大田原市

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おおたわらし
大田原市
Ungan-ji Temple entrance (Tochigi, Japan).jpg
Flag of Otawara, Tochigi.svg
大田原市旗
Otawara Tochigi chapter.JPG
大田原市章
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 栃木県
団体コード 09210-0
面積 354.12km²
総人口 75,714
推計人口、2014年7月1日)
人口密度 214人/km²
隣接自治体 那須塩原市さくら市矢板市
那須郡那須町那珂川町
茨城県久慈郡大子町
福島県東白川郡棚倉町
市の木 イチョウ
市の花 キク
市の魚 ミヤコタナゴ
大田原市役所
所在地 324-8641
栃木県大田原市本町1丁目4番1号
北緯36度52分16.1秒東経140度0分55.9秒
大田原市役所本庁舎
外部リンク 大田原市
大田原市役所の位置
大田原市役所
― 市 / ― 町
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大田原市(おおたわらし)は、栃木県の北東部に位置する。旧那須郡2005年10月1日に隣接する那須郡湯津上村と同郡黒羽町編入し、人口約8万人の市となった。那須塩原市への通勤率は16.3%(平成22年国勢調査)。

松尾芭蕉奥の細道」と縁の深い地として知られており、市の中央を流れる那珂川や八溝山系の里山など自然豊かな地域である。雲巌寺、栃木県なかがわ水遊園、日帰り温泉など観光資源も多い。

地理[編集]

大田原城址から市街地を望む。右奥の山は高原山(2009年11月)
大田原市中心部周辺の空中写真。
1975年撮影の4枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

栃木県の北東部に位置。東京から北に約150キロ、県庁所在地の宇都宮市からは車で約1時間。東西に長い形状を呈しており、市境の東側は県境として茨城県及び福島県と接している。県東部には八溝山地が茨城県との県境に沿って延びるが、中央部-西部にかけては那須野が原扇状地の扇端付近にあたる平地が広がる。一方河川では、市東部を南北に縦断する那珂川、市南部を東西に横断する箒川がある。旧大田原市街を流れる伏流河川・蛇尾川は、市南部の福原地区付近で箒川に注ぎ、さらに箒川は佐良土の箒橋付近で那珂川へ注いでいる。

市西端部の野崎地区にはJR宇都宮線が通じており、野崎駅が設置されている。道路網では国道400号国道461号が、旧大田原市街の中心で交差し東西南北へ延びる。その他旧黒羽市街、旧湯津上市街を縦断し那須烏山市方面へ通じる国道294号は、市内を那珂川に沿って延び、野崎地区には国道4号が南北に縦断する。

NHKローカル天気予報では、宇都宮、日光と共に大田原の天気予報が流される。

隣接している自治体[編集]

歴史[編集]

『手にすくう水もなし』と詠われた荒れ地那須野が原扇状地)の中にあって扇端湧水地帯付近に位置し比較的水の便に恵まれていた大田原市は奥州街道宿場町として繁栄したが、戦国時代より続いた大田原氏の居城・大田原城城下町でもあった。そのため、旧市街地には城下町時代の往時を偲ばせる敵の来襲に備えた狭い道、鍵型に曲がった道などの面影が随所に残り、古くから栃木県北地域の政治経済文化の中心的役割を担ってきた。

有史以前[編集]

  • 約13000年前 後期旧石器時代、琵琶池遺跡など大田原の地に人が住み始める。
  • 約4500年前の縄文時代大規模集落跡が長者ヶ平などで発掘される。

有史以降[編集]

※ 一部大田原市ホームペ-ジより要約

市の沿革[編集]

大田原市役所湯津上支所(2008年8月)

人口[編集]

Demography09210.svg
大田原市と全国の年齢別人口分布(2005年) 大田原市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 大田原市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
大田原市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 65,232人
1975年 67,312人
1980年 71,276人
1985年 74,033人
1990年 76,406人
1995年 77,063人
2000年 78,993人
2005年 79,023人
2010年 77,707人
総務省統計局 国勢調査より

行政[編集]

市長[編集]

氏名 就任 退任 備考
1 益子万吉 1955年(昭和30年)1月18日 1959年(昭和34年)1月17日 合併前の大田原町長
2 鈴木邦衛 1959年(昭和34年)1月18日 1971年(昭和46年)1月17日
3 三森光夫 1971年(昭和46年)1月18日 1979年(昭和54年)1月17日
4 渡辺正義 1979年(昭和54年)1月18日 1990年(平成2年)3月31日
5 千保一夫 1990年(平成2年)4月8日 2010年(平成22年)4月7日
6 津久井富雄 2010年(平成22年)4月8日 現職

国や県の出先機関[編集]

国の機関[編集]

県の機関[編集]

  • 栃木県庁那須庁舎(県税事務所、土木事務所、林務事務所、教育事務所、労政事務所、県北県民センターなど)
  • 栃木県立県北体育館
  • 県北食肉衛生検査所
  • 県北健康福祉センター
  • 栃木県住宅供給公社 大田原支所

警察[編集]

裁判所[編集]

経済[編集]

農業・畜産[編集]

米の生産高は栃木県内随一。2004年の生産高は4万tあまりと、宇都宮市や那須塩原市の2万7千tをも大きく上回った。また、当市を中心に生産される軟白ネギ「白美人ねぎ」は、その食味において市場の高い評価を受けている。他にイチゴブルーベリーなど果実類の生産にも注力している。

昔生産が盛んだった唐辛子栃木三鷹(とちぎさんたか)を使っての町おこしも行っている。一方、高級国産牛肉の大田原牛は、市内に本拠を構える大田原牛超(大黒屋総本家)の登録商標である。必ずしも地産ブランドではない。

商業[編集]

東武宇都宮百貨店大田原店をはじめ、都市計画道路3.3.1号線沿線を中心に大規模小売店の集中が目立ち、県北地域における一大商業施設集積地となりつつある。

工業[編集]

自然環境との調和のとれた「田園工業都市」構想を旗印に、市内4ヶ所の工業団地を中心とした企業誘致を推進している。特に、野崎地区の国道4号沿いに位置する野崎工業団地は、東芝東芝メディカルシステムズ富士通大日本塗料栄研化学川田工業日本フエルトといった大手上場企業またはそのグループ企業の集積が目立っている。

姉妹都市・提携都市[編集]

地域[編集]

町名一覧[編集]

大田原地区[編集]

  • 浅香1-5丁目
  • 加治屋
  • 城山1-2丁目
  • 新富町1-3丁目
  • 末広1-3丁目
  • 住吉町1-2丁目
  • 中央1-2丁目
  • 富士見1-2丁目
  • 本町1-2丁目
  • 美原1-3丁目
  • 紫塚1-4丁目
  • 元町1-2丁目
  • 山の手1-2丁目
  • 若草1-2丁目
  • 若松町

金田地区[編集]

  • 赤瀬
  • 荒井
  • 市野沢
  • 今泉
  • 奥沢
  • 乙連沢
  • 鹿畑
  • 上奥沢
  • 北大和久
  • 北金丸
  • 倉骨
  • 小滝
  • 戸野内
  • 富池
  • 中田原
  • 練貫
  • 羽田
  • 町島
  • 南金丸

親園地区[編集]

  • 宇田川
  • 荻野目
  • 滝岡
  • 滝沢
  • 親園
  • 花園
  • 実取

野崎地区[編集]

  • 薄葉
  • 上石上
  • 下石上
  • 野崎1-2丁目
  • 平沢

佐久山地区[編集]

  • 大神
  • 佐久山
  • 福原
  • 藤沢

湯津上地区[編集]

  • 新宿
  • 片府田
  • 小船渡
  • 佐良土
  • 狭原
  • 蛭田
  • 蛭畑
  • 湯津上

黒羽地区[編集]

  • 片田
  • 亀久
  • 北滝
  • 北野上
  • 黒羽田町
  • 堀之内
  • 前田
  • 矢倉
  • 八塩

川西地区[編集]

  • 大豆田
  • 黒羽向町
  • 寒井
  • 蜂巣
  • 桧木沢
  • 余瀬

両郷地区[編集]

  • 大久保
  • 大輪
  • 川田
  • 河原
  • 木佐美
  • 久野又
  • 寺宿
  • 中野内
  • 両郷

須賀川地区[編集]

  • 雲岩寺
  • 川上
  • 須賀川
  • 須佐木
  • 南方

教育[編集]

国際医療福祉大学大田原キャンパス

大学[編集]

高等学校[編集]

中学校[編集]

小学校[編集]

  • 大田原市大田原小学校
  • 大田原市西原小学校
  • 大田原市紫塚小学校
  • 大田原市親園小学校
  • 大田原市宇田川小学校
  • 大田原市市野沢小学校
  • 大田原市奥沢小学校
  • 大田原市金丸小学校
  • 大田原市羽田小学校
  • 大田原市薄葉小学校
  • 大田原市石上小学校
  • 大田原市佐久山小学校
  • 大田原市福原小学校
  • 大田原市湯津上小学校
  • 大田原市佐良土小学校
  • 大田原市蛭田小学校
  • 大田原市川西小学校
  • 大田原市蜂巣小学校
  • 大田原市寒井小学校
  • 大田原市黒羽小学校
  • 大田原市片田小学校
  • 大田原市須賀川小学校
  • 大田原市両郷中央小学校

郵便[編集]

郵便番号は以下が該当する。3集配局が集配を担当する。

  • 大田原郵便局:「324-00xx」
  • 黒羽郵便局:「324-02xx」
  • 佐良土郵便局:「324-04xx」

郵便局[編集]

  • 大田原郵便局(07004)
  • 黒羽郵便局(07015)
  • 大田原佐久山郵便局(07024)
  • 黒羽須佐木郵便局(07078)
  • 大田原野崎郵便局(07110)
  • 佐良土郵便局(07143)
  • 両郷郵便局(07148)
  • 金丸原郵便局(07175)
  • 福原郵便局(07182)
  • 須賀川郵便局(07183)
  • 黒羽前田郵便局(07186)
  • 親園郵便局(07187)
  • 市野沢郵便局(07202)
  • 大田原住吉郵便局(07206)
  • 大田原中央一郵便局(07275)
  • 蛭田簡易郵便局(07707)
  • 大田原西原簡易郵便局(07708)
  • 黒羽北滝簡易郵便局(07712)
  • 寒井簡易郵便局(07713)
  • 川上簡易郵便局(07721)

電話番号[編集]

市内全域が大田原MAの管轄となり、市外局番は「0287」。収容局は以下の3ビルが該当し、市内局番は以下の通り。

  • 大田原2局:20,22-24
  • 野崎局:26,29
  • 佐久山局:28
  • 黒羽局:53,54
  • 栃木須佐木局:57
  • 栃木須賀川局:58
  • 両郷局:59
  • 湯津上局:98

交通[編集]

大田原市周辺の鉄道駅。市域内に位置する野崎駅よりも那須塩原市の西那須野駅の方が市中心部に近い。
大高前駅跡地のモニュメント

鉄道路線[編集]

大田原市街では、JR宇都宮線西那須野駅を起点として東野鉄道(私鉄線)が旧黒羽町那珂川町(旧小川町)まで運行していたが、1968年(昭和43年)に全線廃止となっている。かつての大田原駅は、現在の108ビル付近(トライアル大田原店・閉店)にあった。

バス路線[編集]

大田原市営バス[編集]

JR西那須野駅、JR那須塩原駅、市役所などを拠点に、市内の各地区を結んでいる。

  • 大田原市内循環線
  • 那須塩原駅線
  • 佐久山・親園線
    • ふれあいの丘 - 佐久山 - 親園 - 保健センター前 - 大田原市役所 - 那須赤十字病院
  • 金田方面循環線
    • 大田原市役所 - 那須赤十字病院 - 小滝 - 乙連沢 - 羽田 - 練貫 - 市野沢 - 那須赤十字病院 - 大田原市役所
  • 野崎方面循環線
    • 大田原市役所 - 中薄葉 - 野崎駅 - 下大貫境 - 野崎駅 - 一区十文字 - 大田原市役所
  • 蛭田・湯津上線
    • やすらぎの湯 - 湯津上支所 - 蛭田 - 片府田 - 宇田川 - 大田原市役所 - 那須赤十字病院
  • 金丸線
    • 道の駅那須与一の郷 - 国際医療福祉大学 - 市野沢 - 練貫 - 那須塩原駅
  • 雲巌寺線・須賀川線
    • 那須塩原駅 - 黒羽刑務所前 - 黒羽 - 黒羽高校 - 雲巌寺前 - 石畑
  • 黒羽・佐良土線
  • 佐久山・野崎駅線
    • ふれあいの丘 - 平山 - 佐久山 - 滝沢 - 平沢 - 薄葉 - 野崎駅

東野交通[編集]

2012年4月より、それまで市営バスとして運行されていた一部路線が移管された。

  • 一般乗合バス
    • 西那須野駅東口 - 那須赤十字病院
    • 西那須野駅東口 - 中央通り - 大田原営業所
    • 西那須野駅東口 - 中央通り - 国際医療福祉大学
    • 西那須野駅東口 - (一部那須赤十字病院経由) - 中央通り - 国際医療福祉大学 - 黒羽出張所
    • 大田原市役所 - 国際医療福祉大学 - 黒羽出張所 - 五峰の湯
    • 西那須野駅東口 - (一部那須赤十字病院経由) - 中央通り - 佐良土 - (一部なかがわ水遊園経由) - 小川仲町 - 三輪
    • 西那須野駅東口 - (一部那須赤十字病院経由) - 中央通り - 佐良土 - (一部なかがわ水遊園経由) - 小川仲町 - 馬頭車庫


道路[編集]

高速道路[編集]

一般国道[編集]

主要地方道[編集]

一般県道[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

光真寺。境内にある大田原氏墓所は市指定の文化財となっている[1]
御殿山公園(佐久山陣屋跡)
雲巌寺山門

市内には屋島の戦いの英雄として知られる武将・那須与一の墓所や、俳聖・松尾芭蕉が滞在し立ち寄った史跡などが存在し、これらの人物ゆかりの地として催しなどの町おこしも行われている。

名所・旧跡[編集]

温泉[編集]

レジャー[編集]

  • 大野放牧場
  • 那珂川の観光やな(夏期)
  • 道の駅那須与一の郷
  • 湯けむりふれあいの丘
  • アイランドゴルフパーク東那須

文化施設[編集]

祭事・催事[編集]

  • 屋台まつり
  • 与一まつり
  • 大田原マラソン

出身有名人[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 商工観光課 (2008年10月16日). “光真寺”. 大田原市. 2009年9月6日閲覧。
    大田原城(大田原氏)歴代城主霊廟”. 光真寺. 2009年9月6日閲覧。

外部リンク[編集]