松山英樹

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松山英樹
Hideki Matsuyama Golf pictogram.svg
基本情報
出生国 日本の旗 日本
生年月日 1992年2月25日(22歳)
出身地 愛媛県
身長 180cm
体重 82kg
血液型 B型
利き手
経歴 東北福祉大学(卒業)
プロ転向 2013年
成績
優勝回数 日本ツアー:6勝
PGAツアー:1勝
初優勝 三井住友VISA太平洋マスターズ(日本ツアー:2011年
メモリアル・トーナメント(PGAツアー:2014年
賞金王 日本ツアー:2013年
世界ランク最高位 13位(2014年6月1日)
賞金ランク最高位 日本ツアー:1位(2013年)
2014年6月3日現在
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松山英樹(まつやま ひでき、1992年2月25日 - )は、日本プロゴルファー愛媛県松山市出身。明徳義塾中学校・高等学校東北福祉大学卒業。レクサストヨタ自動車)所属[1]。日本人最年少マスターズ予選通過者(当時19歳)。アマチュア時代には、日本のアマチュアゴルファーとして初めてマスターズの出場権を獲得した。

日本ツアーで史上初ルーキーイヤー賞金王。ルーキー最多タイの年間4勝。史上最速(16試合)での年間獲得賞金2億円突破[2]

経歴[編集]

4歳のときに、日本アマ出場経験もある父親の影響でゴルフを始める。中学2年のときに「ゴルフをやる環境を整える」目的で、ゴルフ部のある明徳義塾に転校した。

2008年には全国高等学校ゴルフ選手権大会で優勝し、日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチームにも選ばれるなど頭角を現す。

2010年に東北福祉大学に進学。同年のアジアアマチュアゴルフ選手権で日本人として初の優勝を遂げ、翌年のマスターズ出場権を獲得。翌週の日本オープンでも並み居るプロゴルファーを従え3位に入りローアマチュアを獲得した。

2011年にはマスターズに出場。予選も通過し、日本人としては初めてローアマチュアを獲得した。同年11月には、三井住友VISA太平洋マスターズ倉本昌弘石川遼に次ぐ3人目のアマチュアでの日本ツアー優勝を果たした[3]

プロ転向[編集]

2013年4月2日にプロ転向を表明。ただし大学のゴルフ部の主将は引き続き務め、プロとしても当面「東北福祉大学所属」としてプレーするとした。協会との事務手続きやホテルの手配などは東北福祉大学側が全面的にサポート。キャディは同大学OBでプロキャディ経験も豊富な進藤大典、トレーナーも同大学OBの金田相範で、基本的に3人チームでルーキーイヤーを戦う[4]

2013年[編集]

【4月25日-4月28日】つるやオープンゴルフトーナメントでは、最終日首位と2打差の2位からスタート。後半15番で首位に並ぶと、上がり4ホール連続バーディーを含む逆転優勝を飾る。プロ転向2戦目での優勝は、1999年JGTO「日本ゴルフツアー機構」発足後では、従来の5試合を抜きツアー最短記録[5]。JGTO設立以前では、1979年中四国オープンにプロデビュー戦の重信秀人が、1981年の日本国土計画サマーズでは、松山と同じプロ転向2戦目の倉本昌弘がそれぞれ優勝している[5][6]

【5月30日-6月2日】ダイヤモンドカップゴルフ最終日、首位タイからスタートした松山がそのまま何とか逃げ切り、トータル9アンダーまでスコアを伸ばして今季2勝目を挙げた。

【6月13日-6月16日】全米オープンでは10位タイに入り、次年の全米オープン出場権を獲得。

【7月18日-7月21日】初の全英オープン に出場し、6位タイの成績を収めた。3日目にはスロープレーにより1打罰を課せられ物議を醸した[7]。海外メジャーにおいて、二戦連続で10位以内という日本人初の記録を残した。

【9月5日-9月8日】フジサンケイクラシック最終日、4打のリードを持ちながら後続に追いつかれプレーオフに突入。苦しみながらも今季3勝目を手にした。

9月28日、震災復興を支援する基金設立を発表。今後出場する国内外の全試合で、バーディー1つに1万円、イーグル1つに2万円を積み立てる予定。これを被災した子供たちの役に立てたいと考えている[8]

【10月3日-10月6日】米国選抜vs世界選抜(欧州国籍の選手を除く)による団体戦・プレジデンツカップに出場。世界選抜は10名が世界ランキングの上位から自動的に選出され、松山はアダム・スコットオーストラリアの旗 オーストラリア)、アーニー・エルス南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国)らに続き6番目での堂々の選出となった[9]

【11月28日-12月1日】カシオワールドオープンゴルフトーナメントで優勝し、今季4勝目を達成した。史上初のツアー参戦初年度(ルーキーイヤー)での賞金王を確定。史上3人目の2億円プレーヤーとなった。プロデビューから16試合(海外メジャー3戦を含む)での獲得賞金2億円突破は、尾崎将司(1994年、96年)と伊澤利光(2001年)を抜いて史上最速。また、新人選手の年間4勝は1981年の倉本昌弘の最多記録に並んだ[10]

12月9日、2013年度ジャパンゴルフツアー表彰式で史上最多の9冠(最優秀選手賞、賞金ランキング賞、Unisysポイントランキング賞、最優秀新人賞、平均ストローク賞、パーキープ率賞、バーディ率賞、サンドセーブ率賞、ゴルフ記者賞)を受賞した[11]

12月24日、トヨタ自動車と所属契約を結んだことを発表。対外的には「レクサス所属」という扱いとなる。契約期間は3年間で、契約金は総額6億円[1]

2014年[編集]

3月に東北福祉大学を卒業。卒業式では、在学中のゴルフの好成績により曹洞宗管長賞・学長賞を授与された[12]

【5月29日-6月1日】メモリアル・トーナメントにて、ケビン・ナ英語版とのプレイオフを制してPGAツアー初優勝を果たした[13]。 日本人選手の米ツアー制覇は、青木功丸山茂樹今田竜二(2008年/AT&Tクラシック)に次いで6年ぶり4人目で、22歳の松山は最年少優勝。

11月に行われたHSBCチャンピオンズでは、初日から42位タイと出遅れると、その後も調子は上がらずに41位タイで全日程を終えた[14]

主な戦績[編集]

優勝歴[編集]

日本ツアー (6)[編集]

勝数
ツアー (6)
No. 日時 大会 優勝スコア 打差 2位
1 2011年11月13日 三井住友VISA太平洋マスターズ -13 (71-64-68=203) 2打差 日本の旗 谷口徹
2 2013年4月28日 つるやオープンゴルフトーナメント -18 (69-63-68-66=266) 1打差 アメリカ合衆国の旗 デービッド・オー
3 2013年6月2日 ダイヤモンドカップゴルフ -9 (71-69-68-71=279) 2打差 韓国の旗 キム・ヒョンソン
4 2013年9月8日 フジサンケイクラシック -9 (66-70-66-73=275) プレーオフ 日本の旗 谷原秀人
韓国の旗 S・J・パク
5 2013年12月1日 カシオワールドオープンゴルフトーナメント -12 (72-66-68-70=276) 1打差 日本の旗 池田勇太
4 2014年11月23日 ダンロップフェニックストーナメント -15 () プレーオフ 日本の旗 岩田寛

日本ツアープレーオフ記録 (2-0)[編集]

No. 大会 対戦相手 内容
1 2013年 フジサンケイクラシック 日本の旗 谷原秀人韓国の旗 S・J・パク プレーオフ2ホール目、谷原、パク2オン2パットのパー、松山2オン1パットのバーディー。松山の優勝。
2 2014年 ダンロップフェニックストーナメント 日本の旗 岩田寛 プレーオフ1ホール目、松山2オン2パットのパー。岩田がギブアップのため、松山の優勝。

PGAツアー (1)[編集]

勝数
ツアー (1)
No. 日時 大会 優勝スコア 打差 2位
1 2014年6月1日 メモリアル・トーナメント -13 (70-67-69-69=275) プレーオフ 韓国の旗 ケビン・ナ英語版

PGAツアープレーオフ記録 (1-0)[編集]

No. 大会 対戦相手 内容
1 2014年 メモリアル・トーナメント 韓国の旗 ケビン・ナ英語版 プレーオフ1ホール目、松山3オン1パットのパー。松山の優勝。

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人物[編集]

周囲の人物によれば「性格は天然ボケ」。知人と一緒に食事に行った際に、食事を注文した5分後には何を注文したか忘れてしまったこともあるという[18]

大舞台でも物怖じしない度胸の良さが武器で、本人曰く「ギャラリーの多い試合が好き」。東北福祉大の監督からも「動じないタイプ」と評されている[18]

趣味は野球[19]ボウリング。ボウリングでは280オーバーを記録するという[20]

好きな芸能人は広末涼子上戸彩。スポーツ選手ではタイガー・ウッズイチローに憧れている[18]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 松山3年6億 LEXUSと所属契約 - 日刊スポーツ・2013年12月25日
  2. ^ 勝って決めた!松山英樹、史上初のルーキー賞金王戴冠 - ゴルフダイジェスト・オンライン・2013年12月1日
  3. ^ アマチュアの松山が圧巻の逆転V! 遼は8位フィニッシュ - ゴルフダイジェスト・オンライン・2011年11月13日
  4. ^ 松山英樹選手がプロ転向! - 日本ゴルフツアー機構・2013年4月3日、プロ転向への決意 松山英樹を後押ししたマスターズ - ゴルフダイジェスト・オンライン・2013年4月3日
  5. ^ a b 松山、プロ2戦目で最速V!転向26日、怪物ルーキー新伝説 - スポーツ報知・2013年4月28日、松山 最速V!でも、怪物にも「不安あった」プロ2戦目 - スポニチアネックス・2013年4月29日
  6. ^ 松山、2戦目はプロ最速V=つるやオープンゴルフ - 時事ドットコム・2013年4月28日
  7. ^ 松山英樹のスロープレーについて - THE OPEN・2013年7月21日
  8. ^ 松山、震災復興支援へ基金設立「力になれたら」 - サンスポ・2013年9月29日
  9. ^ 松山英樹が進化する。プレジデンツカップ出場の「価値」 - 集英社スポルティーバ・2013年10月3日
  10. ^ 松山英樹が今季4勝目で賞金王に - 日本ゴルフツアー機構・2013年12月1日
  11. ^ 松山英樹が史上最多の9冠を達成! - ゴルフダイジェスト・オンライン・2013年12月9日
  12. ^ 松山英樹が東北福祉大卒業式に出席「4年間早かった」 - ALBA・2014年3月20日
  13. ^ 松山、プレーオフ制し米ツアー初優勝 日刊スポーツ 2014年6月2日閲覧
  14. ^ 松山英樹は41位終戦「ショットが訳の分からないことに…」 GDOニュース 2014年11月10日閲覧
  15. ^ 松山に力強いサポート イチローらと同じオークリーとアイウエア契約 - スポニチアネックス・2013年6月25日
  16. ^ 松山3年9億円!ダンロップと契約…決め手は「クラブへの愛着」 - スポーツナビ・2013年7月2日
  17. ^ “怪物”松山英樹がファイテン社と契約! - スポーツナビ・2013年9月11日
  18. ^ a b c 東京中日スポーツ・2011年1月7日付 18面
  19. ^ 松山英樹 プロフィール - 日本ゴルフツアー機構
  20. ^ 松山英樹が持つ石川遼と対照的な“すごみ” - スポーツナビ・2013年4月30日

外部リンク[編集]