LIXIL

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株式会社LIXIL
LIXIL Corporation
Lixil-Ojima-Building.jpg
LIXIL WINGビル(本店)
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
100-6036
東京都千代田区霞が関三丁目2番5号
霞が関ビルディング36階
本店所在地 136-8535
東京都江東区大島二丁目1番1号
設立 2001年10月1日(トステム株式会社)
業種 建設業
事業内容 建材・設備機器の製造・販売およびその関連サービス業
代表者 潮田洋一郎(代表取締役会長)
藤森義明(代表取締役社長)
資本金 346億円(2013年3月期)
売上高 8808億78百万円(2013年3月期)
営業利益 333億71百万円(2013年3月期)
純利益 28億95百万円(2013年3月期)
純資産 5150億32百万円(2012年3月現在)
総資産 9573億00百万円(2012年3月現在)
従業員数 14492名(2013年3月現在)
主要株主 株式会社LIXILグループ:100%
関係する人物 杉野正博(取締役相談役。前・代表取締役社長)
外部リンク http://www.lixil.co.jp/
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株式会社LIXIL(リクシル、LIXIL Corporation)は、建材・住宅設備機器業界最大手の企業で、株式会社LIXILグループの主要企業の一つである。

コーポレートメッセージは「Link to Good Living」だが、2011年5月後半より「リクシルって知っテル?」のシリーズCMが放映開始となってからは、「住む。暮らす。生きる。」が、また同年11月からは「ていねいな暮らしを。」のスローガンも使用されている。

概説[編集]

「LIXIL」とは、「住」(LIVING)と「生活」(LIFE)から作られた造語である。

初代の株式会社LIXILは、住生活グループ(現・LIXILグループ)の統合的な営業戦略の立案を目的とする会社として、2010年4月に設立。東京都中央区トルナーレ日本橋浜町に本社を置き、初代社長に三洋電機元社長(創業家である井植家出身)の井植敏雅が就任している(現在は取締役で、社内カンパニーのグローバルカンパニー社長を兼務)。

その後、住生活グループ(現・LIXILグループ)の業務運営を効率化するため、商材ごとに分散していた事業子会社を、国内・海外・金属建材・水回りの機能別に統合・再編する方針となり、2011年4月、トステム株式会社を存続会社として、株式会社INAX新日軽株式会社東洋エクステリア株式会社、(初代)株式会社LIXILの4社を吸収合併して、商号を(2代目)株式会社LIXILに変更。さらに、サンウエーブ工業株式会社の開発・管理部門も統合されたことで、売上高1兆円以上、社員約6万人を抱える業界最大規模の企業が誕生した。

登記上の本店所在地はトステムの本社があった東京都江東区に置かれているが、本社所在地は千代田区霞が関霞が関ビルディングに置かれている。また、愛知県常滑市の旧INAX本社は「常滑本社」となっている。

LIXIL発足後の対応[編集]

旧社名のブランド化[編集]

これまで各社が展開していた「トステム」・「INAX」・「新日軽」・「サンウエーブ」・「TOEX」は統合後も株式会社LIXILが展開するブランド名として当面は継続維持される。

なお、統合により複数のブランドが存在するカテゴリーはラインアップの整理によりブランドを集約する動きがあり、例えば、キッチンは「サンウエーブ」ブランドに、システムバスルームは「INAX」ブランドにそれぞれ集約を完了している。

2012年8月からはLIXILに統合後もブランドロゴとしてそのまま使用していた各社のロゴマークに替え、「LIXIL」ロゴの下にグレーの背景色と白文字で各ブランドのロゴ(INAX・サンウエーブはシンボルマークなし)を配したコンポジットロゴマーク(表記上は「LIXIL TOSTEM」・「LIXIL INAX」・「LIXIL SHINNIKKEI」・「LIXIL sunwave」・「LIXIL TOEX」)の使用を開始し、2013年2月からはカタログや広告プロモーションに加え、梱包や梱包ラベル、マニュアル類(取扱説明書・施工説明書など)、浴室や洗面化粧台・ビルサッシの一部製品にもコンポジットロゴマークが順次表記される(ただし、トイレの本体表示に関しては「LIXIL」ロゴと従来からのシンボルマーク付「INAX」ロゴが併記される)[1]

ショールーム[編集]

ショールームについてはこれまで各社別でショールーム展開を行って来たが、合併に伴い再編や共同のショールームが置かれるようになっている。

2010年12月12日に旧・トステム株式会社、旧・株式会社INAX、サンウエーブ工業株式会社の3社共同で「LIXIL京都ショールーム」(京都府京都市中京区)を開設[2]しており、2011年4月からは既存のショールームを統合・集約して「LIXILショールーム」に名称変更。これにより、当社が展開する5ブランドを複合的に展開できるようになった。

なお、ショールームの名称は「LIXIL京都ショールーム」のように地名のみ表記するのが基本だが、同一地名に複数のショールームが点在する場合は分野名が追加される場合がある(例えば、さいたま市内には「LIXILさいたま総合ショールーム」「LIXILさいたま水まわりショールーム」の2箇所がある。「LIXILさいたまキッチンショールーム」は2013年1月29日付で閉館)。なお、合併後初の新設ショールームとして2011年11月26日に開館した「LIXILショールーム金沢(石川県金沢市)」以降に新設(既存ショールームからの移転や統合による新設を含む)したショールームは「LIXILショールーム(地名)」という名義となっている。

また、旧・INAXの基幹ショールームでギャラリースペースを併設した「INAX:GINZA(東京都中央区京橋)」についても、2011年8月18日付で「LIXIL:GINZA」に名称を改めたが、ショールームの営業は2013年4月12日をもって終了。その2日後の同年4月14日からは「LIXILギャラリー」も改装に伴って休業に入り、「LIXILブックギャラリー」のみ継続営業していた。同年9月2日に1Fをレセプションフロアとして一新したLIXILの情報発信拠点としてリニューアルオープンし、「LIXILギャラリー」も同日から営業を再開した。

2012年8月住友不動産新宿グランドタワー東京都新宿区西新宿)に「LIXILショールーム東京」をオープンした。約5,280平方メートルという広いスペースに、リフォーム後のイメージをしやすいモデルルームを設けたほか、洗面やキッチンから省エネ関連製品まで、リクシルグループの豊富な商品やサービスを一カ所で体感できるのが特徴。

袖看板[編集]

全国各地の工務店や販売店に設置されている袖看板は2011年8月から旧社名(トステム・INAX・新日軽・サンウエーブ・TOEX)の看板から「LIXIL」の看板に順次更新されている。デザインは上半分にオレンジの背景色と白字で「LIXIL」のブランドロゴ(向きは旧ブランドの時と同じく左横向き)を、下半分は白の背景色に上からトステム・INAX・新日軽・サンウエーブ・TOEXの各ロゴが配置される[3]

取り外された旧看板はアクリル素材とアルミ素材に分けられた後、鉄・アルミ素材は提携のリサイクル工場へ、アクリル素材は自社のエコセンターへそれぞれ運搬され、エコセンターへ運搬されたアクリル素材はさらに破砕機にかけやすい大きさに分割したのち破砕・減容され、新たな資源となって社会に還元される[3]

チェーンの再編・再構築[編集]

当社ではリフォーム向け商品の拡充とともにユーザーがリフォームを依頼できる環境整備を進めており、その一環として、当社を本部とする住宅リフォームのフランチャイズ及びボランタリー・チェーンを展開しているが、各法人が行っていた名称をそのまま引き継いだため、フランチャイズが2つ、ボランタリー・チェーンが4つ存在していた。そこで、このフランチャイズ並びにボランタリー・チェーンの再編を順次行うこととなった[4]

まず、2012年4月に「トステムリフォームマジック」・「INAXリフォーム」・「TOEX自然浴deくらす」・「サンウェーブリフォームショップR&B」の4つのボランタリー・チェーンを「LIXILリフォームネット」に再編・統合。開始当初、ボランタリー・チェーン加盟店は9,400店舗となり、国内最大規模となる。

2012年7月には「トステムホームウェル」と「INAXリフォームLIFA」の2つのフランチャイズを再編し、「LIXILリフォームチェーン」を発足。こちらは異なるコンセプトを明確化するため統合は行わず、「トステムホームウェル」は新築時の性能・機能を上回る全面リフォームを提供する「住まいプロ ホームウェル」に、「INAXリフォームLIFA」はライフスタイルに合わせた最適な提案を行う"コトリフォーム"を提供する「住まいコンシェル LIFA」にそれぞれ改称。開始当初、フランチャイズ加盟店は410店となる。

また、サッシ販売店向けに経営サポートを中心としたフランチャイズチェーンとして1973年に発足した「トステムフランチャイズチェーン(TFC)」についても、建材や設備の流通販売店に範囲を広げ、当社が扱う製品やサービスをトータルに提案する販売パートナーとなるべく、「LIXIL FC マドリエ」に改め、2012年4月に本格展開を開始した[5]。開始当初は従来の「トステムフランチャイズチェーン」からの移行店舗を中心に、約350店舗を展開する。

沿革[編集]

初代[編集]

  • 2010年1月18日 - 株式会社住生活グループが、新しいグループブランドとして「LIXIL」を発表し、使用開始。
  • 2010年4月1日 - 株式会社LIXIL(初代)設立。

2代目[編集]

  • 2010年11月1日 - 株式会社住生活グループが、子会社5社の合併方針について、取締役会決議を行い、公式に発表。
  • 2011年1月 - 子会社各社で、5社合併の取締役会決議を行い、合併契約を締結。
  • 2011年2月 - 子会社各社で、5社合併の株主総会決議を行い、合併が正式決定。
  • 2011年4月1日 - トステム株式会社を存続会社として、株式会社INAX、新日軽株式会社、東洋エクステリア株式会社、株式会社LIXIL(初代)を吸収合併し、株式会社LIXIL(2代目)に商号変更。併せて、サンウエーブ工業株式会社の開発・管理部門を統合。
  • 2011年6月 - 三洋ホームズの株式を取得。
  • 2011年7月1日 - オリジナルオーダーカーテン「ブランシェ(トステムブランド)」を発売し、インテリアファブリック事業に進出。
  • 2011年8月1日 - 家電メーカーのシャープ株式会社と合弁でエコ・ライフ・ソリューション株式会社を設立。
  • 2012年3月 - 三和シヤッター工業株式会社から当社へ一部の軽量シャッター及び軽量ドアのOEM供給を開始。
  • 2012年3月28日 - セコム株式会社と合弁で株式会社くらしテルを設立。
  • 2012年4月1日
    • グループ会社の株式会社LIXILビバが運営していた「建デポ」事業を譲り受け、プロユースを対象とした会員制建築資材卸売り店舗事業を当社に統合。これにより、当社が旧トステム時代から展開している「建デポプロ」とサービス内容を統一し、利便性を高めた。
    • 株式会社住生活グループとセコム株式会社との包括的業務提携の一環として、当社子会社の株式会社LIXILニッタンの全株式をセコム株式会社に譲渡(株式会社LIXILニッタンはニッタン株式会社に商号を戻した)。
  • 2012年6月28日 - ソニー銀行株式会社と新築・リフォームローン分野で業務提携。これにより、同年7月1日より自社のリフォーム向けフランチャイズチェーンで扱う物件において、同社の住宅ローン(当社向けの優遇条件付)が扱えるようになる。
  • 2012年9月30日 - 子会社のサンウエーブ水戸株式会社(設立当初はトステム水戸株式会社、グループ会社内のブランド統合により、2010年10月に現社名に変更)が担っていたシステムキッチンの生産を当社がもつ3つの工場に移管し、同社工場を閉鎖。
  • 2013年4月1日 - 組織再編により、従来の「金属・建材カンパニー」と「住設・建材カンパニー」が統合し、「LIXILプロダクトカンパニー」を新設。
  • 2013年9月18日 - シャープ株式会社と業務提携契約を締結するとともに、同社の第三者割当増資による新株式の発行に応じ、約50億円を同社に出資する資本提携も併せて行われた。
  • 2013年10月31日 - JX日鉱日石エネルギー株式会社と業務提携契約を締結。

主要子会社[編集]

  • 株式会社LIXILトータルサービス
    2013年4月にTLC株式会社を存続会社として、株式会社INAXエンジニアリング、株式会社INAXメンテナンス、サンウエーブレクア株式会社、サンウエーブメンテナンス株式会社、東洋テクニカサービス株式会社を吸収合併し、商号変更。
  • サンウエーブ工業株式会社
  • 株式会社LIXILトータル販売
    2012年10月にトータル住器株式会社を存続会社として、株式会社LIXIL新日軽住建販売を吸収合併し、商号変更。
  • 旭トステム外装株式会社
    当社と旭硝子株式会社の外装部門を統合して設立。
  • 株式会社LIXIL鈴木シャッター
    2011年4月にトステム鈴木シャッター株式会社がトステムSD株式会社を吸収合併し、コスモ工業株式会社の営業権を譲り受けて商号変更。
  • 株式会社LIXILビルリフォーム販売
    2011年4月に新日軽東京センター株式会社を存続会社として旧・新日軽株式会社のビル建材販売子会社8社を吸収合併して株式会社新日軽ビル建材販売に商号変更。該当8社は新潟新日軽株式会社、東京新日軽株式会社、日軽アーバンビルド株式会社、京葉新日軽株式会社、新日軽建装株式会社、静岡新日軽株式会社、日軽東海建材株式会社、近畿新日軽株式会社。2013年4月に当社リフォーム事業部の非木造リフォーム部門と統合し、再度商号変更された。
  • ジャパンホームシールド株式会社
  • 株式会社テムズ
  • 株式会社ダイナワン
  • サンウエーブキッチンテクノ株式会社
  • 株式会社LIXILオンライン
    2011年4月にトステムオンライン株式会社から商号変更。
  • トステムマネジメントシステムズ株式会社
  • LIXILエナジー株式会社
  • 株式会社LIXILリニューアル
    2011年11月に設立。2012年10月に株式会社INAXメンテナンス(現・株式会社LIXILトータルサービス)からビルサービス事業を移管
  • 株式会社LIXILインフォメーションシステムズ
    2011年4月にITインフォメーションシステムズ株式会社が株式会社INAX・新日軽株式会社・東洋エクステリア株式会社・サンウエーブ工業株式会社の各情報システム部門を組織統合し、商号変更。
  • 株式会社JAXSON
  • 株式会社LIXILトーヨーサッシ商事
    2011年4月にトーヨーサッシ建材商事株式会社から商号変更。
  • 株式会社LIXILウィンドウプロダクツ
    当社と旭硝子株式会社が合弁で設立した窓組立会社、当社が主体となる。
  • 株式会社LIXIL物流
  • Gテリア株式会社
    2012年10月にGライフグループ株式会社、株式会社アイメル渡喜、株式会社アイエクス、株式会社フレックスリビング、ナニワエクステリア株式会社、株式会社フレックス瀬戸、株式会社フレックス九州の7社を経営統合し設立。
  • グローエ

取扱製品[編集]

()内は取扱ブランド名

  • 玄関ドア・引戸・窓(トステム)
  • キッチン(サンウエーブ)
  • バスルーム(INAX)
  • 洗面化粧室(INAX)
  • トイレ(INAX)
  • インテリア建材(トステム、INAX、新日軽)
  • エクステリア(トステム、新日軽、TOEX)
  • 屋根・外壁材(トステム、INAX、新日軽)
  • 高性能住宅工法(トステム)
  • ビル・店舗用建材(トステム、新日軽、サンウエーブ)
  • 公共向けエクステリア・トイレ(INAX、TOEX)

広告[編集]

提供番組[編集]

現在

過去

CM出演者[編集]

現在

過去 ☆印は企業CM「リクシルって知ッテル?」シリーズに出演

脚注[編集]

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  1. ^ 製品へのブランド表示変更についてのお知らせ - 株式会社LIXIL トピックス一覧 2013年6月23日閲覧
  2. ^ ニュースリリース (2010年12月8日). “INAX・サンウエーブ・トステム共同 全国初の新設統合型『LIXIL(リクシル)京都ショールーム』12月12日(日)グランドオープン”. 株式会社INAX. 2011年4月20日閲覧。
  3. ^ a b ニュースリリース (2011年11月9日). “旧5社の袖看板3,500本をLIXIL「エコセンター」でリサイクル開始”. 株式会社LIXIL. 2014年3月2日閲覧。
  4. ^ ニュースリリース (2012年3月22日). “国内最大級の住宅リフォームフランチャイズ・ボランタリーチェーンを構築 「LIXILリフォームチェーン(FC)」と「LIXILリフォームネット(VC)」をスタート”. 株式会社LIXIL. 2014年3月2日閲覧。
  5. ^ ニュースリリース (2012年4月11日). “流通販売店様向けの新しいLIXILのフランチャイズチェーン「LIXIL FC マドリエ」 本格スタート”. 株式会社LIXIL. 2013年12月21日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]