大正製薬

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大正製薬株式会社
Taisho Pharmaceutical Co., Ltd.
Taisho Pharmaceutical Co. Head Office.JPG
本社社屋
種類 株式会社
市場情報
東証1部 4535 2011年9月28日上場廃止
略称 大正製薬
本社所在地 日本の旗 日本
170-8633
東京都豊島区高田三丁目24番1号
設立 1928年昭和3年)5月5日
業種 医薬品
事業内容 大衆薬
医薬部外品
代表者 上原明代表取締役会長
上原茂(代表取締役社長
資本金 298億400万円
売上高 連結:2,496億5,500万円(2008年3月)
総資産 連結:6,319億(2007年3月)
従業員数 連結:5,327名
単体:3,478名(両方とも2008年3月)
決算期 3月
主要株主 大正製薬ホールディングス:100%
関係する人物 石井絹治郎(創業者・初代社長)
外部リンク 大正製薬株式会社
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大正製薬株式会社(たいしょうせいやく、英語Taisho Pharmaceutical Co.,Ltd.)は、石井絹治郎が設立した東京都豊島区高田に本社を置く製薬会社である。栄養ドリンクのロングセラー「リポビタンD」の製造発売元として、その名を広く知られている。

概要[編集]

1912年大正元年)10月に石井絹治郎が個人企業として設立した大正製薬所を前身とし、1928年昭和3年)に「株式会社大正製薬所」に改組された。1948年昭和23年)5月に、現在の「大正製薬株式会社」に商号(社名)変更している。

ワシのマーク」の社章で広く知られ、一般の薬局ドラッグストアで市販される大衆薬ではトップシェアを誇る。創業者の時代より無借金経営で知られる(連結ベースでは子会社に短期借入金があるが、長期借入金は連結ベースでも全くない)。

2001年平成13年)9月田辺製薬(現・田辺三菱製薬)との経営統合が発表されたが、同年12月に白紙撤回を発表。2002年平成14年)10月富山化学工業の第三者割り当て引き受けを実施。子会社とし、両社の医療用医薬品の営業販売部門を折半出資した大正富山医薬品へ移行した。同社のマークは 山の上にワシが飛んでいる物である。

初代社長の死去により2代目社長に息子、石井輝司が就任しその後に上原正吉が第3代目社長として就任した。ところが、上原が社長に就任する際、株で半ば強引に乗っ取り、その後、当時多数勤務していた創業者一族である石井家と、その親族(石井絹治郎の妻ムメ方の豊島家一族など)を大幅に解雇するなど、創業者一族である石井家とその親戚筋とは確執がある。上原正吉は埼玉県杉戸町出身で、甥にあたる土屋義彦も当社社員から政治家に転じたことで、埼玉県とは財界的な繋がりが深い。

テレビCMの最後で「ワシのマークの大正製薬です。」の表現が全製品である。キャッチコピーと大正製薬の字幕と鷲のマークが一緒に表示されることがある。但し、一部の製品のCMではキャッチコピーが一部省略され省いてある場合がある。

パナソニックアサヒビールマツダなどと共に住友直系ではないものの、住友グループと非常に親密な関係にある企業としても知られている。

2011年10月1日に単独株式移転により持株会社の「大正製薬ホールディングス株式会社」を設立し、当社はその子会社なった。2012年10月をもって、創業100周年となった。

なお、同じ製薬会社の大正薬品工業大正薬化工業とは資本・人材面を含めて一切の関係はない。

沿革[編集]

  • 3月 - 「ワシのマークの大正のゴキブリゾロゾロ・ローキャッチ」発売。長いネーミングと、滝口順平の独特のナレーションによるTV-CMが話題に。
  • 4月 - 「ワシのマーク」の正章と略章を廃止し、肉太に修正した「統一章」を制定し使用開始
  • 月日不明 - 長年使用してきた殺虫剤ブランド「ワイパア」を「大正」ブランドに変更。これを皮切りに「ダマリン(皮膚病薬)」「パレン(胃腸薬)」なども、「大正」ブランドにスイッチ(以降1980年昭和55年)後半まで、新商品名に「大正」を冠けることが多くなる)。
  • 6月 - 一社提供番組『大正テレビ寄席』放送終了。
  • 8月 - 「大正漢方胃腸薬」「大正胃腸薬」発売。
  • 10月 - 一社提供番組『演歌の花道』(テレビ東京)放送開始。
  • 9月 - スイッチOTCかぜ薬「パブロンS錠」(基準外成分2種配合)発売
  • 7月 - 支援部門の一部を分社化し、株式会社 大正ビジネス総研を設立
  • 3月 - 殺虫剤事業から撤退。その際、製造に関する商標使用権はこれまで製造を委託していた小池化学など5社へ、販売に関する商標使用権は白元へそれぞれ貸与
  • 9月 - 一社提供番組『演歌の花道』放送終了
  • 2001年平成13年)9月 - 田辺製薬(現・田辺三菱製薬)と株式移転により共同持株会社「大正田辺ファルマグループ」を設立し経営統合を予定していたが、医薬品事業の主導権をめぐって両社間で争いとなり、同年12月に経営統合を見送った(事実上の破談)
  • 2002年平成14年)
  • 5月 - P&Gから日本国内で販売している口腔咽喉薬「ヴィックス メディケイテッド ドロップ」の無期限使用権を取得。卸経由での販売を経て、2003年平成15年)1月から自社ブランドとなる
  • 9月 - 富山化学工業第三者割当増資を当社が引き受け、持分法適用関連会社化。同年10月に当社の医療用医薬品の販売を同社と共同出資により設立した大正富山医薬品株式会社へ移管
  • 3月 - 日本初の女性用発毛剤「リアップレディ」を発売
  • 7月 - 養命酒製造との業務提携を発表
  • 9月 - 東洋新薬と合弁で健康食品等の開発・受託製造を行う大正アクティブヘルス株式会社を設立
  • 4月 - チキジウム臭化物を日本で初めてスイッチOTC化した胃腸薬「ストパン」を発売
  • 10月 - 情報システム関連業務をNECに委託
  • 9月 - 持株会社制移行による子会社化に伴い、東京証券取引所第1部の上場廃止
  • 10月3日 - 単独株式移転により大正製薬ホールディングス株式会社を設立し、持株会社制へ移行[1]
  • 1月 - 当社が保有していた大正富山医薬品、富山化学工業、養命酒製造の全株式を現物配当により親会社の大正製薬ホールディングスへ移管
  • 同 - サンスクリーン剤サンレスタンニング剤ブランド「コパトーン(Coppertone)」の取り扱いを開始。
  • 7月 - 株式会社トクホンを簡易株式交換により完全子会社化[2]
  • 10月1日 - 創業100周年を迎え、キャッチコピーを「あなたの、健康のそばに。」に変更。
  • 1月 - イブプロフェンを医療用と同量配合した解熱鎮痛薬「ナロンメディカル」を発売。
  • 10月1日 - 子会社の株式会社トクホンが製造するOTC医薬品の販売を同社から移管し、当社で「トクホン」ブランドの外用鎮痛消炎薬の取り扱いを開始[3]
  • 3月28日 - 当社が保有していたビオフェルミン製薬の全株式を現物配当により親会社の大正製薬ホールディングスへ移管

事業所[編集]

本社[編集]

工場・研究所[編集]

関連会社[編集]

国内[編集]

海外[編集]

  • 加州大正製薬株式会社(アメリカ合衆国
  • 大正R&D USA 株式会社(アメリカ合衆国)
  • 上海大正力保健有限公司(中国
  • 香港大正製薬(力保健)有限公司(香港
  • 台湾大正製薬股份有限公司(台湾
  • ベトナム大正有限会社(ベトナム
  • ホウ製薬ホールディングス株式会社(マレーシア
  • マレーシア大正製薬株式会社(マレーシア)
  • アジア大正株式会社(マレーシア)
  • シンガポール大正製薬株式会社(シンガポール
  • 大正オソサパ製薬株式会社(タイ
  • 大正製薬インドネシア株式会社(インドネシア
  • インドネシア大正株式会社(インドネシア)
  • フィリピン大正製薬株式会社(フィリピン

発売品一覧[編集]

宣伝活動[編集]

歴代キャッチコピー[編集]

  • ワシのマークの大正製薬」:創業以来現在も使用されている。
  • 技術は人にあたたかい Medical Frontier(メディカル・フロンティア)」:1990年代中期-2000年代中期
  • いつも、そばにいるよ。あなたのメディカルパートナー」:2000年代中期から一時期
  • Self-Medication(セルフ・メディケーション) 健康から未来を考える」:2000年代中期-2012年9月30日
  • あなたの、健康のそばに。」:2012年10月1日-

歴代テレビCM出演者[編集]

現在

スポンサー番組[編集]

※一部一社提供あり

テレビ[編集]

現在提供クレジットが番組ごとに異なっており、水色ゴシックで社名のみを記したものと、社章を併記したものがある。

現在

過去

テレビ提供番組の遍歴[編集]

  • 日本テレビ系:日本テレビ系日曜夜8時枠や火曜夜9時枠の連続ドラマ、「金曜劇場」→「金曜ロードショー」を中心に提供番組を持っていたが、火曜夜9時枠の連続ドラマは「火曜サスペンス劇場」の番組開始とともに消滅、「金曜ロードショー」は2006年9月末で筆頭を降板し、2010年10月-12月でPT扱いで返り咲くもそれ以降の復帰は未だにない。2013年12月現在、日曜夜8時枠の筆頭複数社を除くとスポットCM中心で現在に至る。
  • テレビ朝日系:「大正テレビ寄席」の筆頭提供から長らく提供番組が時間・曜日などを変えながらも続いている。水曜21時枠刑事ドラマのスポンサーは同業他社の小林製薬の筆頭からの交代と入れ替えで提供についてから実に12年以上スポンサーを続いているが、かつてはこれ以外に腸捻転時代にやっていたMBS制作の「仮面ライダーシリーズ」の複数社提供の1社、「ビタミンライフ」というミニ番組や朝日放送と共同制作で放送していた「火曜スーパーワイド」→「火曜ミステリー劇場」→「和田アキ子アワー」→月曜夜8時枠のドラマやクイズ番組→「ビートたけしのTVタックル」の一時期提供などがあった。また「スーパーベースボール」の前身である「ゴールデンナイター」時代から長く同局系プロ野球中継の筆頭スポンサーでもあったが、近年は見かけない。2013年12月現在水曜21時枠刑事ドラマを除くと「ネオバラエティ」や「金曜ナイトドラマ」の複数社PT扱いとしてトヨタ自動車などと隔日交代で流れている。
  • TBS系:テレビ創世記の頃からドラマ・スポーツを中心に多くの提供番組を持っていたが、2013年12月現在「情報7days-」以外はPT扱いが多く年末年始を除き全国ネット提供番組はない。年末年始の特番提供としては「輝く!日本レコード大賞」の(開催曜日の同時刻通常スポンサー各社の振り替え体制終了以降大晦日から撤退するまで及び12月30日開催以降も時折)複数社提供の1社として提供する年もあれば、正月3が日の特番提供など年によって対応が異なっている。かつては「別府大分毎日マラソン」の筆頭複数社としてスポンサーを行なっていたりもしていた。このほかにも地方局東京支社制作全国ネット特番やMBS制作・CBC制作の全国ネット特番でもスポンサーに付くことが多い。
  • テレビ東京系:かつて「演歌の花道」や「おはようスタジオ」・「緑かいな」といった番組に提供していたが、その後「ワールドビジネスサテライト」のレギュラースポンサーになるまでは提供番組がめまぐるしく変動していた。なお年末年始は「ワールドビジネスサテライト」が休止になるため「年忘れにっぽんの歌」に振り替えする時もあれば、「新春ワイド時代劇」、「日経スペシャル カンブリア宮殿の年末または年始スペシャル」、「和風総本家の新春スペシャル」+「WBS年末スペシャル」の倍提供、「演歌の花道新春スペシャル」などテレビ東京系年末年始番組に振り替えされることが多い。
  • フジテレビ系:かつてはドラマ枠を中心に複数社筆頭提供番組を持っていたり、マラソン中継のスポンサーで多く提供していたが、2013年12月現在「めざましテレビ」の隔日提供を除くとPT扱いによるスポットが多い。かつて平日午後ワイドショーの筆頭複数社で生CMも行なっていた時期があった。
  • BSデジタルテレビ局:2010年代頃より地上波テレビの代わりにレギュラー提供番組に付く放送局が多い。特にBSフジはそれが堅調に見えている。

ラジオ[編集]

現在
過去

その他[編集]

「ワシのマーク」由来[編集]

1955年から社章として用いられている「ワシのマーク」だが、これは当時社長であった上原正吉が、自身の出身地である杉戸町埼玉県北葛飾郡)の地図上の形を模したと言われている。

商品の譲渡・譲受[編集]

「コーラック」「ヴィックス」ブランドの譲受
P&G(厳密には日本法人のプロクター・アンド・ギャンブル・ファー・イースト・インク、リチャードソン・ヴイックス(日本法人はヴィックス譲渡時に解散)と、日本法人であるマックスファクター(株))から、コーラック(便秘薬。国内シェアトップ)、ヴィックス メディケイテッド ドロップ(口腔咽喉薬)、ヴィックス ヴェポラッブ(塗布風邪薬)の日本における販売権を取得した。
なお、日本以外の事業(kaz社製のVICKS加湿器の国内発売を除く)については米P&Gグループが引き続きブランドを保有し、事業展開している。
「コンバット」のライセンス契約を解消
1989年にゴキブリ用誘引殺虫剤の「コンバット」を米国・クロラックス(Clorox)社から導入し事業展開していたが、同社との契約解消により1997年4月に同事業から撤退(後に大正→白元が有する「ワイパア」ブランドで名称と処方を変更して発売、白元の経営破綻により生産終了し、アース製薬のオリジナルで「ブラックキャップ」に集約)。
なお、「コンバット」シリーズは同年より、家庭衛生用剤事業でクロラックス社と提携関係にある、金鳥ブランドの大日本除蟲菊から発売されている。
「ハンザプラスト」の譲渡
バイヤスドルフのガーゼ付き救急絆創膏「ハンザプラスト」の権利は花王がバイヤスドルフとの合弁を行なったことを受けてこれを譲渡し、大正では独自ブランドの「大正バン」と言う絆創膏発売を経て、現在では「キズガード」と言うブランドの絆創膏を発売している。

脚注[編集]

  1. ^ 単独株式移転による持株会社の設立に関するお知らせ (PDF) - 大正製薬株式会社 プレスリリース 2011年5月13日(2011年5月18日閲覧)
  2. ^ 大正製薬ホールディングス株式会社の子会社である大正製薬株式会社の簡易株式交換による株式会社トクホンの完全子会社化に関するお知らせ (PDF) - 大正製薬ホールディングス株式会社 プレスリリース 2012年4月27日(2012年8月17日閲覧)
  3. ^ トクホンOTC医薬品の販売開始について - 大正製薬ホールディングス株式会社 プレスリリース 2013年6月28日(2013年10月1日閲覧)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]