常花代

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常 花代(つね はなよ)とは元宝塚歌劇団男役東京都出身。麻布三河台中学校出身。芸名の由来は祖父(第31代横綱常ノ花)の名より。宝塚歌劇団時代の愛称はノベちゃん(本名の姓の「山野辺」から)。

来歴・人物[編集]

1964年宝塚音楽学校に入学し、1966年に卒業。同年、52期生として、月組公演『日本の四季/ファンタジア[1]で初舞台を踏む。同期に瀬戸内美八松あきら川地民夫夫人の麻生薫1988年死去)らがいる。入団時の成績は51人中24位[1]。同年、星組配属[1][2]

1970年5月、月組に組み替え[2]

1974年10月、雪組に組み替え[2]

1981年3月31日[1]で宝塚歌劇団を退団。

現在は相撲茶屋「白豊」を経営。

宝塚歌劇団時代の主な舞台出演[編集]

※『歌劇』1981年4月号 (宝塚歌劇団)のp.87を参考にした。

  • 『日本の四季』/『ファンタシア』(1966年4月)*初舞台
  • 『虹を追って』モレー中尉 *新人賞受賞(1968年2月)
  • 『千姫』新人公演:鬼次郎(本役:鳳蘭)(1968年10月)
  • 『惟葉の夕笛』新人公演:広盛(本役:安奈淳)(1969年9月)
  • 『鷗よ波濤を超えて』新人公演:アチット(本役:榛名由梨)(1970年9月)
  • 人魚姫』次兄、新人公演:ハインリッヒ王子(本役:古城都)(1971年7月)
  • 東京公演『霧深きエルベのほとり』新人公演:フックス(本役:大滝子、榛名由梨)(1973年8月)
  • 東南アジア公演に参加(1973年11月 - 12月)
  • 『花のオランダ坂』幻想の丈吉、新人公演:丈吉(本役:榛名由梨)(1974年7月)
  • 『秋扇抄』真女児/『ベルサイユのばら』小公子、新人公演:オスカル(本役:榛名由梨) *努力賞受賞(1974年9月)
  • 『ベルサイユのばら』ジェローデル *努力賞受賞(1975年8月 - 9月)
  • 『星影の人』桂小五郎/『Non,Non,Non』オクロック(1976年6月 - 8月)
  • 『鶯歌春』趙永順(1977年2月 - 3月)
  • あかねさす紫の花』天比古(1977年7月 - 8月)
  • 風と共に去りぬ』アシュレ(1978年1月 -2月)
  • 『朝霧に消えた人』仙石弥三郎(1979年8月 - 9月)
  • 『去りゆきし君がために』ロリータ(1980年2月 - 3月)
  • 『青き薔薇の軍神』ベギラン侯爵(1980年10月 - 11月)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』pp.72-73(阪急コミュニケーションズ2014年4月1日)。ISBN 9784484146010
  2. ^ a b c 『歌劇』1981年4月号 p.87(宝塚歌劇団)

関連項目[編集]