鯨統一郎

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鯨 統一郎(くじら とういちろう)は日本小説家推理作家SF作家覆面作家國學院大學文学部国文学科卒。

概要[編集]

デビュー作である「邪馬台国はどこですか?」は、1996年の第3回創元推理短編賞の最終選考に残ったものの受賞されず、1998年に文庫での書き下ろしという変則的な形のデビュー作となった。同書は1999年の『このミステリーがすごい!』(宝島社)で第8位に選ばれている。

史実や伝説、物語等の大胆な新説や新解釈を中心とし、論理性より意外性や規則性を重視した独特の作風が特徴。 それぞれの作品がどこかで繋がっていたり、同じ人物が別作品に登場するなど、ハイパーリンクの手法が取り入れられている。 また『邪馬台国はどこですか?』は、書籍自体が作中に登場する場合がある他、その内容の一部が引用されることも多く、共通のガジェットとして積極的に用いられている。

タイムスリップシリーズ」は2004年よりNHK-FMにてラジオドラマが毎年放送されている。 (原作に沿った作品は2004年放送の『タイムスリップ明治維新』のみ。それ以降のシリーズは番組オリジナル作品となり、鯨統一郎は「原案」となっている。)

作品リスト[編集]

シリーズ作品[編集]

早乙女静香シリーズ[編集]

  • 邪馬台国はどこですか?(1998年5月 創元推理文庫
  • 新・世界の七不思議(2005年2月 創元推理文庫)
  • 新・日本の七不思議(2011年4月 創元推理文庫)

とんち探偵一休さんシリーズ[編集]

  • 金閣寺に密室(ひそかむろ)(2000年4月 祥伝社ノン・ノベル / 2002年9月 祥伝社文庫
  • 謎解き道中(2003年5月 祥伝社ノン・ノベル / 2006年2月 祥伝社文庫)

週刊ワードシリーズ[編集]

  • 北京原人の日(2001年1月 講談社 / 2005年4月 講談社文庫
  • 富士山大噴火(2004年3月 講談社 / 2007年8月 講談社文庫)

サイコセラピスト探偵波田煌子シリーズ[編集]

  • なみだ研究所へようこそ!(2001年4月 祥伝社ノン・ノベル / 2004年1月 祥伝社文庫)
  • なみだ特捜班におまかせ!(2005年10月 祥伝社ノン・ノベル / 2009年3月 祥伝社文庫) 
  • なみだ学習塾をよろしく!(2007年9月 祥伝社ノン・ノベル / 2010年3月 祥伝社文庫)
  • 蒼い月―なみだ事件簿にさようなら!(2008年9月 祥伝社ノン・ノベル)

桜川東子シリーズ[編集]

  • 九つの殺人メルヘン(2001年6月 光文社カッパ・ノベルス / 2004年6月 光文社文庫
  • 浦島太郎の真相―恐ろしい八つの昔話(2007年5月 光文社カッパ・ノベルス / 2010年2月 光文社文庫)
  • 今宵、バーで謎解きを(2010年4月 光文社カッパ・ノベルス / 2013年1月 光文社文庫)
  • 笑う娘道成寺―女子大生桜川東子の推理(2012年5月 光文社)
  • オペラ座の美女―女子大生桜川東子の推理(2014年8月 光文社)

タイムスリップシリーズ[編集]

  • タイムスリップ森鴎外(2002年3月 講談社ノベルス / 2005年7月 講談社文庫)
  • タイムスリップ明治維新(2003年7月 講談社ノベルス / 2006年7月 講談社文庫)
  • タイムスリップ釈迦如来(2005年3月 講談社ノベルス / 2008年3月 講談社文庫)
  • タイムスリップ水戸黄門(2006年11月 講談社ノベルス / 2009年11月 講談社文庫)
  • タイムスリップ戦国時代(2008年11月 講談社ノベルス / 2011年11月 講談社文庫)
  • タイムスリップ忠臣蔵(2009年11月 講談社ノベルス / 2012年11月 講談社文庫)
  • タイムスリップ紫式部(2010年11月 講談社ノベルス / 2013年12月 講談社文庫)
  • タイムスリップ聖徳太子(2011年11月 講談社ノベルス)
  • タイムスリップ竜馬と五十六(2013年1月 講談社ノベルス)

間暮警部の事件簿シリーズ[編集]

  • 「神田川」見立て殺人(2003年2月 小学館文芸ポストノベルズ / 2006年4月 小学館文庫
  • マグレと都市伝説(2007年4月 小学館文庫)
  • マグレと紅白歌合戦(2009年1月 小学館文庫)

湾田乱人シリーズ[編集]

  • ミステリアス学園(2003年3月 光文社カッパ・ノベルス / 2006年4月 光文社文庫)
  • パラドックス学園―開かれた密室(2006年1月 光文社カッパ・ノベルス / 2009年1月 光文社文庫)

作家六波羅一輝の推理シリーズ[編集]

  • 白骨の語り部(2006年3月 中央公論新社C★NOVELS / 2009年10月 中公文庫
  • ニライカナイの語り部(2008年1月 中央公論新社C★NOVELS / 2010年1月 中公文庫)
  • 京都・陰陽師殺人(2009年6月 中央公論新社C★NOVELS / 2010年9月 中公文庫)
  • 小樽・カムイの鎮魂歌(2010年12月 中公文庫)
  • 湯布院・産土神の殺人(2011年11月 中公文庫)
  • 秩父夜祭・狼の殺意(2013年6月 中公文庫)

堀アンナの事件簿[編集]

  • ABCDEFG殺人事件(2008年5月 理論社)
    • 【改題】堀アンナの事件簿―ABCDEFG殺人事件(2012年6月 PHP文芸文庫)
  • 堀アンナの事件簿2―安楽椅子探偵と16の謎(2013年1月 PHP文芸文庫)

タンタンの事件ファイル[編集]

  • 横浜「佐藤さん」殺人事件―タンタンの事件ファイル(2012年7月 小学館文庫
  • 横須賀「鈴木さん」殺人事件―タンタンの事件ファイル2(2013年7月 小学館文庫)
  • 馬車道「斉藤さん」殺人事件―タンタンの事件ファイル3(2014年7月 小学館文庫)

シリーズ外作品[編集]

  • 隕石誘拐―宮澤賢治の迷宮(1999年6月 光文社カッパ・ノベルス / 2002年3月 光文社文庫)
  • 千年紀末古事記伝 ONOGORO(2000年10月 ハルキ文庫
  • 鬼のすべて(2001年9月 文藝春秋 / 2008年4月 光文社文庫)
  • CANDY(2001年11月 祥伝社文庫)
  • 新千年紀末古事記伝 YAMATO(2001年11月 ハルキ文庫) - 「千年紀末古事記伝 ONOGORO」続編
  • 文章魔界道(2002年6月 祥伝社文庫)
  • ふたりのシンデレラ(2002年9月 原書房 / 2005年9月 光文社文庫)
  • 悪魔のカタルシス(2002年10月 幻冬舎文庫)
  • みなとみらいで捕まえて-ヨコハマ名探偵物語-(2003年4月 実業之日本社ジョイ・ノベルス / 2007年2月 光文社文庫)
  • ヒミコの夏(2003年8月 PHP研究所 / 2008年5月 PHP文庫)
  • 月に吠えろ!-萩原朔太郎の事件簿-(2003年9月 トクマノベルズ / 2006年8月 徳間文庫
  • あすなろの詩(2003年10月 角川文庫)
  • ハッとしてトリック!(2004年4月 中央公論新社ノベルス)
    • 【改題】ファンタジスタはどこにいる?(2010年8月 光文社文庫)
  • 喜劇ひく悲奇劇(2004年8月 ハルキノベルス)
  • いろは歌に暗号(かくしごと)―まんだら探偵空海(2004年8月 祥伝社ノン・ノベル / 2008年7月 祥伝社文庫)
  • すべての美人は名探偵である(2004年12月 光文社カッパ・ノベルス / 2007年12月 光文社文庫) - 早乙女静香と桜川東子の競演作
  • MORNING GIRL(2005年7月 原書房 / 2010年6月 講談社文庫)
  • 庖丁人轟桃次郎(2005年10月 早川書房
  • KAIKETU!赤頭巾侍(2006年2月 徳間書店 / 2009年1月 徳間文庫)
  • オレンジの季節(2006年7月 角川書店)
  • 親鸞の不在証明(2006年9月 祥伝社ノン・ノベル)
  • ルビアンの秘密(2007年6月 理論社 / 2011年7月 PHP文芸文庫)
  • いつか、キャッチボールをする日(2007年10月 PHP研究所 / 2009年9月 PHPノベルス)
  • 異譚・千早振る(2007年11月 実業之日本社)
    • 【改題】幕末時そば伝(2011年12月 実業之日本社文庫)
  • 哲学探偵(2008年9月 光文社カッパ・ノベルス / 2011年9月 光文社文庫)
  • 鬼姫人情事件帖(2009年4月 PHP研究所)
  • 空海七つの奇蹟(2009年9月 祥伝社ノン・ノベル)
  • 山内一豊の妻の推理帖(2009年11月 光文社カッパ・ノベルス / 2012年9月 光文社文庫)
  • 努力しないで作家になる方法(2011年6月 光文社 / 2014年2月 光文社文庫)
  • キモメン探偵、謎を解く―限界アイドル危機一髪(2011年8月 PHP研究所)
  • ドラゴンリップ―刑事・竜めぐみの体当たり捜査(2012年8月 フタバノベルス)
  • 邪馬台国殺人紀行(2013年2月 実業之日本社文庫)
  • 幸せのコイン(2014年4月 中公文庫)
  • 冷たい太陽(2014年6月 原書房ミステリー・リーグ)
  • 歴史バトラーつばさ(2014年7月 PHP文芸文庫)

アンソロジー[編集]

「」内が鯨統一郎の作品

  • 不透明な殺人(1999年2月 祥伝社文庫)「アニマル色の涙」
  • 密室殺人大百科〈上〉魔を呼ぶ密室(2000年7月 原書房)
    • 【改題・再編集】密室殺人大百科<上>(2003年9月 講談社文庫)「閉じた空」
  • 八ヶ岳「雪密室」の謎(2001年3月 原書房)「輪廻の部屋」
  • 本格ミステリ〈01〉(2001年7月 講談社ノベルス)
    • 【分冊・改題】透明な貴婦人の謎(2005年1月 講談社文庫)「人を知らざることを患う」
  • 名探偵で行こう(2001年9月 光文社カッパ・ノベルス / 2004年6月 光文社文庫)「「神田川」見立て殺人」
  • 名探偵は、ここにいる(2001年10月 角川文庫)「Aは安楽椅子のA」
  • 異形コレクション21 マスカレード(2002年1月 光文社文庫)「屈折した人あつまれ」
  • 本格ミステリ〈02〉(2002年5月 講談社ノベルス)
    • 【分冊・改題】死神と雷鳴の暗号(2006年1月 講談社文庫)「「別れても好きな人」見立て殺人」
  • 殺意の時間割(2002年7月 角川スニーカー文庫)「Bは爆弾のB」
  • 本格ミステリ〈03〉(2003年6月 講談社ノベルス)
    • 【改題】論理学園事件帳(2007年1月 講談社文庫)「ミステリアス学園」
  • C・N25―C・NOVELS創刊25周年アンソロジー(2007年1月 中央公論新社C★NOVELS)「ハードボイルドごっこ」
  • バカミスじゃない!?―史上空前のバカミス・アンソロジー(2007年6月 宝島社
    • 【分冊・加筆・増補】奇想天外のミステリー(2009年8月 宝島社文庫)「大行進」

メディア・ミックス[編集]

テレビドラマ[編集]

テレビ朝日

ラジオドラマ[編集]

外部リンク[編集]