星を継ぐもの
『星を継ぐもの』(ほしをつぐもの、原題:Inherit the Stars)は、ジェイムズ・P・ホーガンによるSF小説。1977年に上梓されたホーガンのデビュー作である。日本国内では1981年第12回星雲賞海外長編賞を受賞している。
続編に『ガニメデの優しい巨人』、『巨人たちの星』、『内なる宇宙』があり、「巨人たちの星シリーズ」と総称されている。日本語版はいずれも創元SF文庫に収められている。翻訳は池央耿による。なお、シリーズ第5作『Mission to Minerva』の日本語版はまだ刊行されていない。
星野之宣によって漫画化され、『ビッグコミック』(小学館)2011年5号から連載されている。ただし続刊の『ガニメデの優しい巨人』のエピソードを取り上げたり、原作にないエピソードを加えるなど、構成に大きく手を加えられている。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] あらすじ
月面で真紅の宇宙服を着た人間の遺骸が発見された。この人物は何者なのか?
地球規模のプロジェクトが組織され、数少ない所持品を元にあらゆる学問を通じて分析が始まる。C14法による年代測定では5万年前の結果が出る。生物学的な分析からヒトであることが確認された。所持品の中から手帳と思われるものに記された記号の解読は困難を極め、もしそれが文字なら内容は何を示しているのか。携帯食料と思われるものには何が使われていたのか。数々の仮説が立てられ、仮説に基づき謎が少しずつ解き明かされては仮説が崩れる。この人物は一体どこから来たのか、この人物はどこに行こうとしていたのか? 何故、ここに居るのか? さらに木星の衛星ガニメデでの新たな発見と深まる謎。
あり得ない現実と事実を付きつけられて人類はどこから来たのかを解明していくハードSFの代表作のひとつ。作品発表当時に人類進化上の謎として知られていたミッシングリンクや、月の起原、なかんずく月が表と裏で異なる様相を示す理由について、SFの視点から解釈を与えている。
[編集] 書誌情報
巨人たちの星シリーズ 東京創元社 創元SF文庫 翻訳:池央耿 カバー:加藤直之
- 星を継ぐもの 1980年5月23日 ISBN 4-488-66301-X
- ガニメデの優しい巨人 1981年7月31日 ISBN 4-488-66302-8
- 巨人たちの星 1983年5月27日 ISBN 4-488-66303-6
- 内なる宇宙 上 1997年8月29日 ISBN 4-488-66317-6
- 内なる宇宙 下 1997年8月29日 ISBN 4-488-66318-4
- 漫画
星を継ぐもの 小学館 ビッグコミックススペシャル(A5判) 作画:星野之宣
- 2011年6月30日発売 ISBN 978-4-09-183888-9
- 2011年11月30日発売 ISBN 978-4-09-184230-5
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