ジャックス (信販)

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株式会社ジャックス
JACCS CO., LTD.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 8584
札証 8584
本社所在地 150-8932
東京都渋谷区恵比寿4丁目1番18号 恵比寿ネオナート
本店所在地 040-0063
北海道函館市若松町2番5号
設立 1948年12月23日
(創業は1954年6月29日
業種 その他金融業
事業内容 ショッピングクレジット、オートローン、クレジットカード、信用保証、集金代行等
代表者 板垣康義(取締役社長 CEOCOO
資本金 161億3818万円
発行済株式総数 175,395,808株
売上高 単独1027億円
連結1041億円
(2014年3月期)
営業利益 単独120億円
連結122億円
(2014年3月期)
純利益 単独114億円
連結65億円
(2014年3月期)
純資産 単独1210億円
連結1227億円
(2014年3月31日現在)
総資産 単独2兆9243億円
連結2兆8964億円
(2014年3月31日現在)
従業員数 単独2,660名
(2014年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 三菱東京UFJ銀行 20.00%
第一生命保険 3.87%
明治安田生命保険 3.63%
2014年3月31日現在)
主要子会社 ジャックスリース株式会社
ジャックス債権回収サービス株式会社 他
外部リンク www.jaccs.co.jp
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株式会社ジャックス(: JACCS CO., LTD.)は、北海道函館市発祥の信販会社である。登記上本店は北海道函館市若松町2番5号。本部は東京都渋谷区恵比寿4丁目1番18号恵比寿ネオナート。「ジャックス」はJapan Consumer Credit Serviceの略である。

概要[編集]

1954年創業の信販・クレジットカード会社。クレジット・カード・ファイナンスの3事業を収益の柱としており、ショッピングクレジットおよびオートローンの取扱高シェアは国内2位。本部所在地は、東京都渋谷区恵比寿。

三菱銀行明治生命保険(現:明治安田生命保険)を主要借入先とし、両社とも大株主になっていた。商業登記上の本店所在地も明治安田生命函館ビルである。2008年3月17日に第三者割当増資を実施したことにより、三菱東京UFJ銀行持分法適用関連会社となり三菱UFJフィナンシャル・グループの一員となった(株式の20.00%保有)。それまではMTFGが設立した東京三菱キャッシュワン(後のDCキャッシュワン)の出資程度の業務関係しかなかったが、2008年10月に三菱UFJニコスNICOS)の個品割賦事業を会社分割により吸収し、2011年より三菱UFJニコス(旧:ディーシーカード)が担当していた三菱東京UFJ銀行のリフォームローン・マイカーローン・教育ローンなど個人目的ローンの信用保証業務を担っている。

クレジットカードはVISAMasterCardJCBの3ブランドを発行。このうちVISAについては、当初ビザ・ジャパン協会(現在のVJA)のライセンスにより発行していた[1]が、MUFGグループ入りを機に三菱UFJニコスとの間で2007年12月6日付でVISAブランド開放に関する業務提携契約を締結[2]し、2009年度より同社ライセンスでのVISAカード発行を開始。2013年にはプリンシパルメンバーとなり、自社発行を開始する[3]

経営方針は堅実といわれ、バブル期にも不動産投資などは行わず、消費者信用事業に徹したため、ノンバンク業界の中でも不良債権が少ないことで有名である。また、平成9年に当時業界で唯一、融資商品の貸し出し上限金利を利息制限法の範囲内に引き下げたため、現在多くの信販・クレジットカード会社や消費者金融会社を苦しめている過払金の問題がほとんどない[4]

略歴[編集]

  • 1954年(昭和29年)6月29日 - 函館市でデパート信用販賣株式會社を設立。
  • 1959年(昭和34年)7月 - 商号を北日本信用販売株式会社に変更。
  • 1973年(昭和48年)4月 - 札幌証券取引所上場。
  • 1975年(昭和50年)8月 - 本部機能を東京に移転。
  • 1976年(昭和51年)4月 - 商号を株式会社ジャックスに変更。
  • 1976年(昭和51年)11月 - 東京証券取引所2部上場。
  • 1978年(昭和53年)9月 - 東京証券取引所1部に指定替え。
  • 1980年(昭和55年) - パイオニアクレジット株式会社を合併。
  • 1981年(昭和56年) - 世界最大の免税店チェーンのDFS(Duty Free Shoppers)とカード業務で提携。
  • 1989年(平成元年)4月 - 国際カード「ジャックス・VISAカード」、「ジャックス・MasterCard」を発行開始。
  • 1991年(平成3年)1月 - 「ジャックス・JCBカード」を発行開始。トリプル発行体制となる。
  • 1997年(平成9年) - カードキャッシング利率を業界最低水準となる実質年率18%へ引き下げる。
  • 2001年(平成13年) - 業界最新鋭の基幹システム「JANET」を稼働、業界で初めて24時間365日稼働のオンラインシステムを実現。
  • 2008年(平成20年)3月 - 三菱東京UFJ銀行を相手先とする第三者割当増資を実施し、三菱東京UFJ銀行が株式の20%を保有する筆頭株主となり、持ち分法適用会社となる。
  • 2008年(平成20年)4月 - 三菱UFJニコス株式会社の個品割賦事業(信販事業)を分社化した「JNS管理サービス株式会社」の全株式を取得し、事業を承継した。
  • 2010年(平成22年)6月 - JACCS International Vietnam Finance Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立。
  • 2011年(平成23年)12月 - 業界最大級のポイント高還元率カード「Reader's Card(リーダーズカード)」を発行。
  • 2013年(平成25年)4月 - JNS管理サービス株式会社を吸収合併。
  • 2014年(平成26年)4月 - 創立60周年を機に、「JACCS」のコーポレートロゴデザインを刷新[5]

ドメイン名をめぐる事件[編集]

1998年にドメイン名「jaccs.co.jp」を富山県に本社を置く簡易トイレ通信販売会社、有限会社日本海パクトが取得。ドメインを有償で譲渡することを持ちかけた(サイバースクワッティング)が、ジャックスは拒否した。 その後、日本海パクトは同ドメインでウェブサイトを開設するとともに、「企業家支援集団心地よいゆりかご(Japan Associated Cozy Cradle Society)」の英略称として「JACCS」表記を使用したため、ジャックスは同年11月に富山地裁へそのドメインと商標の使用差し止めの民事訴訟を提起し(事件番号:平成10(ワ)323 不正競争 民事訴訟事件)日本初のドメイン名をめぐる民事訴訟に発展した。

2000年12月の一審判決では著名表示不正使用行為と認められ、日本海パクトはWebサイト上での「jaccs」の商標とドメインが使用禁止となったが、被告側が三審まで上告し、2002年2月に最高裁第二小法廷は二審の名古屋高裁金沢支部判決を支持し上告審を受理しない決定を出し、ジャックスが勝訴となった。

その後、ドメインがジャックスへ譲渡され2002年後半以降は「jaccs.co.jp」を使用しているが、それ以前は「jaccscard.co.jp」を使用しており、現在も旧ドメインでアクセスするとjaccs.co.jpへリダイレクトされる。

広報活動[編集]

コマーシャル[編集]

  • 「由佳と和也」篇 - 出演:村上淳伊藤歩、挿入歌:山下達郎「蒼氓」
  • 「アンモナイトと六法全書」篇 - 出演:松田龍平田畑智子、挿入歌:山下達郎「Love Can Go the Distance」
  • 「人生なんて、楽しもう。」三部作(「雨」篇、「香港で悟る」篇、「屋久島にて」篇 ) - 出演:柴咲コウ
  • 「あなたの夢に応援歌」篇 - 出演:曽我部恵一BAND井乃頭蓄音団、撃鉄、Kiiiiiii 他
  • 「未来にタネをまこう。」篇 - 出演:JUJU(2012年度)、錦織圭(2013年度以降)

スポンサーの番組[編集]

以前スポンサーだった番組

脚注[編集]

  1. ^ 実質的に三菱銀行グループでありながら、直系のディーシーカードではなく住友銀行グループ色の強いVJ協との提携となった経緯は不明。尚、ギフトカード発行に関してはVJAと提携を継続中である。
  2. ^ 2007年のリリース - 株式会社ジャックス, 2007年12月6日
  3. ^ Visaカードのお申し込み先” (日本語). 2013年5月18日閲覧。
  4. ^ 平成9年以前に過払い状態となったものや、平成9年以前から取引が継続しており、その前の取引を法定利息で計算した結果、現在は過払いとなっているケースが僅かに存在するが、それに対応する利息返還損失引当金は、他の信販・クレジットカード会社と比較すると遥かに少ない額である。
  5. ^ ジャックス、コーポレートロゴデザインをリニューアル ~創立60周年を機に強固な企業ブランドの構築を目指して~ (ジャックス 2014年3月17日発表)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]