ダイハツ・エッセ

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ダイハツ・エッセ
L235S/245S型
フロント
Daihatsu Esse 2005 1.jpg
リヤ
Daihatsu Esse 2005 2.jpg
車内
(写真はVSメモリアルエディション)
Esseinterior.jpg
販売期間 2005年 - 2011年
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドア ハッチバック
エンジン KF-VE型 658cc 直3 DOHC DVVT
最高出力 58ps/7,200rpm
最大トルク 6.6kg・m/4,000rpm
変速機 3速AT / 4速AT / 5速MT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:ストラット
後:トーションビーム
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,470mm
ホイールベース 2,390mm
車両重量 700kg-780kg
後継 ミライース(事実上)
-自動車のスペック表-

エッセEsse)は、ダイハツ工業が製造・販売していた軽自動車である。同社のミラをベースにした5ドアハッチバック乗用車であり、同社の軽乗用車におけるエントリーモデルにあたる車種である。ちなみに商用モデル(軽ボンネットバン)は設定されていなかった。

概要[編集]

シンプル性とデザイン性を追求したモデルで、雑貨感が非常に強くお洒落なサンダル感覚の車である。2005年12月20日に発売開始された。月間販売目標台数は5000台と発表されていた。

台形を基調としたボディで、室内にあえて鉄板のままの部分を残すことにより、コストダウンおよび軽量設計としている。メーターは全グレードがセンターメーターとなる。

発売時に用意されたボディカラーは8色。発売当時のグレード構成はX・L・D・ECOエコの4種類。本体価格は68.2万円~112.3万円。特にD・ECOの場合、装備はエアコンパワステパワーウインドウなど必要最小限となっている。オーディオはAM/FMラジオ付きCDプレーヤーを装備する。スピーカーグリルには異例であろう「連桁付き8分音符」が掘り込まれている。登場からおよそ1年後にはメーカードレスアップモデルの「エッセ・カスタム」が追加されている。ABSは全車オプション設定のみ。 ちなみにECOグレードはエッセの全グレード中で価格が最も安く、オーディオレス仕様および5速MTのみの設定となっていた。

駆動方式はFF4WDの2種類。エンジンは新開発のKF-VE型を搭載する。ミッションは5速MT・3速AT・4速ATの3種類で、シフトレバーの配置は3種ともにフロアシフト方式。

FF車の一部グレードに用意されている5速MTに加え、車重700kg台と非常に軽量な上に全高を全幅以下に抑えた台形フォルムの低重心ボディ、新発売当時各社660ccNAエンジンの中では比較的高出力だったKF-VE型エンジン、LSDを筆頭にダイハツ直系のチューニングメーカーであるD-SPORTから豊富に発売されているアフターパーツ類、安価で車体が手に入り尚且つチューニング費用を含めてもさほど大きな出費にならないことと相まって、ダイハツチャレンジカップ(2008年度をもって終了)のL2クラス(NA 2輪駆動クラス)への参戦が増えてきたため、これから「ダイチャレ」のメイン車両になる可能性が高いとされた。

なお5速MT仕様の場合、パワーウェイトレシオは12.06kg/ps(ECOグレードおよび初期型のDグレード・共にネット値)と、スポーティーモデルではない一般的な実用・経済タイプの軽乗用車としては非常に低く優秀な数値となっていた。

歴史[編集]

L235S/245S型(2005年-2011年)[編集]

2005年、第39回東京モーターショーでエッセが参考出品される。

2005年12月20日に発売開始。

2006年12月25日エアロパーツ・14インチアルミホイール・外付けタコメーター・ルーフアンテナ・前後ヘッドレスト付ローバックシート等を装備した「カスタム」が追加される。ムーヴカスタムタントカスタムが前後のデザインを大きく変えているのに対し、エッセカスタムは少数のエアロパーツ(リップスポイラーやフォグランプ、リアスカート等)や専用ピンストライプ(デカール)が装着されているのみである。 ミッションは4速AT(FF、4WD)又は5速MT(FF車のみ)が選択可能。ただし前後のサスペンションにスタビライザーが装備されておらず、サスペンション、ダンパー、ブッシュ等のセッティングは標準車と全く同じものとなっている。

これに伴い在来グレードは一部改良。一部のグレードに5速MT車の追加(LのFF車)。またエンジンマウントの材質が見直され、若干ではあるがアイドリング時の振動が低減した。

2007年9月10日 ダイハツの創立100周年を記念した特別仕様車「VS メモリアルエディション」を発売。Lをベースに電動格納ドアミラー、ブラック内装色、チルトステアリングなど装備を充実させている。新色シャイニングレッドを追加。

2007年11月9日 お買い得な特別仕様車の「Dセレクション」を発売。Dをベースにブラック内装色、リアドアおよびバックドアウインドゥのスモークドガラス、全ドア連動のパワードアロック等の特別装備が追加されている。ボディカラーにブラックマイカとルージュレッドクリスタルメタリックを追加。また、既存のシーブルーをクリアブルークリスタルメタリックに差し替えた。

2009年4月20日 ラインアップが整理され、D(3AT/FF車のみ5MT)・X(4AT)・カスタム(4AT/FF車のみ5MT)の3グレードに集約。全車にキーレスエントリー、スモークドガラス、パワードアロックを標準装備とした。また、ボディカラーのクリアブルークリスタルメタリックをミントブルーメタリックオパールに差し替えた。

2009年9月1日 Dをベースにミッションを3ATからロックアップ機構の無い4AT(電子制御ではない)に置き換え、環境対応車普及促進税制(エコカー減税)における自動車取得税・自動車重量税の減税に対応させたお買い得仕様のXスペシャルが追加。これに伴いDはFF車の5MT仕様のみの構成となり、事実上、オートマチック仕様車が全て4AT化された。

2010年4月1日 一部改良。Xスペシャルを廃止し「D」に4AT車を追加、および13インチタイヤを標準装備し仕様を見直した。JC08コールドモードへの対応に伴い、全グレード・全仕様で10・15モード燃費が下がったため、環境対応車普及促進税制(エコカー減税)対象グレードが「D」と「カスタム」の5MT車のみとなる。また、ボディカラーのサンセットオレンジ、リーフグリーン、レッドが廃止され全7色になった。

2011年9月20日 実質的な後継車種となるミライースの発売開始に伴い販売終了。これと同時にダイハツ工業ホームページへの掲載も終了した。

製造[編集]

ダイハツ京都工場→ダイハツ本社(池田)工場。生産工場の違いは車台番号の後半・上1桁で判別可能。

関連項目[編集]