七十七銀行

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株式会社七十七銀行
The 77 Bank,Ltd.
77 Bank hq Sendai.jpg
(第5代)本店ビル(2006年12月撮影)
種類 株式会社
市場情報
東証1部 8341
札証 8341
本社所在地 日本の旗 日本
〒980-8677
宮城県仙台市青葉区中央3丁目3番20号
設立 1878年明治11年)12月
(第七十七国立銀行)
業種 銀行業
事業内容 預金業務、貸出業務、有価証券売買業務・投資業務、為替業務など
代表者 鎌田宏代表取締役会長
氏家照彦(代表取締役頭取
永山勝教(代表取締役副頭取)
資本金 246億5800万円
純利益 単体116億6800万円
連結116億4600万円
(2010年3月期)
純資産 単体3465億1300万円
連結3562億7100万円
(2010年3月31日現在)
総資産 単体5兆8742億8500万円
連結5兆9068億5200万円
(2010年3月31日現在)
従業員数 3,062人
(連結、2010年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 明治安田生命保険4.93%
三菱東京UFJ銀行4.82%
日本生命保険4.02%
住友生命保険4.02%
第一生命保険3.20%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口)3.14%
東京海上日動火災保険2.43%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)2.12%
みずほコーポレート銀行1.73%
三井住友海上火災保険1.66%
(以上で32.12%相当)
主要子会社 七十七ビジネスサービス
七十七スタッフサービス
七十七事務代行
七十七リース
七十七信用保証
七十七コンピューターサービス
七十七カード
(いずれも連結子会社
関係する人物 渋沢栄一(創立者)
遠藤敬止(第二代・第四代頭取)
外部リンク www.77bank.co.jp
特記事項:経営指標はいずれも2010年3月期決算によった。
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株式会社七十七銀行のデータ
統一金融機関コード 0125
SWIFTコード BOSSJPJT
店舗数 142
(うち出張所7)
貸出金残高 345114600万円
預金残高 504641500万円
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株式会社七十七銀行(しちじゅうしちぎんこう、英文名称:The 77 Bank, Ltd.)は、宮城県仙台市に本店を置く大手地方銀行。長期信用格付A+R&I)、AAJCR)、AS&P[1]

管轄税務署は仙台中税務署。

目次

[編集] 経営

[編集] 堅実経営

「石橋を叩いても渡らない」と評される経営は良くも悪くも堅実である。開発融資・不動産投資への自制のみならず、漫然とした取引そのものへの戒めは慎重さを如実に示しており、メガバンクが国民の税金による公的資金導入に至らざるを得なかったバブル経済期でも、七十七銀行は健全経営を続けた。

[編集] 「兜町の銀行」として

東京支店を置く七十七ビル(東京都中央区銀座

株式売買の清算に関わる出納業務を、証券業界用語で「場勘業務」と言う。東京株式取引所(東京証券取引所の前身)では、増大する出来高に対応するため、場勘業務を銀行に委ねる事にし、1894年明治27年)10月、第七十七国立銀行に業務を委託した。

国立銀行条例に基づく銀行とはいえ、東京ではなく仙台に本店を置く同行が選ばれたのは、東京支店が取引所の近くに立地していた点に加え、渋沢栄一の推薦、恐慌で取引所の経営が危機に瀕した時に同行が救援融資を行った事情などから、取引所の高い信頼を得ていた事が挙げられる。以来、1949年(昭和24年)の証券民主化で帝国銀行(後の三井銀行)と富士銀行が参入するまで、場勘業務は七十七銀行の独占状態にあった。

1997年平成9年)10月の東証の制度改革で、場勘業務は清算銀行制度に改組されたが、七十七銀行は引き続き清算銀行に指定された。2003年(平成15年)1月、日本証券クリアリング機構の業務開始に伴い、同機構の指定する資金決済銀行となり、同行日本橋支店(1965年の<新>東京支店開設により<旧>東京支店から改称)が業務を行っている。

[編集] 沿革

[編集] 設立

1872年明治5年)に制定された国立銀行条例によって全国が銀行設立ブームで沸き返る中、仙台でも銀行設立の動きが活発化した。元仙台藩士の氏家厚時を中心とするグループは、当時第一国立銀行三井銀行の出張所しかなかった宮城県の現状を憂い、地元に基盤を置く銀行の設立を決意。1878年(明治11年)2月に大蔵省に願書を提出した。願書は程なく認可され、同年12月9日、「第七十七国立銀行」として業務を開始した。初代頭取には氏家が就任した。

[編集] 渋沢栄一の支援

第七十七国立銀行の設立に当たっては、渋沢栄一が大きく関わっている。元々国立銀行条例の起草に関わっており、大蔵省に入る動機を作ってくれた伊達宗城は元宇和島藩主であり、仙台と宇和島伊達氏つながりの血縁関係の都市でもある。このような背景から、渋沢は東北の振興にも関心を持ち、その核たる国立銀行設立を目指す氏家グループにアドバイスを送った。更に、設立に際しては自ら資本を出資し、自ら頭取を務める第一国立銀行から人材を派遣するなど、物心ともに第七十七国立銀行を支援した。第2代、4代の頭取の遠藤敬止は渋沢の推薦であった。

[編集] 本店

(第2代)本店ビル(写真右の洋風建築)

本店所在地の変遷[2][3]

[編集] 歴代頭取

  • 1932年(昭和7年)1月、新立 七十七銀行設立以降
氏名 期間 備考
1 伊沢平左衛門 1932年1月 - 1934年6月
2 大庭經之輔 1934年7月 - 1938年9月
3 氏家清吉 1938年9月 - 1941年5月 氏家榮一の父
4 柏木純一 1941年5月 - 1948年6月 日銀検査部長
5 氏家清吉 1948年6月 - 1956年12月 再登板
6 伊沢平勝 1956年12月 - 1970年1月 1910年生 1985年没 慶大法卒 仙台市出身
7 氏家榮一 1970年1月 - 1982年4月 日銀出身 氏家照彦頭取の父
8 松尾保司 1982年4月 - 1987年4月 京大経済卒 元日銀青森支店長 岐阜県出身
9 佐藤智義雄 1987年4月 - 1991年6月 1920年生 2003年没 大倉高商卒 仙台市出身
10 村松巌 1991年6月 - 1996年6月
11 勝股康行 1996年6月 - 2001年6月 日銀出身
12 丸森仲吾 2001年6月 - 2005年6月
13 鎌田宏 2005年6月 - 2010年6月
14 氏家照彦 2010年6月 - 興銀出身 現職

[編集] 東北地方太平洋沖地震おける被災状況について

2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)は、当行においても甚大な被害をもたらし、沿岸部の営業店を中心に建物の全壊・半壊にとどまらず人的被害ももたらした。このうち女川支店では行員15名のうち13名が津波に飲まれ死亡・行方不明という大惨事となった[4]

被災した店舗に関しては、ブランチインブランチ化や移転等の施策により現在は、ほぼ震災前の営業体制へと復している。

震災に伴い、同年4月には公的資金の導入を検討しているとされ、これに備えた優先株に関する定款変更を行い[5]、同年12月には劣後ローン方式による200億円の資本注入を正式に申請した[6][7]

[編集] 営業政策

[編集] 店舗展開

法人営業部を含めて数えると、東北地方すべての県に拠点を構えている。宮城県内のほか、準本拠地と位置づける福島県には浜通りの都市を主体に展開するほか、札幌支店・盛岡支店・秋田支店・山形支店も有する。2011年(平成23年)9月には、名古屋支店開設以来となる県外店、北上支店の開設を予定していたが、東日本大震災などの影響により、開設時期については無期延期となっていた。同年11月になって、開設時期は2012年(平成24年)6月をめどとし個人・法人を総合的に扱う、フルバンキング店とする方針を明らかにしている[8] [9]

東北の地方銀行で唯一、名古屋支店と大阪支店が設置されているが、いずれも空中店舗ATMは撤去されたが、窓口ではカード入金を取扱う。

[編集] 海外事業

1985年(昭和60年)にロンドン駐在員事務所、1990年(平成2年)にはニューヨーク支店が開設されたものの、何れも1999年(平成11年)に廃止となった。2005年(平成17年)7月、上海駐在員事務所が開設された。

[編集] 個人向け店舗の展開

旧郡部の2支店を有人出張所に降格し、さらに4有人出張所(うち3箇所は自治体庁舎内)を廃止という方針を打ち出した。と同時に、2007年(平成19年)8月に泉区から富谷町にかけての明石南明石台(あかいしだい)・新富谷ガーデンシティ地区をエリアとする「明石台支店」を開設した。

2008年(平成20年)に入ると、泉中央副都心(泉区)と長町副都心(太白区)の店舗にエリア制を導入し、泉支店・長町支店を母店とする体制に移行した。太白区エリアでは、その子店の一つとして富沢支店を開設した。

また、杜せきのした支店(名取市)・岩沼西支店(岩沼市)といった個人向け支店を順次開設した。2008年(平成20年)11月には、旧宮城町地区2つめの支店となる栗生支店(所在地は落合)が開設された。こちらはフルバンキング店舗となる。個人向け店舗としては、美田園支店(名取市)の開設も今後予定されている。

[編集] インストアブランチ

さらに七十七銀行としては初となる「インストアブランチ」を名取市の大型商業施設・イオンモール名取(ダイヤモンドシティ・エアリとして、2007年(平成19年)2月28日グランド・オープン)に、「エアリ相談プラザ(杜せきのした支店エアリ出張所[† 1])」を開設した。

[編集] 県外における法人拠点

東北の県庁所在地で唯一支店のない青森市に「青森法人事務所」、郡山山形盛岡の各支店には「法人営業部○○駐在」(○の名前は各支店名が入る)が、それぞれ2006年(平成18年)11月6日付けで設置された。原則的に、新規開拓を担当し、従来の法人顧客は従来通り支店が行う。秋田地区は、現在の秋田支店の行員と盛岡駐在によるアライアンス体制で当面営業活動を行うことになる。

[編集] 法人営業

地域経済活性化の寄与を図るためベンチャー支援、事業再生関連業務などについて日本政策投資銀行業務提携を結ぶとともに、2007年1月には東北大学とも産学連携に関する協定を締結した。

[編集] 地方公共団体等取引

宮城県仙台市および、県内の大半の市町村と福島県南相馬市[10]指定金融機関である。

仙台市においては、全ての公営企業(仙台市ガス局仙台市交通局仙台市水道局)における出納取扱金融機関でもあるが、宮城県については病院事業を除く全ての公営企業の出納取扱金融機関で、病院事業が除外されたのは、県立病院が従来仙台市になかったことによる[† 2]2003年(平成15年)に開院した宮城県立こども病院(現在は、地方独立行政法人立)が仙台市初の施設となった。 また、県内全店および一部を除く県外支店において、宮城県の収入証紙の売り捌きを行っている(本店営業部には、専用の窓口まで存在する)。

[編集] 個人市場対策

[編集] インターネットバンキング

当行におけるインターネットバンキングは、テレホンバンキングのオプションサービスとして、提供されている。サービス開始当初利用に際しては、手数料が徴収されていたが2008年(平成20年)4月14日以降、Pay-easy提供開始とともに、無料化された。

[編集] ICキャッシュカード

ATMについてもIC化・生体認証取引対応を進めるなど攻勢に転じた。2006年(平成18年)8月21日ICキャッシュカードの導入を開始(発行開始は8月14日)、同時に生体認証取引に対応し、掌認証を採用した。カード到着後に生体認証の登録を口座店窓口で行うことで生体認証での取引が可能になる。

磁気ストライプのあるものとないものの2種類を導入したが、2006年(平成18年)3月1日から提携開始となったセブン銀行を利用する場合は磁気ストライプのあるもののみ対応としている(IC部分の取扱は不可であるため、限度額等は磁気ストライプ扱いで処理される)。

キャラクターICキャッシュカードは、2008年(平成20年)3月26日より発行開始となった。コツコツくん・ナナちゃんのオリジナルキャラクターではなく、楽天イーグルスクラッチクラッチーナMr.カラスコ)、ベガルタ仙台(ベガッ太)、仙台89ERS(ティナ)があしらわれた、地元プロスポーツチームのキャラクター3種類を採用している。

[編集] ATM提携

[編集] 勘定系システム

現在は、2008年(平成20年)1月に更改された、富士通メインフレームの独自構築の勘定系システムを採用しているが、2011年(平成23年)11月14日付で、横浜銀行ほくほくフィナンシャルグループ傘下2行とのシステム共通化の基本合意を行ったことを明らかにし、事実上、NTTデータが構築するMEJAR(富士通メインフレーム)への移行方針であることが明らかになった。今後移行時期や共通化部分について詳細を詰めていく方針としている[11][12]

[編集] その他

[編集] 預金通帳

磁気ストライプは、富士通の方式を採用している。普通預金専用通帳(汎用品であり、印字次第で、納税預金通帳など、普通預金と同じ印字形態を持つ科目すべてで利用可能となっている。2011年(平成23年)現在は、普通預金と納税準備預金の2種兼用で、残りの科目は各々独自の冊子となっている)など、法人向けでも利用される通帳を除き、ほぼすべてが、自行オリジナルのキャラクターである「コツコツくん・ナナちゃん」デザインが中心となっている。

ただし、総合口座通帳については、以下の項目を参照。

[編集] 総合口座通帳での利用科目

普通預金と定期預金のみの利用である。1冊で記帳可能なのは、普通預金は8ページ、定期預金は5ページとなっている。定期預金欄は、普通預金とは反対方向から記帳する形になっているため、表面にも磁気ストライプが貼り付けられている。

なお、2004年(平成16年)4月以降発行の現行の通帳デザインは、一般デザインとキャラクター(コツコツくん・ナナちゃん、表紙は青)デザインの2種類がある。2008年(平成20年)8月からは、仙台市に本拠を置くスポーツチームの柄が追加されているため、現在は5種類から選択可能(ただし、スポーツチーム柄の通帳の利用については、新規口座開設時か従前からの総合口座通帳の普通預金8ページ全部使い切った際の繰越時のいずれかに限るとしている)。なお、デザインの大幅増加に伴い、一般デザインの総合口座通帳は在庫分の放出の後に新規発行を停止されている。

同年8月22日より、総合口座通帳のデザインにも地元スポーツチーム柄のものが採用され、発行開始されている(なお、従来のキャラクターデザインは引き続き発行される)。

[編集] 利息付与時期

2007年(平成19年)までは、普通預金は2月・8月の第2日曜日の翌営業日付、貯蓄預金は毎月第2日曜日の翌営業日付で付与されていた。翌年1月のシステム更改に伴い、普通預金は2月・8月の第3日曜日の翌営業日付、貯蓄預金は毎月第2日曜日の翌営業日付の付与に変更された。

[編集] 地域社会への貢献

[編集] 脚注

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[編集] 注釈

  1. ^ 開業当初は、増田支店エアリ出張所であったが、杜せきのした支店の開業時に母店変更がなされている。
  2. ^ 名取市宮城県立精神医療センター宮城県立がんセンター、および栗原市瀬峰宮城県立循環器・呼吸器病センターの3施設のみが従来の県立病院

[編集] 出典

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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