東レ

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東レ株式会社
Toray Industries, Inc.
Toray logo.svg
Nihonbashi mitsui tower01s3872.jpg
東レ本社が入る日本橋三井タワー
(東京都中央区)
種類 株式会社
市場情報
東証1部 3402
大証1部(廃止) 3402 2013年7月12日上場廃止
名証1部 3402 2013年12月15日上場廃止
福証 3402 2013年12月15日上場廃止
札証 3402 2013年12月15日上場廃止
LSE TKK
本社所在地

日本の旗 日本
〒103-8666
本社:東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 日本橋三井タワー
〒279-8555
第2本社ビル:千葉県浦安市美浜一丁目8番1号 東レビル

〒530-8222
大阪本社: 大阪府大阪市北区中之島三丁目3番3号 中之島三井ビルディング
設立 1926年(大正15年)1月12日
(東洋レーヨン株式会社)
業種 繊維製品
事業内容 繊維事業
プラスチック・ケミカル事業
情報通信材料・機器事業
炭素繊維複合材料事業
環境・エンジニアリング事業
ライフサイエンスその他
代表者 日覺 昭廣(代表取締役社長)
資本金 1487億73百万円
(2014年3月31日時点)[1]
発行済株式総数 16億3018万株
(2014年3月31日時点)[2]
売上高 連結:1兆8,377億78百万円
(2014年3月期)[3]
営業利益 連結:1,052億53百万円
(2014年3月期)[4]
純利益 連結:596億08百万円
(2014年3月期)[5]
純資産 連結:9,446億25百万円
(2014年3月期)[6]
総資産 連結:2兆1,196億83百万円
(2014年3月期)[7]
従業員数 4万5,881人
(2014年3月末時点)[8]
決算期 3月31日
主要株主 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 4.99%
日本生命保険相互会社 4.64%
三井生命保険株式会社 3.42%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 3.22%
(2010年3月31日現在)
主要子会社 関係会社参照
外部リンク http://www.toray.co.jp/
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東レ大阪本社が入る中之島三井ビルディング(大阪市北区)

東レ株式会社(とうれ、英称:Toray Industries, Inc.)は、東京都中央区日本橋室町に本社を置く、合成繊維合成樹脂を始めとする化学製品や情報関連素材を取り扱う大手化学企業である。コーポレート・スローガンは、「Innovation by Chemistry」(化学による革新と創造)である。

三井グループの中核企業の一つとしてその名を知られており、社名にあるは化学繊維のレーヨンを意味する(旧社名:ーヨン)が、同社は現在、レーヨンの生産は行っていない。

概要[編集]

化学繊維は、海外ではすでに19世紀より実用化されており、日本でも1918年(大正7年)に、秦逸三らの手により帝国人造絹糸(現・帝人)が誕生していた時代でもあった。そうした時代の到来に対応すべく、三井物産の出資により東洋レーヨンとして、1926年(大正15年)に創業した。滋賀県大津市に滋賀事業場を開設し、生産を開始する。

1951年(昭和26年)には米・デュポン社により開発された合成繊維、ナイロンの製造技術を導入し、1958年(昭和33年)には、帝人と共にポリエステル繊維「テトロン」(は帝人の「テ」、は東レの「ト」から来るもの)の生産を開始し、徐々に業績を上げてゆく。

1964年(昭和39年)には、絹に似せたポリエステル繊維でつくられた、日本初の丸洗い可能な着物「シルック」を開発。同じくしてアクリル繊維の「トレロン」も開発する。トレロンは、当時セーターなどのニットウェアを洗濯機などで洗うと、縮んで着られなくなってしまうという不安を解消することに成功した。

社名変更がなされた1970年(昭和45年)には、高級スエードに似せてつくられた人工皮革エクセーヌ」(現在も高級感を持つ化学繊維の代表となっており、自動車用内装材としては「アルカンターラ」のブランド名で世界展開)、テニスラケットなどに使用される炭素繊維「トレカ」、静電気の起こらない化学繊維「パレル」などを開発した。

その後も1986年(昭和61年)には古舘伊知郎が出演したCMでも知られる家庭用浄水器「トレビーノ」(同社の開発した中空糸膜を利用)や、眼鏡レンズクリーンシートとして知られる「トレシー」(同社製の極細繊維を利用)など、現在も化学技術を軸に様々な製品を開発し、世に送り出し続けている。

各スポーツ大会へ積極的に協賛していることでも知られ、特に1973年(昭和48年)に初協賛して以来「東レ シルックトーナメント」から今日まで協賛し続けている「東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント」などで有名である。その他、バレーボール部の「東レ・アローズ」(男子・女子)や、ボート競技の「東レ滋賀ボート部」(滋賀事業場の所属)もある。

現在同社の会長を務める榊原定征2014年(平成26年)6月3日日本経団連会長に就任しており、また元副社長で現在特別顧問を務める飯島英胤は、2006年(平成18年)6月13日日韓経済協会第7代会長に就任している。

2008年(平成20年)に国連協会ニューヨーク本部から「ヒューマニタリアン賞」を受賞した。2008年(平成20年)のテーマは「環境・気候変動」で、ミレニアム・ゴールの#7(Millennium Development Goals; 2015年(平成27年)までに達成すべき21世紀の国際社会の8つのゴール)「環境の持続可能性の確保」をテーマに捉えた賞であり、環境配慮型事業活動ならびにCSR活動(水処理・造水事業の展開、炭素繊維による温室効果ガス削減への貢献、省エネ、職場改善等)が気候変動や社会の持続的成長に貢献していると評価され、日本企業としては初めて国連協会ニューヨーク本部 (The United Nations Association of New York) から「2008年ヒューマニタリアン賞 (Humanitarian Award) 」が贈られた。授賞式は2008年(平成20年)10月23日にニューヨークの国連本部で開催され、東レからは榊原定征代表取締役社長(当時)が代表して出席、三井グループの主要企業からも幹部が同席した。

歴史[編集]

  • 1926年(大正15年)1月12日 - 三井物産の出資により設立。社名は「東洋レーヨン」。創立記念日は4月16日
  • 1970年(昭和45年)(昭和45年) - 現社名(東レ株式会社)に変更。
  • 1986年(昭和61年)(昭和61年)4月16日 - 創立60周年に伴い、現在のロゴマークに変更。同時にコーポレートスローガン「原点は、暮らしです。」も制定。
  • 2006年(平成18年)(平成18年)4月1日 - 創立80周年に伴い、現在のコーポレートスローガンを使用。

主要製品[編集]

炭素繊維複合材料ボーイング787の一次構造材に採用され、機体の軽量化に貢献している。PAN系炭素繊維メーカーとしては、世界最大手である。

民生品では、微細繊維眼鏡拭き「トレシー」の製造元として有名。微細繊維が油分をとる効果に着目したもの、洗顔用としても売れた。また、同社の開発した中空糸膜を利用した家庭用浄水器「トレビーノ」シリーズでも有名である。

製造・研究拠点[編集]

特許翻訳スクール[編集]

東レ知的財産センターが運営。特許翻訳家の育成を目的に2006年4月から、入門講座、専門講座、通信講座、基礎技術講座を開講

関係会社[編集]

水着キャンペーン[編集]

東レは1960年(昭和35年)より水着キャンペーンを開始している。1969年(昭和44年)から1973年(昭和48年)までは木原美知子を専属水着アドバイザーとして起用し、水着素材「ピチ」のキャンペーン展開を行った。1974年(昭和49年)から1980年(昭和55年)までは海外水着ブランド「カタリナ」のシンボルとして外国人モデルを起用した。1981年(昭和56年)から本格的な水着キャンペーンガールを起用している。初代はクリス・ソロムコ。それ以降、歴代キャンペーンガールから山口智子杉本彩藤原紀香菊川怜などの女優・タレントを次々と輩出した。

大手繊維メーカーなどが水着キャンペーンガールから次々と撤退する中、東レは今後も続けていくことを強調している。

さらに2006年(平成18年)からはデサントとのコラボレーションで、男性用水着「Mr.T-body」のPRとして業界初のキャンペーンボーイも新設した。初代キャンペーンボーイに鈴木亮平、2代目にはビーチバレー選手の畑信也が選ばれた。

出身著名人[編集]

スポンサー番組[編集]

現在[編集]

2014年平成26年)4月現在

過去[編集]

提供読み・提供クレジット[編集]

  • 「ファッションから宇宙開発まで新素材で明日を創る東レ」・東レ株式会社
  • 「先端材料で新しい価値を創る・イノベーションバイケミストリー東レグループ」・TORAY

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]