有栖川有栖
| 有栖川 有栖 | |
|---|---|
| 誕生 | 上原 正英 1959年4月26日(52歳) 大阪府大阪市 |
| 職業 | 推理作家 |
| 国籍 | |
| 活動期間 | 1989年 - |
| ジャンル | 推理小説 |
| 代表作 | 作家アリスシリーズ 学生アリスシリーズ |
| 主な受賞歴 | 『マレー鉄道の謎』 第56回日本推理作家協会賞(2003年) 『女王国の城』 第8回本格ミステリ大賞(2008年) |
| 処女作 | 月光ゲーム Yの悲劇'88 |
有栖川有栖(ありすがわ ありす、本名:上原正英[1]、1959年4月26日[1] - )は、日本の小説家・推理作家及び、有栖川有栖・創作塾の塾頭。大阪府大阪市出身。
目次 |
[編集] 経歴
高校1年生の時にSRの会入会。上宮高等学校、同志社大学法学部法律学科卒業。学生時代は推理小説研究会に所属。
卒業後、書店勤務のかたわら、1989年、『鮎川哲也と13の謎』の一冊、『月光ゲーム Yの悲劇'88』でデビュー。しばらくは兼業作家として活動するが、1994年に35歳で書店を退職して専業作家に。
1999年より綾辻行人との共作で、テレビ推理番組『安楽椅子探偵』シリーズ(朝日放送)の原作を担当。
2000年11月より2005年6月まで、本格ミステリ作家クラブ初代会長を務める(現執行会議)。
2006年10月から読売新聞掲載の「有栖川有栖さんとつくる不思議の物語」の講評を担当している。
2007年、統合によって新設された大阪府立千里青雲高等学校の校歌を作詞。
2008年、『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞(本格ミステリ作家クラブ主催)小説部門を受賞。
[編集] 作風
作風は、前期エラリー・クイーンの影響が色濃く、「読者への挑戦」が挿入される作品が多い。作品に登場する探偵は、臨床犯罪学者・火村英生と、英都大学推理小説研究会の部長・江神二郎の二人。どちらのシリーズにもワトソン役として有栖川有栖が登場する。
一般に『作家アリス』シリーズ・『学生アリス』シリーズと呼ばれるこの2シリーズは、お互いにパラレルな世界であり、『作家アリス』に登場する有栖川有栖が『学生アリス』シリーズを執筆、『学生アリス』に登場する有栖川有栖が『作家アリス』シリーズを執筆しているという設定になっている。
また、生まれ育ち、現在も居住している大阪への愛着が強く、大阪(または関西)を舞台とした作品が多い。
[編集] 作品リスト
[編集] 『学生アリス』シリーズ(江神二郎登場作品)
詳細は「学生アリスシリーズ」を参照
- 月光ゲーム Yの悲劇'88(1989年1月 東京創元社 / 1994年 創元推理文庫)
- 孤島パズル(1989年7月 東京創元社 / 1996年 創元推理文庫)
- 双頭の悪魔(1992年2月 東京創元社 / 1999年 創元推理文庫)
- 1993年、このミステリーがすごい!で第6位にランクイン。
- 映像化されている(VHSのみ)。江神役を香川照之、麻里亜役を渡辺満里奈が演じている。
- 女王国の城(2007年9月 東京創元社 / 2011年1月 創元推理文庫)
- 2008年、本格ミステリベスト10で第1位、本格ミステリ大賞受賞、このミステリーがすごい!で第3位にランクイン。
[編集] 『作家アリス』シリーズ(火村英生登場作品)
詳細は「作家アリスシリーズ」を参照
- 46番目の密室(1992年3月 講談社ノベルス / 1995年 講談社文庫 / 2009年 講談社文庫【新装版】)
- ダリの繭(1993年12月 角川文庫 / 1999年 角川書店〔新版〕)
- ロシア紅茶の謎(短編集 / 1994年8月 講談社ノベルス / 1997年 講談社文庫)
- 海のある奈良に死す(1995年 双葉社 / 1998年 角川文庫 / 2000年 双葉文庫)
- スウェーデン館の謎(1995年5月 講談社ノベルス / 1998年 講談社文庫)
- ブラジル蝶の謎(短編集 / 1996年5月 講談社ノベルス / 1999年 講談社文庫)
- 英国庭園の謎(短編集 / 1997年6月 講談社ノベルス / 2000年 講談社文庫)
- 朱色の研究(1997年 角川書店 / 2000年 角川文庫)
- 本格ミステリベスト10(1998年版)第9位
- ペルシャ猫の謎(短編集 / 1999年5月 講談社ノベルス / 2002年 講談社文庫)
- 暗い宿(短編集 / 2001年 角川書店 / 2003年 角川文庫)
- 絶叫城殺人事件(短編集 / 2001年 新潮社 / 2004年 新潮文庫)
- 本格ミステリベスト10(2002年版)第8位
- マレー鉄道の謎(2002年5月 講談社ノベルス / 2005年 講談社文庫)
- 第56回日本推理作家協会賞受賞、本格ミステリベスト10(2003年版)第3位、本格ミステリ大賞最終候補作
- スイス時計の謎(中編集 / 2003年 講談社ノベルス / 2006年 講談社文庫)
- 本格ミステリベスト10(2004年版)第2位、本格ミステリ大賞最終候補作
- 白い兎が逃げる(中編集 / 2003年 光文社ノベルス / 2007年 光文社文庫)
- モロッコ水晶の謎(中編集 / 2005年3月 講談社ノベルス / 2008年 講談社文庫)
- 乱鴉の島(2006年 新潮社 / 2008年 講談社ノベルス / 2010年 新潮文庫)
- 本格ミステリベスト10(2007年版)第1位
- 妃は船を沈める(2008年 光文社 / 2010年 カッパ・ノベルス)
- 火村英生に捧げる犯罪(短編集 / 2008年 文藝春秋 / 2011年6月 文春文庫)
- 長い廊下がある家(短編集 / 2010年11月 光文社)
[編集] 空閑純シリーズ
- 闇の喇叭(2010年 理論社 / 2011年 講談社)
- 真夜中の探偵(2011年 講談社)
[編集] その他
- マジックミラー(1990年4月 講談社ノベルス / 1993年 講談社文庫 / 2008年 講談社文庫〔新装版〕)
- 山伏地蔵坊の放浪(1996年4月 東京創元社 / 2002年 創元推理文庫)
- 幻想運河(1996年4月 実業之日本社 / 1999年 講談社ノベルス / 2001年 講談社文庫)
- ジュリエットの悲鳴(1998年 実業之日本社 / 2000年 ジョイノベルス / 2001年 角川文庫)
- 幽霊刑事(デカ)(2000年5月 講談社 / 2002年 講談社ノベルス / 2003年 講談社文庫)
- 2001年、本格ミステリベスト10で第8位に入賞
- 作家小説(2001年 幻冬舎 / 2003年 幻冬舎ノベルス / 2004年 幻冬舎文庫)
- まほろ市の殺人 冬―蜃気楼に手を振る(2002年 祥伝社文庫)
- 虹果て村の秘密(2003年10月 講談社ミステリーランド)
- 壁抜け男の謎(2008年 角川書店 / 2011年4月 角川文庫)
- 赤い月、廃駅の上に(2009年 メディアファクトリー)
[編集] エッセイ・評論
- 有栖の乱読(1998年 リクルート ダヴィンチ編集部)
- 有栖川有栖の密室大図鑑(1999年 現代書林 / 2003年 新潮文庫)
- 有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー(2001年 角川文庫)
- 作家の犯行現場(2005年 新潮文庫)
- 作家の犯行現場(ダ・ヴィンチブックス―ダ・ヴィンチミステリシリーズ)(2002年 メディアファクトリーダヴィンチ編集部)
- 迷宮逍遥―有栖のミステリ・ウォーク(2005年 角川文庫)
- 赤い鳥は館に帰る(2003年 講談社)
- 新本格謎夜会(ミステリー・ナイト)(2003年 講談社ノベルス)
- 新本格誕生15周年記念の謎解きイベント&トークショーの再現、綾辻行人と共同監修
- 有栖川有栖の鉄道ミステリ・ライブラリー(2004年 角川文庫)
- 謎は解ける方が魅力的(2006年 講談社)
- 正しく時代に遅れるために(2006年 講談社)
- 鏡の向こうに落ちてみよう(2008年 講談社)
- 綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー1(2008年 講談社)
- 大阪探偵団―対談有栖川有栖VS河内厚郎(2008年 沖積舎)
- 有栖川有栖の鉄道ミステリー旅(2008年 山と渓谷社)
[編集] オーディオブック
[編集] 文学賞選考委員
数々の選考委員を務めている。1996年より3年間、鮎川哲也賞の選考委員を務めた。尚、鮎川哲也はエラリー・クイーン同様、有栖川が尊敬する作家の一人である。有栖川の自宅には、鮎川の著作や関連書籍だけで占められた「鮎川哲也専用本棚」がある。
現在、選考委員を務める文学賞は以下の通り。
[編集] 日本国外での刊行
[編集] 台湾
[編集] 『学生アリス』シリーズ
すべて小知堂より刊行。
- 月光遊戲 (2006年6月、林敏生訳、ISBN 9574504972) - 月光ゲーム
- 孤島之謎 (2006年7月、陳祖懿訳、ISBN 9574504999) - 孤島パズル
- 雙頭惡魔 (2007年4月、卡絜訳、ISBN 9789574505470) - 双頭の悪魔
[編集] 『作家アリス』シリーズ
すべて小知堂より刊行。
- 第46號密室 (2004年12月、孫玉珍訳、ISBN 9574503739) - 46番目の密室
- 巴西蝴蝶之謎 (2005年1月、林敏生訳、ISBN 9574503755) - ブラジル蝶の謎
- 俄羅斯紅茶之謎 (2005年1月、張郁翎訳、ISBN 957450378X) - ロシア紅茶の謎
- 英國庭園之謎 (2005年2月、林敏生訳、ISBN 9574503798) - 英国庭園の謎
- 瑞典館之謎 (2005年2月、楊明綺訳、ISBN 9574503836) - スウェーデン館の謎
- 波斯貓之謎 (2005年3月、林敏生訳、ISBN 9574503879) - ペルシャ猫の謎
- 馬來鐵道之謎 (2005年7月、孫玉珍訳、ISBN 9574504174) - マレー鉄道の謎
- 瑞士手錶之謎 (2005年11月、楊明綺訳、ISBN 9574504425) - スイス時計の謎
[編集] その他
- 魔鏡 (2004年10月、小知堂、施金英訳、ISBN 9574503526) - マジックミラー
- 山伏地藏坊的放浪 (2007年3月、小知堂、麦盧宝全訳、ISBN 9574505413) - 山伏地蔵坊の放浪
- 虹果村的密室之謎 (2005年4月、麦田、王蘊潔訳、ISBN 9867252071) - 虹果て村の秘密
- 幻想運河 (2005年5月、小知堂、林敏生訳、ISBN 9574504026) - 幻想運河
- 幽靈刑警 (2005年8月、小知堂、楊明綺訳、ISBN 9574504271) - 幽霊刑事
[編集] 中国
- 魔镜 (2003年1月、珠海出版社、呉崇・王忠武訳、ISBN 9787806890097) - マジックミラー
- 第四十六号密室 (2003年1月、珠海出版社、暁夢訳、ISBN 9787806890080) - 46番目の密室
- 英国庭园之谜 (2003年1月、珠海出版社、華桂萍訳、ISBN 9787806890073) - 英国庭園の謎
- 彩虹村的秘密 (2005年1月、接力出版社、郭麗訳、ISBN 9787806796719) - 虹果て村の秘密
- 乱鸦之岛 (2009年1月、新星出版社、王萌訳、ISBN 9787802257597) - 乱鴉の島
[編集] 韓国
[編集] 『学生アリス』シリーズ
すべてシゴンサ(Sigongsa)より刊行。
- 월광 게임 - Y의 비극 '88 (2007年12月、キム・ソニョン訳、ISBN 9788952750617) - 月光ゲーム
- 외딴섬 퍼즐 (2008年5月、キム・ソニョン訳、ISBN 9788952750624) - 孤島パズル
- 쌍두의 악마(2分冊) (2010年6月、キム・ソニョン訳、ISBN 9788952758507、ISBN 9788952758514) - 双頭の悪魔
[編集] 『作家アリス』シリーズ
- 하얀 토끼가 도망친다 (2008年7月、シジャク(詩作) 〈みどりの本棚〉、キム・ソニョン訳、ISBN 9788901083711) - 白い兎が逃げる
- 절규성 살인사건 (2009年3月、鶴山文化社 〈Book Holic〉、チェ・ゴウン訳、ISBN 9788925811277) - 絶叫城殺人事件
- 46번째 밀실 (2009年3月、鶴山文化社 〈Book Holic〉、チェ・ゴウン訳、ISBN 9788925824826) - 46番目の密室
[編集] その他
- 単行本
- 행각승 지장 스님의 방랑 (2010年3月、ビチェ(viche) 〈ブラック&ホワイトシリーズ〉、クォン・ヨンジュ訳、ISBN 9788994343013) - 山伏地蔵坊の放浪
- 短編
- 「震度四の秘密 男」(진도 4의 비밀 - 남자)、「震度四の秘密 女」(진도 4의 비밀 - 여자)
- 『秘密。 私と私のあいだの十二話』(2005年3月、メディアファクトリー)の翻訳版『비밀 나와 나 사이에 숨겨진 열두 가지 이야기』(2006年3月、ユ・ウンギョン訳、ISBN 9788989571384)に収録
- 「震度四の秘密 男」(진도 4의 비밀 - 남자)、「震度四の秘密 女」(진도 4의 비밀 - 여자)