余貴美子

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よ きみこ
余 貴美子
本名 余 貴美子
生年月日 1956年5月12日(58歳)
出生地 日本の旗 日本神奈川県横浜市中区
国籍 台湾の旗 台湾
血液型 B型
職業 俳優
ジャンル 映画、テレビドラマ、舞台
配偶者 あり(2006年 - )
事務所 アルファエージェンシー
主な作品
映画
学校
ホテル・ハイビスカス
おくりびと
ディア・ドクター

余 貴美子(よ きみこ、1956年5月12日 - )は、日本女優神奈川県横浜市中区出身(東京都神戸市にも一時期暮らしていた)。アルファエージェンシー所属。血液型はB型。

来歴

貿易商で池袋でナイトクラブなども営む台湾桃園県中壢市出身の台湾人の父と、日本人の母親との間に横浜市で出生した。祖先は広東省鎮平村(現在の官坪村)出身の客家范文雀は従姉にあたる。父の店では、かつてハナ肇山田吾一が働いていたことがある。池袋の再開発事業で横浜駅前に飲食店を出した。

横浜市立老松中学校、神奈川学園高等学校卒業。高校卒業後の1976年オンシアター自由劇場に入団した。自由劇場時代の代表作は『上海バンスキング』のリリー役。

1984年に自由劇場を退団し、1985年大谷亮介らと東京壱組を旗揚げする。原田宗典の戯曲を中心に解散まで14公演を公演。その後は活躍の場をテレビや映画に移す。

1996年10月に東京壱組を解散する。

1998年に出演の『学校III』などでブルーリボン賞助演女優賞、毎日映画コンクール女優助演賞、第22回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞する。

1999年度には『兄弟』などでギャラクシー賞個人賞を受賞する。

2003年度には『ホテル・ハイビスカス』などでヨコハマ映画祭助演女優賞、高崎映画祭最優秀助演女優賞を受賞する。

2006年3月に2歳年下のNHKの美術スタッフ[2]山下恒彦[3]と結婚する。

2008年度には『おくりびと』で第32回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞する。

2009年度には『ディア・ドクター』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞と日刊スポーツ映画大賞助演女優賞を受賞する。日本アカデミー賞最優秀賞の2年連続受賞は第4・5回主演男優高倉健、第20・21回主演男優役所広司、第6・7回助演男優風間杜夫、第19・20回助演男優竹中直人、第5・6回主演女優松坂慶子以来で、史上6人目の快挙だった。

2009年2月23日(日本時間)、ハリウッドにあるコダック・シアターで開催された第81回アカデミー賞授賞式で、『おくりびと』が日本映画で初めて外国語映画賞を受賞する。余も渡米して授賞式に出席し、滝田洋二郎監督、共演の本木雅弘広末涼子らと共に壇上に立ち、喜びを分かち合った。プレゼンターはリーアム・ニーソンフリーダ・ピントで、彼らとも握手を交わした。21日に日本を出発し、25日に帰国した。

人物

  • 父は明治大学空手部OB、母は日舞のプロである。
  • 趣味は民謡三線タップ。好物は塩むすびで、死ぬ間際に一つだけ食べたいものがあるとするなら「おむすび」と答える。
  • ちゅらさん』の池端容子役のような陽気な女性、『大奥〜華の乱〜』の音羽役のようなナレーションとの兼任、『刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史』の森川八重子役のような影のある不幸な女性役まで、ありとあらゆる中年女性役を器用にこなせる。
  • かなりの酒豪で「二日酔いの感覚が分らない」というほど強い。打ち上げで「美人演技派女優」と自身を紹介された際には「いえ、私は美人演技派女優ではなく美人女優です」とサラっと言い爆笑を誘うなど、明るくさばさばした性格で姉御的存在である。
  • 若い頃は横浜で「ハマのマリア」と呼ばれ、テーマソングまであった。
  • 甲斐バンドのLP 『虜-TORIKO-』(1982年発売/オリコン最高位2位)のジャケット、レーベル、ピンナップのモデルは彼女である(『観覧車'82』のPVにも出演)。
  • 刑事ドラマ『スーパーポリス』第10話「フラッシュダンス殺人事件」では、映画「フラッシュダンス」を愛しミュージカルスターを志す若きダンサー・ヒロミに扮して、ドラマ全編にわたり情熱的なダンスを披露している。
  • 教師役を演じることも多い。『白線流し』(フジテレビ)では主人公が通う「松本北高校」の担任教師役、映画『さよなら、クロ』はクロが住み着いた「秋津高校」の養護教諭役を演じた。ちなみに、ドラマの舞台はどちらも長野県松本市であった。
  • 森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ)の「テレフォンショッキング」にゲストで出演した時[いつ?]に、タモリが名前を見て「余貴 美子(よき よしこ)だと思った」と言ったことがある。

主な出演

映画

テレビドラマ

NHK
日本テレビ
TBS
フジテレビ
テレビ朝日
テレビ東京
WOWOW
LaLa TV

ドキュメンタリー

  • テレメンタリー2010「生と死の医療〜救急医と臓器移植〜」(北海道テレビ制作、2010年) - ナレーション
  • news every. 特集「ガン宣告“余命は半年…”舞台に懸けた命」(2010年7月8日、日本テレビ)
    平林恒茂(2010年3月没)が末期癌で余命1年と宣告され、平林が「最後の挨拶」として作った舞台にかけつけた。余は、平林が自由劇場時代に演出した第1作目の主演だった。
  • ファミリーヒストリー(NHK)
  • ETV特集NHK教育
    • 「“小さな金融”が世界を変える 〜アメリカ発 元銀行マンの挑戦〜」(2010年10月10日)- 語り
    • 「トルストイの家出」(2010年12月5日)- 朗読(トルストイの妻役)
  • 民教協スペシャル「キ・ボ・ウ〜全村避難 福島県飯舘村二年の記録〜」(2013年、福島テレビ制作、民間放送教育協会加盟各局) - 語り
  • 迷宮TRANOVEL〜夏目漱石坊つちやん」〜(2013年9月14日、BS日テレ) - 旅人
  • ザ・ノンフィクション「家を失うとき」(2014年、フジテレビ) - 語り

その他のテレビ番組

CM

脚注

  1. ^ 第37回日本アカデミー賞優秀作品発表!”. 日本アカデミー賞公式サイト. 2014年1月19日閲覧。
  2. ^ 女優余貴美子がNHK職員と結婚 asahi.com 2007年01月13日
  3. ^ Information MIyuki Onitake Official Website

外部リンク