伊坂幸太郎
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| 伊坂 幸太郎 | |
|---|---|
| 誕生 | 1971年5月25日(40歳) 千葉県松戸市 |
| 職業 | 小説家 |
| 国籍 | |
| 活動期間 | 2000年 - |
| ジャンル | 推理小説 |
| 主な受賞歴 | 第57回日本推理作家協会賞 第21回山本周五郎賞 |
| 処女作 | オーデュボンの祈り |
伊坂 幸太郎(いさか こうたろう、1971年5月25日 - )は、日本の小説家。
目次 |
[編集] 経歴
千葉県松戸市出身。千葉県立小金高等学校、東北大学法学部卒業後、システムエンジニアとして働く[1]かたわら文学賞に応募、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。その後作家専業となる。宮城県仙台市在住。
2002年の『ラッシュライフ』で評論家に注目され始め、直木賞候補になった2003年の『重力ピエロ』で一般読者に広く認知されるようになった。それに続く『アヒルと鴨のコインロッカー』が第25回吉川英治文学新人賞を受賞した。
2003年『重力ピエロ』、2004年『チルドレン』『グラスホッパー』、2005年『死神の精度』、2006年『砂漠』で直木賞候補となる。また本屋大賞において唯一第1回から第4回まですべてにノミネートされ、2008年の第5回に『ゴールデンスランバー』で同賞を受賞した。同作品で第21回山本周五郎賞も受賞した。なお同作で直木賞の選考対象となることを「執筆に専念する」ことを理由に辞退している[2]。
[編集] 受賞歴
- 1996年 - 第13回サントリーミステリー大賞佳作(『悪党たちが目にしみる』、大幅に改訂されて『陽気なギャングが地球を回す』として祥伝社から出版)
- 2000年 - 第5回新潮ミステリー倶楽部賞(『オーデュボンの祈り』)
- 2004年 - 第25回吉川英治文学新人賞(『アヒルと鴨のコインロッカー』)
- 2004年 - 第57回日本推理作家協会賞短編部門(『死神の精度』)
- 2006年 - 平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門
- 2008年 - 第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞(『ゴールデンスランバー』)
[編集] 作風
- しばしば、作風が村上春樹に似ていると指摘されるが、本人曰く、直接的な影響は受けてはいないという。むしろ島田荘司から多大な影響を受け、「島田作品はとても好きですね。島田荘司さんがいなかったら、プロの作家になろうなんて思わなかったような気がします」と多数のインタビューにて語っている。
- 多くの作品間で舞台設定、登場人物や事件などのリンクがある。また、同名でありながら違うキャラクターとして、複数の作品に登場する人物もいる。これは夢枕獏や島田荘司らの作品からの影響である[3](手塚治虫の影響もある、とも)。
- 初期の作品では勧善懲悪のストーリーが殆どだが、著者14作目の「ゴールデンスランバー」を執筆したあたりからその傾向はあまりない。伊坂曰く「現実の問題っていうのはもっともやもやしていてシンプルなものではない。今までは、そのもやもやをせめて小説の中では払拭したいという気持ちがあったが、世の中は本当はそうじゃないということはちゃんと知っているという事を読者に知ってもらいたかったから」[4]。
- 息子が1人いる。よく口喧嘩をするとのこと[4]。
- 2010年をもって作家生活10周年となる。そのことに関してインタビューをされた時、「この10年間で小説に対するモチベーションがかなり変わった。最初は読者の反応を気にして、執念をもって小説を執筆していたが、最近は小説を書くこと自体が楽しくてしょうがない」と語っている[4]。
[編集] 作品リスト
[編集] 小説
- オーデュボンの祈り(2000年12月 新潮ミステリー倶楽部 / 2003年12月 新潮文庫)
- ラッシュライフ(2002年7月 新潮ミステリー倶楽部 / 2005年5月 新潮文庫)
- 陽気なギャングが地球を回す(2003年1月 祥伝社ノン・ノベル / 2006年2月 祥伝社文庫)
- 重力ピエロ(2003年4月 新潮社 / 2006年7月 新潮文庫)
- アヒルと鴨のコインロッカー(2003年11月 東京創元社 / 2006年12月 創元推理文庫)
- チルドレン(2004年5月 講談社 / 2007年5月 講談社文庫)
- バンク(『小説現代』2002年4月号)
- チルドレン(『小説現代』2002年11月号)
- レトリーバー(『小説現代』2003年9月号)
- チルドレン2(『小説現代』2003年12月号)
- イン(『小説現代』2004年3月号)
- グラスホッパー(2004年7月 角川書店 / 2007年6月 角川文庫)
- 死神の精度(2005年6月 文藝春秋 / 2008年2月 文春文庫)
- 魔王(2005年10月 講談社 / 2008年9月 講談社文庫)
- 魔王(『エソラ』vol.1 2004/12)
- 呼吸(『エソラ』vol.2 2005/7)
- 砂漠(2005年12月 実業之日本社 / 2008年8月 Jノベル・コレクション / 2010年7月 新潮文庫)
- 終末のフール(2006年3月 集英社 / 2009年6月 集英社文庫)
- 終末のフール(『小説すばる』2004年2月号)
- 太陽のシール(『小説すばる』2004年5月号)
- 籠城のビール(『小説すばる』2004年8月号)
- 冬眠のガール(『小説すばる』2004年11月号)
- 鋼鉄のウール(『小説すばる』2005年2月号)
- 天体のヨール(『小説すばる』2005年5月号)
- 演劇のオール(『小説すばる』2005年8月号)
- 深海のポール(『小説すばる』2005年11月号)
- 陽気なギャングの日常と襲撃(2006年5月 祥伝社ノン・ノベル / 2009年8月 祥伝社文庫)
- 映画「陽気なギャングが地球を回す」公式ガイドブックに掲載された短編「海には、逃がしたのと同じだけの良い魚がいる」収録(文庫版のみ)
- フィッシュストーリー(2007年1月 新潮社 / 2009年11月 新潮文庫)
- ゴールデンスランバー(2007年11月 新潮社/2010年12月 新潮文庫)
- モダンタイムス(2008年10月 講談社/2011年10月 講談社文庫)
- あるキング(2009年8月 徳間書店)
- SOSの猿(2009年11月 中央公論新社)
- オー! ファーザー(2010年3月 新潮社)
- バイバイ、ブラックバード(2010年6月 双葉社)
- マリアビートル(2010年9月角川書店)
- 仙台ぐらし(2012年2月荒蝦夷)
[編集] 単行本未収録作品・連載中作品 =
- 連載
- ガソリン生活(『朝日新聞』)
- 単行本未収録
- 悪党たちが目にしみる(第13回サントリーミステリー大賞佳作受賞作、のちに全文改稿され『陽気なギャングが地球を回す』として出版)
- 書店にまつわる小噺あるいは、教訓の得られない例話(『キノベス!2003』)
- 定規(『アヒルと鴨のコインロッカー』ネットサイン本通販特別付録)
- ギア(『エソラ』vol.3 2006/4)
- ライトヘビー(『papyrus』vol.11 2007/4)
- アイネクライネ(斉藤和義のCD『君は僕のなにを好きになったんだろう/ベリーベリーストロング~アイネクライネ~』特典)
- ブギ(『エソラ』vol.4 2007/7)
- マリアビートル・イントロダクション(『野性時代』2007年11月号)
- 首折り男の周辺(『Story Seller』2008 Spring)
- 検問(『小説新潮』2008年7月号 ザ・ベストミステリーズ2009に収録)
- 合コンの話(『Story Seller vol.2』2009 Spring)
- ギブ(『エソラ』vol.7 2009/4)
- ついてないから笑う(『ダ・ヴィンチ』2010年3月号)
- 濡れ衣の話(『小説新潮』2010年7月号)
- クリスマスを探偵と(『文藝別冊 伊坂幸太郎』)
- タキオン作戦(『紡』vol.1)
- 相談役の話(『幽』vol.14)
- 小説新潮の話(『小説新潮』2011年1月号)
- ドクメンタ(『GINGER L。』2011 SPRING 02)
- PK(『群像』2011年5月号)
- 超人(『群像』2011年7月号)
- 僕の舟(『小説新潮』2011年12月号)
- 死神の浮力(『別冊文藝春秋』2012年1月号)冒頭のみの掲載。単行本刊行予定
- AX(『野性時代』2012年1月号)
[編集] アンソロジー
- ザ・ベストミステリーズ2003 推理小説年鑑(「チルドレン」を収録、2003年7月25日、講談社、ISBN 9784061149045)
- ザ・ベストミステリーズ2004 推理小説年鑑(「死神の精度」を収録、2004年7月9日、講談社、ISBN 9784061149052)
- ザ・ベストミステリーズ2005 推理小説年鑑(「死神と藤田」を収録、2005年7月11日、講談社、ISBN 9784061149069)
- ザ・ベストミステリーズ2006 推理小説年鑑(「死神対老女」を収録、2006年7月10日、講談社、ISBN 9784061149076)
- ザ・ベストミステリーズ2009 推理小説年鑑(「検問」を収録、2009年7月8日、講談社、ISBN 9784061149106)
- ああ、腹立つ(エッセイ「映画館は平和だ」を収録、2004年10月1日、新潮文庫、ISBN 9784101201221)
- 事件を追いかけろ(「バンク」を収録、2004年12月20日、カッパ・ノベルス、ISBN 9784334075996)
- I love you(「透明ポーラーベア」を収録)
- 2005年7月、祥伝社、ISBN 9784396632519
- 2007年9月5日、祥伝社文庫、ISBN 9784396333751
- 殺人の教室(「チルドレン」を収録、2006年4月15日、講談社文庫、ISBN 9784062753791)
- Re-born はじまりの一歩(「残り全部バケーション」を収録、2008年3月19日、実業之日本社、ISBN 9784408535258)
- 蝦蟇倉市事件1(「浜田青年ホントスカ」を収録、2010年1月29日、東京創元社、ISBN 978-4-488-01735-4)
- NOVA 5(「密使」を収録、2011年8月5日、河出文庫、ISBN 9784309410982)
[編集] エッセイ
- 3652 伊坂幸太郎エッセイ集(2010年12月新潮社)
[編集] その他
- 絆のはなし―伊坂幸太郎×斉藤和義(対談集、2007年10月10日、講談社、ISBN 9784062140898)
- SENDAI GURASHI (エッセイ、『仙台学』連載中)
[編集] メディア展開
[編集] 映画
- 陽気なギャングが地球を回す(2006年5月13日公開。監督:前田哲、主演:大沢たかお)
- アヒルと鴨のコインロッカー(2007年6月23日公開 (宮城県は5月12日先行公開) 。監督:中村義洋、主演:濱田岳)
- Sweet Rain 死神の精度(2008年3月22日公開。監督:筧昌也、主演:金城武)
- フィッシュストーリー(2009年3月20日公開。監督:中村義洋、主演:伊藤淳史)
- 重力ピエロ(2009年5月23日公開 (宮城県は4月25日先行公開) 。監督:森淳一、主演:加瀬亮)
- ラッシュライフ(2009年6月13日公開。東京藝術大学大学院映像研究科製作、主演:堺雅人)
- ゴールデンスランバー(2010年1月30日公開。監督:中村義洋、主演:堺雅人)
- ポテチ(2012年5月12日公開予定 (宮城県は4月7日先行公開予定) 。監督:中村義洋、主演:濱田岳)
[編集] ドラマ
[編集] 舞台
[編集] ラジオドラマ
いずれもNHK-FM青春アドベンチャーにて
- オーデュボンの祈り (演出:濱田裕之・出水有三)
- 2004年4月12日 - 16日、19日 - 23日(全10回)放送
- 2007年4月30日 - 5月4日、5月7日 - 11日放送(再放送)
- 死神の精度 (演出:川野秀昭)
- 2006年10月30日 - 11月3日放送(全5回)
- 終末のフール(演出:川野秀昭)
- 2010年2月1日 - 5日、8日 - 12日(全10回)放送
[編集] 漫画
- オーデュボンの祈り(漫画:木村哲也) - 新潮社 デジコミ新潮 コム・コムにて
- 陽気なギャングが地球を回す(漫画:耕野裕子) - 講談社 BE LOVE KCDXにて
- 終末のフール(漫画:塩塚誠) - 集英社 ヤングジャンプ増刊 漫革にて
- 魔王 JUVENILE REMIX(漫画:大須賀めぐみ) - 小学館 週刊少年サンデー2007年27号 - 2009年30号
- グラスホッパー(漫画:井田ヒロト) - 角川書店 コミックチャージ2008年10号 - 2009年3号
- Waltz(漫画:大須賀めぐみ) - 小学館 ゲッサン2009年11月号 - 連載中 ※書き下ろし原作