スポーツ振興くじ

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スポーツ振興くじ(スポーツしんこうくじ)は、サッカーの指定された試合の結果あるいは各チームの得点数を予想して投票し、的中すると当せん金を受けることができる公営ギャンブル

概要[編集]

正式名称はスポーツ振興投票。一般的にはサッカーくじと呼ばれ、toto(トト、トトカルチョから)の愛称がついている。根拠法はスポーツ振興投票の実施等に関する法律1998年5月10日法律第63号、以下法)。

文部科学省の指導監督のもと独立行政法人日本スポーツ振興センターにより運営・発売が行われている。

なお、「スポーツ」とついているが、実際には男子サッカーの試合のみが対象となっている[1]。2013年までは、日本プロサッカーリーグJリーグ)の試合(J1・J2リーグ戦、ナビスコカップ天皇杯(Jリーグ加盟チーム同士の対戦に限る))のみが対象となっていた。2013年10月18日に法改正があり、「指定組織に所属する者が編成するサッカーチーム相互間において行われるサッカーの試合であること」の基準に合致すれば、海外サッカーも対象とすることが可能となった。現在、くじの対象とできる試合を主催する団体、及び各団体が運営する試合は以下の通りである。太字は2014年5月時点でのくじ対象試合。

※日本プロサッカーリーグ以外は、平成25年文部科学省告示第141号にて指定[2]

2005年12月まではりそな銀行 (開始当初は大和銀行であったが、あさひ銀行との合併により2003年3月に行名改称)に販売業務を委託する形で運営されていた。大和銀行からノウハウを学ぶためである。実際の売りさばき管理業務は日本スポーツ振興くじ株式会社に再委託されていた。

設定できる当せん金の上限額は、当初は1口あたりの発売額の100万倍(キャリーオーバー発生時は200万倍)であった。2013年10月の法改正により発売額の250万倍(キャリーオーバー発生時は500万倍)まで引き上げられた(ただし上限いっぱいに設定されるくじはまだ発売されていない)[3]

法案成立までの反対運動[編集]

青少年の健全な成長やスポーツのあり方をゆがめるものとして、日本共産党日本PTA全国協議会、大田東大名誉教授、長島茂雄巨人監督(当時)、三段跳びでオリンピック金メダリストとなった南部忠平プロ野球開発協議会などが反対、国会への法案提出も3回延期された[4]

totoの歴史[編集]

  • 2000年11月 - 静岡県で2度の試験発売。
  • 2001年 - Jリーグ開幕時から全国本発売。
  • 2003年 - toto GOAL発売開始。
  • 2005年 - 天皇杯でtoto5を試験発売。
  • 2006年 - toto GOALがtoto GOAL2, toto GOAL3へと変更。BIG、mini toto(前述のtoto5を改名)の発売開始。totoの3等(2試合ハズレ)の廃止。
  • 2007年 - totoの3等復活。mini BIGの発売開始。
  • 2008年 - BIG 1000の発売開始。
  • 2010年 - BIGに5等を追加。
  • 2013年 - BIGに6等を追加。法改正に伴い、BIG、BIG 1000、mini BIGの通年発売が可能となる。対象試合として海外リーグの試合を追加[5]
  • 2014年 - 2014 FIFAワールドカップブラジル大会の試合を対象とした「ワールドカップtoto」[6]の発売を発表。

目的[編集]

toto(サッカーくじ)は、以下のスポーツ振興に必要な財源確保のため、宝くじのように広く小口の寄付を募るという考えのもと導入された。

  • 1. 誰もが身近にスポーツに親しめる環境の整備
  • 2. トップレベルの選手の国際的競技力向上のための環境の整備
  • 3. 国際的スポーツ活動への支援
  • 4. スポーツ指導者の養成、資質の向上

発売スケジュール[編集]

当初はJリーグ公式戦においてtotoが発売された。

2005年度からはナビスコ杯準々決勝のtoto GOAL3の発売を皮切りに、天皇杯の試合(Jクラブ同士出場の試合)を対象にしたものも発売されている。また、2006年からは、対象試合が2試合となる、toto GOAL2の発売も開始されている。

2013年11月より、ランダム系くじにおいて、ドイツブンデスリーガイングランドプレミアリーグフットボールリーグ・チャンピオンシップFAカップを対象とする商品が発売され、これまで国内サッカーのオフシーズンである期間は中断していたくじの販売が通年となる。

また2014年6月には、2014 FIFAワールドカップ・ブラジル大会を対象としたtoto「ワールドカップtoto」を発売する。対象となるのは予選リーグの特定の試合によるtoto、mini toto、toto GOAL3、BIG、BIG1000、mini BIGと、決勝トーナメントを対象としたtoto GOAL3である[6]。なお、国際サッカー連盟(FIFA)が主催する国際大会を賭けの対象とするのは今回がtoto導入以来史上初である。

発売期間[編集]

  • 基本的には試合開催1週間前の同じ曜日から、原則として試合当日の12:00まで(コンビニは原則として8:00-22:30までだが、試合当日は11:30まで。インターネットは対象となる最初の試合のキックオフ予定時刻10分前まで)となっている。尚、2005年までの発売締切時刻は試合前日(最大22:00まで)であった。

発売窓口など[編集]

toto直営投票所・totoプラザ大阪(難波、2006年1月閉鎖)

2014年3月1日現在、totoチケットを購入できる場所は以下の通りとなっている。

スポーツ振興投票の実施等に関する法律第9条の規定により、19歳未満の者のくじ購入および譲受、当せん金の受け取りは禁止されている。また、プロサッカーリーグに関わる選手、監督、役員も禁止となっている。

発売チャネル別売上シェア[編集]

toto売り場
(toto特約店)
コンビニエンス
ストア
インターネット 備考
2001年 100% - -
2002年 100% - -
2003年 [9]100% - 会員限定でのコンビニ販売開始(ローソン)
2004年 [10]約91.0% [10]9.0% - 会員限定でのコンビニ販売開始(ファミリーマート)
2005年 [11]約85.7% [11]11.4% [12]2.9% インターネット販売開始(イーバンク銀行)
2006年 51.8% 25.4% 22.9% コンビニでの一般販売開始
2007年 42.1% 29.6% 28.3%
2008年 30.4% 35.2% 34.4% インターネット販売開始(ジャパンネット銀行/ヤフー)
2009年 25.7% 27.9% 46.4% コンビニ販売開始(サークルK ・サンクス)
2010年 22.4% 26.1% 51.5% コンビニ販売開始(セブンイレブン)・インターネット販売開始(楽天)
2011年 19.5% 22.4% 58.1% インターネット販売開始(三井住友銀行/au)
2012年 18.5% 21.7% 59.8%
2013年 16.2% 19.6% 64.2% コンビニ販売開始(ミニストップ)
2014年 インターネット販売開始(住信SBIネット銀行)

くじの種類[編集]

くじの種類を予想方法で分けると、購入者が自分で予想する「選択式」が4種類、コンピューターがランダムに選択する「ランダム式」が3種類の計7種類あり、選択式については、コンピューターがランダムに選択する方法(クイックピック)も選択できる。(ランダムチャンス楽当の項も参照)

選択式[編集]

toto(トト)[編集]

  • 指定されたJリーグ主催の13試合について、ホームチームの90分経過時点(延長戦PK戦は含まず)での「勝ち(1)」「負け(2)」「その他の結果(0)」(引き分け・同点等)を予想する。
    • この指定とは、試合対象期間、ホームチーム名及びアウェイチーム名を日本スポーツ振興センターが行うものである。したがって、"会場"については指定内容に含まれていない。これらの点はその他のくじとも共通である。
  • 平日開催などで13試合以上開催されない場合、発売されない。
  • 全試合的中で1等、1試合外れで2等、2試合外れで3等の当せん金を受けることができる(3等は2006年度に廃止になったが、2007年度に復活した)。
    ※当初は延長戦を含めた120分間の勝ち、負け、引き分け(その他)を予想していたが、全試合的中でも低配当になったこともあったので2002年(J2で90分引き分け制導入)から90分の勝ち、負けとその他(延長戦、引き分け等)から予想する形となった。2003年からJ1も90分引き分け制となったので現在リーグ戦とナビスコ杯予選リーグ期間中はホームチームの「勝ち」「負け」「引き分け」の3種類となっている。ナビスコ杯決勝トーナメント及び天皇杯では、試合の勝敗とtotoの結果が異なる場合がある。
当せん金(発売金額の50%(2005年までは初期費用回収のため47%))の配分割合[編集]
1等 2等 3等 備考
2001年~ 50% 20% 30%
2006年~ 80% 20% - 3等を廃止
2007年~ 70% 15% 15% 3等を復活

mini toto(ミニトト)[編集]

  • 予想方法は基本的に上記のtotoと同じであるが、指定試合数が5試合となっている。
  • 指定試合は毎回Jリーグ主催の試合の中から合計10試合を選び、それをA組とB組の2つのグループ(1組につき各5試合)を振分ける。なお、開催回によってはA組(5試合)のみの設定となる場合もある。
  • J1(9試合)のみの開催の場合、同一カードがAとBの両方に割り当てられることもある。
  • 全試合的中(1等)した場合に限り、当せん金を受けることができる。

toto GOAL3(トトゴール・スリー)[編集]

  • 指定されたJリーグ主催の3試合・6チームについて、各チームの90分経過時点までに獲得した得点数を予想する。選択肢は「0」「1」「2」「3(点以上)」の4種類からなる。
  • 全チーム的中すると1等、1チーム外れで2等の当せん金を受けることができる。
※初期は5試合が対象のtoto GOALとして発売されたが、2005年4月30日発売分をもって廃止され、代わって上記のtoto GOAL3が導入された。詳しくは後述

toto GOAL2(トトゴール・ツー)[編集]

  • 予想方法は基本的にはtoto GOAL3に同じ。
  • 指定できる対象試合が、2試合である場合にのみ発売される。したがって対象試合は2試合・4チームとなる。
  • mini totoと同じく、全チーム的中(1等)した場合に限り、当せん金を受けられる。

ランダム式[編集]

以下の3つの形式は、購入者の予想にかかわらず、ホームチームの90分間での勝ち=「1」、その他(引き分け・延長)=「0」、負け=「2」をコンピュータが自動的に選択する。(完全クイックピック方式)

BIG(ビッグ)[編集]

  • 2006年9月16日から発売が開始された。Jリーグ開催期間中は国内サッカー、シーズンオフ(日本の冬場)は海外サッカーの14試合が対象。2013年10月の法改正で海外サッカーの試合も対象にできるようになった。
  • 全試合的中で1等、1試合外れで2等、2試合外れで3等、3試合外れで4等、4試合外れで5等、5試合外れで6等の当せん金を受けることができる。
  • 理論上の1等の当せん確率は、ロト6(1/6,096,454)より高い1/4,782,969となっている。
  • 価格は、1口300円。2013年10月の法改正前までは、当せん金の最高額は最高3億円(キャリーオーバー発生時は、最高6億円)であり、1口あたりの当せん金が宝くじを含む日本のくじの史上最高額の商品として販売が開始された。なお、キャリーオーバーを考慮しない場合の1等当せん金の理論値は5億4525万8466円であり、この額は宝くじ系のくじを含めた中でも最高額である[13]
    • 2007年6月23日・24日の試合を対象とした第286回で、初めて最高額の6億円当せんが発生(2本)した。また、第306回には2度目の1等6億円が発生した。以後2009年3月21日・22日の試合を対象とした第377回まで65本連続して最高額である6億円の当せん金が発生した。
    • 2009年9月15日の試合を対象とした第417回以来、2014年9月現在までキャリーオーバーが解消しない状況が続いており、1等が出れば6億円という状況となっている。
  • 現在の最高キャリーオーバー額は第344回終了時の82億463万9640円である。
  • コンピューターが自動的に選ぶランダム形式ゆえ、生成された乱数の偏りの関係上1回の販売で480万口以上の売り上げがあったとしても、480万通りあるすべての組み合わせが出るとは限らない。よって、キャリーオーバー次第では売上金額以上の当せん金が発生すること(第256回、第286回、第347回他)もあれば、1等が全く出ない場合(第309回、第314回、第326回他)もある。
  • 前述の2013年の法改正により当せん金の上限額が引き上げられた[3]ことを受け、同年11月23日~24日の試合を対象とする第662回において初めて、キャリーオーバー発生時の当せん金の上限を10億0000万0002円として販売された(なお、10億円ちょうどではないのは、3で割り切ることができないため、また当該回のキャリーオーバーが無い場合の上限は6億円(通常・3億円)となる)。同年4月より発売が開始されているロト7を上回り、再び日本くじ史上最高額となり、また売り上げ8,757,859,800円と史上最高を記録し、9口の10億2円当せんが出現した。その後通常回はこれまで通りの上限6億円として発売されたが、2014年3月1日~2日の試合を対象とする第678回で再び上限10億2円として販売している。大雪の影響で一度はヴァンフォーレ甲府鹿島アントラーズの中止が発表されたことにより、1等が10億円を下回る危機があったものの、同じ日に国立競技場で振替開催されることから回避された。
当せん金(発売金額の50%)の配分割合[編集]
1等 2等 3等 4等 5等 6等 備考
2006年~ 80% 10% 5% 5% - -
2010年~ 78% 10% 4% 4% 4% - 5等を新設
2013年~ 76% 9% 2% 4% 4% 5% 6等を新設

mini BIG(ミニビッグ)[編集]

  • 2007年2月28日より発売。
  • 対象試合は9試合で、当せんは全試合的中の1等から2試合はずれの3等までとなる。
  • 価格は1口200円。当せん金の最高額は2億円(1等当せん金の理論値は99万3510円)である。

BIG 1000(ビッグ・せん)[編集]

  • 2008年2月23日より発売。
  • 対象試合は11試合で、当せんは全試合的中の1等から3試合はずれの4等までとなる。
  • 価格は1口200円。当せん金の最高額は2億円(1等当せん金の理論値は1062万8820円)である。
  • 第404回において、BIG1000史上初のキャリーオーバー(53,927,340円)が発生した。

マークシート[編集]

  • toto特約店にはあらかじめその回に対応したマークシートが用意されており、購入者は指定回のマークシートを利用する。対戦カードが印刷されていないマークシート(以下汎用シートと表記)の場合は、あらかじめ開催回の下2桁の回数をマークしておく必要がある。
    • マークシートには「シングル」、「マルチ」、「楽当」の3つのカードがある。
    • シングルでは1口以上、最大10口まで異なった予想をマークできる。またランダムチャンスを活用することもできる(下記説明参照)。
    • またマルチでは、最大486口(mini totoのマークシートは1枚で243口まで)の予想ができる。その場合は予想のつきにくい試合に関しては「ダブル」(3-4つの選択肢の中から2つを選んで予想する)「トリプル」(同じく3つを選んで投票する。toto、mini totoの場合は全てを予想したこととなるが、toto GOAL3(2)は4つ全ての塗りつぶし不可)を使用することもできる。
    • なお、BIG、BIG 1000、miniBIGの場合はマークシートはなく、toto特約店で購入する場合は、購入形式(BIG、BIG1000、miniBIG)と購入口数を口頭にて直接伝える。
  • コンビニでは、公式サイトで事前に予約した組み合わせの購入、タッチパネルで選択する方法がある。
    • タッチパネルでの購入では、BIG(BIG、BIG 1000、miniBIG)、楽当、シングル1000(ランダムに10口購入)とマルチが選択できる。
    • BIG(BIG、BIG 1000、miniBIG)では予想口数をタッチパネルで入力する。
    • 予想くじでシングルシートと同様の内容を申し込む場合は、事前の予約が必要となるが、サークルKサンクスではマークシートを読み取って購入する方法も選択できるため、マークシートを事前に用意しておいてからの購入が可能であり、汎用シートが置かれている店舗もある。
    • 支払方法は原則現金のみであるが、Clubtoto会員の場合は予め登録したデビットカードも利用できる(ファミリーマート、サークルKサンクスのみ)。また、ファミリーマートではTポイントを充当することもできる。セブンイレブンではnanacoでの支払いが可能。
    • Clubtoto会員認証はカードリーダーで読み取って認証するが、カードリーダーがないセブンイレブンでのClubtoto会員の認証は、カードの裏面のID(11桁)をタッチパネルで入力し、登録された生年月日で認証する形式をとる。
    • 端末から印刷された申込票は30分以内に申し込んだ店舗のレジで引き換える必要があり、30分を過ぎると無効となる。
    • コンビニでのtotoチケットの発券は利用コンビニのチケット台紙で発行されるため、チケット台紙が無くなった店舗では発売を断られることがあるので注意したい。
    • Clubtoto会員でデビットカードで決済した場合および、ローソンPonta会員で認証した場合は「控券」として発行され、当せんした場合は自動的に指定口座に振り込まれる。

ランダムチャンス(シングルシートのみ)[編集]

  • 全ての種類とも、予想が難しい場合にコンピューターが利用者に代わりに予想を立てることができる「ランダムチャンス」がある。以前は利用者が最低1試合の予想をマークした上で「ランダムチャンス」のマークを塗りつぶせばよかったが、2005年4月の文部科学省省令の変更で、同5月8日発売分からは利用者の予想をマークせず、「ランダムチャンス」のマークだけ塗りつぶしても購入が可能となる。
  • 「ランダム1000」のマークを塗りつぶして予想を立てることもできる。この場合1口目の欄に自分の予想を塗りつぶせば2口目以降もその予想が反映される。

楽当(らくあて)[編集]

  • 2006年7月より、初心者でも簡単に購入できるように、予想方式と金額をマークするだけで、ランダムで自動的に購入することが可能になった。
  • 予想方式は、toto、mini toto A組、toto GOAL3の中から一つを選ぶ(mini toto B組は対象外)。
  • 金額は、100円、200円、300円、400円、500円、600円、800円、1000円の中から一つ選ぶ(オフィシャルサイトでは700円、900円、2000円、3000円も選択可能)。
  • 発売中である開催回のうち、最も結果発表が早い開催回が対象となるため、マークシートに開催回の表示及びマーク欄がなく、自分で結果を予想することはできない(コンピュータによる予想=ランダム形式のみ)

会員制度[編集]

  • スポーツ振興くじは会員制度も用意されている(会員でなくても購入できる)。2005年までは大きくtoto一般会員、totoデビットカード会員、toto特別会員の3種類だったが、2006年から大幅に変更され、「Club toto」(クラブ・トト)として一新された。19歳未満などの投票法によって購入が禁じられている人や、成年被後見人(被保佐人を含む)・生活保護法に規定する被保護者・法人破産者で復権を得ない人などを除く、totoの購入が可能な満19歳以上の者であれば登録できる。
  • なお会員制度に登録すれば、身分照会の時間が省ける他、ポイント制度に応じてプレゼントキャンペーンへの応募が可能となっている。また、メールマガジンへの購読も可能である。
  • 会員希望者は各自の必要性に応じて現金、デビット(共に窓口)、クレジットカード楽天銀行(共にインターネット販売)のいずれかを選択することができ、現金購入以外の場合は、指定の口座に当せん金が振り込まれる。
  • Clubtotoでのポイント獲得はtoto公式サイトおよびコンビニ、toto特約店での購入が対象であり、公式サイト以外のインターネットでの購入の場合ポイントは獲得されないが、独自のポイントが加算されるサイトもある。
  • 2013年より購入回数と購入金額に応じて会員ランクが設定され、ポイントの有効期限が設けられた。ポイント獲得から2シーズン後の年末までとなり、2012年までのポイントは2014年のシーズン終了まで有効となる。

インターネット(クレジットカード)での購入(従来の特別会員相当)[編集]

  • 楽天銀行の口座を保有しているか、JCB(My JCB)、UCカード(アット・ユー・ネット)、ライフカード《セゾン》カードジャックスカード三井住友カードMUFGカードDCカードNICOSカード楽天カードKCカードエポスカードのいずれかのクレジットカードの個人本人会員でかつ代金引き落としが会員本人名義の銀行口座振替になっていること。代金引き落としが証券口座の場合や窓口払い、分割・リボ払い専用カード、家族カード、三菱UFJニコス発行のNICOS国内専用カード、MUFGカードアメリカン・エキスプレス、エポスカードのハウスカード会員(旧丸井発行の赤いカードまたはマルイカードも含む)、キャッシング専用カード、ETCカード、法人カードは登録できない。クレジットカード会員は3D/Secureという本人認証サービスに登録することが条件。
  • クレジットカードの決済ではカード会社により月(1日~末日)の購入上限額が決まっており、1月あたり5万円もしくは10万円となっている(なお、購入上限額よりショッピング枠の限度額が低い場合はその上限額まで)。ただし「《セゾン》カード」に限り、購入上限額は設けておらず、ショッピング枠の限度額までとなっている。いずれのカードも支払方法は翌月1回払いのみの扱いとなり、リボ払いや分割払い(リボルビング払いや分割払いへの後日変更も含む)など金利負担を伴う支払い方法は利用できない。
  • 入会はtotoオフィシャルサイトにある「新規登録」、ないしは「会員登録」のアイコンをクリックし、申し込み画面で決済を希望するクレジットカード会社かネット銀行の口座を指定する。その後会員の本人確認を各会社のサイトで行ったのち、totoオフィシャルサイトで顧客情報を入力すれば、後日会員カードが送られる。
※ライフカードを新規で作った場合、作ったカードで、ショッピングなど1度使用し、口座から引き落としが確認された後でないと、上記の「新規登録」の本人確認ができない。
  • モバイルサイトでの購入は当初、《セゾン》カードと楽天銀行口座のみであったが、2013年6月25日よりJCB、JACCS、MUFG、DC、NICOS、楽天、KCの各クレジットカードでもモバイル決済が可能になった。[14]
  • ローソンPontaVISA(旧称:ローソンパス)によるtoto会員機能(19歳以上でかつ口座振替となっているカードのみ)では、インターネットの直接のtoto購入はできないが、2010年3月にクレディセゾン本体のネットアンサーに統合されたことにより、ネットアンサーへの加入および3Dセキュアへの申し込み、新たにClubtoto会員を申し込むことにより、《セゾン》カードとしてインターネットでのtoto購入が可能となっている(なお、特約店にある所定の用紙での申し込みになるが、複数会員IDのポイントをまとめて利用することができるので、会員IDを複数持ったとしてもデメリットはない)。

コンビニ(デビットカード)での購入(従来のデビット会員相当)[編集]

  • デビットカード(キャッシュカード)を保有していることが条件。
  • 申し込みはコンビニ店頭にある入会申し込みキットを利用する。キットの中に封入されている会員カードのIDと、デビットカードの登録を行い、顧客情報を入力すれば登録完了。なお、会員カードはすぐに利用できるが、現金、もしくはデビットカードの決済のみ。クレジットカードやネット銀行での登録の場合はtotoオフィシャルサイトでの登録が必要。

現金での購入(従来の一般会員相当)[編集]

  • 販売店にある入会申し込み用紙を利用し、必要記入項目を記載。年齢確認が可能な身分証明書(複製可)を同封して郵送する。
    • 身分証明書は運転免許証、旅券、外国人登録証明書、健康保険証、住民票、国民年金・厚生年金手帳等で、単独で送付できる場合と、複数の提示が必要となる場合がある。またキャッシュカード、クレジットカードなどは健康保険証、住民票、国民年金・厚生年金手帳等と併せて提示すること。
  • 対象クラブの所在する都道府県内のtoto売り場にある申込書を利用して申請することで「クラブタイアップカード[15]」が発行されていたが、2009年シーズンでクラブタイアップは終了し、2010年シーズン以降は通常のClub toto会員カードとして引き続き利用できる。
  • 決済は現金のみ。デビットカード、クレジットカードやネット銀行での決済希望の場合はtotoオフィシャルサイトでの登録が必要。
    • なお、デビット会員、特別会員は基本的にはそのまま新制度に移動することになるが、新会員制度の特典については所定の手続きを踏む必要がある。またローソンパス、ファミマカードの会員については手続きなしで利用可能であったが、ファミマカードでの会員制度は2008年1月に廃止、通常のClubtoto会員への移行となった。

当せん金(賞金)[編集]

  • 1等の当せん金は通常時は額面の100万倍。2等以下は、上位等級の当せん金を上回らない金額となっている。
  • キャリーオーバーは、前回の同等の的中券がない場合や、上限賞金をオーバーした場合に発生する繰越金で、これがある場合は1等の上限は額面の200万倍となる。(例:totoは2億円・BIGは6億円)
  • なお、一部の対象試合が天候、その他の不可抗力で中止・延期となった場合であっても、予想方法に応じて以下の試合数以上が開催された場合、中止・延期になった試合を全的中扱いとして、くじは成立する。試合数が満たされず不成立となったくじは、後述する当せん金の受け取りと同じ方法で、額面金額と同額が返還される。中止に伴う返還発生の事例はJリーグの試合中止例を参照のこと。
方式 対象試合数 成立に必要な試合数
toto 13試合 9試合以上
mini toto 5試合 3試合以上
toto GOAL3 3試合 2試合以上
toto GOAL2 2試合 2試合(全試合)
BIGは 14試合 10試合以上
BIG1000 11試合 8試合以上
mini BIG 9試合 6試合以上
  • 宝くじと同様に、当せん金は非課税で所得税および住民税はかからない。
  • 当せん金は、宝くじ(数字選択式)や競馬などの公営競技と違い、券面100円につき1円単位まで計算される[16]。ただしBIGの4・5等は30円単位、BIG 1000の3・4等及びmini BIGの3等は20円単位となる。

当せん金を受けるまでの過程[編集]

  • totoの当せん金(賞金)受け取りは原則として当該回の指定試合終了から2日後(土・日曜・祝日が間に入る場合はその翌営業日)からの1年間である。当せん金の受け取りはそれぞれ一部を除く信用金庫とtoto販売店、一部コンビニ(サークルKサンクス:当せん金10,000円未満、セブンイレブン:当せん金15,000円以下)で行われる(以前は宝くじ公営競技とは異なり販売店での受け取りはできなかった)。
  • 当せん金の受け取りに際しては、投票券と年齢が確認できる身分証明書類(運転免許証パスポート健康保険証、住民票記載事項証明書や戸籍抄本など。写真付きのものがあればなおよい)を必ず持参する(10万円を超える当せん金の場合は印鑑も同時に持参する)。
  • 当せん金が10万円(信用金庫では50万円)以下の場合はその場で受け取ることができるが、信用金庫を除くtoto特約店での受け取りは店舗により受取金額に上限が設定されている場合があるので、事前に公式サイトの店舗検索で確認する必要がある。
  • 当せん金が10万円(信用金庫では50万円)を超える場合、受け取ろうとする信用金庫または販売店で投票券を一旦預かり、所定の手続きを行った上で後日(通常2週間=12営業日以後)、信用金庫の場合は窓口で直接受け取るか、受取人が指定した銀行等の口座もしくはゆうちょ銀行の口座への振り込みを行う。販売店の場合は受取人が指定した銀行等の口座もしくはゆうちょ銀行の口座へ振り込む。いずれの場合も振り込みでの受け取りは、当せん金額から振込手数料(銀行等への口座は210円、ゆうちょ銀行への口座は30円)が控除される。
  • ただし、クレジットカードデビットカードネット銀行(2014年8月現在、楽天銀行、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行)、Yahoo! JAPAN楽天KDDI市中銀行(2014年8月現在、三井住友銀行)の会員は全て当せん金額に関わらず、あらかじめ本人が登録している銀行口座への振り込み(通常3営業日後)で受け取る。(この場合振込手数料はかからない。)
  • なお、2008年3月に施行された「犯罪による収益の移転防止に関する法律」の規定で、10万円を超える当せん金を現金で受け取る場合には、更に写真付きの本人確認書類(運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード、在留カード、各種福祉手帳)の提出と所定の書面への記入が必要となる場合もある。
  • なお、主催者直売に移行した関係上、2005年度開催分の受け取りに関しては2006年1月以降は直接の受け取りは出来なくなり、上記と同じ手続き方法での受け取りを行うこととなった。

サッカー・Jリーグとの関係[編集]

totoの運営・発行を行っているのは文部科学省外郭団体である独立行政法人日本スポーツ振興センターであり、Jリーグを主催しているのは社団法人日本プロサッカーリーグである。日本スポーツ振興センターはJリーグから試合結果を賭けの対象として提供を受けているのみであり、Jリーグ側にくじの運営や助成金の分配等に対する発言権などは一切ない。逆に日本スポーツ振興センターがJリーグの運営や試合日程などに対して発言する権利もない。

また、スポーツ振興くじの会員制度であるClub totoに入会し、さらに特定クラブチーム(札幌・仙台・浦和・大宮・新潟・広島・福岡)とのタイアップカードでtotoを購入した場合に、購入金額の1%がそのクラブチームに還元される制度[15]があり、当該クラブのサポーターなどがこの制度が利用して購入した場合にはその売上金の1%はタイアップを行っているクラブへ還元されていた。2009年シーズンで同制度は終了した。また、くじのコマーシャルなどで使われている映像やロゴの使用料は、Jリーグに納められていた。

なお、商品のロゴの下には「FOR ALL SPORTS OF JAPAN」とあり、サッカーのためだけにあるものではないことが記載されている。

事業の推移[編集]

売上規模の予測見込の甘さにより、2006年度までは大幅に赤字を計上していたが、

  • 2006年度の販売システムの変更による経費の減少
  • 2007年度からのBIG売上増による、スポーツ振興くじ全体の売上増

等により黒字化され、2008年度には過去の損失すべてが解消された。

2004年度~2005年度[編集]

  • 初年度(2001年度)に約643億円を計上していたスポーツ振興くじの売上は、2004年度には約157億円に落ち込み、助成金の削減が進められる形となっていた。特に主力選手の強化費用に当てられる「スポーツ振興基金」への助成も0円となった。そこで、日本スポーツ振興センターは売上の回復を図るため、インターネット販売(会員制)、コンビニ発売の規制緩和、試合数を削減して当てやすい投票システムにする等の具体的な方策を検討した。
    • 2005年4月7日の文部科学省省令の改正で、サッカーくじの組み合わせ数が100万通り以下の場合でも発売できるようになった。これを受け、日本スポーツ振興センターは、2006年度から新種類のくじを発売する予定だったのを前倒しして、従来のtoto GOALに代って、特定3試合・6チームの得点を予想するtoto GOAL3(トトゴール・スリー)を同年5月8日からの発売分から取り入れることになった。これまで約105万通りあった組み合わせ総数が約4,000通りとなり、当せん確率を上げることができた。
    • 更に、2005年度から天皇杯全日本サッカー選手権大会の主催団体にJリーグが加わったことに伴い、同年度からこの大会もtotoの対象にすることになり、試験的にtoto5(特定5試合の勝敗予想)、toto GOAL2(特定2試合=4チームの得点予想)をインターネット限定で発売した(いずれも投票の仕方は従来からのtoto、toto GOAL(3)に同じ)。toto5はmini totoと名称を変更し、2006年から本格的に発売開始されることになった。
    • また、2005年8月27日から、イーバンク銀行(現在の「楽天銀行」)の口座登録者を対象にオンライン発売を開始した。これまでtoto会員対象によるインターネットでの予約はあったものの、発券と代金引換は直接窓口で行わねばならなかったが、インターネット上で直接購入できるようになったため、利便性が向上した。
  • こうした努力にもかかわらず、2005年度の売上は過去最低を更新し、約149億円と採算ラインの421億円を大幅に割り込んだ。累積赤字も2005年度末に約224億円となり、2004年度末の約154億円から増えた。また、助成金は2001年度分の約57億8,000万円から減り、2005年度分には時効くじなどをかき集めて約1億1,800万円の助成金を何とか捻出する状態に陥った。

2006年度[編集]

  • 2006年4月には、多額の委託料を伴うりそな銀行への業務委託をやめ、センター直営方式を導入した。そのため、新たなコンピュータシステムの構築が必要で、同センターは日本ユニシスとシステム構築を行ったが、その投資規模は約100億円となっている[17]。同センターは、前回の投資額である約350億円より少なく、7年間で返済するとした[18]
  • りそな銀行委託金問題
    • 2006年4月、前年度までtotoの販売を担当していたりそな銀行が、日本スポーツ振興センターに対し、2003年度と2004年度の未払いの委託金を2006年5月中旬までに支払うよう要求した。未払いの委託金は、経費圧縮分の返済を免除した上で合計144億円にも上り、もし日本スポーツ振興センターが支払いに応じなければりそな銀行は民事訴訟を起こす方針を示していた。(りそな銀行(当時は大和銀行)は2001年度から5年間、日本スポーツ振興センターからtotoの販売、資金管理・運用などの業務を委託される契約を結んでいた。totoの売上金から日本スポーツ振興センターの取り分、当せん金、助成金などの金額を除いた残金が委託金となる契約だった。)
    • りそな銀行は2001年までに、同センターにシステム開発や販売端末の製造などにかかる初期投資費として約350億円を融資し、これをセンターが5年に分けて年70億円を返済、委託料110億円と合わせ、年180億円が支払われることになっていたが[19]、売上は当初予想の2,000億円を大きく下回り、年々減少し、2005年度には約149億円にまで売上が減ってしまったため、年間180億円の委託金が支払えない状態となり、[20]2002年度から委託金が一部未払いとなり、2003年-2005年度の各年度に約70億円ずつが未払いとなっていた。
    • その後、2006年9月2日に、日本スポーツ振興センターが同年9月末までに利息を含めた未払い委託金全額の約216億5,800万円を一括で支払うことが判明。190億円の返済原資は、みずほ銀行を幹事行として全国から募った18金融機関からの協調融資の形で調達され、残りの34億円は、くじ事業以外の勘定から調達され、同年9月29日に全額返済された。
  • 同センターは、2006年度の採算ラインを421億円から250億円に下げ、2006年度の売上金額は前年度比で77%増えて264億円となり、黒字になると予想した。
    • 売上増の要因を下記のように挙げたが、採算ラインが250億円であることから、実態は逆算しただけで甘い見通しと批判された。
    1. 予想しやすく当たりやすい新くじの発売
    2. コンビニやインターネット販売の本格化
    3. 試合当日も販売する
    4. 払戻を販売店でも行う
    • なお、採算ラインは、運営費の内訳が下記の通りであり、売上の半分が当せん者への払戻金であることから、約250億円としていた。
      • コンピューターシステム開発費などに約40億円
      • 広告宣伝・販売促進費に約31億円
      • 公式サイト運営費などに約27億円
      • 販売手数料・印刷費に約22億円
  • 2006年8月2日、同センターが2006年度の売上を当初予想額の264億円から約180億円に下方修正したことが判明した。
  • 2006年8月31日発表の文部科学省独立行政法人評価委員会による、文部科学省が所管している法人の事業に対する評価結果では、売上低迷から、「スポーツ振興くじ」(toto)は「A+」「A」「B」「C」「C-」の5段階中の3番目の「B」(目標に向かっておおむね成果を上げている)から4番目の「C」(目標達成のために業務の改善が必要)に格下げされ、業務の改善が必要だと警告された。
  • 2006年9月、日本の公営ギャンブルとしては史上最高となる、キャリーオーバー(繰り越し)発生時に1等賞金最高6億円の可能性がある新商品「BIG」を導入した(発売開始当初は売上の回復には至らなかった)。
  • スポーツ振興投票法に基づく文科省令の改正により、totoの年間実施回数の上限を約60回とした(改正前は約50回)。
  • 上記のような業務改革にも関わらず、2006年度の売上は最終的に約134億7,000万円と過去最低を更新し、売上予想(下方修正後)の180億円をも下回った。

2007年度[編集]

  • BIGの発売が開始された後の、2007年4月に、BIGの繰越金(キャリーオーバー)が6億円を超えていることが追い風となり、2003年の第96回以来4年ぶりに8億円を突破した(ただしBIGの売上だけで約5億3584万円)。
  • さらに2007年5月12日には、購入者の殺到で、コンピュータシステムのダウンで購入不能となるトラブルが発生した[1]。ダウンの原因は、りそな銀行の委託終了後、直営方式で導入した自前のコンピュータシステムの処理能力を、(totoの不人気を見越し、経費節減のために)りそな銀行委託時の10分の1程度にしかしなかったため。
  • このトラブルの発生した第277回のBIGの売上は、それまでの過去最高の約10億1400万円を記録した[2]。第277回も1等は出ず、約15億円が次回に繰り越しとなった。
  • 同センターは、コンピュータシステムの増強を行う予定と発表したが、第278回販売開始後の5月14日にもコンピュータシステムの動作不良で販売処理が不安定になり、17時-17時30分頃に販売を打ち切る状態となった。これによって、5月15日のくじ全体の発売そのものを休止した[3]。コンビニエンスストアを除く販売所とインターネットによる販売を再開したのは5月16日8時から、ローソンファミリーマートでの販売は6月5日8時にようやく再開された。
  • 第278回ではさらに購入者が増加したことにより、BIGの売上は前回(第277回)を大幅に上回って約61億2000万円となり、過去最高となった(この記録は第662回で約87億5800万円に更新されるまで保持した)。また、1等の5億6313万2913円が7口出た。
  • 皮肉にもこのシステムトラブルが多数のマスコミによって報じられたことから、BIGの一般層への認知度が飛躍的に高まった。第280回の売上は約5億7000万円となり、売上が激減したと報じられたが[21]、これは「BIG」歴代3位の売上であり、同センターは、従来の売上が1億円台で推移していたことを挙げ、前向きの見解を示した[22]。その後、暫くの期間は前年度の売上平均の2倍から3倍程度の売上に留まっていたが、キャリーオーバーが恒常的に発生するようになった第306回以降は前年度の売上平均の10倍以上の売上を記録することとなった。
  • BIGのキャリーオーバーにより知名度が急増し売上が大幅に伸びたことで、業務の改善が急速に進み、採算性が向上したことから、2007年度に終了した「第1期中期目標期間に係る業務の実績に関する評価」においてAに格上げされた。

2008年度[編集]

  • 2006年にりそな銀行委託料支払のため調達した資金(みずほ銀行を幹事行として全国から募った18金融機関からの協調融資)の返済期間は2007年度から10年間の予定であったが[23]、BIGの大成功により、2007年度から売上が急増、2008年度の売上も700億円以上を確保できる見込みになったことから、2008年9月30日をもって、わずか2年で完済され[24]、あわせて他勘定からの借入金(34億円)も返済された。
  • 2008年度の売上金額は最終的に約897億4,000万円となり、史上2番目の年度売上となった。また、2009年度の助成金の財源が100億円以上確保できる見通しとなった[25]

2009年度[編集]

  • 2009年8月27日に行われた独立行政法人評価委員会「平成20年度に係る業務の実績に関する評価」において、最高ランクであるSへと格上げされた。
  • 2009年度の売上金額は最終的に約785億4,700万円となり、toto史上6番目に高い年度売上となった。また、2010年度の助成金の財源についても100億円以上確保できる見通しとなった[26]

2010年度[編集]

  • 2010年度の売上金額は最終的に約848億円となり、toto史上4番目のシーズン売上金額となった[27]

2011年度[編集]

  • 2011年度は3月の東日本大震災の影響により5月までJリーグ開催が中止となったため、1ヶ月半程度発売期間が短くなったが、年間売上は826億円(toto史上5位)を計上した。[28]

2012年度[編集]

  • 2012年度の売上金額は約861億円となり、toto史上3番目のシーズン売上金額となった[29]

2013年度[編集]

  • 2013年度はJリーグの開催しない時期に海外リーグを対象としたくじを販売したり、期間限定でtoto BIGの1等を最高当選金額(キャリーオーバー時)10億円を実施した結果売上金額は過去最高となる約1080億円となった。売上金額が1000億円を超えるのは2013年度が初となる[30]

売上・助成金額[編集]

  • 売上金額
    • 2001年度 642億6677万0800円
    • 2002年度 360億5803万9600円
    • 2003年度 198億7728万3800円
    • 2004年度 156億9498万4300円
    • 2005年度 149億0530万3400円
    • 2006年度 134億7099万9900円
    • 2007年度 637億1184万7600円
    • 2008年度 897億4142万3500円
    • 2009年度 785億4715万1700円
    • 2010年度 848億1194万5400円
    • 2011年度 826億7384万3900円
    • 2012年度 861億0608万7600円
    • 2013年度 1080億5583万7000円
  • スポーツ振興投票助成事業費
    • 2002年度分 57億7965万0000円(文科省:スポーツ振興投票特別委員会(第10回)資料6)
    • 2003年度分 24億3479万1000円(決算)
    • 2004年度分 5億5272万2000円(決算)
    • 2005年度分 2億4375万0000円(決算)
    • 2006年度分 1億1084万7000円(決算)
    • 2007年度分 7850万0000円(決算)
    • 2008年度分 9億4910万2000円(決算)
    • 2009年度分 60億4485万3000円(決算)
    • 2010年度分 109億4051万7000円(予算)
    • 2011年度分 127億9834万8000円(予算)
    • 2012年度分 180億0000万0000円(予算):東日本大震災の復興支援分も含めた助成額
    • 2013年度分 160億0000万0000円(予算)
    • 2014年度分 188億0000万0000円(予算)

コマーシャル[編集]

  • totoではテレビ、ラジオ、新聞のマスコミ媒体を活用して大々的な宣伝活動を展開している。過去にはとんねるず木梨憲武TOKIO国分太一、Jリーグの選手をモデルに起用したことがあった。地上波では予想なしで買えるBIGのCMを中心に、Jリーグの試合会場やスカパー!のサッカー中継などではtotoのCMを中心に放送。この他に助成金の使用用途を周知させるCMもある。
  • 2005年5月新発売の「toto GOAL3」ではタレントの佐藤江梨子が出演し、テレビコマーシャルでは他の女性タレント2名とともにサッカーのゴールを担いだパフォーマンスを披露した。
  • 2006年はタレントのベッキーがイメージモデルに起用され、より利用しやすくなった「mini toto」の利便性を訴える内容のCM(野球編、ゴルフ編)が、9月からは新発売の「toto BIG」編(ベッキーがテレビニュースのレポーターに扮してコンビニ前でレポートをするもの)が放映された。
  • 2009年には、浅野忠信東幹久岩松了平岩紙榊原毅の5人がBIGの神さまとなり、ダーツで当選者を決めるというCMが放映された。
  • 2010年は森三中が『キャッツ♥アイ』の登場キャラクター・来生三姉妹に、玉山鉄二が内海俊夫に扮したCMを放映された。さらに最終段では「キャッツ・アイ」の主題歌を歌っている杏里も登場した。
  • 2011年も引き続き森三中が起用され、「BIGヒットパレード」と題して、様々なアーティストに扮したCMが放映される。第1段はキャンディーズ、第2弾はプリンセス・プリンセス、最終弾はモーニング娘。に扮する。[31]また、totoのCMには「toto男爵」という外国人男性3人組が出演している。その続編では元サッカー日本代表前園真聖中西永輔名良橋晃が踊るCMを放送。
  • 2012年は6億円BIGマン(高田純次)が登場、6月からはBIGウーマン(岡本夏生)も登場。totoのCMは引き続き前園、中西、名良橋が出演し、本年は試合中の会話でtotoをアピール。助成金の使用用途のCMには香川真司が出演。
  • 2013年も引き続き6億円BIGマン(高田)が出演。BIGマンがさまざまな怪人達と戦っていく設定。
  • 2013年11月のBIG1等10億円販売時は、堤真一真木よう子が出演するCMを放映。
  • 2014年も引き続き10億円販売時に堤真一、真木よう子が起用され、通常回のCMにも出演している。

脚注[編集]

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  1. ^ スポーツ振興くじの対象は法第2条では「サッカーの複数の試合」と規定によりサッカーに限定されており、法24条で「サッカーチーム相互間におけるサッカーの試合を計画的かつ安定的に開催する」と規定されているが、男子プロサッカーに限定する文言にはなっていない。そのため、法律上は日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)も対象にすることが可能である。しかし、法23条で「文部科学大臣は、サッカーの試合を通じてスポーツの振興を図ることを目的とする一般社団法人を、その申請により、全国を通じて一に限り、スポーツ振興投票対象試合開催機構として指定することができる」との規定があり、既に「スポーツ振興投票の実施等に関する法律第23条第1項のスポーツ振興投票対象試合開催機構を指定する件」(平成12年3月31日文部省告示第56号)で社団法人日本プロサッカーリーグJリーグ)がスポーツ振興投票対象試合開催機構に指定されているため、スポーツ振興投票対象試合開催機構の数を増やす法改正をするか、社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)がスポーツ振興投票対象試合開催機構の指定を取り消されない限り、社団法人日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)をスポーツ振興投票の対象とすることはできない。ただし後の法改正でJリーグ以外の試合も対象とすることが可能となり、なでしこリーグの試合を対象とすることが法的には可能となった(ただし2014年5月時点で文部科学大臣の指定は未だ受けていない)。
  2. ^ スポーツ振興投票の実施等に関する法律第5条の2の組織を指定する告示”. 2014年5月27日閲覧。
  3. ^ a b totoBIG最高15億円に!1等当選金引き上げ決定サンケイスポーツ、2013年10月12日
  4. ^ 諏訪益一 (1995年6月29日). “平成7年第202回定例会(第6号)本文”. 青森県議会議事録. 2013年8月24日閲覧。
  5. ^ 日本スポーツ振興センター (2013年10月18日), “BIG、海外リーグを活用し販売を通年化へ” (プレスリリース), http://www.jpnsport.go.jp/sinko/Portals/0/sinko/sinko/pdf/happyou251018.pdf 2014年5月27日閲覧。 
  6. ^ a b スポーツ振興くじ初! 「ワールドカップ toto」 販売決定!(日本スポーツ振興センター2014年5月7日ニュースリリース 5月8日閲覧)・日本代表の結果を予想!「ワールドカップ toto」31日販売開始(スポーツニッポン2014年5月7日 5月8日閲覧)
  7. ^ イオングループとローソンのエンタテイメント分野における協業について イオン・ローソン 2012年6月8日
  8. ^ 2013年シーズン スポーツ振興くじtotoの販売について 日本スポーツ振興センター 2013年2月19日
  9. ^ 2003年コンビニ販売シェアは、toto特約店・コンビニが合算して発表されている為、公式な個別数値は未発表。但し、公式発表データ中の販売店本部別売上シェアランキングで、5位(1位~5位にコンビニ各社はランクインしていない)のシェアが4.2%であることから、コンビニのシェアは多くとも4.2%以下と推計される。
  10. ^ a b 2004年toto特約店販売シェア・コンビニ販売シェアは、toto特約店・コンビニが合算して発表されている為、公式な個別数値は未発表。但し、公式発表データ中の販売店本部別売上シェアランキングで、ローソンのシェアが6.2%・ファミリーマートのシェアが2.8%であることから、コンビニのシェアは9.0%と推計され、9.0%を減じた91.0%がtoto特約店のシェアと推計される。
  11. ^ a b 2005年toto特約店販売シェア・コンビニ販売シェアは、toto特約店・コンビニが合算して発表されている為、公式な個別数値は未発表。但し、公式発表データ中の販売店本部別売上シェアランキングで、ローソンのシェアが7.2%・ファミリーマートのシェアが4.2%であることから、コンビニのシェアは11.4%と推計(その後2007年発表の資料で、2005年コンビニ販売シェアが11.4%だったと公式発表されている)され、11.4%と2.9%(ネット販売シェア)を減じた85.7%がtoto特約店のシェアと推計される。
  12. ^ 2005年インターネット販売シェア2.9%は年間シェアであり、インターネット販売開始回(180回)以降のみのシェアは、8.6%
  13. ^ キャリーオーバーを考慮すると理論値はさらに高くなるが、最終的な理論値の額はキャリーオーバー額と当回売り上げ額により変動することとなる。
  14. ^ 本日6月25日(火)からtotoケータイサイトで利用可能なクレジットカードが大幅に追加! - 独立行政法人日本スポーツ振興センター
  15. ^ a b toto クラブタイアップ - toto 公式サイト
  16. ^ BIGは1口300円なので、当せん金は3円単位。BIG1000及びminiBIGは200円なので2円単位である
  17. ^ 平成18事業年度財務諸表(平成18年4月1日 0平成19年3月31日)附属明細書. http://www.naash.go.jp/corp/pdf/18touhyou_fuzoku.pdf. 
  18. ^ しんぶん赤旗 (2005). サッカーくじ 100億-300億円投資へ 直営方式導入で借金拡大. http://www.google.com/search?q=cache:YdIoy5jn93UJ:www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-11-29/2005112901_03_2.html+%22%E5%80%9F%E9%87%91%E6%8B%A1%E5%A4%A7%22&hl=ja&ct=clnk&cd=2&gl=jp. 
  19. ^ 読売新聞2005年9月29日付朝刊 「トト」154億債務隠し?検査院が訂正要求
  20. ^ 毎日新聞2006年4月19日付朝刊
  21. ^ 朝日新聞』 2007年5月27日 朝刊20面 「サッカーくじビッグ、売り上げ激減
  22. ^ 日刊スポーツ』 2007年5月27日 ビッグ売り上げ急減、前回の10分の1
  23. ^ 毎日新聞2006年9月29日
  24. ^ 株式会社みずほ銀行を幹事銀行とする18金融機関等からの長期借入金の償還(完済)について. http://naash.go.jp/sinko/Portals/0/sinko/sinko/pdf/happyou200916.pdf. 
  25. ^ 【スポーツ振興くじtoto】平成20年度売上金額(速報値)のお知らせ. http://naash.go.jp/sinko/Portals/0/sinko/sinko/pdf/happyou210330.pdf. 
  26. ^ 【スポーツ振興くじtoto】平成21年度売上金額のお知らせ. http://naash.go.jp/sinko/Portals/0/sinko/sinko/pdf/happyou220401.pdf. 
  27. ^ 販売終了とシーズン売上金額(速報値)のお知らせ. http://naash.go.jp/sinko/Portals/0/sinko/sinko/pdf/happyou221229.pdf. 
  28. ^ 【スポーツ振興くじtoto】平成23年度売上は過去5番目となる約826億円. http://naash.go.jp/sinko/Portals/0/sinko/sinko/pdf/happyou240403.pdf. 
  29. ^ 【スポーツ振興くじtoto】平成24年度の売上は、過去2番目となる約861億円. http://www.jpnsport.go.jp/sinko/Portals/0/sinko/sinko/pdf/happyou250401.pdf. 
  30. ^ 独立行政法人日本スポーツ振興センター>スポーツ振興事業部>NEWS RELEASE>「平成25年度スポーツ振興くじtoto売上が1000億円を突破」
  31. ^ スポニチ2011年2月17日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]