堤真一

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つつみ しんいち
堤 真一
本名 同じ
生年月日 1964年7月7日(50歳)
出生地 兵庫県西宮市
国籍 日本の旗 日本
民族 日本人
身長 178cm
血液型 AB型
職業 俳優ナレーター
ジャンル 演劇映画テレビドラマ
活動期間 1984年 -
活動内容 1984年:JAC入団
配偶者 既婚(2013年 - )
事務所 シス・カンパニー
公式サイト 公式プロフィール
主な作品
演劇
キル
タンゴ・冬の終わりに
映画
フライ、ダディ、フライ
ALWAYS 三丁目の夕日
クライマーズ・ハイ
容疑者Xの献身
SP THE MOTION PICTURE
テレビドラマ
ピュア
やまとなでしこ

堤 真一(つつみ しんいち、1964年7月7日 - )は、日本俳優ナレーター。本名同じ。兵庫県西宮市出身。シス・カンパニー所属。

来歴[編集]

出身高校は西宮市立西宮東高等学校で、高校の同級生に落語家桂わかばがいる。

同校を卒業してから友人に誘われ、千葉真一主宰のジャパンアクションクラブ (JAC) へ1984年5月に14期生、JAC養成所研修生として第1期生として入団。同期には浅利俊博岡元次郎久保田香織砂川真吾澄川真琴真矢武らがいる。1984年のミュージカルゆかいな海賊大冒険』で初舞台を踏む。真田広之付き人を務めた後、坂東玉三郎 (5代目)主演演劇『天守物語』への出演をきっかけに本格的に役者を志す。

JAC退団後は、TPT『Theatre Project Tokyo(シアタープロジェクト・東京)』の演劇を中心に活動し、デヴィッド・ルヴォー、ジャイルス・ブロック、ロバート・アラン・アッカーマン蜷川幸雄野田秀樹ケラリーノ・サンドロヴィッチ千葉哲也の演出作品に出演。劇団☆新感線の演劇に主演し、大河ドラマSABUの映画の常連出演者でもある。演劇を始め、テレビドラマ映画とジャンルを問わず幅広く活躍している。

1996年にはテレビドラマ『ピュア』、2000年には『やまとなでしこ』に出演。2005年は『ALWAYS 三丁目の夕日』で自分の仕事に対して人一倍誇りと情熱を持つ社長を好演し、第29回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など国内の主な映画賞の助演男優賞部門を多数獲得した。『ALWAYS 続・三丁目の夕日』、『舞妓Haaaan!!!』において第31回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。 『クライマーズ・ハイ』、『容疑者Xの献身』において第32回日本アカデミー賞優秀主演男優賞および優秀助演男優賞を受賞。 報知映画賞では2005年(第30回)に『ALWAYS 三丁目の夕日』、『フライ,ダディ,フライ』で助演男優賞、2008年(第33回)に『クライマーズ・ハイ』、『容疑者Xの献身』で主演男優賞を受賞し、主演と助演の2部門を制したのは三國連太郎柄本明三浦友和に次いで史上4人目である。

2007年には富士通 FMVシリーズのCMでは、ペンギンのようなポーズをしながら驚くアドリブを行い、そのテイクが採用された。さらに近年では俳優業の他、TVのスペシャル番組等でナレーターも務めている。

人物[編集]

2011年5月31日放送の『火曜サプライズ』で下積み時代を振り返っている。JAC時代は真田広之の付き人として真田の身の回りの世話をしていた。クーラーボックスに真田の好きなジュースを詰めて持ち歩き、いつでも手渡せる状態にしていたが、それでも「キレられた」経験があるという。「今は真田と共演の可能性もあるのでは?」と尋ねられると「広之さんとなんか、絶対無理!」と今でも真田の前では極度に緊張してしまい「付き人根性が出てしまう」との一面を見せている[1]

自分の原点は舞台と公言し、テレビ映画での露出が増えて以降も毎年欠かさず舞台公演をこなしている。しかし初めは役者の仕事も気乗りせず、事務所に言われオーディションを渋々受ける日々が続く。「職歴も無いので、今さら他に行くところが無い。自分には芝居しかないのかもしれない」と、腹をくくったのが35歳の頃であった[2]

2007年公開の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の初日舞台挨拶で、堀北真希ファンの男性客が突然スタッフの制止を振り切ってステージに乱入しようとするハプニングが起こった際、堤は吉岡秀隆とともに、壇上から取り押さえスタッフに男を引き渡した。堤は制止する際に足を滑らせてステージから落ちたが、怪我はなかった。場内は一時騒然となったが、その後監督と男性キャスト陣で再開した舞台挨拶では、丁度この日からスタートしたフジテレビ系ドラマ『SP』でSP(セキュリティポリス)役を演じていることに触れ、「今日から『SP』が始まります」と笑いを取って場を和ませた。

プライベートでは、近所にあるジムのプールで泳いだ後、サウナに入り、近所のおじさん、おばさんと雑談するのが楽しいと、TBSの深夜番組『R30』出演時に言っている。

阪神甲子園球場の近くで生まれ育ったため、プライベートでは関西弁だが、トーク番組などでは標準語を使用していた。近年ではイメージとは異なる「おやじキャラ」を前面に出し、トーク番組やバラエティ番組などでは普通に関西弁を使っている。また、実姉がかつて同球場のウグイス嬢を務めていたこともあり、阪神タイガースのファンであることを公言している。[3]2013年5月1日に同球場で開かれた阪神タイガース対広島東洋カープ戦の試合前には、主演映画『俺はまだ本気出してないだけ』のPRを兼ねて、タイガース風の縦縞ユニフォーム姿で始球式に登場。ノーバウンドによるストライク投球を披露した[4]

2013年3月1日、一般女性と結婚したことを所属事務所公式サイトで発表[5]

2013年10月13日、夫人が第1子となる女児を出産したことを所属事務所公式サイトで発表[6]

出演[編集]

演劇[編集]

  • ゆかいな海賊大冒険 (1984年 演出:千葉真一
  • 酔いどれ公爵 (1985年 演出:千葉真一) - オルゴン六剣士C
  • 天守物語 (1985年 演出:増見利清/初演、斉藤雅文/再演) - 獅子(初演)、- 姫川図書之助(再演) ※1993年再演
  • 黒蜥蜴 (1985年 演出:栗山昌良
  • ロミオとジュリエット (1985年 演出:坂東玉三郎 (5代目)/初演・再演) ※1988年再演
  • ゆかいな探偵おかしな女優~十番街殺人事件の謎 (1987年 演出:平島響子)
  • マクベス (1987年 演出:ジャイルス・ブロック)
  • 天下御免(1989年 演出:早坂暁)
  • 双頭の鷲 (1990年 TPT 演出:デヴィッド・ルヴォー/初演・再演) ※1994年再演
  • お月さまへようこそ (1990年 演出:宮島秀司)
  • バタフライはフリー (1991年 演出:栗山民也/初演・再演) ※1992年再演
  • 横澤版・ヴェニスの商人 おちも墜ちたり (1991年 演出:横澤彪)
  • 櫻の園 (1991年 演出:ジャイルス・ブロック)
  • スイート・スウ (1992年 演出:鵜山仁
  • 真夏の夜の夢 (1992年 NODA・MAP 演出:野田秀樹
  • テレーズ・ラカン (1993年 TPT 演出:デヴィッド・ルヴォー/初演・再演) ※1998年再演
  • ロレンザッチョ (1993年 演出:渡辺守章)
  • ある日どこかで (1993年 演出:吉川徹)
  • キル (1994年 NODA・MAP 演出:野田秀樹/初演・再演) ※1997年再演
  • エンジェルス・イン・アメリカ 第一部至福千年紀が近づく (1994年 TPT 演出:ロバート・アラン・アッカーマン
  • チェンジリング (1995年 TPT 演出:デヴィッド・ルヴォー)
  • 近代能楽集 葵上 / 班女(1995年 TPT 演出:デヴィッド・ルヴォー)
  • ピアノ(1996年 TPT 演出:中島晴美/初演・再演) ※1997年再演
  • マクベス (1996年 TPT 演出:デヴィッド・ルヴォー)
  • ライフ・イン・ザ・シアター (1997年 SePT 演出:佐藤信
  • 燈臺 (1997年 TPT 演出:デヴィッド・ルヴォー)
  • 娘に祈りを (1998年 TPT 演出:ロバート・アラン・アッカーマン)
  • ルル (1998年 TPT 演出:デヴィッド・ルヴォー)
  • 橋からの眺め (1999年 TPT 演出:ロバート・アラン・アッカーマン)
  • パンドラの鐘 (1999年 NODA・MAP 演出:野田秀樹)
  • ロベルト・ズッコ (2000年 SePT 演出:佐藤信)
  • Naked-裸 (2000年 TPT 演出:デヴィッド・ルヴォー)
  • 野獣郎見参 (2001年 劇団☆新感線 演出:いのうえひでのり
  • 贋作・桜の森の満開の下 (2001年 NODA・MAP 演出:野田秀樹)
  • 欲望という名の電車 (2002年 Bunkamura 演出:蜷川幸雄
  • アテルイ (2002年 劇団☆新感線 演出:いのうえひでのり)
  • カメレオンズ・リップ (2004年 Bunkamura 演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
  • ダム・ウェイター (2004年 シス・カンパニー 演出:鈴木裕美
  • 幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門 (2005年 Bunkamura 演出:蜷川幸雄)
  • 吉原御免状 (2005年 劇団☆新感線 演出:いのうえひでのり)
  • 労働者M(2006年 Bunkamura 演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
  • タンゴ・冬の終わりに (2006年 Bunkamura 演出:蜷川幸雄)
  • 写楽考 (2007年 シス・カンパニー 演出:鈴木勝秀
  • 人形の家 (2008年 シス・カンパニー 演出:デヴィッド・ルヴォー)
  • イリュージョン・コミック 舞台は夢 (2008年 新国立劇場 演出:鵜山仁)
  • 蜉蝣峠 (2009年 劇団☆新感線 演出:いのうえひでのり)
  • バンデラスと憂鬱な珈琲 (2009年 シス・カンパニー 演出:マギー
  • アット・ホーム・アット・ザ・ズー (2010年 シス・カンパニー 演出:千葉哲也
  • K2 (2010年 シス・カンパニー 演出:千葉哲也)
  • 寿歌 (2012年 シス・カンパニー演出 :千葉哲也)
  • シダの群れ 純情巡礼編 (2012年 Bunkamura 演出:岩松了
  • 朗読 宮沢賢治が伝えること (2012年 シス・カンパニー 演出:栗山民也)
  • TOPDOG/UNDERDOG (2012~2013年 シス・カンパニー 演出:小川絵梨子
  • 今ひとたびの修羅~尾崎士郎作「人生劇場」より (2013年 新国立劇場 演出:いのうえひでのり)
  • 断色(2013年 青山円形劇場 演出:いのうえひでのり)
  • マクベス(2013年 Bunkamura 演出:長塚圭史)

映画[編集]

テレビドラマ[編集]

ドキュメンタリー[編集]

ナレーション[編集]

  • 長崎の鐘は鳴り続ける (2000年8月7日、NHK
  • にんげんドキュメント (2001年1月18日、NHK)
  • 素敵な宇宙船地球号 (2001年1月21日、テレビ朝日
  • 世界わが心の旅 (2002年3月10日、NHK-BS2)
  • ハイビジョンスペシャル (2002年10月30日、BS-hi)
  • 日本人メジャーリーガーの群像 (2002年12月27日、NHK-BS1)
  • MLB2003 日本人メジャーリーガーの群像 (2003年12月26日、NHK-BS1)
  • ドキュメント スポーツ大陸 (2004年10月2日BS-hi、10月3日NHK-BS1)
  • ドキュメント スポーツ大陸 (2005年4月2日、BS-hi、NHK-BS1)
  • ドキュメント スポーツ大陸 (2006年4月15日NHK-BS1、4月17日BS-hi)
  • NHKスペシャル (2007年3月20、NHK)
  • ライバル伝説…光と影 封印された涙の理由 (2009年7月20日、TBS
  • にっぽん紀行 (2010年9月20日、NHK)
  • スポーツ人間交差点 ~光と影~(2011年1月10日、TBS)
  • グレートサミッツ 地球一周 名峰紀行(2011年4月1日、NHK BSプレミアム
  • NHKスペシャル (2012年1月2日、NHK)
  • 劇場版 ライバル伝説 ~光と影~ (2012年6月16日公開、東京テアトル

CM[編集]

受賞歴[編集]

1996年度

  • 第51回日本放送映画藝術大賞 放送部門 優秀主演男優賞(『ピュア』)

1997年度

1999年度

2000年度

2003年度

  • 第36回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演男優賞(『GOOD LUCK!!』)
  • 第58回日本放送映画藝術大賞 放送部門 優秀助演男優賞(『GOOD LUCK!!』)

2005年度

2006年度

2007年度

2008年度

2010年度

脚注[編集]

  1. ^ 真紀和泉 (2011年6月1日). “【エンタがビタミン♪】「付き人根性が出ちゃう」。堤真一が真田広之と共演できないワケ。”. Techinsight. 2011年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月11日閲覧。
  2. ^ 2008年6月22日放送『メントレG
  3. ^ INLIFE 男の履歴書 堤真一
  4. ^ “まだ本気出してない?“トラ党”堤真一、ストライク始球式”. Sponichi Annex. (2013年5月2日). オリジナル2013年5月3日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130503103354/http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/05/02/kiji/K20130502005719560.html 2014年6月11日閲覧。 
  5. ^ Management / 堤真一”. SIS company inc, (2013年3月1日). 2013年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月11日閲覧。 - 本文となるPDFファイルのアーカイブは存在せず。
  6. ^ “堤真一パパに!女児誕生を発表「徐々に実感が湧いてきた」”. Sponichi Annex. (2013年10月14日). オリジナル2013年10月19日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131019004402/http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/10/14/kiji/K20131014006811930.html 2014年6月11日閲覧。 
  7. ^ “堤真一「俺はまだ本気出してないだけ」で外見真逆のダメ男に”. 映画.com. (2012年7月23日). オリジナル2012年7月24日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120724205756/http://eiga.com/news/20120723/2/ 2014年6月11日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]