ピップエレキバン

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ピップエレキバンは家庭用磁石入り絆創膏の商品名。ピップが製造・販売している。

特徴・使い方[編集]

  • 肩こり腰痛などの筋肉硬化症の患部に直接貼る。
  • 80ミリテスラ(800ガウス)の磁気が血行を促進し凝りの解消を促すと同社が効能を謳っている。
    • ピップエレキバン130・ピップエレキバンMは130ミリテスラ、ピップエレキバン190は190ミリテスラである。
  • 磁石永久磁石を採用しており、装着している間は効果を持続できるという。
  • 絆創膏の部分は日本人の肌と同じような色になっていて、入浴時でも目立つことなく装着できる。
  • 2013年9月に、発売以来初の全面リニューアルを行い、絆創膏を高伸縮性と透湿性を持つ新仕様に変更。また、ラインナップを再編し、「ピップエレキバン」は「ピップエレキバン80」、「ピップエレキバンA」は「ピップエレキバン130」、「ピップエレキバンZ」は「ピップエレキバン190」に改名し、メントール配合の「ピップエレキバンM」と合わせて4種類に集約した。

効用に関する論争[編集]

ピップは長年の基礎研究と臨床試験の結果より厚生労働省から「医療用具」の許可を得たものであり、効果は有るとしている。一方で磁気の効果に疑問を持ち、ピップエレキバン程度の磁気で生理作用の変化が起こることは、現在の科学では証明できないとする声もある。ピップの公開している臨床結果では、実際磁気の作用によるものかどうかはわからないが、被験者のサーモグラフィーによる体温上昇が見られたり、筋肉痛の緩和に明らかな効果を感じたと体感する使用者が多い反面、全く効果を感じないという人もおり、効果に疑問を持つ学者には「効果を得られた人は単にプラシーボ効果ではないか」という疑念の声も根強く存在している。

また近年、米医学専門誌「アメリカ苦痛管理ジャーナル」にて磁石による医学的効果が認められないことが発表された。[1]ただしこの記事は、磁気によって「神経」が電気的刺激を受けるという説を否定したものであって、それ以外の医学的効果まで否定したものではない。

なお、磁場が血中のヘモグロビン(鉄イオンを含んでいる)に作用するとの俗説があるが、鉄イオンは磁気に反応しないため、誤りである。

関連項目[編集]

1980年からCMのロケが行われ有名になった。[2]他にアメリカ合衆国アラスカ州にある「ピップ空港」で収録したものもある。[3]

注釈[編集]

  1. ^ Garrison, D.W., Effects of Natural Magnets on Fine Touch and 2 Pt. Discrimination on Finger Tips in Humans. American Journal of Pain Management, 14(2004)107-116.
  2. ^ 朝日新聞デジタル:比布駅 - 北海道 - 地域[1]
  3. ^ ピップエレキバン ニッポン・ロングセラー考 COMZINE by NTTコムウェア [2]

外部リンク[編集]