとサンデー先生はこの島で暮らし始めるが、島には次々とへんてこな人が訪れ、またひょうたん島も奇妙奇天烈な所に流れ着いて事件が起きる。

[編集] 登場キャラクター

特記する人以外はオリジナル版・リメイク版共に出演。カッコ内は声の出演。

[編集] レギュラー

  • ドン・ガバチョ声優…オリジナル版:藤村有弘、リメイク版:名古屋章):テレビからこぼれ落ちてきた政治家。イギリカ国のドンドン市出身でひょうたん島の初代大統領となる。「みなさ~ん」と大声を上げては事あるごとに演説を行うため周囲からは煙たがられ、また名誉欲に駆られることも多いが、責任感は強い。 
    • ガバチョの笑い方が「ハタハッハ」になったのは、声優・藤村有弘が「ハッハッハ」のはずが「ハタハッハ」と誤記されているのをそのまま読んだからであるというのも有名な話。
  • サンデー先生(楠トシエ):情にもろいが、反面男勝りな所もある美人教師。やや教育熱心すぎるところも。薙刀は五段の腕前。
  • 子供
    • 博士(中山千夏):通信簿は5段階評価でオール6、テストは1600回連続満点の記録を達成というあらゆる学問に通じた超天才少年。垂れ目の眼鏡をかけている。ただし、些かペダンチックな側面があり、知識を滔々と得意げに捲くし立てて仲間から顰蹙を買うなど、やや世情に疎い面もある。百科事典をすべて暗記している。なお、リメイク版第1回で最初に登場したキャラクターは彼である。
    • ダンプ(伊藤牧子):がっしりした体格の行動的な少年。ダンプカーの運転が得意。
    • テケ(増山江威子):無類の食いしん坊で、「俺、腹減った」を連発するが、料理の名人でもある。頭部がキノコのような形状。
    • チャッピ(江美京子):三角おむすび型の顔の少女。おてんばで行動的。劇中に「くたばれ男の子」という歌でその心情を吐露した。
    • プリン(堀絢子):おとなしい美少女タイプ。オリジナル版では、マジョリタンのワニ王子と結婚してレギュラーを降板した。リメイク版では島を去る描写はなく、その後に位置するシリーズにも登場している。
    • マリー(松島トモ子)本名はマリー・キャッチャーネット・ランニングホーマー。C・S・ランニングホーマーの娘。レギュラーに入ったのは、オリジナル版は「アンコロピン王国シリーズ」。リメイク版は未登場。
    • キッド坊や(藤田淑子):本名はリトル・キッド。キャプテン・キッドの宝の中から出てきた男の子。口癖は「ケケッ!」。レギュラーに入ったのは、オリジナル版は「魔女リカシリーズ」とリメイク版は「アラビアンナイトの巻」。
  • トラヒゲ(熊倉一雄):ひょうたん島にイカダで流れ着いた片目の海賊。膨大な物品(盗品)を所持しており、それを元手にトラヒゲデパートを経営している。がめつい性格だが、いざとなると人の良さや情のもろさが出て、なかなか金儲けはできない。海賊友の会の会員だったが、会費を20年分滞納していたため除名された。ガバチョからは「とらドン」と呼ばれている。
  • マシンガン・ダンディ(小林恭治):シカゴギャング出身。マシンガンから大砲、果ては水鉄砲まであらゆる飛び道具を使いこなし、さらに剣術も得意。口笛も上手い。飛行機で護送される最中に脱出して傘でひょうたん島に降り立ち、そのまま住民に。容貌・行動共にニヒルでクールだが情に厚い面もあり、ひょうたん島の保安官になる。常にサングラスをかけている。島の中央部の丘の上で、ハンモックで昼寝をするのが楽しみ。
  • ライオン(滝口順平):ライオン王国の王様だったが、その生活に退屈し、ひょうたん島の住民になった。サーカス入団希望。気が弱い。博士と気が合い、行動を共にすることもあった。
  • ムマモメム(オリジナル版:はせさん治、リメイク版:槐柳二):医師。トラヒゲが持ってきた大金庫に閉じ込められていた。医者としての腕は確かなのだが、「戦争してくれれば患者が増える」など不謹慎な発言も目立つ。次第に出番が少なくなり、中盤で何の説明もなく姿を消してしまう(本当はスタッフ達により、「面白くないから消そう」ということで、説明なしにいきなり消された)。リメイク版では「アラビアンナイトの巻」の冒頭で博士に「島を去った」と説明されたが、詳細は語られなかった。

[編集] オリジナル版

[編集] ライオン王国シリーズ

ライオンを国王にした、一見南洋の原住民だが、実は非常に物質文明の発達したタムレ族の住む国に、ひょうたん島が流れ着き、住人たちとタムレ族に対立・抗争が起こる。

  • しゅう長(玉川良一):タムレ族のリーダー。威張っているが、実はさびしがりや。民主化されたタムレの第1回大統領選に敗れ、ブルドキアシリーズまで、島とともに同行するが、望郷の念にかられ、帰国。一時、トラヒゲと義兄弟になった。
  • コンチキ(4代目三遊亭小圓馬):ライオン王国、国立気象観測所・探知機主任から、タムレ共和国初代大統領になった。
  • コック長(坂本新兵
  • その他 三十人会

[編集] ブルドキアシリーズ

大昔から自分たちを鎖に繋いで奴隷にしてきた人間たちに復讐する、という、文化の進んだ犬たちの住む国ブルドキア。ひょうたん島の人々は命の危険にさらされる。「ひょうたん島」シリーズで唯一殺人(殺犬)が起こるためか、リメイク版では省かれた。

  • ブル元帥(田中明夫 / 武田国久 / 宮本昭太):血筋もよく、学歴もある、ブルドキアの最高司令官。しかし、どこか抜けていて失敗の連続。
  • ピッツ長官(山崎唯):平然とガバチョを人喰いライオンに食べさせようとしたりする、血も涙もない犬。ダンディとのゴーストタウンの決闘に敗れ、倒された独裁者。
  • ダックス刑事(佐山俊二 / 雨森雅司):長屋に住み、男手ひとつで七人の子供を育てながら、ピッツにこきつかわれる刑事。
  • チワワ教授(三田松五郎):「人間はおとぎ話に出てくるだけの動物か、それとも実際にいるか」をテーマに研究している。ひょうたん島民を実験材料にする。
  • プードル(小海智子):テレビで「ハロー・プードル」というレギュラーをもつリッチなスター。歌も上手く、店も経営している。ひょうたん島民をもらいうけ、サーカスを作る。
  • ノラ(和久井節緒):「ブルドキア新聞」の腕利きの記者。ひょうたん島民は人間であるという特ダネをつかむが、公表すると殺されてしまう島民に同情し、島民に協力しようとして、ピッツに撃たれる。
  • コッカ・スパニオル(声優:久里千春):チワワ教授の秘書。ノラの恋人。
  • サポ(八奈見乗児):のんびりした図書館員。
  • ポチ(油谷佐和子):ブルドキアの生き残りの人間。ひょうたん島民とともに、犬と戦おうとする。
  • 老人(三国一郎):ブルドキアの生き残りの人間。あくまで人間であることを隠し通そうとする。
  • ノミ(石井住子

[編集] 海賊シリーズ

キャプテン・キッドの宝を探しに4人の名うての海賊たちがひょうたん島に上陸する。宝の隠し場所を示す暗号の歌をもとに、博士を中心とするひょうたん島住人たちと海賊が宝の発見を巡って丁々発止の戦い。キッドの宝は、実はキッドの1人息子リトルキッドだった。海賊たちはひょうたん島の住人になる。

  • 郵便屋(斎藤隆):4人の海賊がひょうたん島に上陸する事を知らせる手紙をひょうたん島に持ってきた郵便配達人。ひょうたん島を10年間探し続け、やっと見つけ、手紙を100円札と引き換えに(手紙には切手が貼られていなかったから)ガバチョに渡した。
  • ガラクータ(黒沢良 / 若山弦蔵):元貴族の海賊。海賊友の会の理事。上品な言葉づかいだが、怒ると怖く、右腕の義手(リメイク版では左腕に)にはマシンガンが仕組まれている。
  • トーヘンボク(柳沢真一(坂本新兵)) :元馬賊の海賊。海賊友の会の補欠理事。武器は青竜刀。「ラーメンの一つ覚え」で三度の食事はみんなラーメン。
  • ヤッホー(谷幹一(雨森雅司)):元山賊の海賊。海賊友の会の補欠理事。元山賊のため、海には弱く船酔いをする。
  • ドタバータ(千葉信男):元人足の海賊。海賊友の会の補欠理事。力は強いが頭は弱く、自分が何を言っているかわからなくなる時もある。
  • 国際警察元長官(前沢迪雄 / 島田邨
  • ホウスケ(仲村秀生
  • ホウザエモン(安田隆久
  • コーラス(海賊4人のふきかえ:ボーカル・ショップ

[編集] 魔女リカシリーズ

ひょうたん島にやってきた魔女リカが、フランスの怪盗クッペパンと共に騒動を巻き起こす。

[編集] マジョリタンシリーズ

魔女リカの出身地でもあったグレート・マジョリタンで、3人の恐るべき魔女がひょうたん島住人たちを待ち受ける。国王と王子はそれぞれワニと怪物に姿を変えられていたが、ひょうたん島住人の活躍で魔女たちは滅亡、国王たちは元に戻る。プリンは王子と結婚して当地に残り、レギュラーから外れる。

[編集] 南ドコニカシリーズ

[編集] ランニングホーマー一族シリーズ

世界一の富豪C・S・ランニングホーマーとその娘のマリー、親戚で名門イギリス貴族のドビン・ポット夫人がひょうたん島に来て、ドビン・ポット夫人と海賊ガラクータは先祖の遺恨を巡って一触即発の危機。以後、マリーがレギュラーに加わる。

[編集] アンコロピン王国シリーズ

[編集] サーカス団シリーズ

[編集] クレタモラッタ島シリーズ

[編集] グッバイジョウシリーズ

[編集] アルカジル王国シリーズ

[編集] ウクレレマン・ダンシリーズ

[編集] カンカン王国シリーズ

[編集] ポストリアシリーズ

[編集] ガン・マンシリーズ

[編集] ドクター・ストップ

[編集] キャプテン・キッドの休日

[編集] リメイク版

[編集] 海賊の巻

※海賊4人は「アラビアンナイトの巻」は出演せず。()内は「魔女リカの巻」での代役。

[編集] アラビアンナイトの巻

[編集] グレート・マジョリタンの巻

[編集] ドクター・ストップの巻

[編集] 魔女リカの巻

[編集] オリジナル版の放送データ

[編集] スタッフ

[編集] レギュラー放送

  • オープニング~ライオン王国シリーズ(1~50回)
  • ブルドキアシリーズ(51~130回)
  • 海賊シリーズ(131~178回)
  • 魔女リカシリーズ(179~251回)
  • マジョリタンシリーズ(252~339回)
  • 南ドコニカシリーズ(340~427回)
  • ランニングホーマー一族シリーズ(428~516回)
  • アンコロピン王国シリーズ(517~586回)
  • サーカス団シリーズ(587~625回)
  • クレタモラッタ島シリーズ(626~688回)
  • グッバイジョウシリーズ(689~751回)
  • アル・カジル王国(アラビアンナイト)シリーズ(752~823回)
  • ウクレレマン・ダンシリーズ(824~932回)
  • カンカン王国シリーズ(933~1014回)
  • ポストリアシリーズ(1015~1139回)
  • ガンマンシリーズ~エンディング(1140~1224回)

[編集] 特番

なお、高校野球延長・東京オリンピック中継・国会中継・ユニバシアード中継・臨時ニュース(日韓交渉・吉田茂国葬・日米首脳会談)などで、合計35回「放送休止」あり。

[編集] 現存している回

  • 1966(昭和41)年6月13日 第547回 火事 その1
  • 1966(昭和41)年6月14日 第548回 火事 その2
  • 1966(昭和41)年10月28日 第644回 地球最後の日 その5
  • 1966(昭和41)年11月4日 第649回 地球最後の日 その10
  • 1966(昭和41)年11月7日 第650回 夜をまとうよ(この回だけガバチョが「夜をまとうよ」を歌った)
  • 1967(昭和42)年2月2日 第710回 ひょうたん大捕物
  • 1967(昭和42)年7月31日 第829回 ドクトル・デ・ペソ その1
  • 1967(昭和42)年10月16日 第881回 母子再会 その1

この8回分だけである(第829回と第881回だけカラーで現像している)。

ビデオテープ(2インチVTR)は非常に高価で大型であり、収録された映像は放送終了後に消去されて他の番組に使い回されていた。ビデオの経年劣化も考えると放送回の映像が民間から見つかる可能性は低く全話の再放送及び完全版のソフト化は絶望的である。

このうち1964、65、68,69年の放送分は一切残っていない。

2003年に発売されたDVD『NHK人形劇クロニクルシリーズVol.2 劇団ひとみ座の世界〜ひょっこりひょうたん島〜』に第710回を除く7回分が、『NHK人形劇クロニクルシリーズVol.5 新諸国物語 笛吹童子 ひとみ座の世界2』に第710回が収録された。

[編集] 映画

  • 「オールカラーで!東映まんがまつり」ひょっこりひょうたん島(1967年7月21日公開、アニメーション作品、同時上映:魔法使いサリー・キャプテンウルトラ・黄金バット)

「ブルドギアシリーズ」をアニメ化。しかし、オリジナル版とは次の様な相違点が有る。

  • マリー・キッド・ライオンが最初からいる。逆にムマモメム・しゅう長・四海賊がいない。
  • ブルドギアで登場するのは、ブル・ピッツ・ダックス・ノラ・兵士のみ。人間はいない。
  • ひょうたん岬が壊れた方は火山側(オリジナル版は逆)。
  • ダックスは直立している。更に6匹の息子はいない。
  • トラヒゲが「トラヒゲデパート」を出している(オリジナル版は是より後の「南ドコニカシリーズ」より開業)。

単発の作品のため、冒頭にダイジェストでテレビ版の内容(ひょうたん島漂流、テレビからのガバチョ登場など)が語られた。当時の東映長編アニメーションでは設定画と併用して、動作確認のために立体キャラクター(以下人形)の製作・使用が基本とされていたが、本作のみ製作を行わず、放送で使用した人形を使用した。本作は主題歌及びキャストはテレビ版を踏襲しているにも関わらず、(現存するとみられる)ひょうたん島関連映像で唯一ソフト化されていない。

テレビ版が作品の性質上、再放送が望めない作品であるため、このアニメ版のテレビ放映(1970年代中頃にフジテレビでオンエアされた事がある)が初見という世代もあった。

[編集] 製作秘話

原作者の一人である井上ひさしは、2000年9月の山形県川西町・遅筆堂文庫生活者大学校「ひょっこりひょうたん島」講座で、制作当時から秘密にしていたこととして、以下の2点を明かした。その秘密とは、この「ひょっこりひょうたん島」という物語には、「」を登場させなかったこと、そして、物語の場をユートピアとして設定するため、登場人物をすべて「死んだ子どもたち」として考えて物語を作っていたこと、この2点である。井上は、「親」を決して登場させなかった理由として、井上ともう一人の原作者である山元護久、そして担当ディレクターの3人がともに、両親に頼ることのできない子供時代を送ったことを挙げている。また、死んだ子供たちの世界として描いた理由として、そのことによって食糧問題を発生させることから回避すること、それを踏まえて、子供たちの親や大人に絶望したうえでもつ明るさを、死んだ人間のもつ明るさを描きたかったことを挙げている。

※サンデー先生と5人のこどもたちは最初にひょうたん島に遠足に行ったとき、火山の噴火によって死亡した。 劇中に「御詠歌」や「四国霊場物語」が出てくるのも死者の物語の設定ゆえである。

なお井上は、「ひょっこりひょうたん島」の着想を、北杜夫の童話『船乗りクプクプの冒険』から得たことも、角川文庫版『船乗りクプクプの冒険』の解説で述べている。

声優のアドリブが徐々に台詞に反映されていったのも有名な話。たとえば、ドン・ガバチョがトラヒゲを「トラどん」と呼んでいたのは、藤村有弘がアドリブで言ったところ、スタッフに受けたため定着した。また、ドン・ガバチョのつぶやき声、「ブフ・ブハ」も誤植に由来するとのことである。(NHKの番組での熊倉一雄のコメントによる)

郵便局員がネコババするというストーリーがNHKの監督官庁である郵政省の逆鱗に触れ、突然放送が打ち切られたといわれている。最終回は、主題歌が短調で歌われる物悲しいエンディングであった。仮にそれ以降も続いていたら「「チロリン村とくるみの木」に次ぐ長期放送になったのではないか?」と言われている。

補足 最終回で歌われた単調の主題歌は厳密にはエンディングの第二テーマ。 また、最終回も唐突だったためか視聴率が10%にも満たなかった。

[編集] リメイク版の放送データ

[編集] スタッフ

  • 原作:井上ひさし山元護久
  • アニメーション:久里洋二
  • 人形劇:ひとみ座
  • 人形デザイン:片岡昌(以上オリジナル版と共通)
  • ディレクター:雪正一(オリジナル版では演出を担当)
  • 共同制作:NHKエンタープライズ
  • 資料提供:伊藤悟

[編集] レギュラー放送

  • 海賊の巻(1991年4月26日5月12日5月10日は放送無し、12日に2回分放送)、全17回、衛星第2、19:30~20:00)
  • アラビアンナイトの巻(1991年12月24日1992年1月15日(12月30日~1月1日10日は放送無し)、全19回、衛星第2、19:30~20:00)
  • グレートマジョリタンの巻(1992年12月21日1993年1月10日(1月1日は放送無し)、全20回、衛星第2、18:00~18:50)
    • このシリーズは「衛星アニメ劇場」として、本編と人形紹介、トラヒゲの名曲アルバム、子供たちの描いた絵の紹介、というバラエティ形式で放映された。また、第1回と第20回に伊藤悟がゲスト出演した。再放送では本編のみ放映。
  • ドクター・ストップの巻(1993年10月3日、全1回、ハイビジョン試験放送、17:00~18:00)
  • 魔女リカの巻(1996年4月29日5月2日、全4回、ハイビジョン実用化試験放送、11:00~11:40)

[編集] 特番(人間レコードの巻)

2003年2月1日にテレビ放送50周年記念の特番内で放送された、オリジナル版放送終了以来34年ぶりの新作。ストーリーは未完で、今後の製作予定は不明。仮に制作される場合ダンディの声だった小林恭治は2007年に亡くなっているためダンディの声優が変わる可能性がある。

[編集] アンコール放送

2003年4月13日から1年間、テレビ放送50周年記念の一環として毎週日曜日19:25~19:55に教育テレビで「アンコール放送」という形で再放送された。ただし、「ドクター・ストップの巻」「魔女リカの巻」は放送されていない。また、最終日は通常枠の後、20:00~23:00に特別枠が設けられ、通常枠で放送しきれなかった6回分を一挙に放送した。

チャンネル銀河で再放映開始、海賊の巻~、2008年4月より。

[編集] 製作秘話

元々オリジナル版で使用された人形は損傷が激しく、番組終了後破棄されたが、NHKの倉庫で破損した場合に備えて製作されていた予備の人形が発見され、リメイクの企画が持ち上がった。オリジナル版の映像やシナリオは大部分が失われていた(台本は4分の1が散逸、映像はわずか8話がキネレコで現存)が、オリジナル版当時の視聴者である伊藤悟が書きとめたセリフ、セットなどのデータを基に復活することができた。リメイク版では人形が改良(オリジナル版の頃発注していた製造元が倒産していたり、また素材面などに於いて技術の向上による)されたほか、内容が大幅に編集・縮小され、1回の放送時間も30分になった。

リメイク版のグレートマジョリタンに出てくるクッペパン(ルパンの孫の孫という設定)の声に、ルパン三世の声で知られる山田康雄にオファーしたが断られたという。

リメイク版の声優で一番難航したのはガバチョ役で、笑福亭鶴瓶にオファーもあったという(演出の雪正一の1993年頃の証言による)。

魔女リカシリーズは、15分×72回のオリジナルを40分×4本という大幅に短縮された形にしなければならなかったため、演出の雪正一はシナリオの手直しに苦慮したという。

リメイク版ディレクター雪正一氏はりメイクの度に削られる制作費に泣く羽目になり、 冗談交じりにひとみ座に「VTRそっちに頼めない?」とまでいった事がある。


音楽については作曲の宇野誠一郎氏がひきずるのはよくないだろうとオリジナル終了後に楽譜を全部捨ててしまった。

なのでリメイクのサントラはほぼ新たに書き起こされたもの。


リメイクで用いられたオープニングなどはアニメーターの久里洋二氏が保存していたフィルムを利用し、 またオープニングの別ヴァージョンはDVD「ドクターストップ/人間レコードの巻」に収録された

[編集] CD

  • 『ひょっこりひょうたん島 ヒット・ソング・コレクション(オリジナル版)』 MHCL246~7
オリジナル版の音源をCD化。2枚組で全60曲。
  • 『ひょっこりひょうたん島 復刻版I 海賊キッドの宝の巻』 BCCM-0016
1992年に発売された、リメイク版を音源とするダイジェストCD。一部旧音源も用いられている。

前川陽子ヤング・フレッシュが歌っていた主題歌「ひょっこりひょうたん島」(作詞:井上ひさし山元護久/作・編曲:宇野誠一郎)は、多くの歌手にカバーされている(ザ・フォーク・クルセダーズモーニング娘。モーニング娘。のひょっこりひょうたん島)、GO!GO!7188など)。

[編集] 関連書籍

  • 伊藤悟『ひょうたん島大漂流記 1964‐1991』 ISBN 4870310988 -復活までの経緯が書かれている
  • 伊藤悟『ひょっこりひょうたん島熱中ノート』 ISBN 4896107993
  • 伊藤悟『ひょうたん島から明日が見える』 ISBN 4835560221
  • 筑摩書房からちくま文庫「ひょっこりひょうたん島」全13巻が刊行されている。オリジナル版の台本を書籍化したもので、全50巻の予定がマジョリタンシリーズまでの13巻でストップしている。

[編集] 他の作品への派生

  • 同じNHK人形劇『プリンプリン物語』でも、オサラムームー島へ向かうプリンプリン一行がひょうたん島と出会っており、主題歌も流れた。その時島に住んでいたのはドン・ガバチョ一人だけで、彼の言う所では「他の分野で有名になられた方もいれば、お亡くなりになられた方もいる」との事。これは生前の藤村がドン・ガバチョの声をあてた最後のケースとなった。なお、この頃のエピソードはビデオテープがNHKに残されていないため、視聴は極めて困難だが、同作品をテープ残留分のみ再放送する際、NHKで特別番組が作られ、劇でなく人形のみだがプリンプリンとドン・ガバチョが再会している。プリンプリン物語のメインスタッフでもある人形作家の友永詔三が所蔵していた、ホームビデオによる本放送の録画テープは1話から保存していると言われ今後NHKに寄付される可能性もある。
  • ドン・ガバチョは、NHK開局50周年マスコットキャラクターとなり、2003年‐2004年のNHKプレマップなどで番組紹介を務めた。声の出演は2003年7月まで名古屋章、それ以降は栗田貫一が担当した。
  • おもひでぽろぽろ』の作品内のテレビの中にひょっこりひょうたん島が登場している(開始85分目のあたり)。ガバチョ、トラヒゲ、サンデー先生、ダンディー、博士が書き下ろしのアニメーションで描かれており、使用されている場面の台詞はオリジナル版、第881回「母子再会 その1」のものであるがガバチョの格好が実際の映像とは違う。エンディングの映像とオープニングの映像も書き下ろしのものとなっている。挿入歌は使用されている順に「コケッコソング」、「エンディングテーマ」、「プアボーイ」、「テーマソング」となっており、音源はオリジナル版のものを使用している。
  • 本作のオープニングテーマがアニメ『よみがえる空 -RESCUE WINGS-』の第6話「Bright Side of Life(前編)」のオープニングテーマで、第7話「Bright Side of Life(後編)」では劇中歌とエンディングテーマとして特別に使われている。

[編集] 外部リンク